さよならが言えるその日まで

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刊行日 2020/02/25 | 掲載終了日 2020/02/17

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内容紹介

ねぇ、父さんは犯罪者だったの……?

父が死んだ。誘拐犯の汚名を着て――。
一人娘は無実を信じ、未だ行方不明の少年を追う。
ミステリー界注目の新星が放つ、「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!

 「静岡県沼津市で交通事故が発生し、運転していた男性が死亡――」ニュースを聞いた森遠伊緒は耳を疑う。亡くなったのは最愛の父だった。だが、悲嘆にくれるのも束の間、追い打ちをかけるように驚愕の事実が判明する。事故前日に失踪した少年の痕跡が、車内から発見されたという。
父は誘拐犯だったのか――いや、そんなわけがない。
周囲からあびせられる非難、マスコミの追求、警察からの圧迫。折れそうな心を奮い立たせ、伊緒は父の潔白を信じ、未だ行方不明の少年を探す決意をするが……。
ねぇ、父さんは犯罪者だったの……?

父が死んだ。誘拐犯の汚名を着て――。
一人娘は無実を信じ、未だ行方不明の少年を追う。
ミステリー界注目の新星が放つ、「家族のカタチ」を問う傑作ミステリー!

 「静岡県沼津市で交通事故が発生し、運転していた男性が死亡――」ニュースを聞いた森遠伊緒は耳を疑う。亡くなったのは最愛の父だった。だが、悲嘆にくれるのも束の間、追い打ちをかけるように驚愕の事実が判...

出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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おすすめコメント

「『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』っていう映画が好きなんですよね」 「わかります!! 僕は、高木さん版『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も読んでみたいです!」 本作がスタートした瞬間です。 大きな喪失へ立ち向かっていく主人公の姿、浮かび上がってくる「家族のカタチ」というテーマ。 届いた原稿は、掲げた目標を軽々と飛び越えた傑作でした。 これ以上の言葉はいりません。ぜひ、ご一読ください。 ――担当編集者より

「『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』っていう映画が好きなんですよね」 「わかります!! 僕は、高木さん版『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も読んでみたいです!」 本作がスタートした瞬間です。 大きな喪失へ立ち向かっていく主人公の姿、浮かび上がってくる「家族のカタチ」というテーマ。 届いた原稿は、掲げた目標を軽々と飛び越えた傑作でした。 これ以上の言葉はいりません。ぜひ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065186572
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

家族とは何かを考えさせられるミステリーです.ちょっと気になる強引な展開や,取ってつけたようなに感じる伏線もあるように思いますが,お話の雰囲気を壊すようなものではありません.最後まで一気に読むことができました.

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誘拐犯の汚名を着せられ事故死した最愛の父の無実を証明すべく奔走する娘と、それを取り巻く善悪入り乱れた周りからの視線。行方不明の少年を捜し紐解いた先に見えた真実が何とも切なく憤りを感じた。大人が思うより子供は多くの事を感じ考えているという事を知るために教育者の方に是非読んでもらいたい

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前半の行き当たりばったりの捜査もどきから、全体像が読めてくる後半になると急に緊迫感が出てくる。このバランスの悪さが、より緊迫感を際立たせている。同じことがキャラ造形にも言える。高校生の女の子と小学生の男の子がメインキャラだが、とても年齢相応には見えないし、ありえない行動ばかりとっているように見えるが、そのことがキャラクタを際立たせているように感じる。さらに、物語にもありったけのものを詰め込んでいる。まるで「ごった煮」だ。しかし、枝葉を切って整理してしまったら、このラストには辿り着けなかっただろう。とても粗削りだが、読み手を引き付ける筆力を感じた。

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父親の行動の本当の意味を知るために頑張る主人公。先が予測できると思っていたのに、全然できてませんでした。
読み進めていくほど先が気になって一気読みでした。
アクの強い登場人物たちに、イオにもロクにも感情移入しやすかったです。
血が繋がっていなくても守りたいと思える親子、反対に虐待になってしまう親子、人次第で真逆になってしまう怖さを感じました。
ロクに明るい未来があって良かった。

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名付けること

 私が面白いと思ったのは名前の呼び方です。
漢字表記とカナ表記の違いがそれぞれの立場を表しているようです。
イオ、ロク、ミキヤス、ヒデロー…。
思えば、ほとんどの場合において親が子の名前をつけます。
自分の名前を認識し活動し始める最初のコミュニティは、家族である場合がほとんどです。
血の繋がりは大事ではあるが、世の中にはそれよりも大切なことがあるかもと思えます。
 物語の説明はここでは省くが、話の展開が早く一気読みできるスピード感は好印象です。
所々名前の表記が変わるため、頭の中でキャラクターの再起動が必要になりますが、その再起動のおかげで薄っぺらさをあまり感じません。

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マスコミ関係者に問いたい。その仕事の今を真に理解しているのか。マスコミの報道力が大きくなり、情報がますます拡散される世の中になったことで、取り返しのつかないような事態も起きる。状況から推測された容疑者をこぞって責め立てる。それはもちろん容疑者家族にも親族にも及び、そのプライバシーはほぼ確保されない。このように世間に晒されて、のちに誤ちであったと分かったとして、そのプライバシーが回復されることはまずないだろう。不幸に人々の記憶の片隅に残り付き纏う。いろいろと切なくなる。

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哀しきすれ違いの逃走・追跡劇の結末は?
女子高生・イオに衝撃のニュースが届く。小学校教諭の父が交通事故死したのだ。一方小学生・ロクは古民家で目覚める。状況をはっきりと理解しないまま家を出るのだが・・
家族への正負の想いが原点となっての行動が対照的で哀しく映ってしまう。また追いつきそうで追いつかないもどかしさが緊迫感を産み出していく。さらに血が繋がらないが故の愛情と、繋がらないが故の残酷さが際立ち、血縁とは家族とはを突き付けられるようである。
ロクの秘められた真実が明かされた時、嬉しくもあり哀しくもあるだろう。

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教師をしていた父親が、突然自動車事故で命を落とす。その車には、行方不明になった教子がいた証拠が残っている。亡くなった父親は誘拐犯と後ろ指を刺され、娘は加害者家族となってしまう。
ミステリなのでこれ以上のストーリーには触れられないが、なかなか見事なストーリーテリング。
これまた未知の作家だが、まだまだ知るべき作家はいるものだと実感する。

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家と学校という狭い世界で生きている年頃には、親の仕事中の姿は結構衝撃的で、一番近いと思っていた人が急に知らない人間になってしまったような錯覚に陥る。
それでも、これまで自分がともに過ごしてきた日々が消えるわけではない。
そう信じ続けた主人公が、知らなかった父の姿を追い求める物語。
あと、赤の他人よりも自分の都合や感情を優先する大人の冷たい反応が、ちょっと怖いくらいリアル。

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事故死した父は、その車に誘拐された子供の痕跡があったことから誘拐犯とされた。子供は見つからない。父を信じ、汚名をそそぐべく、高校生の伊緒は行方不明の子供を追う…。協力者がいることで彼女の行動も無理のないものになっていますし、行方不明の子供ロクの視点が間に挟まることで、とても読みやすいものになっています。最初から誘拐ではないことは想像がつくのですが、読み手が想像するほど真相は簡単なものではありませんでした。家族、親子、報道、ネット…。たくさんのテーマを含んでいるのに一気に読まされました。ラストの余韻がとても良かったです。

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教師をしていた父が、教え子誘拐してその後事故死した。さらに、その誘拐は性的な暴行を目的としていた、と報道された。父の汚名返上と、真実を知るため、イオはロクを探し始める。家族とは何か、血の繋がりとは何か、次々に明らかになる家族の秘密。イオとロク、それぞれの家族はどうなっていくのか、若い彼らの未来が明るいことを祈りながら読んだ。

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ある日突然、父親が死んだ。しかも誘拐犯として。誘拐された子供は行方不明に。父親を信じようとする高校生の主人公は行方不明の子供を探すことに。世間や身内からのバッシングの中、悲しい思いや怖い思いをしながら成長してゆく主人公が健気で好感を持てる。『家族』の定義がとても良い。血の繋がりだけでは無い大切なものがある。

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女子高生のイオの世界は父の死で変わってしまった。小学校教師の父は児童を連れ去り、その後ひとりで車を運転中に事故死した。世間が父のことを悪くいう中で、イオは父のことを信じ、事件を調べはじめる。

話はイオといなくなった児童ロクの視点で交互に進んでいく。読者はロクに起こった出来事を把握しながら読んでいくので、イオの調査の足取りがもどかしく感じるかもしれない。でも、イオの意識を共有しながら、読み進むうちにだんだんとそのもどかしさはやり切れなさに変わっていくはずだ。

家族とは…血のつながりとは…。事件を調べていくうちに、父が何を考えて行動していたのか知りたいという気持ちから、父のやり残したことを引き継ぎたいという気持ちに変わっていったイオ。自分の置かれた立場を理解し、必死に自分を守ろうとするロク。登場するろくでもない大人たちが彼らの前に立ちはだかる。それでも強く前を向いて進んでいく子どもたち。彼らの判断と未来にエールを送りたい。

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かなり面白かったのだけど、タイトルが内容とあってるかなあ?もうちょっと魅力的なタイトルがなかったかと残念な感じがする。父が事故で突然亡くなる。そのうえ、少年を誘拐して、どこかに隠したまま、死亡してしまったと状況からみられる。一人娘は、父を信じて捜査を始める。展開、結末、かなり面白い。このタイトルがなあ。

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ミステリーが好きでいろいろ読みますが
設定が以外で「えっ?どうなるの?」
と思いながら読みました。

時には伊緒に感情移入し
また時には六助に感情移入。

読みながら「あ、そっちは」と
思わず声が出そうでした。

検察や刑事が主人公ではありませんが
読み応えのある小説でした。

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