おいで、アラスカ!

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刊行日 2020/03/21 | 掲載終了日 2020/06/22

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内容紹介

いつ起こるかわからない。

いまこの一秒になにもなくても、 次の一秒になにか起こるかもしれない。

じゃなかったら、そのまた次の一秒に。


12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語。

新学期の2週間のあいだに起きる出来事を、二人が交互に語るなかで、彼らをつなぐ一匹のゴールデンレトリバー、アラスカが登場します。

8か月前に、大好きだったアラスカを手放したパーケル。転校してきたスフェンがアラスカの新しい飼い主だと知って、パーケルはくやしくなります。そしてアラスカを連れ去ろうと真夜中、スフェンの家にしのびこみ……。

立場も性格もまったく違うパーケルとスフェンに共通するのは、次の瞬間、なにが起きるかわからない未来に、強い「不安」を感じていること。

なぜならパーケルには両親の経営する店が強盗に襲われた経験があり、いっぽうスフェンにはてんかんの発作があるから。

「自分自身であるとはどういうことか」「人から違う目で見られることをどう受け止めるか」といった問いも織りこみながら、深まっていくふたりの友情を描きます。

生きることへの不安、そしてその不安をも乗り越える勇気も描いた本作をどうぞ、お楽しみください。

いつ起こるかわからない。

いまこの一秒になにもなくても、 次の一秒になにか起こるかもしれない。

じゃなかったら、そのまた次の一秒に。


12歳の少女パーケルと13歳の少年スフェンが主人公の物語。

新学期の2週間のあいだに起きる出来事を、二人が交互に語るなかで、彼らをつなぐ一匹のゴールデンレトリバー、アラスカが登場します。

8か月前に、大好きだったアラスカを手放したパーケル。転校してきたスフ...


出版社からの備考・コメント

*こちらのゲラは校了前のものです。刊行までに変更する箇所もございます。ご了承願います。

*こちらのゲラは校了前のものです。刊行までに変更する箇所もございます。ご了承願います。


おすすめコメント

オランダ児童文学の期待の作家、アンナ・ウォオルツの邦訳最新作!

本作はオランダの児童文学賞、銀の石筆賞受賞作。



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販促プラン

アンナ・ウォルツ原作『ぼくとテスの不思議な七日間』(野坂悦子 訳/フレーベル館)の映画「恐竜が教えてくれたこと」2020年3月20日(金)からシネスイッチ銀座にて上映決定。ほか全国順次公開!

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577048405
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

児童文学はほんと何十年ぶりに読みました。
こんないい機会を与えていただきありがとうございます。
12歳の少女パーケルとてんかんの持病を持ってるスフェン君
そしてその子を手助けする介助犬アラスカのお話です。
パーケルとスフェンは同級生。家族と取り巻く環境もそれぞれ違います。
対話形式で物語が進みます。
児童文学ということもありレスキューへの電話対応やてんかんへの対応
を物語の中で興味深く知ることができるようになっていました。
子供達には少し難しいのかもしれませんがとても良いお話なので
ぜひ手に取ってほしいです。

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数年前に注目を集めた「ワンダー」と通じるものがあるかな。思春期のセンシティブな感覚がより強く感じられました。一見しただけではわからないてんかん発作。ちょっとモテそうな感じの男の子なら受け入れ難いでしょう。そして介助犬を挟んで育てた少女と飼主となった少年の独白が交互に続く。よくこんなテーマを取り上げたなぁと感心します。

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表紙に一目惚れして紹介文を見て、これは是非読むべき本だと直感。
自己顕示欲と羞恥心と恐れと希望が混ざり合った12歳の子供たちを、とてもリアルにみずみずしく描いた作品でした。ある日突然、自分を取り巻く世界が変わってしまった二人が出会い、家族、クラスメイトとの関りも12歳らしくさわやかに乗り越えていく、ボーイミーツガールの成長物語です。
そして犬のアラスカが、何よりも愛おしく、大切な存在であることがこの物語の核となっています。今の日本の現状と比較して、とても考えさせられるテーマでした。

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介助犬となったアラスカ。
アラスカを介して、少年と少女が自分たちの運命(などという簡単な2文字にしてしまうのもどうかと思うが)に立ち向かっていく姿を描き出している。

飾り気のない感情と言葉、子どもたちの世界に当然の如く溢れているものだ。
だけどそれによって、傷つくし、一歩踏み出したいのにブレーキになったり。
さらに無理解による、歪んだ構造。
いやこれらは子どもたちの世界だけではない。

それらを解消していかなければ問題が解決しないと気づいた主人公たちの動き。胸が熱くなる。

どんな世代にも読んでもらいたい一冊。

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子どもの世界に占める家族と学校の大きさがよく描かれている。
映画化をきっかけに読んだ前作でも同様のことを思ったが、子どもは親のことを親が思う以上によく見ていること、親や大人が不完全であることも否定せず、そこからそこから子どもの手も借りながら立ち直ったり成長したりすることもあるんだということを、やさしい眼差しで捉えていて読後感がよい。
そしてなんといってもアラスカのかわいさ!
犬のコンパニオンアニマルとしての魅力が伝わる1冊だと思います。

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●「 わんこを通した 少年少女の成長譚」

まず楽しかったです

特に強盗の件はわくわくウキウキしました
そして、心を通わせあって
一番の難敵?にお互い勝ち、
そこに友情よりももっと高度な友愛みたいなものが
生まれていくその過程が非常に素敵な本でした

アラスカの顔がページごとに変わっているのに途中で気づき
1ページ目から見直しました(笑)

子どもにもすごく教育になる本だと思います

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てんかんの持病を持つ少年の困難さが詳しく描かれていて、もし身近にこんな人がいたらどう振る舞えばいいか子どもたちが考えるきっかけになると思いました。前へ進んで行こうとする主人公たちの姿に勇気づけられます。

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ある出来事をきっかけに、大好きな愛犬と別れることになったパーケルと、持病があるために生きることが辛くなったスウェンが、アラスカというゴールデンレトリバーを介して理解しあい友情を育み、お互いの困難に前向きになる物語。
思春期の年齢だからこその悩みや、意地悪さが、いきいき(という表現ではいけないかもしれないが)と描かれていて、大きな壁に立ち向かう二人と一緒に、悩み、諦め、前向きになれる。読後感もよく、満足のいく結末だった。

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