ぼくらしく、おどる

義足ダンサー大前光市、夢への挑戦

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刊行日 2020/04/22 | 掲載終了日 2023/03/31

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内容紹介

2016年リオパラリンピックの閉会式ほか、世界の舞台でも活躍しているダンサー、大前光市さん。


プロダンサーとして活動を始めた二十四歳のとき、交通事故にあい、左足のひざ下を切断します。


それから大前さんは、夢をあきらめず努力しつづけました。


今も、これからも、大前さんは、さらなる目標に向かって、自分らしいダンスを追いもとめ、挑戦しますーー。

2016年リオパラリンピックの閉会式ほか、世界の舞台でも活躍しているダンサー、大前光市さん。


プロダンサーとして活動を始めた二十四歳のとき、交通事故にあい、左足のひざ下を切断します。


それから大前さんは、夢をあきらめず努力しつづけました。


今も、これからも、大前さんは、さらなる目標に向かって、自分らしいダンスを追いもとめ、挑戦しますーー。


出版社からの備考・コメント

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 3 すべての人に健康と福祉を】

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 3 すべての人に健康と福祉を】


販促プラン

【本キャンペーンは終了いたしました】
・11月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ0~3」(NetGalley Japan主催)

【本キャンペーンは終了いたしました】
・11月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ0~3」(NetGalley Japan主催)


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784052051388
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

高校からバレエを始め、ダンサーを目指していた矢先に交通事故で左足の膝下を切断することになった大前さん。それまで他人以上にできていたことが出来なくなり、最終審査まで残ったダンスカンパニーのオーディションにも不合格になって一時は落ち込みます。しかし諦めずに義足でダンスを続け、リオパラリンピックの閉会式で世界にダンスを披露することが出来ました。挫折を乗り越えて夢を叶えた人の言葉は子どもたちに勇気を与えてくれると思います。

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義足になる場面がまるで漫画やお話の中で描かれる悲劇のよう。そして、そこから文字通り立ちあがり、ご本人の努力や周りの協力で大舞台にまで繋がっていく様子は、創作だったら「出来すぎ」といわれそうなくらい。でも、本当にそれを成し遂げたことが分かるからすごい。思わずQRコードで動画も見てしまいました。文字からだけでは想像が及ばなかった力強い躍動が見られ、是非実際に踊る姿も拝見したいなと思いました。
小学生向けのためか地の文と会話文で温度感がずれる箇所が所々あり、そこだけやや残念でした。

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光市さんは、プロのダンサーとして活動を始めた24歳のときに交通事故に遭い、左足のひざ下を切断することになってしまったのです。

 でも彼は諦めません。義足で踊るようになりました。最初は右足と同じ長さの義足で踊っていたのですが、なかなか思ったようには踊れません。それでも舞台で踊れるようになりました。その後、様々な人のアドバイスを受けて、短い義足や、全く義足をつけないで踊ることを始めたのです。

 そこからが、本当の光市さんのダンサー人生のスタートだったのかもしれません。誰にもできない、個性的なダンスが踊れるようになったのです。

 世界中にいろんなダンサーがいます。車椅子で踊る人、松葉杖で踊る人、目が見えない人。そして、わたしが親しくさせてもらっているダンサーさんのグループには、耳の聞こえないダンサーさんが何人もいます。どうやって踊っているのか聞いてみたら、音楽の振動を空気や床から感じて踊っているのだそうです。そういう踊り方もあるのねとびっくりしたことがありました。

 身体に障害があろうが、歳をとっていようが、そんなことは関係ないんです。踊りたいと思ったら踊るそれでいいんですよね。

 わたしたちは無意識のうちに、これまでに見てきたダンサーさんのことをイメージしてしまうのかもしれません。だから、あれがないからこれがないからといって、踊ることを諦めてしまうのかもしれません。でも、そんな必要はないんですね。今の自分という身体を使って踊ればいいんだということを光市さんは教えてくれました。

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大怪我をしたあとも、ダンスを続けることに何の疑念ももたず、何度壁にぶつかっても、挑戦を続ける大前さん。基本のバレエにジャズダンス、コンテンポラリー、ヒップホップ、ブレイクダンスにアクロバット。貪欲に学び続けたことが、全て自分らしい表現につながったことがわかります。中学年でも読めそうなシンプルな、的確な言葉でつづられる良書。人と比べることより、自分らしさを探究することが、人間をこんなにも強く美しくするんだと思って胸が熱くなりました。勇気をもらいました。

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この本には 、
意味のある仕掛けが
施されていて 面白い 。


彼らしく 、
本の中でも踊っている
「 エンターテイナー的自叙伝 」
だと思う 。


老若男女問わず 、お薦めの一冊 !

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ぼくらしく、というのがものすごく良い。そこに自分の道を見つけ出しているところが、とてもよい。
なぜ人は、自分と違う部分や、あるべきと思い込んでいるものがなかったりすると、それを異と、捉えようとするのか?というのが常に疑問でもあった。
だからこの主人公が、義足を外して踊るところは涙が出てしまった。
全てにおいて、良い意味でだから何?という社会であって欲しいと、思う。

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書店員としてよりも、舞踊家を目指したものとしてこの書籍を薦めたいと思います。
夢を見つけること、追うこと。決して綺麗事で済まされないそれらの人の話を聞く時、わたしたちは胸が熱くなります。
人生を模索するのはいくつだって遅いなんてことは絶対にありません。そう思います。

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左足に義足をつけたダンサー、大前光市さんの自伝。
中学校で演劇に目覚め、演劇部のある高校へ進学し、ミュージカルを見てダンスを始め、舞台芸術部のある大学へ進む。
卒業後、プロのダンサーになるためにオーディションを受けようとしていた矢先に交通事故にあい、左足のひざから下を切断することになる。
そこまでは序章にすぎず、ここからが物語の本編。
義足においても、ダンスにおいても試行錯誤が始まる。
事故以前は、「周りと揃っていないとだめ」という制約の中で踊っていたので、義足になっても事故以前と同じように踊ろうとしてついていけなくなる。
当然、落ち込むわけだが、大前さんは、そこで諦めることなく、自分が輝ける場で自分の踊りを踊ろうと奮起する。
これが、「ぼくらしく、おどる」というタイトルにつながる。

本文の始まる前の数ページに、義足をつけて踊る大前さんのカラー写真があり、興味がそそられる。
本文中にも高校生の頃の写真や、ダンスの際の注意事項を書いた実際のノート、それから大前さんの使っている義足などの写真が多く使ってあり、文章からは想像しにくい部分を補っている。
Youtube動画のアドレスもあり、実際に大前さんが躍っている様子が見られる。
文章の端々から「踊ることが大好き!」という想いが伝わってくるのは自伝ならではだと思う。
読者は、「自分も、これほどまでに心と体を揺さぶられる何かを見つけたい!」と何か新しいことを始めたくなるのではないか。
身体障がい者に対して同情心を持っていた読者は、読後、同情心が消えるかもしれない。
その人ができる範囲、やり方で活躍すればいい、と気がつくきっかけになるのではと思った。

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幼いころからダンサーになるために、ストイックに頑張っていた際に、突然の悲劇が大前さんを襲います。
その当時の葛藤はすさまじいものがあったかと思いますが、それでも前に突き進んでこられた大前さんに、
心から尊敬させられます。

今は、「ぼくらしく」というところにたどり着いていらっしゃるようですが、それはあくまで、それまでの
地道な研鑽があってこそ、初めてそのステージに到達できたことだと思います。少年期からの地道なレッスンが
あったからこそ義足で踊る素地が出来上がったのでしょうし、足を失ってから周りにどうにか追いつこうとする
訓練も、それがあったからこそダンサーとしてのベースの素地が出来上がったのだと思います。

そういった地道な努力の上にしっかりとした基礎を築き上げられたからこそ、やっと「ぼくらしく」の表現に
辿り着いたのだと思います。途中を一足飛びにできる話ではないのだと思います。

武道や芸事で言われる守破離のような、そういったものを感じました。

文章自体は簡素で読みやすいですが、その裏にある情熱や気合がヒシヒシと伝わる、いい本でした。

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