交響曲第6番「炭素物語」

地球と生命の進化を導く元素

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刊行日 2020/04/25 | 掲載終了日 2020/07/27

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内容紹介



うるわしい働き者――炭素の楽しい物語  

本書の紙から体内の血液まで、ほぼ万物が炭素の原子を含んでいる。おくるみもお棺もそうだから、私たちは炭素に包まれて生まれ、人生を過ごし、そして死ぬ。生物とは、炭素質の惑星が生んだ精妙な作品だといえよう。それほどに大事な炭素も、原子どうしの結合がほんの少し狂うだけで健康や命に障りかねない。

炭素は暮らしを支えるばかりか、地球の誕生・進化と未来、人類の行く末など、根源の問いにもからむ。詩心たっぷりな語り部といってよい地球科学者ロバート・M・ヘイゼンが本書で、宇宙の成り立ちと過去・現在・未来に深くかかわる炭素の意外な素顔を浮き彫りにする。  

人体の炭素分は、カール・セーガンが見抜いた「星屑」にとどまらない。本書『交響曲第6番・炭素物語』の序奏で説かれるとおり、恒星の誕生をはるかにさかのぼる一三八億年前、ビッグバン直後の十数分間にも、激しくぶつかり合う陽子と中性子が炭素の原子を生んでいた。その一部はいま、むろん読者の体内にもある。序奏に続く四つの楽章が、聴衆の心を引きこみながら、アリストテレスの四元素「土」「空気」「火」「水」にからめた炭素の美しい物語をつむいでいく。  

著者はナポリ近郊の名高いソルファタラ・ディ・ポッツォリ火口を訪れ、炭素質の火山ガスが生むきれいな鉱物を見つめた。スコットランド高地の崖を登って炭素鉱物を探したこともある。ナミビアの貴金属鉱山だけで見つかる鉱物を手がかりに、未知の炭素化合物あれこれがひそむ地球深部に想いをはせる。  

ときには立ち止まって、気候変動と炭素の関係を考えたりする。炭素がなければ暮らしも産業も成り立たないわけだから、そう単純な話でもない。

本書は、ダイヤモンドの輝きをもつ散文を音符として、炭素というかけがえのない元素を讃える大交響曲だといえよう。



うるわしい働き者――炭素の楽しい物語  

本書の紙から体内の血液まで、ほぼ万物が炭素の原子を含んでいる。おくるみもお棺もそうだから、私たちは炭素に包まれて生まれ、人生を過ごし、そして死ぬ。生物とは、炭素質の惑星が生んだ精妙な作品だといえよう。それほどに大事な炭素も、原子どうしの結合がほんの少し狂うだけで健康や命に障りかねない。

炭素は暮らしを支えるばかりか、地球の誕生・進化と未来、人類の行く末...


出版社からの備考・コメント

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おすすめコメント

ビッグバンの数十分後に誕生した炭素原子。炭素は暮らしを支えるばかりか、地球の誕生・進化と未来、人類の行く末など、根源の問いにもからむ。地球科学者ロバート・M・ヘイゼンは本書で、宇宙の成り立ちと過去・現在・未来に深くかかわる炭素の意外な素顔を浮き彫りにする。また温暖化問題や気候変動などの話題を盛り込みながら、炭素とわたしたちの、切っても切れない関係にも気づかせてくれる。研究者たちの人間模様を交えつつ、炭素の驚異を伝える巨匠ヘイゼンの名演奏を楽しめば、世界を見る目が変わるだろう。

ビッグバンの数十分後に誕生した炭素原子。炭素は暮らしを支えるばかりか、地球の誕生・進化と未来、人類の行く末など、根源の問いにもからむ。地球科学者ロバート・M・ヘイゼンは本書で、宇宙の成り立ちと過去・現在・未来に深くかかわる炭素の意外な素顔を浮き彫りにする。また温暖化問題や気候変動などの話題を盛り込みながら、炭素とわたしたちの、切っても切れない関係にも気づかせてくれる。研究者たちの人間模様を交えつつ...


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