つれてこられただけなのに

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刊行日 2020/07/06 | 掲載終了日 2020/06/30

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内容紹介

外来生物48種が、人間が日本に持ちこんだのに「わるもの」となった不満を、生物自身の「言い分」としてコミカルに、味わい深いイラストとともに語り、持ちこまれた理由とその後の経緯も解説する本。


監修は上野動物園元園長の小宮輝之氏。池の水を抜いて外来生物を駆除するテレビ番組が人気となり、そこでは、おとなも子どもも、血まなこで外来生物をさがし、捕らえては歓声をあげる……ちょっと待って。それは正しい? 外来生物も、在来生物と同じ一つの命。外来生物は、日本に来たくて来たわけじゃない。ほとんどが、食用、観賞用、害獣退治など、人間の勝手な都合でつれてこられたもの。


たしかに日本の自然と生物多様性をおびやかしているものが多いけれど、つれてきたのは人間。外来生物たちはこう言いたいにちがいない。「つれてこられただけなのに」と。

外来生物48種が、人間が日本に持ちこんだのに「わるもの」となった不満を、生物自身の「言い分」としてコミカルに、味わい深いイラストとともに語り、持ちこまれた理由とその後の経緯も解説する本。


監修は上野動物園元園長の小宮輝之氏。池の水を抜いて外来生物を駆除するテレビ番組が人気となり、そこでは、おとなも子どもも、血まなこで外来生物をさがし、捕らえては歓声をあげる……ちょっと待って。それは正しい? 外来生物...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは校了前のものです。刊行までに仕様などが変更になる場合もございますが、ご了承下さい。 【掲載したデータの仕様について】 この作品は単ページではなく見開きの形でデータを作成してあります。

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おすすめコメント

【著者紹介】


監修/小宮輝之(こみや・てるゆき)

東京都生まれ。多摩動物公園の飼育係に就職。上野動物園、井の頭自然文化園の飼育係長、多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004 年から2011 年まで上野動物園園長を務める。著書に『日本の家畜・家禽』『ほんとのおおきさ・てがたあしがた図鑑』(学研教育出版)、『くらべてわかる哺乳類』(山と渓谷社)、『哺乳類の足型・足跡ハンドブック』『鳥の足型・足跡ハンドブック』『ZOO っとたのしー!動物園』(文一総合出版)などがある。

構成・文/有沢重雄(ありさわ・しげお)

高知県生まれ。出版社、編集プロダクションを経て独立。自然科学分野を中心にライティング、編集に携わる。著書に『自由研究図鑑』『校庭のざっ草』(福音館書店)、『せんせい!これなあに?(全6 巻)』『だれの手がた・足がた?』(ともに偕成社)、『花と葉で見わける野草』(小学館)、絵本『どうしてそんなかお?』全3 巻(アリス館)、図鑑『生き物対決スタジアム』全4 巻(旬報社)などがある。

絵/今井桂三(いまい・けいぞう)

動物画家。1975 年より、図鑑のさし絵を手がける。正確で迫力のある細密画には定評がある。

絵 むらもとちひろ

日本図書設計家協会会員。広告・装画を中心に活動中。動物・植物のほか、食べ物の絵が得意。

絵 ウエタケヨーコ

多摩美術大学卒業。印刷会社のデザイナーを経て、2013 年よりフリーのイラストレーター。

絵 サトウマサノリ

武蔵野美術大学卒業。企業等でキャラクター制作を経て、絵本づくりと立体デザインをしている。

【著者紹介】


監修/小宮輝之(こみや・てるゆき)

東京都生まれ。多摩動物公園の飼育係に就職。上野動物園、井の頭自然文化園の飼育係長、多摩動物公園、上野動物園の飼育課長を経て、2004 年から2011 年まで上野動物園園長を務める。著書に『日本の家畜・家禽』『ほんとのおおきさ・てがたあしがた図鑑』(学研教育出版)、『くらべてわかる哺乳類』(山と渓谷社)、『哺乳類の足型・足跡ハンドブック』『鳥の足型・...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784035285908
本体価格 ¥1,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

TV番組や湖に作られた「ブラックバス入れ」で子どもたちは外来生物=悪者、というイメージを持っているでしょう。その外来生物について見開きページで日本へ来た理由と野生化した経緯、在来種に与える影響などについて紹介した本です。悪いには外来生物でがなく、それを飼えなくなったからといって放した人たちだということが伝わります。

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テレビ番組などの影響で、外来生物の存在や問題性は子どもにも理解されやすくなってきましたが、「そもそもなぜいるのか」「なぜ増えたのか」、そして「もし(完全に駆除して)いなくなったらどうなるか」という観点で、小学生にもわかりやすく書かれているのが新しいと思います。
はじめに外来生物を規定する法律にも言及しているのが、キチンとした印象です。
身勝手な人間の行動を振り返り、外来生物と共に生きる道を考える良書です。

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昔私も子供の時に「ソウシチョウ」を飼っていました。
とてもいい声で鳴く鳥でしたが、この鳥も連れてこられたんですね。
しかもウグイスの糞がニキビに聞くからという理由で!!!!びっくり。
ヌートリアも日本では見たことがないものの、ハクビシンは実家にもでます。
春の西洋タンポポも実は食用とか、アメリカザリガニに至っては食用で連れてこられたウシガエルの食用とか。
とても勉強になったし面白かったです。

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とても興味深く、言葉が難しいけれど、誤解を恐れず言うならば、とても面白かった。外来生物の問題は人間の問題。まさに。人間の都合で連れて来らたり、野放しにされたり、なのに迷惑だと言われる生物たちがとても哀れだった。人の生活にも問題が出るんだろうけど、その前に人間の問題ある行動を反省したい。ただ・・・正直困る生物たちもいるので、なかなか「そうか、じゃあ、こうしよう」と解決できないのが辛い所。外来生物の言い分にも耳を傾け、経緯を知ることが出来ただけでも、とても有益で勉強になる一冊でした。 #NetGalleyJP

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外来生物48種を楽しく知ることができる作品
経緯や事実をしっかりと紹介しつつ
非常に分かり易く、大人から子供まで楽しく現状を理解できると思います

皮肉の効いたコミカルなコメントもいい!
みんなに読んでもらいたいです

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環境問題をシリアスに切りつつも、外来生物の心の叫びなどのユーモアあふれる切り口で、楽しみながら読めます。「はじめに」を読むと、元凶の人間として恥ずかしくなり、本を閉じたくなってしまいますが、そこでやめてはもったいない。本編の各生物の詳細はイラストもふんだんで、外来生物の心の叫びに「悪いなぁ」と思いつつも思わず吹き出してしまうことも。意外な生物が外来種だったとわかったり、発見もいっぱいです。
生き物紹介系は、近年出版が多数あり、所蔵している学校図書館が多いと思いますが、本書は環境問題を考える上でも使える本です。「類書はいっぱいある」と判断し、選書対象から外すのはもったいないですよ。小学校中学年から読めると思います。

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