プラスチック惑星・地球

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刊行日 2019/05/23 | 掲載終了日 2020/09/10

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内容紹介

レジ袋、ストロー、食品トレーetc.さまざまな生活用品に広く使われているプラスチック。今や私たちの生活に欠かせません。これらは世界で大量に生産され続けており、同時に大量に廃棄されています。なおかつプラスチックの生産量・廃棄量は年々増えつづけています。とくに近年注目されているのはマイクロプラスチックの問題。マイクロプラスチックとは、海流に漂うなかで微粒子化したプラスチックのことで、食物連鎖の過程であらゆる動物の体内に蓄積されます。最終的には人間の体内に残るわけですが、それが人体にどれほどの悪影響を及ぼすかはわかっていません。私たち人類は、自らの消費活動によって出したプラスチックごみを食べているのです。もちろんほかの野生動物たちも。

本書は、この問題を取りあげ、読者とともに未来のあるべきすがたを考えます。その手段として、ある島に生息するカニクイザルの親子に注目しました。彼らの生活視点で地球を見ると、いかにして海洋プラスチック汚染が進行していくのかが見えてきます。海洋プラスチックごみの多くは、陸地に捨てられたプラスチックごみが川を下って海に出るというルートをたどりますが、そのルートがそのままカニクイザルの生活行動と一致するのです。カニクイザルがおりなす自然の営みの中に存在する大量のプラスチックごみ。その強烈な違和感と不快感を、藤原幸一さんの写真が強く訴えかけてきます。私たちが今、地球のため、動物たちのため、そして自分たちのためにできることとは何なのかを考えさせられる一冊です。

レジ袋、ストロー、食品トレーetc.さまざまな生活用品に広く使われているプラスチック。今や私たちの生活に欠かせません。これらは世界で大量に生産され続けており、同時に大量に廃棄されています。なおかつプラスチックの生産量・廃棄量は年々増えつづけています。とくに近年注目されているのはマイクロプラスチックの問題。マイクロプラスチックとは、海流に漂うなかで微粒子化したプラスチックのことで、食物連鎖の過程であ...


出版社からの備考・コメント

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784591162859
本体価格 ¥2,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

一ページ目から、サルの親子の鮮やかな写真が目を引く。森に朝がやってくる。赤ちゃんザルは遊び、お母さんザルは毛づくろいをする。その後はお昼寝タイム。目が覚めたらご飯だ。だが赤ちゃんザルが食べようとしたものは、プラスチックゴミだった。お母さんザルは、赤ちゃんザルがプラスチックゴミを食べようとするのを阻止する。だが森にも、川にも、海にも、プラスチックゴミは山のようにあった。
今やわたしたちの身の回りは、プラスチック製品ばかりになった。衝撃的だったのは、使われなくなったプラスチックゴミが、わたしたちの知らないところで溢れかえっていることだ。プラスチックゴミは、魚たちが食べられる大きさのマイクロプラスチックになり、海を浮遊する。そのマイクロプラスチックを食べた魚を、最終的に食べるのは人間だ。捨てたはずのプラスチックゴミを、知らぬ間に体内へ取り入れているのだ。
同様に、シカや、クジラや、ゾウや、クマまでもが、プラスチックゴミを食べていることが分かっている。ペットボトルやビニール袋、シャンプーの容器、菓子袋、またスクラブと呼ばれるマイクロビーズの入った製品を買うことは極力控えよう。人間が生きるためだけに地球があるのではない。自然を破壊し、動物を殺すのはもう止めよう。

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“毎年世界の海には480万トンから1270万トンのプラスチックが、すてられています。“
「本文p64引用」

本書の結論は、「人間が作り出したプラスチックで自然界が汚染されて、やがて人間にも毒が侵食するから、生活を見直そう」と読み取ることができます。
写真には、自然や動物たちの奥深く複雑な色合いと、人工的なカラフルさの対比に心が揺れ動きます。
猿の子どもがプラスチックを手にして、食べようとしています。
それを必死で止めるのは誰でしょうか?

プラスチックを食べて死んでしまう動物たちがあとを断ちません。
2025年には、プラスチックのゴミの重さは地球上の魚の重さと同等になると予想されています。
だからといって人間には関係はないのでしょうか。

人間が口にするムール貝などには、5ミリより小さいマイクロプラスチックが多数検出されています。
それを人間が口にすればマイクロプラスチックはいくらかは残ります。
プラスチックは自然界の毒です。
これが体に入り蓄積されたらどうなるか?
想像に難しくありません。

2020年現在、コロナ禍の影響でいやもおうもなく飲食業界は営業自粛の道を迫られました。
苦肉の策として、販売方針をテイクアウトに代えざるを得ない状況です。
ここでまた新たな問題が浮上しています。
それはプラスチック容器など、家庭ゴミが大量に排出されていることです。
世界中でプラスチックゴミ問題が加速しています。

“地球にやさしい生活にもどろう“「本文p68」
この提案は世界中でもっと議論されてもおかしくないはずです。

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猿の親子のストーリー仕立てで、プラスチックごみが野生生物に与える影響について描いてあって、子どもにも分かりやすい。大人でもエコバッグや紙ストローを面倒に思う人もいるし、現在飲食店のテイクアウト営業でトレーの消費が増えているので、親子で読んで考えたいテーマの本です。

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「ダメ、ダメ、食べちゃダメ。」
猿に限らず、人間のお母さんも赤ちゃんに必ず言う言葉。
口に持っていくことで色々な経験を積み重ねていくのは
どの動物も同じだけれど、知らずに食べてしまって死んでいく姿は
むごたらしい。
何気に使って何気に捨てていることで多くの動物たちを
死に追いやっている事実にもっと目を向けて
便利なだけで使っているプラスチック製品を減らしていかなくては‼と
いうことに気づくいい本だと思う。
まず気づくことが大事。
知らないではすまされないところまで来ている。

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美しい大自然で生活している生き物がいます。人間はその生き物たちのことを考えていたのでしょうか。だんだん便利になっていく社会の中で、忘れていたものを思い出させてくれる1冊です。
 写真絵本で猿の親子から見た自然のお話から始まるので、小さなお子さんでも分かりやすいです。その後に解説も付いているので、高学年の調べ学習にもお勧めです。

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自然の中で暮らす動物たちの写真をふんだんに使い、子供にも楽しめるように漢字には振り仮名がつけられています。ただし、その内容は現在の地球が抱える問題である廃棄プラスチックを取り上げて構成されています。
最近はテレビ等やネットニュースでも取り上げられている廃プラ問題ですが、この本を読んだ子供さんには、どのように響くのでしょう。
普段何気なく使い捨てているプラスチック製品が、自分の知らない場所で人類ではない生き物に大きな迷惑をかけている。その深刻さは届かないとしても、子供さんの中には「なぜ?」という疑問が芽生えることは間違いと思います。
この作品の素晴らしいところは、写真を大きく使うことで文字だけではなく視覚で問題提起を行っているところでしょう。百聞は一見に如かず、ではないですが廃プラを食べようとしているサルの写真を見れば、言葉にはできなくても頭で、心で大変な事が起きていることは理解できるはずです。
子供さんには余計な情報無しに読んでほしい。
読んで、考えてほしい。
そして、大人にも届いてほしい。
そう思ってしまう素晴らしい作品です。

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