純喫茶パオーン

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刊行日 2020/08/07 | 掲載終了日 2020/08/07

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内容紹介

その昔ながらの喫茶店には 

なぜか不思議な事件と

個性的な人々が引き寄せられる。

店主の孫の「ぼく」が見た、 

どこかとぼけて愛らしい

温かな日々と少しの謎。

『しずかな日々』『るり姉』の著者が描く喫茶店ミステリー!


創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えているのに、グラスにたっぷり、表面張力ギリギリで運ぶ「おじいちゃんの特製ミルクセーキ」と、どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなっちゃう「おばあちゃんの魔法のナポリタン」が看板メニューだ。その店主の孫である「ぼく」が小学5年・中学1年・大学1年の頃にそれぞれ出会う不思議な事件と、人生のちょっとした真実。心地の好さに、きっとあなたも通いたくなる。 


その昔ながらの喫茶店には 

なぜか不思議な事件と

個性的な人々が引き寄せられる。

店主の孫の「ぼく」が見た、 

どこかとぼけて愛らしい

温かな日々と少しの謎。

『しずかな日々』『るり姉』の著者が描く喫茶店ミステリー!


創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えているのに、グラスにたっぷり、表面張力ギリギリで...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784758413589
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

純喫茶特有の思い思いの時間を過ごすゆったりとした時間。懐かしさを感じるメニューの数々。
切り盛りするのは、お茶目なおじいさんとちゃきちゃきなおばあさん!それだけでも完璧なのに、取り巻く人々も個性的で愛らしい。

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純喫茶という言葉の響きが懐かしい。ミルクセーキやナポリタンが看板メニューであるところなど正に昭和の雰囲気であり、そこにはゆったりと流れる時間が感じられる。来人というマスターの孫視点で語られる物語が面白い。小5、中一、大学一年という数年ごとの物語なのだが、読む者の心を「ほっこり」とさせてくれる。この断続的な時間の経過が秀逸だと思う。来人の成長が感じられるとともに、語られない年月のちょっとした話が面白い。遥か昔の自分に重ねながら、子供・孫の成長を見守っている気分になる。その他の登場人物も一癖も二癖もある人々であり、誰を主人公にしても楽しい作品ができそうだ。3話しかないのがもったいない。この「パオーンワールド」にもう少し浸っていたかった。実に楽しく、懐かしい作品であった。

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「スタバ」や「コメダ」のようなチェーン店がまだ無かった頃、どこの街角にもあった個人経営の喫茶店。そんな「純喫茶パオーン」は昭和感満載のじいちゃんばあちゃんがが切り盛りするお店。そこにやって来る孫とその友達の些細なエピソード(サンタは本当にいるのか?、のっぺらぼうのお化け)やちょっとした事件も、ここで交わされるやり取りは朗らかで、微笑ましくて、どこか懐かしい。

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…大盛りナポリタンが食べたいっ!

変わった名前の純喫茶、の孫を主人公に据えた短編集。ライトが小学五年生から大学一年生まで、章ごとに成長していき、対人関係や立ち位置も変わっていくのが良かったです。これからパオーンはどうなるのかなぁ。後日談も読みたいし、おじいちゃんおばあちゃんが若い頃、パオーンが開店した頃の前日譚も読んでみたい。そしてナポリタンのデザートにたぷたぷバナナジュースも飲みたい!

読ませていただきありがとうございました。

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ほのぼのとして、どこか懐かしいような気分になる。カフェではなく喫茶、それも純喫茶。気取らずありのまま、そのままとでもいうように、変わらずそこにあるもの。そういうものがあるだけで、なぜこんなにもほっとするのだろう。そういう安らぎの場所に思える。

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読んでるうちに我慢できなくなって、まんまとランチにナポリタン作って食べちゃいました(笑)
本当においしそうなの‼︎ナポリタンもミルクセーキもバナナジュースも…♡
通いたくなる素敵な喫茶店と、味のあるみんなを取り巻くちょっぴり不思議な事件の数々。
なんだか毎日が愛おしくなる、ドッキリ×ほっこりストーリーに、読後こころにっこり♪
純喫茶パオーンの常連客になりたいっ!

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】いやー純喫茶パォーンでのサスペンスストーリー終了だと思ってたら、まさかの事件勃発。・・・小学5年生来人のおじいちゃん、おばあちゃんで経営する純喫茶パォーン。方言マニアのおじいちゃん。突っ込み上手、お料理上手のおばあちゃん。来人と保育園から同期の圭一郎と琉生がお店を手伝いしているが、ある夜、夜中の3時にシャッターを叩く音が・・・そして、解決し、安心しているところに、閉店間際の大事件勃発。驚きました!・・・次作も期待!楽しめた!

ナイス

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数日前に、初めて読んだ『こんぱるいろ、彼方』が、とっても良かった椰月さん。この作品を見つけ、即リクエスト!

タイトルがまず面白い。「純喫茶」にも時代を感じるけれど、「パオーン」って、何?(笑) ゾウの鳴き声なのはわかるけれど、どうして、それを名前に?(笑) 
ユニークな老夫婦がマイペースで営む「パオーン」を舞台に、店主の孫・来人が語る3話。来人が少しずつ成長し、友人関係にも変化が出ることで、話がふくらんでゆく。
どの人物も濃いキャラクターで(来人が一番地味(笑))誰が主人公になっても面白そう。続編やスピンオフがいくらでも出来そうなので、ぜひお願いしたい。
『こんぱるいろ』もそうだったが、家族の温かさが伝わる、素敵な作品だった。椰月さん、追っかけたい♪

#純喫茶パオーン #NetGalleyJP

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行ってみたい!
飲んでみたい!ミルクセーキ バナナジュース
食べてみたい!ナポリタン
会ってみたい!何弁なのかわからないおじいちゃんと、しっかり者のおばあちゃん

いろいろあるけど楽しそう、映画でも見てみたい

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この一冊に美味しそうな食事、怪談、恋愛、友情、コメディ等々詰まった本です。話を読み進めていくと皆の会話の面白さに笑いが出てしまう人続出間違いなしだと思います。1人の主人公の話が3話ずつ区切ってありますが、面白さに続きが気になって一気読みしちゃうと思います。私がその1人でした。純喫茶のメニューもどれも美味しそうでメニューの一つ一つの説明もあり想像しながら読み進めましたが、お腹空きました(笑)昔ながらの純喫茶好きな方なら懐かしいメニューも度々、文中に出てくるので懐かしさに浸れると思います。

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舞台はおじいさんとおばあさんが作るとっておきのレトロなメニューが美味しそうな純喫茶パオーン。そこに集まるのは個性豊かな人ばかり。どうしても食べたくなってしまうメニューと共に繰り広げられる物語は、甘酸っぱい恋あり、友情あり、ちょっとした謎や事件?あり。そして何よりたまに思わず笑ってしまう面白さがたまらない!時代は移り行き、変わってしまうものもあるけれど、変わらないものもある。親しみやすく、ほっとする雰囲気が漂う純喫茶パオーンに心がなごみます。この魅力が永遠に受け継がれていきますように。

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創業だいたい50年の喫茶店「純喫茶パオーン」。
そこではいつもの日常とちょっとした謎が繰り返される。
店主の孫、来人が小学5年・中学1年・大学1年と成長してゆく物語。
その分、おじいちゃんとおばあちゃんはちゃんと歳をとる。それがとても正直で当たり前でちょっと切ない。
日常は当たり前と驚異と切なさに溢れている。保育園からの友達、圭一郎と琉生もいいキャラで微笑ましい。
優しい、どこか懐かしい「純喫茶パオーン」ご近所に一軒欲しいな。
そうしたら絶対ナポリタン食べる! #純喫茶パオーン #NetGalleyJP

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主人公の成長とパオーンでの日常。それがとても優しくて読んでいて楽しかったです。
ユニークなおじいちゃんをはじめあたたかな家族。仲の良い幼なじみたち。パオーンで過ごす時間がとても大切なのが伝わってきます。
今日もどこかで純喫茶パオーンは営業中。そんな気がしてきます。
大人から子どもまで楽しんで読むことができる一冊だと思います。

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表紙がかわいくてステキ。
5年生の来人の8年間が祖父の店「純喫茶パオーン」を舞台に描かれる3連作。
なんちゃって方言(ときには猫語!)を繰り出し、
嘘を見破る鏡をプレゼントするセンスや
のっぺらぼうや立て籠もり強盗事件で見せる推理など、
各話ともおじいちゃんが暗躍? していい味出してる。
創業50年の方が店に箔がつくには笑った。

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カフェより喫茶店の方が落ち着くので、タイトル気になって久しぶりの椰月さん。創業50年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」の店主の孫の「ぼく」が見た、どこかとぼけて愛らしい温かな日々と少しの謎。「ぼく」の小学生・中学生・大学生時代の3章にわかれていて、少しの謎と共に「ぼく」と幼馴染たちの成長、美味しそうな看板メニューや常連たちとのほのぼのしたやり取り、そして店主夫妻の老いもリアルに描かれていた。きっと居心地の良いお店なんだろうなと常連客になったような心持ちで読了。代替わりしても看板メニューの「特製ミルクセーキ」や「魔法のナポリタン」の味をちゃんと引き継いで、常連客のオアシス純喫茶パオーンとして営業する姿が読める続編があると嬉しい。「ぼく」のご両親もなかなか面白いキャラだから可能な気がする。#NetGalleyJP

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パオーンのナポリタンとミルクセーキを何としてでも食したい‼︎
パオーンの店内でおじいちゃんのくだらない話しに笑い転げたい‼︎
ほのぼのとした空気感と美味しい料理と飲み物。幸せが詰まっているお話しでした。
お父さんがマスター(?)になっておじいさんとのバトルも読みたいです〜
続編希望‼︎
一気読みでした!

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ほのぼのとした家族の日常の中でのちょっとした謎解き。
舞台は、創業50年(だいたい)の「純喫茶パオーン」。
喫茶店を営む祖父母の孫「ぼく」が小学生、中学生、大学生と成長する中で体験する不思議な出来事。
喫茶店のメニュー(ナポリタン、ミルクセーキ、ミックスサンド)、置いてあるもの(黒電話、ダッコちゃん人形・・・etc)懐かしくノスタルジーを感じるものばかり。
全ての登場人物のキャラが個性的で濃くて言動ひとつひとつに笑ってしまう。
最後にまさかの大事件、どこか冷めていて飄々としているぼく、最後に見せたねぇ。
メガネ少女権守さんとの恋の行方は❓
続きが読みたい。

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表紙から受け取るイメージ通りの世界観の本。
表面張力ギリギリのバナナジュースかミルクセーキを飲みに通いたくなります。(ゆりちゃんの立ち位置で通えるのが理想)
お店の品だけでなく、お店のほうのお化けの顛末はちょっと切ないのに、公園のほうのお化けの顛末は笑える、その落差も魅力の一端かなと思います。

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ミルクセーキやナポリタンなど、純喫茶という言葉がとてもなつかしく、どれも食べてみたくなるものばかりでした。
主人公が成長していく過程で、心がほっこりしたり、涙あり笑いあり変わらないもの変わっていくものあり
心がほっとする作品でした。
#純喫茶パオーン #NetGalleyJP

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なんて温かくて楽しくて可愛らしい喫茶店なんだろう!
お調子者のおじいちゃんとしっかり者のおばあちゃんがいるレトロな純喫茶。バナナジュースもミルクセーキもなんとも美味しそうで、近所にあったら毎日通いたい様な雰囲気。可愛い孫の主人公に起こる、日常の謎や困り事も大きく優しく包み込んで笑って済ませていく。おじいちゃんとおばあちゃんの大きな大きな懐のようで、ラストで存続が出来そうな様子にホッとしました。
何よりナポリタンがめちゃくちゃ食べたくなります!

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なんだか可愛い物語。
主人公の祖父母が経営している
レトロな喫茶店パオーンでの物語。
おじいちゃんがよくわからない方言を多用していて、
とってもお茶目です。
登場人物もみんな良い人ばかりで
ホッコリしました。
のわりにLGBTの人が出てきたりとか
新しさも感じられます。
ナポリタンとかミルクセーキとか
あー純喫茶ってこんななんだなーと。
だって行ったことないもんで。
今はなかなかないですよね〜、純喫茶。
所々クスっとできる描写もあり、
大人じゃなくても小学生高学年くらいなら
楽しんで読めるかもしれません。
短めなのでサクッと読めて飽きなかったです。

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3編から成る連作短編。祖父と祖母が営む純喫茶パオーン。主人公は孫。3編しかないが主人公は小学生から大学生へと成長してゆく。初恋あり、幽霊騒ぎありで楽しく読める。主人公の成長があるという事は祖父母も年老いてゆく訳で、ちょっぴり切ない。ナポリタン、ミルクセーキ、クリームソーダー、バナナジュースなど純喫茶お馴染みのメニューも登場し、『あぁ、食べたいっ』と悶絶してしまう。頭の体操の為に『なんちゃって方言』を使う祖父、自宅の二階へ1人で行けない父親、近所に住むゆりちゃんなど楽しい面々も良い。

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主人公の来人と祖父母のやっている純喫茶パォ~ンでの出来事を、小学生、中学、大学のそれぞれの時期で描いた優しい物語。
この祖父母の作る料理がいい。
爺さんの似非方言が物語の優しさに深みを出していた。
内容はライトノベルと児童文学を足して2で割ったような感じなので、どんな世代の人にも受け入れられそうに思います。
優しさに癒されます。とくに、小学生時代のエピソードは必読です。

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『しずかな日々』をはじめとしていくつかの作品を読んできて、常に子どもがはなしの真ん中にいて、子どもの繊細なこころを大切にし、あたたかい気持ちにさせるひとだとおもっている。

この作品もそうだった。なつかしい喫茶店の味。おいしそうでなつかしい。ナポリタン、ミルクセーキ、店をおとずれる子供たちをやさしく見守る、店の老夫婦のつくるものは、やさしい。

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ぷるぷるしながらたぷたぷのミルクセーキを運ぶおじいちゃんが余りにもチャーミング。
少年を取り巻くささやかだけど一大事なできごとを、爽やかなタッチであたたかく読ませてくれる。
個人的にはおじいちゃんとらいとのお父さんの距離が縮まる様子や家族ならではのややこしさや可笑しさをもっとじっくり見たかった気もします。
軽いタッチなので、小学生高学年から読める物語だと思いました。

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特製ミルクセーキにナポリタン、クリームソーダとプリン・ア・ラモード、と
メニューからもどこか懐かしい雰囲気漂う喫茶店「純喫茶パオーン」
店主の孫の来人の小学校5年生から、中学1年生、大学1年生と
成長する視点でパオーンで起きるちょっと不思議な事件や
家族や親友、学校の友達や先輩との日常が描かれていました。
来人の周りの人たちはちょっとひねくれたところだったり弱い部分が
見えたりすることもあるけれど、根っこの部分は誰もが優しく温かい人ばかりでした。
そんな彼らが作り出すパオーンだから、やっぱり温かいのかな。
辛いことがあった日もパオーンに行けば、ほんの少し元気になれそうです。
パオーンが末永く続いていきますように!

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いつでも美味しいナポリタンやバナナセーキが食べられるのも羨ましいけれど、悩んだ時困った時、出しゃばらずそっと手を差し伸べてくれる祖父母の存在がとても羨ましかった。
自分のことを1番に思ってくれる家族に囲まれて育つ子どもの姿を読むと、みんなみんな子どもはこんな風に育って欲しいと願ってしまった。

世田谷の喫茶パオーンとは何か関係があるのかも気になりました。

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