アンダードッグス
長浦京
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刊行日 2020/08/19 | 掲載終了日 2020/09/01
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内容紹介
世界に、牙を剥け。
1997、返還前夜の香港で、負け犬たちの逆襲が始まる。
敵は大国、狙うは国家機密！
「君の選択肢に『No（拒否）』はない。『Si（承諾）』でなければ『Morte（死）』だ」――1996年末、元官僚の証券マン・古葉慶太は、顧客の大富豪・マッシモからある計画を託される。それは、中国返還直前の香港から密かに運び出される、各国要人の機密情報を強奪せよというものだった。そこにかつて自分を陥れた政治家たちも含まれることを知った古葉は、再起と逆襲のため香港へ飛ぶ。だが、彼を待っていたのは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちと、マッシモの計画を狙う米露英中、各国情報機関だった――。裏切るか、見破るか。策謀の渦巻く香港を“負け犬”たちが駆け抜ける！
おすすめコメント
大きなスケールの物語は、父と娘のエモーショナルな絆へと焦点をあわせて、感動的なラストへと疾走していく。
海外ミステリに匹敵する秀作だろう。
――文芸評論家 池上冬樹氏
「２０２０年手に汗握り小説大賞」決定！
もう面白すぎて鼻血出そう。この小説、ヤバ過ぎですってば！
――精文館書店中島新町店 久田かおり氏
いま、長浦京によって、小説はすべてのエンタメの頂点となった
――八重洲ブックセンター 営業部 マネージャー 内田俊明氏
中国返還前の香港という、なんでもありな無法地帯を舞台にした大活劇！二度読みましたが、特に後半のノンストップ感がすごい。ラストシーンが感動的！
――啓文社西条店 三島政幸氏
圧巻の熱量。強烈なインパクト。
壮大な死のゲームにして凄絶な人間ドラマ！
まさに完全無欠の400 ページ。神がかったマスターピースの登場だ！
――フリーランス書店員 内田剛氏
年間ベスト級の圧巻の面白さがここにある！
強大な敵を相手にしても命を懸けるべきものとは？
誇り高き“負け犬”の出した答えに、胸が熱く震えた！！
――ときわ書房本店 宇田川拓也氏
誰も好きになってはいけない！ 誰も味方ではない！
全員敵で全員味方だ！ 今年1 番のムネアツ小説！
――明正堂アトレ上野店 増山明子氏
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784041091395 |
| 本体価格 | ￥1,850 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
書店関係者 606409
アンダードッグズ
負け犬…
世間では、何かに失敗して落ちてしまったら負け犬と言われる。
それが自らの意思でなく、そうなってしまった場合も…
主人公は、元官僚で裏金作りに仕事として加担し、道を踏み外した。
そんな主人公が、大富豪が計画した復讐のために雇われる。
狙うのは政治家のスキャンダル？国家機密の情報？
集まった仲間たちとチームを組んで動き出す。
しかし、信頼し合ったり裏切られたり、誰も信じられない。
裏で動いているのは…
スリリングでどこまでもハラハラされられた。
最後に勝つのは金でも権力でもなく、ただ生き延びることを強くて願う心…それで残酷にもなれる。
最高の映画を見終わった後のような感覚になった。
