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きのうのオレンジ 表紙

きのうのオレンジ

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刊行日 2020/10/26 | 掲載終了日 2020/12/31

ハッシュタグ:#きのうのオレンジ #NetGalleyJP


内容紹介

「お父さんとお母さんは、ぼくの人生が短くてかわいそうですか? 」

 三十三歳の笹本遼賀は、胃の調子が悪いため大学病院で胃カメラ検査を受けた。 

 結果は悪性腫瘍。 告知を受けてから二週間後、検査入院した病棟には、高校の同級生で看護師の矢田泉が勤務していた。

 手術日も決まり、遼賀は荷物を取りにいったん自宅へ戻ることに。準備を終えた瞬間、遼賀は急に全身から力が抜けてその場にへたりこむ。どうして自分が癌に……涙がとめどなく溢れてきて、恐怖で震えが止まらなかった。病院に戻る気力もなくなっていた。

 その時、郷里の岡山にいる弟の恭平から荷物が届く。

 入っていたのは、十五歳の頃、恭平と山で遭難した時に履いていたオレンジ色の登山靴。

 それを見た遼賀は思い出す。 あの日のおれは、生きるために吹雪の中を進んでいったのだ。

 逃げ出したいなんて、一度たりとも思わなかった――。

(著者略歴) 

藤岡陽子(ふじおか・ようこ) 1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が、宮本輝氏選考の北日本文学賞の選奨を受ける。09年『いつまでも白い羽根』でデビュー。著書に『手のひらの音符』『晴れたらいいね』『おしょりん』『満天のゴール』『跳べ、暁!』などがある。現在は、京都の脳外科クリニックに勤めている。

「お父さんとお母さんは、ぼくの人生が短くてかわいそうですか? 」

 三十三歳の笹本遼賀は、胃の調子が悪いため大学病院で胃カメラ検査を受けた。 

 結果は悪性腫瘍。 告知を受けてから二週間後、検査入院した病棟には、高校の同級生で看護師の矢田泉が勤務していた。

 手術日も決まり、遼賀は荷物を取りにいったん自宅へ戻ることに。準備を終えた瞬間、遼賀は急に全身から力が抜けてその場にへたりこむ。どうして...


販促プラン

【書店の皆さまへ】

日頃より、小社刊行物、そして文芸単行本のご販売にお力添えを賜り厚く御礼申し上げます。

初回指定をご希望いただける書店様は、「出版社へメッセージを届けたい方はこちら」の部分に①②③をご記入ください。

①初回指定希望数

②番線

③書店名

【初回指定希望数 申込〆切:2020/9/30】

レビューにつきましては、〆切日は設けておりません。SNSなどでぜひご紹介いただき、他のお客様、書店員様へご紹介いただければ幸いです。

この小説が皆さんと出合い、店頭でまた別の誰かに出合っていくことを願ってやみません。

よろしくお願いいたします。


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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784087717280
本体価格 ¥1,600 (JPY)