つくられた格差

不公平税制が生んだ所得の不平等

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刊行日 2020/09/17 | 掲載終了日 2020/09/17

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内容紹介

「アメリカの億万長者は所得に対する納税率が普通の人より少ない」という恐るべきデータ分析結果を発表したのは、本書の著者二人。もう少し詳しく説明すると、富裕層は2018年、所得の23%を連邦税と州税、地方税として納めた。一方、アメリカ人の平均納税率は28%だった。「アメリカの税制は超富裕層を除き税率が一律で、それは逆進的だ」――これでは格差は拡大するばかりだ。このような不公平税制の実態と、それが生まれた背景を様々なデータ分析を駆使し、まとめたのが本書である。本書はアメリカではすでに刊行され、大きな話題となり、その内容の一部は、日本のニュースサイトでも大きく取り上げられている。2020年、最大の問題作。著者の二人はフランス人の経済学者で、カリフォルニア大学バークレー校の教授。サエズ氏はトマ・ピケティ氏の弟子。

「アメリカの億万長者は所得に対する納税率が普通の人より少ない」という恐るべきデータ分析結果を発表したのは、本書の著者二人。もう少し詳しく説明すると、富裕層は2018年、所得の23%を連邦税と州税、地方税として納めた。一方、アメリカ人の平均納税率は28%だった。「アメリカの税制は超富裕層を除き税率が一律で、それは逆進的だ」――これでは格差は拡大するばかりだ。このような不公平税制の実態と、それが生まれ...


出版社からの備考・コメント

電子書籍先行発売(8月中旬)

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おすすめコメント

アメリカの税制に潜む、格差の罠を暴いた衝撃作!

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出版情報

ISBN 9784334962432
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

つくられた格差>






どこの国々でも経済格差はありますが、


アメリカは凄まじいようです。


よく1%の超富裕層が多くのお金をもっていると言われますが、


うまく脱税をしていることも大きいようです。


#トランプ大統領 が税金をあまり払っていないことを指摘され


#私が賢いからだ と主張したようです。


これでアメリカの税制が破綻していることがよくわかります。


アメリカ人の

#平均所得

#七万五千ドル


アメリカ人の

#労働者階級平均所得

#一万八千五百ドル


です。


#累進的 という言葉もよくでてきます。


#貧困層の税率が高い


#女性の子育て手当てが少なく、復帰もしづらい


のがアメリカ社会の現状と本書にかかれていました。


また、医療も、#民間で保険に入っている


ようです。


#アメリカ合衆国 の闇的な内容だなと


考えさせられました。






 

つくられた格差 不公平税制が生んだ所得の不平等

Amazon(アマゾン)

2,420円

 


#つくられた格差

#エマニュエルサエズ

#ガブリエルズックマン

#山田美明

#ピケティ

#不公平税制

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数年前に話題になった「21世紀の資本」で世界の富は労働ではなく資産で築かれ、上位1パーセントの富裕層が持つ資産がそれ以外の人のものに等しいという驚愕の真実を知ることとなった。フランスではこの学者を政策のアドバイザーとして迎えたとも聞く。
本書では米国内の経済格差をどう考えるのかと言う具体的な事象をもとに論じている。グローバル化によって税金を逃れることができるようになったが、歴史的には社会の格差を生まないような政策がとられていたという。新自由主義が小さな政府、自由競争の推進をうたう中、多国籍企業は世界中から富を生み出し、租税回避や再投資によってますますその財を大きくする。一方で労働者の所得は伸び悩む。その現状の中で各国は、企業が国外に移転し労働市場や税金が流失しないように法人税を下げ続けてきた。そこにはかつてあった格差を許さないという政治の意思が見えなくなっている。
そうした現実認識を基に、如何にして格差を解消する税制改革ができるかとと言う具体的な提言を本書では行っている。所得だけではなく資本にも累進的に課税すること、富裕税と言う概念を提言している。そして納税を株でさせるというアイデアや平等で安心した社会を実現させるための政策の重要な柱の提言など、日本においても実現可能で有効なものに思える。
コロナにより財政出動が大きくなり、国民の生活を支える税の確保はとても大きな課題となってきている。アマゾンが日本でも税を納めるようになったというニュースは昨年あったかと思うが、「納めてもらえる」というのではなくどうすれば正当に課税できるのか、本書のように政治には知恵を絞ってもらいたい。消費税の軽減も話題にはなっているが、本書が示すように、付け焼刃ではない総合的な税制改革で持続可能な社会制度を目指してほしいと思う。

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米国の格差問題について税制度を基にして解説している。
日本でも同様の格差問題が最近噴出しつつあり興味深く読めた。
門外漢の身としても超富裕層への課税が肝になってくるであろうことは理解できるのだが、
さらに日本においては高齢化による労働者数の減少が予測されており、税収をどこに求めるかが
重要になるのだろう。
今後の税制への指針になるであろう本。

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