サード・プレイス

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刊行日 2020/09/11 | 掲載終了日 2020/09/17

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内容紹介

中高生が利用できる施設、サプリガーデン。そこは、「自由」に過ごすことができ、さまざまな「きっかけ」をつかむことができ、「やりたいこと」に挑戦できる場所。家でも学校でもない、きみたちだけの第三の居場所、「サード・プレイス」。

友だちに自分の趣味を言えない瑞希、自分だけ外れていると感じるダイ、変化にとまどうぴよっち、同級生の成績に追いつかない亮、4つの短編連作。


ささきあり

2016年、『おならくらげ』(フレーベル館)で、第27回ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に『天地ダイアリー』(フレーベル館)、『ふくろう茶房のライちゃん』、『ぼくらがつくった学校』(以上、佼成出版社)『クララ・シューマン』(学研プラス)など。日本児童文芸家協会理事。


酒井 以(さかい さね

イラストレーター。おもな作品に『わたしの苦手なあの子』(朝比奈蓉子 作)、『かみさまにあいたい』(当原珠樹 作/以上、ポプラ社)、『てのひらに未来』(工藤純子 作/くもん出版)、『空に咲く恋』(福田和代 作 /文春文庫)など。

中高生が利用できる施設、サプリガーデン。そこは、「自由」に過ごすことができ、さまざまな「きっかけ」をつかむことができ、「やりたいこと」に挑戦できる場所。家でも学校でもない、きみたちだけの第三の居場所、「サード・プレイス」。

友だちに自分の趣味を言えない瑞希、自分だけ外れていると感じるダイ、変化にとまどうぴよっち、同級生の成績に追いつかない亮、4つの短編連作。


ささきあり

2016年、『おならくらげ』(フ...


おすすめコメント

中学生のザ・青春!というタッチの物語です。家や学校では落ち着かない、なんとなく居場所がない、と感じている4人が見つけた、中高生のためのサード・プレイス。

そこでなにが起こるのか、なにを感じるのか。。。

中学生のザ・青春!というタッチの物語です。家や学校では落ち着かない、なんとなく居場所がない、と感じている4人が見つけた、中高生のためのサード・プレイス。

そこでなにが起こるのか、なにを感じるのか。。。


販促プラン

★献本企画のお知らせ★

レビュー投稿いただきました方の中から抽選で5名さまに 『サード・プレイス』を献本いたします。

※締切:2020年 9 月24 日( 木) 17:00 まで

※当選発表は、2020 年9 月30 日(水)に、メール連絡にてかえさせて頂きます。

そのため、メールアドレスを出版社に開示設定している方が対象となります。

・本書をどんな方にオススメしたいですか?

・本書は4編の短編で構成されていますが、Part1~Part4 のどの物語が気に入りましたか?

・本書のお気に入りのシーンはどこですか?

・あなたにとってのサード・プレイスはどこですか? 

・心に残ったセリフはありますか?

・カバー絵や挿絵はいかがでしたか?

たくさんのレビューをお待ちしております!


★書店様向け拡材

・カードPOP

・サードプレイス通信A5折込リーフレット

現役中高生の声、サード・プレイスに関わるスタッフの声など、本書の魅力とともに紹介するリーフレットです。

★献本企画のお知らせ★

レビュー投稿いただきました方の中から抽選で5名さまに 『サード・プレイス』を献本いたします。

※締切:2020年 9 月24 日( 木) 17:00 まで

※当選発表は、2020 年9 月30 日(水)に、メール連絡にてかえさせて頂きます。

そのため、メールアドレスを出版社に開示設定している方が対象となります。

・本書をどんな方にオススメしたいですか?

・本書は4...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577049204
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

とても温かく、張りつめていた気持ちがほぐれるような作品です。4編のお話から成り、悩みもがく人たちに寄り添って、背中をそっと押してくれます。どのお話にも胸が熱くなって、がんばれ、と応援しながら読みました。舞台はサプリ•ガーデンという施設。中高生のためのサードプレイスです。

いちばん好きなのは最初のお話です。好きなものをリアルの友達に言えなくて、SNSでしか素を出せないと思う姿は、私にも覚えがあるからです。でも、一度でも素を出して認めてもらえると、次からは思いきって踏み出すことができます。サプリ•ガーデンは、そこに来る人が一歩踏み出すための場所なんだと思いました。

中高生はもちろん大学生にも大人にも、すべての悩みもがく人たちに読んでほしいです!

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サプリ・ガーデンのような整ったサード・プレイスがない地域に住んでいます。
大人になって、県外でサプリ・ガーデンのような施設を見て「中高生のためだけにこんな施設が!」と驚きました。
今では、うちの隣の市にはあるようなので、高校生になって通学していたら使えるような場所があること、
うちの中学生たちに教えてあげたいです!!

「こんな施設、税金のムダ遣いじゃないの?」と4話で出てきますが、
このムダ遣いくらいできる大人の余裕、欲しい!
2話のダイちゃんが4話で支えてあげられる側になっているところ、素敵です。
フロアキャストさんにも、それぞれお話がありそうで続きも読んでみたいと思いました。

目次の挿絵。すれ違う人たち。でもそれぞれにストーリーがある。柔らかい感じが好きです。

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中学生に安心しておススメできる本です。
適度なルビもあり、イラストも爽やかです。
イマドキの中学生や高校生が体験するドキドキにあふれていて、読みやすく、共感できると思います。
SNSや友達に秘密にしていたこと、成績の悩み…本を読んで、こんな風に前向きに行動できるようになってくれたらな、と思います。

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家でも学校でもない、中高生が自由に過ごせる第3の居場所、サード・プレイス「サプリガーデン」。様々な悩みを抱える10代が、期せずしてサプリガーデンに通うようになり、そこで出会ったいろんな世代の人と関わることで気づき、自信を取り戻し成長していく青春ストーリー。正解はひとつじゃない。きっかけをつかむ。好きを全開にしていい。いろんな人がいて、こうしなきゃいけないってのが無い、それもアリ、これもアリ。共感出来なくても人と話すと自分の世界が広がる。…数々の珠玉の言葉たち。この場所が本当にあったらいいと強く思う。

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何かしらひとくくりにするのって、きっと、児童書担当としてはしてはいけない事なんだろうけど、きっと、もがき苦しむYA世代の人たちには“ささる”作品なんじゃないかなー、と感じました。
自分のやりたい事を理解したり認識するのは、大人が思うよりずっとずーっと難しくて、きっかけを上手く見つけらんないと、それは本当にツラい作業というか、キツい修行のようなモノだと思います。
個人的には、最初に、自分の好きなものが“好き”と伝えられなかった主人公の葛藤が友人目線でも親目線でもツラかったです。
2話に出てくる登場人物が4話で新たに誰かを救う…、ってのは読んでいて心が温かくなりました。

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サード・プレイスというのは家庭でもなく学校でもなく、第3の居場所と言う意味だ。収録されているのはサプリガーデンという区営の施設に通う子たちの4つの物語。なお、この施設を利用できるのは中高生である。別に大きな事件が起きる訳ではないが、どの物語も多感な年代の少年・少女を良く描いていると思う。おそらく大人になる前の居場所としてこのようなところが必要な子がいるのだろう。

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区の施設、「サプリガーデン」。中高生が好きなことをしたり、自習したり、食事が出ることもあって発展形「こども食堂」のような感じ。家や学校でどこか居心地の悪さを感じた子どもたちが集まり、居場所を探しています。4つの話の中では「チェンジ」が良かったです。せっかく入った学校を続けさせたい親と、学校に行きたくない主人公の兄のやり取りを、同じく高校生の息子を持つ親として、自分の価値観を押し付けていないか振り返りながら読みました。

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サプリガーデンに類するものの存在を大人になってから知った身としては、うらやましい限り。
児童館がこれに近い存在だったと思うのだが、中高生向けというのは当時はなかったと思う。
中高生は、小学生に比べると身体的にも能力的にもできることは増えるし、その分やりたいことも増えるけれど、一般的には使えるおこづかいは限られているし、その中でできることというのも限りがある。他者の目もより気になり始めるし、小学生に比べると「進路」決定の持つ重みも増す。それなりに生きてきた分、自分の「型」もある程度固まってきてしまうし、それなのにその型がまだまだ可変性に満ちたものだとは気付きにくい。だから、「型」にはめられずにすむ場所が呼吸を楽にしてくれる。

学校という場所においては「HR/教室」、「クラブ/部活」に続くサート・プレイスの1つとして「図書館/図書室」が新たな気付き、出会い、学び、の得られる場所、また、ただ個人としての自分を取り戻せる場所として機能できるよう、整えていけるといいな、と思いました。

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それぞれ悩みを抱えた中高生たちを主人公にした連作短編集です。

家でも学校でもない、第三の場所、サプリガーデンという居場所を得たことで、自分の中の鬱屈した気持ちを解放することができた子どもたちの体験が語られていきます。いずれの作品も似通ったパターンの成功体験であるのがやや物足りないところなのですが、それぞれトンネルの中で迷走していた子どもたちが、その先に光を見出す姿にはカタルシスがあります。無論、そこに至るまでにはかなりの葛藤があり、主人公たちも、当初はサプリガーデンの存在をいぶかしく思っているし、そこにいる「リベラルな魂を持った人たち」のことも疑わしく感じています。ただそこで刺激を与えられて目覚めていき、今度は「自分が誰かの背中を押す役割を果たす」ことになります。この連鎖がリレーのバトンを渡すように続いていくことに快感があって、最終章の、主人公たちそれぞれが企画したり、スタッフになる夏フェスのタイムテーブル(1ページを使って掲載)には、ちょっとした集大成としての喜びと感慨を覚えます。

どこか中高生の悩み相談のケーススタディのような趣きもあるのですが、現代の子どもたちの等身大の悩みに寄り添い、希望を与える物語です。偏見も葛藤も苦悩も、いずれも「良識の範囲内」であり、際立ったところもなく、それゆえに「安心して読んでいられる」物語だと思います。

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学校にも家庭にも居場所がないように感じる、頑張っているのにうまくいかなくて息が詰まる、そんな少年少女たちにとって希望みたいなものを感じさせる作品だと思った。明るく爽やか。ほんとにこんな場所があったら救われる子たちはたくさんいるんだろうなあ。

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大人になり忘れ去った多感な中高生だったころを思い出させてくれる作品。
心身ともににソーシャルディスタンスが必要な昨今「サードプレイス」にあなた求めたいものは?
自分だったら?と考えさせられるお話。

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