我々は、みな孤独である

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刊行日 2020/09/15 | 掲載終了日 2020/09/15

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内容紹介

我々は、みな孤独である

私を殺したのは、誰ですか 

この宇宙にうずまく恐るべき秘密

鬼才がいま描く、死生観とは⁈

誰もが抱える人生の孤独

死よりも恐ろしいものは何ですか

探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。果たして犯人の正体を暴くことはできるのか? 

【著者略歴】

貴志祐介(きし・ゆうすけ)

1959年大阪府生まれ。京都大学経済学部卒業。1996年、日本ホラー小説大賞長編賞佳作を受賞した「ISOLA」が『十三番目の人格ISOLA』と改題後、刊行される。1997年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞。2005年『硝子のハンマー』で第58回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。2008年『新世界より』で日本SF大賞、2010年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。他の著書に『青の炎』『鍵のかかった部屋』『雀蜂』『ミステリーロック』『罪人の選択』などがある。

我々は、みな孤独である

私を殺したのは、誰ですか 

この宇宙にうずまく恐るべき秘密

鬼才がいま描く、死生観とは⁈

誰もが抱える人生の孤独

死よりも恐ろしいものは何ですか

探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇る...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784758413619
本体価格 ¥1,700 (JPY)

NetGalley会員レビュー

9月15日発売予定の貴志祐介著『我々はみな孤独である』読み終わりましたのでご紹介します。

本のあらすじから「気になる、読みたい!」と思わせてくれました。あらすじの一部を抜粋すると「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」、、、えっ、前世の犯人?それを捜すのは探偵。

探偵と助手が調査を初めていくのですが、その二人の前世の記憶や登場人物たちの前世の記憶などなど、それぞれのピースが後半に揃ってくるともう読むのを途中で止めるのは難しかったです。
文中には日本問わず海外の悪い組織が沢山でてくるのですが、殺害シーンは貴志さんの『悪の教典』思いだしてしまいました。
ハードボイルド系、ミステリー系、スピリチュアル系好きな方は好きな一冊だと思います。
私の前世、、、子供の頃に前世占いやったとき「海賊の娘」って出たの思い出しました(・・;)

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探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。
前世など信じない茶畑だが、調査を進めるにつれ、前世、転生があるのでは、という思いにかられる。
犯人は誰なのか?

会社会長、霊能力者、ヤクザ、メキシコの闇組織、様々な人物が様々な思惑で出てきて、『我々は、みな孤独である』に収斂していく。
『我々は、みな孤独である』このタイトルが沁みる。
貴志先生も、真実にたどり着き、持ちこたえられた人なのだろうか。

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ミステリーというよりこれは壮大な人間愛の物語だったと思う。どんどん展開していく構成に見事に引き込まれ、400余ページをあっという間に読了。
 探偵・茶畑徹朗の元に持ち込まれた「自分が見た前世の夢の中で、自分を殺した犯人は誰なのか」という不可解な依頼を調べるうちに、茶畑は自らも不可思議な体験を何度もすることとなり、気づけば読者は、目に見えない世界や今生きている世界、過去や思わぬ人々との関連など、果てしない時空間へと導かれていく。
 途中残酷な描写も多々あるのだが、小説と同タイトルの曲が効いてくるラストには感涙。荒唐無稽からの、胸に広がる神秘的な深い納得、その意外性に太鼓判!

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探偵に来た依頼は「前世で自分を殺したのは誰か。」
前世は実在するのかという疑問から始まるが、やがて探偵にも前世のようなものが見えるようになる。
しかし、矛盾も生じて事態は混沌としてくる。
前世で因縁のある者たちは惹かれ合って現世でも集まってくるのか。
謎の鍵を握っていると思われる人物からは、「真理を悟れば死の恐怖からは解放される。その代わりにもっと恐ろしいものに取り憑かれる。」と言われるが。
唯一存在するものは「意識」。魂とイコールなのか。
衝撃の事実。
恋人の死の真相(気持ち)が分かるといいな。

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小説野性時代で現在連載中の『さかさ星』の霊能力者・賀茂禮子(かもれいこ)が登場して、主人公探偵の茶畑徹朗の思考を援助しています。・・・確かに輪廻転生による前世後世の転換が続いているのではと考えたことがある。魂は、永遠で、輪廻転生を繰り返しているのではと・・・一度、自分の前世の夢を見てみたいです・・・
どうエンディングで締めくくるつもりだろうと思って読み進めましたが、東日本大震災津波の中の亜未シーンからの賀茂禮子からの電話という形でした。次作からも賀茂禮子シリーズ増えるかも・・・楽しめた!次作も期待!

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ニュートラルで無頓着気味の主人公にきた“前世の記憶”に纏わる不可思議な依頼を、探偵の本能から深く追求し耽っていく壮大なハードボイルド。多くの暴力的描写によって恐怖心を煽られるが、同時に対極の“思いやり”の様な温かさにも強く訴え掛けられ、神秘的なものに包まれた気がした。長く生きていく上で、今作を読んだ事が何かの分岐に役立つような思いが漠然とし、とても面白く参考になった

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貴志祐介さんの作品は、性描写や暴力シーンが入っていることが多いし、中学校の図書室には置けないかも…と、思って読みました。
この作品は、多少殺人シーン等はあります。が、残酷度合い?は私の印象では中学校にもオーケーと感じます。さすが、読みやすくて面白かったです。
最初はどんな結末になるのか、読み始めは検討もつきませんでしたが、最後、こんな風に話がつながるのかぁー!と、ため息がもれました。

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恥ずかしながら初めての貴志祐介さんでした。
序盤の「前世で自分を殺した犯人を見つけてほしい」という奇妙な依頼から引き込まれ、物語が展開し始めてからはとにかくもう「恐い!」「恐いから早く解決して!」と一気に読みました。文章を追いながらも画面の外からじっと誰かに見られているような気持ちで、こんな緊迫した読書は久しぶりでした。
不思議な夢や得体のしれない感覚への恐怖、人の残忍さや追われる恐怖、そして何かを失う恐怖。いろんな怖さが味わえる1冊だと思います。その怖さの正体って?読み終えてタイトルを見て、納得しました。

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壮大な時間軸を駆使した精緻なプロット。脱帽です。どう終息するのか読む手が止まりませんでしたが、そう来たかという感じです。この世にたった一人で生き残るシチュエーションを想像したら怖いけど、自分をたくさん複製したら、それも怖いなぁ、なんて考えてしまいました。

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