無駄花

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刊行日 2020/09/14 | 掲載終了日 2020/09/13

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内容紹介

第14回小説現代長編新人賞 奨励賞受賞作

この鬼才、どこに隠れていたんだ!?
編集部一同を驚愕させた二十九歳新人作家 戦慄デビュー! 

ある日、死刑囚・中村は、出版社の社員から、これまでの半生について手記を書くよう手紙で促される。そこで中村は自身の半生と、因縁の男・島田との関係を綴り始めることになった。
困窮した家庭に育った中村と、地元でも有数の実業家一族の島田の二人は、一度は中学で同じ不良グループに属していたが、島田の度重なる裏切りに業を煮やした中村が殴り合いの喧嘩の末、島田と縁を切ることに。その後、上京して会社員となり、結婚して幸福な生活を送っていた中村は、父の重篤の報を受け、看病のため久しぶりに帰郷する。そこに一族の経営会社を引き継いだ島田が現れ、二人は十数年越しに再会を果たす。直後に襲った株価暴落もあり、過去の蟠りを払拭して彼の会社に入社することを決意した中村だったが、そこにはなんと犯罪や不貞が横行する世界が待ち受けていたのだった。島田に妻を寝取られ、またしても裏切りにあった中村は、遂に怒りを爆発させ凶行へとひた走る。 

因縁の再会の末に起こった惨劇、独特のリズムで綴られる 殺人と死への道程。濃密かつ絶望的な世界――。


■■選考委員も絶賛! ■■

「関西弁で押し進めるテンポが軽やかで、少年期を関西圏で過ごした私には妙に納得が行くリズムと“間”があって、この作者の声が聞こえてくる気がした。少年期の多感な情熱と、不安、悩みもよくうかがえた。これは文章における才能である」伊集院静選考委員

「一番に推した。全体として密度が高く、エモーションや怒りのようなものが持続し、台詞も臨場感のあるものだった。また、永山則夫と比較される覚悟を感じ、その点に特に好感を抱いた」宮内悠介選考委 

尾崎世界観 (クリープハイプ)さんも激賞! 
「なんの捻りもないコメントだけれど、捻る間も惜しんで勧めたい。 とにかく読んでください。自分が書いたことにしたいくらい大好きな作品」 



第14回小説現代長編新人賞 奨励賞受賞作

この鬼才、どこに隠れていたんだ!?
編集部一同を驚愕させた二十九歳新人作家 戦慄デビュー! 

ある日、死刑囚・中村は、出版社の社員から、これまでの半生について手記を書くよう手紙で促される。そこで中村は自身の半生と、因縁の男・島田との関係を綴り始めることになった。
困窮した家庭に育った中村と、地元でも有数の実業家一族の島田の二人は、一度は中学で同じ不良グルー...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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おすすめコメント

この圧倒的絶望的濃密的世界観よ!
死刑台目前の主人公に、ヘッドロックされながら低音ボイスでマントラのように聞かされる殺人への道程に、あなたは耐えられるか?編集部一同を震撼させた若干28歳の鬼才に、どうぞ酔い痺れて下さい。
――担当編集より

この圧倒的絶望的濃密的世界観よ!
死刑台目前の主人公に、ヘッドロックされながら低音ボイスでマントラのように聞かされる殺人への道程に、あなたは耐えられるか?編集部一同を震撼させた若干28歳の鬼才に、どうぞ酔い痺れて下さい。
――担当編集より


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065203309
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

『無駄花』

これは現実にある本物の本なのか?
出版されるので実際そうなのだけれど…
あまりの臨場感に実在する死刑囚の手記だと思った。

どこか歪んでいて、でも真っ直ぐで、やっぱり歪んでいて…
どうして死刑囚になってしまったのか…
表現の仕方が正しいか分からないが、主人公にとっての正義を貫いたのかもしれない。

最後の最後まで衝撃的だった。
この本が世に出る。

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死刑囚が自らの半生と事件のあらましを語る手記から始まる前半。これまで見えてこなかった側面が見え始める後半。息つく間もなく読み終えました。
彼は一体人生のどの段階から罪人、というか「悪い人」だったのか?何度考えてもわかりません。きっと似たような境遇の人は日本中にいるでしょう。ノンフィクションを読み終えた後のように、主人公の人生にしばし思いを馳せてしまいました。これはすごい本だ…。

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