ルポ新大久保

移民最前線都市を歩く

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刊行日 2020/09/11 | 掲載終了日 2020/10/19

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内容紹介

『日本の異国』(晶文社)で注目の著者が、新大久保に住む在日外国人たちの知られざる日常を描き出す!

いま、「新大久保」が大きな注目を集めています。日本を代表するコリアンタウンとして、週末ともなれば身動きが取れないほどの人出となっています。

ただ、同時に新大久保は「移民」の街、増加し続ける外国人を受け入れる日本有数の国際都市ともなってきました。この数年、新大久保ではベトナム人、ネパール人をはじめとして、東南アジア、インド周辺、中東、中国などさまざまな人が学び、働き、暮らすようになっています。

彼ら新大久保に生きる外国人は、どうしてこの国のこの街にやってきて、日々なにを思い、日本社会をどう捉え、なにを食べて、なにに喜びまた疑問に思っているのか。反対に、新大久保の日本人たちは、増加し続ける外国人をどう受け止めているのか。新大久保は、今後ますます多国籍化が進んでいく日本の、最前線であり、モデルシティであり、未来の姿といえます。

本書では新大久保の面白さや問題点、外国人たちの素顔や生活などのエピソードを連ねていくことで、「カオスの街、国際都市」と呼ばれる本当の姿を描いていきます。

『日本の異国』(晶文社)で注目の著者が、新大久保に住む在日外国人たちの知られざる日常を描き出す!

いま、「新大久保」が大きな注目を集めています。日本を代表するコリアンタウンとして、週末ともなれば身動きが取れないほどの人出となっています。

ただ、同時に新大久保は「移民」の街、増加し続ける外国人を受け入れる日本有数の国際都市ともなってきました。この数年、新大久保ではベトナム人、ネパール人を...


おすすめコメント

人口の35%が外国人!(大久保1・2丁目/2020年7月現在)


”よそもの”によって作られ、常に変貌し続ける街・新大久保。気鋭のノンフィクションライターが活写した、多文化都市1年間の記録。

人口の35%が外国人!(大久保1・2丁目/2020年7月現在)


”よそもの”によって作られ、常に変貌し続ける街・新大久保。気鋭のノンフィクションライターが活写した、多文化都市1年間の記録。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784777825752
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

よそものを受け入れ、文化をのみこみ、変化していく街『新大久保』

受け入れると言っても、差別や偏見がまったくないわけではなく、さまざまなスタンスの日本人がいるのがわかる。

増え続ける異国の民族と文化に対して、おおらかに構える人、単に面白がっている人、どうしようもないと諦めている人、距離を取ったり離れたりする人など…。

そしてそんな新大久保で、ときに傷つきストレスを感じながらも、前向きにたくましく生きる外国人たちは想像以上に眩しい存在だった。

民族や文化だけでなく、あらゆる思想がぶつかり、うねるようなエネルギーを生み出している新大久保の複雑な魅力を、本書は巧みに伝えてくれる。

新大久保での暮らしを心から慈しむ著者ならではの目線に、終始楽しく読めた。

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宗教施設といっても、訪れる人がどんな宗教なのかはまるで気にしていない施設が多いのにびっくりです。毎月この日はイベントがあるからおいでとか、とてもフレンドリーなのです。食べ物を持ち寄ってお祈りの後にみんなで食事会をしていたり、町のお祭りの時には出店を出したり、この町には宗教戦争なんてありえないのです。そんなことよりも、みんなで助け合おうという気持ちの方が強いのが良くわかります。

 アジアを旅するのが大好きで、だったら普段自分が住む場所もアジア的なところがいいなということで新大久保に住むようになった室橋さん。徒歩圏内だけでも様々な国の食べ物が食べられるし、面白い人たちに会えるし新大久保はいい町だなぁって満喫してますね。そして足で集めたこの町の情報はどれもこれも面白い!

 元々この町に住んでいた人達にとって、後からやってきた外国の人たちは厄介者に思えたり、怖い人に見えたりしているのも事実です。でもね、それはお互いを知らないからなんだよ。実際に話し合ってみれば、みんな人間、お互いに分かり合えるはずなんだからって頑張っている人が大勢いるんですよ。この町は未来の日本なのかもしれません。

 コロナ禍で大変な状況になっても、みんなこの町で頑張ってるから、早く元の状態に戻るといいなぁ!

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新大久保こそが、これからの移民受け入れ後、少子化の日本の在り方なのかもしれないと思った。この町のイメージはコリアンタウン。韓国人がコニュニティーを作っている町という感じだったが、他のアジア人もいるというのがおもしろい。これからは中国人街とかもアメリカみたいにできるのだと思う。

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新大久保
この土地の名前には様々な想いが去来する。まだ20世紀だった頃、上司に連れられて韓国料理店にご飯を食べに行った時に、異国のような屋台や、様々な国の女性たちが夜鷹のように立っているのを見て、心底驚いたことが昨日のよう。

その後10年以上過ぎた頃、今度は韓流好きな友人と何度か買い物とランチにお付き合い。韓国のスーパーそのままの品揃えにワクワクしながら、あの夜に立っていた女性達は今は?と脳裏をよぎりながら、更に安い美容製品などに心ときめかした。

さらに現在。この本を読むとそれ以上に多種多様な文化が混在していることがわかる。日本で暮らしていくうえでの軋轢もあろう。だって日本人って見た目でカテゴライズして区別する人が多いから。そして外国人に対してばかりではなく、意外にも好戦的だから。新大久保のこの先のあり方が、日本の今後を決めると言っても過言では無い。この本を読みながら、どんどんこの国が良い方向に変わっていけば良いのにと願った。

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