おとうとのたからもの

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刊行日 2020/10/14 | 掲載終了日 2020/10/06

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内容紹介

小学2年生のあおいちゃんは本が苦手。
でも弟はいつも絵本を読んでいる。
弟の気持ちがわからず、あおいちゃんはちょっかいを出してしまいます。

ある日、弟が風邪をひいてしまい、家で寝込んでいました。
具合が悪いのにも関わらず、おとうとの手にはやっぱり絵本が…。
あおいちゃんには、どうしてそんなに絵本が大切なのかわかりません。
しかし弟には、絵本を大切にしている理由があったのです。

相手の気持ちに寄り添おうとすることの大切さに気づかされる、あたたかな物語です。

小学2年生のあおいちゃんは本が苦手。
でも弟はいつも絵本を読んでいる。
弟の気持ちがわからず、あおいちゃんはちょっかいを出してしまいます。

ある日、弟が風邪をひいてしまい、家で寝込んでいました。
具合が悪いのにも関わらず、おとうとの手にはやっぱり絵本が…。
あおいちゃんには、どうしてそんなに絵本が大切なのかわかりません。
しかし弟には、絵本を大切にしている理由があったのです。

相手の気持ちに寄り添おうとすること...


おすすめコメント

本が苦手な主人公、小学2年生のあおいちゃんと、弟のとうまくんのお話。
絵本をいつも読んでいる弟の気持ちがわからないあおいちゃんの姿を通して、人の気持ちに寄り添おうとすることの大切さに気付かせてくれる、やさしい物語です。

本が苦手な主人公、小学2年生のあおいちゃんと、弟のとうまくんのお話。
絵本をいつも読んでいる弟の気持ちがわからないあおいちゃんの姿を通して、人の気持ちに寄り添おうとすることの大切さに気付かせてくれる、やさしい物語です。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265014514
本体価格 ¥1,100 (JPY)

NetGalley会員レビュー

小学2年生のあおいには、保育園児の弟がいる。ふたりは違うことがたくさんある。好きな色、手の温かさ……あおいは勉強が嫌いで、本なんか大っ嫌いだけれど、弟は本が好きで、宝物にしている絵本がある。ある日、弟が病気になって、宝物の秘密を知る。

 本は活字が詰まっている。まだ字がしっかり読めない子にとって、読め読めと押しつけられたら、ただ苦しいだけかもしれない。p28~p29の、字で満員になった電車の絵は、あおいのそんな気持ちをよく表している。
 そうじゃないよ。その活字から、知識や物語、冒険、夢、いろいろなものが湧き上がり、人と人をつなげてもくれるんだよ。というメッセージが、この物語から伝わってくる。

 私たち大人ができることは、おもしろい絵本や本を、たくさん読んで、本には、すばらしい世界が詰まっていることを感じさせてあげることだと思う。

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国語が苦手で、本を読むのも嫌いなあいちゃん。そんなあいちゃんの弟は本が大好き。あいちゃんには、そんな本好きの弟の気持ちがよくわからない。弟と外で思い切り遊びたいのに・・・・誘っても本に負けてしまう。あるとき、熱をだした弟の枕元で弟の宝物の絵本を読んでみた。すると、なんだか気持ちが暖かくなって、不思議な感じ。学校図書館の司書の先生に同じ作者の絵本を教えてもらった。絵本の作者は弟の病死したほんとのお母さん。弟の宝物はお母さんの描いた絵本だった。あいちゃんは弟の気持ちが少しだけわかったような感じがしてきた。これからは、弟とこの絵本を読んでみようと思っているあいちゃんの気持ちは、すがすがしい。

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本嫌いなお姉ちゃんが、ある事がきっかけで自ら本を読んでみようと思うようになるまでの、優しくあたたかいお話でした。

誰にでも他人にはわからないような苦手なものはあるし、誰にでも他人にはわからないような宝物もある。
それでも、相手の事を思い寄り添う気持ちから何かが変わっていくこともきっとあるのだと思えました。

この可愛らしい姉弟が、これからも仲良く日々を過ごしてくれたらいいな。
私も、今はなかなか本が読めません。
あおいちゃん、私も少しずつまた本を楽しめるようになれる気がしたよ。ありがとう。

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かわいい弟のとうまくんは本が大好き。「わすれなぐさ」という絵本はとうまくんの大切なもの。だけど、あおいちゃんは本が苦手。
お父さんは『騙されたと思って、読んでみたらきっと好きになるよ』と言うけど、本を読むより楽しいことはたくさんあって、とてもじゃないけどそんな気分にはなれない。
少し体の弱いとうまくんが風邪をひいて熱を出した。苦しそうなのに、今日も絵本をかかえている。不思議で仕方ないあおいちゃんは、お母さんからその理由をきいて、あおいくんが絵本を大切にしている気持ちに寄り添うように、“わかる”努力をします。
相手を慈しむという表現がぴったりな物語です。

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優しい物語だなあと思います。
お姉ちゃんとおとうと、ふたりの関係を見守る気分でした。
読んであげようかという件が特にいいなと思いました。
弟さんはきっとお姉ちゃんのことをもっと好きになった瞬間なんだろうなと思います。

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本が苦手な姉と絵本を大切にしている弟のほんわかするおはなし。姉のあおいちゃんが苦手なりに、相手を理解しようとしている言動に大人の私も見習わなくてはいけないと思いました。物語の最初から最後まで、そして登場人物全てに愛が溢れている素敵な作品でした。

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読むのが苦手なお姉ちゃんは、弟が絵本を大事にしている理由が分からず悩みますが、理由を知ってからは、その絵本を大切に思います。
仲良しだけど、思っていることが全部言えるほどじゃない、ちょっと距離があるなぁと思って読んでいたら、血のつながっていない姉弟のお話でした。これからは家族の形が多様になるので、こんな風に自然に描かれるお話が増えていくのはいいなと思いました。

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あおいちゃんは小学2年生の女の子。とうまくんという3つ下の保育園に通う弟がいます。実はあおいちゃんととうまくんは血が繋がっていません。自分の母親ととうまくんの父親が結婚したため、姉弟になったのです。あおいちゃんは本を読むのが好きではないのに、とうまくんは、本を読むのが好きで、彼の宝物は「わすれなぐさ」という絵本なのです。その訳を知った時、あおいちゃんは本当のお姉さんになれたのでしょう。心が温かくなるようなお話でした。

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絵本に対して、「だまされたくない」と思う主人公の姿が、みょうにリアルで、わたしは思わず笑ってしまいました。この主人公が、あることをキッカケに、絵本好きになる。他愛のない話ですが、そういうのって、いいなあって思いました。

それに、話の中の絵本がシリーズ化されていて、謎の絵本もあると言うところ、子どもたちと一緒に想像を楽しめそうですね! 自分でもこのシリーズをモチーフに、お話を作る子が出てくるかもしれません。子どもはお話作りの天才だと言われていますから。

本が大嫌いという話から、弟への理解が深まる家族愛の物語になっていく。なかなか粋なお話でした。

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