質草女房

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刊行日 2020/10/15 | 掲載終了日 2020/10/15

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内容紹介

第12回角川春樹小説賞受賞作

幕末に取り残された男、質草にされた女、明治へと駆け急ぐ男

三人の生き様が交錯する、時代小説の傑作誕生!

「夫は必ず戻ってきます」彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預 けられた妻・けい。そんな男なのに、けいはひたすらに夫を信じ、帰りを待っている。捜索を頼まれた貧乏浪人・柏木宗太郎は、動乱を目のあたりにしながら会津へ向かう最中、新政府軍の参謀・速水興平と出会い、行を共にすることに……。選考委員にエンターテインメント性を高く評価された時代小説の新しい波! 

渋谷雅一(しぶや・まさいち) 

1960年東京生まれ。千葉県在住。出版社勤務を経た後、フリーの編集ライター、別ペンネームで漫画原作・シナリオを多数手がけ、今作で小説家デビュー。

第12回角川春樹小説賞受賞作

幕末に取り残された男、質草にされた女、明治へと駆け急ぐ男

三人の生き様が交錯する、時代小説の傑作誕生!

「夫は必ず戻ってきます」彰義隊に入った夫に、戦いの前に手元に金が必要だと質屋に預 けられた妻・けい。そんな男なのに、けいはひたすらに夫を信じ、帰りを待っている。捜索を頼まれた貧乏浪人・柏木宗太郎は、動乱を目のあたりにしながら会津へ向かう最中、新政府軍の参謀・...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784758413640
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

10月15日発売予定 
角川春樹事務所 渋谷雅一著 『質草女房』読み終わりましたので感想をお伝えします。

全体的に文章が読みやすい作品でしたので歴史小説初心者にオススメです。

主人公の宗太郎の最初の生き方好きじゃなかったけど、ある人の捜索道中からの行動や言動で好きになりました。後半は「この方の今後どうなっちゃうの?宗太郎やめて」と思う所がありましたが、宗太郎の男気ある行動に惚れました。最後の展開にはビックリ!!幸せなら最後のような展開もありかなと思いました。

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主人公は、柏木宗太郎と言う浪人。ある日、懇意の質屋、巴屋松ノ助から、変わった頼みごとをされる。自分の女房を質草にした篠田兵庫という男を探してくれというのだ。篠田は、仲間の3人といっしょに彰義隊に入ると言っていた。柏木は、篠田を訪ねて会津に行く途中に、薩摩の参謀・速水興平と知り合う。彼はなぜか柏木に色々便宜を図ってくれ、いっしょに会津に向かうことになる。
 最後に驚くようなどんでん返しがあり、まさかの結末。読者はこのストーリーに驚くのではないだろうか。

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質草である女房を流していいかどうか確認するために借主を探索するという設定が面白い。この探索の中で柏木と速水のロードムービー的な展開がまた良い感じであるが、それだけではないところがミソだ。ある意味かなりご都合主義的なところが目立つが、怒涛の展開の中であまり気にならない。時代物には、こういう強引さを補って余りある剣戟シーンが欠かせない。本作もその例にもれず、印象的な剣戟シーンがある。そこを読むだけでも本作を読む価値がある。明治時代の幕開けを背景とした時代感と、ノンポリな主人公が不思議とマッチしており面白い作品であった。

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楽しめました。
冒頭が読みやすくて、作品の世界にすーっと入っていくことができ、
時代小説を普段読まない人にもおすすめです。
設定は、まさかのスパイで、意表をついていましたが、あの時代なら、あり得るかな。
質草にされた「けい」さん」がどうなるのかが気になって、一気読みでした。
めでたしめでたしで、おまけもついて良作ですね。

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