エリーゼさんをさがして

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刊行日 2020/11/17 | 掲載終了日 2020/11/16

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内容紹介

「これ以上水野くんのことを考えてしまわないよう、
家に着いたら真っ先にピアノを弾こう。」 

ニット帽にピアノブローチのおばあさん、エリーゼさんや、ギター高校生、ポーラCさんとの出会い、
一見ふつうだけど小悪魔的な美術男子、水野くんとの不思議な関係。 
母にピアノ教室をやめるように言われて落ち込んでいた亜美の日常が変わっていく……! 

「これ以上水野くんのことを考えてしまわないよう、
家に着いたら真っ先にピアノを弾こう。」 

ニット帽にピアノブローチのおばあさん、エリーゼさんや、ギター高校生、ポーラCさんとの出会い、
一見ふつうだけど小悪魔的な美術男子、水野くんとの不思議な関係。 
母にピアノ教室をやめるように言われて落ち込んでいた亜美の日常が変わっていく……! 


出版社からの備考・コメント

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<販売部>までお問合せをお願い致します。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は 恐れ入りますが直接<販売部>までお問合せをお願い致します。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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販促プラン

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【応募期間】
2020年10月7日(水)~11月16日(月) 
※11月16日までの投稿が対象です  


【注意事項】 
※応募期間終了後、当選者へはメールにてご連絡いたします。NetGalley 登録メールアドレスを出版社に開示している方が対象となります。 
※当選の発表は講談社からのメールをもってかえさせていただきます。 
※発送の都合上、国内在住の方が対象となります。

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【応募期間】
2020年10月7日(水)~11月16日(月) 
※11月16日までの投稿が対象です  


【注意事項】 
※応募...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065212776
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

中学生時代、主人公のように色々な事に興味が出たり、傷ついたり考える事が沢山あったなと本を読んで思い出しました。 主人公は好きなピアノ教室を辞めることになりましたが、その後老人施設での伴奏を始めることになり、年齢問わず沢山の方と出会い、話すことで主人公の生き方がだんたんとプラス思考になっている過程を読み進めていくと感じることが出来たのが安心しました。「可能性は1つとは限らない。色んな方法で好きな事に携わる事ができる」と読んだ方に伝わればといいな思いました。 介護の仕事内容、仕組みも分かりやすく書かれていたので作品を読みながら学ぶ事ができる素晴らしい作品だと思いました。 作品に出てくる「エリーゼさん」との出会いも主人公にとって人生の大きなきっかけとなったのではないでしょうか。

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大好きなピアノ教室を突然やめさせられることになった亜美。もっとピアノが上手だったら続けられたのだろうか?もう少し手が大きければ1オクターブ以上も楽に弾けてうまく演奏できたのだろうか?そんなことを考えているときに出会った1人のおばあさん。おばあさんは「巧みな手になれないのなら、優しい手になりなさい。あなたの手はあなたのすきなように使っていいのよ・・・。」と励ましてくれました。「優しい手」ってどんな手なんだろう。 偶然みつけた介護ディサービスでの伴奏ボランティアの募集のチラシから亜美の1歩が始まっていきます。 人に対していいたいこと、やりたいことを我慢してしまう亜美でしたが、介護現場での色々な人との出会いが亜美を成長させていきます。 あなたの優しい手は誰のために使いますか? あなたは差し出された優しい手を掴むことができますか?

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表紙と帯を読むと恋のお話をイメージするけれど、もっと広く、親とのこと、友達とのこと、自分の好きなもののこと、新しい世界とのかかわりのことなどを通して主人公・亜美の成長を描いた作品。 「いえないこと、いいたいこと」「やりたいこと、やれないこと」「わかること、わかりたいこと」という三章からなる目次立てが女子中学生・亜美の気持ちをよく掬っていて、これらの言葉に「あ」と思う子にそっと薦めたい。 中学生くらいの年頃は、親/大人の正解=自分にとっての正解ではないことがはっきりしても、論破できるだけの力を持つ子はなかなかいないからこそ苦しいことたくさんあるよね、って寄り添ってくれる1冊。

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この物語の前半は、自分に自信がなくてクヨクヨしっぱなしだった亜美さんでしたけど、後半になると自分でいろんなことを考えたり、やってみたりすることで、自分に少しずつ自信が持てるようになったみたいですね。こうやって少しずつ成長していくのは、とってもいいことだな。学校の勉強だけが勉強じゃない、いろんな体験が人間の幅を広げてくれるのかなって思います。  自分の好きなこと、自分のやりたいことが、少しずつ分かってきたから、親に対しても自分の意見をちゃんと言えるようになったのかな?  自分より恵まれているように思っていた友達が、意外な悩みを持っていたことを知って、ちょっと親近を持ったりしたのも良かったのかな?  エリーゼさんに出会ったのをきっかけに、将来の夢も持てた亜美さんは、自分の手が「優しい手」だってことに自信を持って生きていってほしいなと思いました。

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中学生が書いたノンフィクションかな?と思わせる物語。 「こんな子、同じクラスに1人はいる」中学生の亜美の一人語りです。 梨屋アリエ先生は、もしかして、本当に中学生なのかも…と、思ってしまいます。(笑) 思い通りにいかない、うまくいかないこと、沢山あるけど、強い思いを持って生きていけば、いいことあるかも。と、思わせるいいお話です。 中学生に読みやすいボリュームで、表紙もイメージピッタリですね! ぜひ図書室に購入したいと思っております。

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主人公の亜美はピアノが大好き。でも、ある日、お金をかけてる割には上達しないからという理由で、母親から教室を突然辞めさせられてしまいます。 自分の中に渦巻く言葉や意思はあるのに、それをアウトプットするのが苦手な亜美の続けたい気持ちは母親へ通じず、空気を読みつつ言われたことに“諾”と頷くばかりの主人公の姿が苦しい前半が、エリーゼさんや水野くんとの関わりで、少しずつ伝えようと努力するように変化していく様は、読んでいてハラハラしたし、大人になっているであろう私の心も揺さぶられました。 もやもやを抱えるYA世代にお勧めしたいです。 余談ですが、表紙や帯の雰囲気が“いかにも恋”だったので、内容とのギャップに少し驚きました。

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小さな日常が問いかける正しい「老い」を考えた 駅前のスーパーから団地に戻るヒルタウンには太鼓橋がかかり、たいした眺めではないのに橋の途中にはなぜかベンチがある。 これは高齢者が休むために増設されたベンチらしい。 そこで出会った、中学生の本田亜美とペンギンのように歩くエリーゼ(あだ名)さん。 楽しいだけでは生きていけない。 そんな大人と対比するように、「何者か」になろうと必死で模索し始める日々。 ふとしたきっかけでピアノを弾くことになったデイサービスでのボランティア。 そこで見つけた「老い」への確かな視点。 友達との友情や葛藤、また同級生との恋。 全てが一瞬の宝石のように輝いて見えるのは「老い」の先にある、強かに「生きる」ことを見いだしたからではないか。 僕自身まもなく40代にさしかかる。 もしも、フルマラソンを完走できるなら、おそらく半分まで走っただろうか? 橋のアーチの真ん中でベンチに腰掛けたエリーゼさんの姿を想像する。 下り坂を下るには誰かの助けが今以上に必要になる。 その時は、亜実ちゃんのような暖かい手に支えられたらいいなぁと思った。 全編を通して中学生特有の視点で、かつハートフルに進む物語は、すべての世代に読んでもらいたいと思う1冊である。 本が好き!倶楽部 せいちゃん

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主人公の亜美は、最初はまるで水に浮かんだ一葉の葉っぱのよう。友達の振る舞いや、親の言動に流されていてもそれが自分の選択だと思うようにして、なんとなく過ぎてしまうのを待っているよう。 それがある日、1枚の剥がれた貼り紙を拾うところから少しずつ変わっていく。 自分の生き方を生きていくようになっていくのだ。 その違いは「自分で選択」していくこと。 自身がそれに気づいていく様は、読んでいて爽やかでもありあぶなっかしくもあり、そして時に甘酸っぱい。 多様性などという言葉を簡単に使っているけれど、実際は見たくないものを見ないとか、気づかないとか、視野が狭いとか様々な理由で、多様性とは離れた日常を送りがち。亜美は、自分から少しずつその殻を破り、周りを見まわして一歩一歩踏み出していく。その力は周りにも波及していく。 流される葉っぱのようだったのが、巻き込み力も発揮していくのだ。爽やかな成長譚。

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主人公の亜美のびっくりするくらいのおっとりさ、水野君の中学生とは思えない独特の雰囲気、一癖ありな登場人物が作品に不思議な空気感を出している。最初は亜美や水野君に対してこんな子いないなぁなどと思いながら読んでいたが、だんだんと彼女たちのテンポに引き込まれて読み進めていってしまった。なんだかクセになる魅力的な子たちだった。対して亜美の親はよくいるような、子供に自分の意見を押し付けてくるザ・中学生の敵のような人たち。最後にあんなにおっとりのんびりの亜美がガツンと親に向かって言った時はよくやった!と褒めてあげたくなった。高齢者との関わりが出てくる点も面白い。高齢者の方の自由さと不自由さが描かれていて、少ししんみりする場面もあり、笑える場面もある。亜美のようにふんわりとした中に芯のある作品だった。

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駅前のマンションに住んでいる中2の亜美は、母親からピアノ教室をやめるように言われる。あまり上達しないので、才能がないのに習うのはお金と時間の無駄というわけだ。亜美はうまくなくてもピアノを弾くのが好きで、辞めたくない。でも母親には言えない。  同じマンションの同級生、環奈ちゃんは、もっといい先生に習うためにピアノ教室と部活のソフトテニス部を辞めるという。亜美は環奈ちゃんにひきずられてソフトテニス部をやめることにしたが、顧問になかなかいいだせない。ぐじぐじしている亜美から、環奈ちゃんはだんだん遠ざかっていくようだ。  そんな頃、たまたま出かけていった図書館でデイサービスの利用者のための歌の伴奏ボランティアのチラシを見る。  私も小学校時代ずっとピアノを習っていて、亜美と同じように「エリーゼのために」までいったけれど、それ以上うまくならず辞めてしまった。ただ亜美とちがって、辞めたのは練習がいやだったからで、私から母に言った。言い出すのに勇気がいったのを覚えている。母親の期待を裏切るのが怖かったから。でも母はもう察していたのだろう「辞めてもいいよ」と言ってくれた。  赤ちゃんから育ててきた親は、どうしたって子どもを思うようにしたくなるけれど、成長した子どもには、子どもの生き方がある。親はそれに気づいて子どもを尊重できるといいけれど、自分の所有物みたいになっていると、亜美の母親みたいに、子どもを自分の見栄やストレス解消のために使ったりする。娘と母親を両方経験している私には、よくわかる。  そうした親のエゴに呑みこまれず、乗り越えていくのが成長、人間としての自立の一歩なのだろう。その過程には、友達との交流、知らない人との出会い、未知の体験などを通して、視野をひろげ、自分でとことん悩み、考えることが大切だ。  この作品では、亜美がそうして成長していく姿が描かれる。その背景に、格差、高年齢化、介護、家庭崩壊など現代の世相や人々の思いが映し出されていて考えさせられる  また、楽しいからピアノを弾きたいと考える亜美は、今の子らしいと感じた。競争でなく、各々が各々のままでいい社会。若い人たちは、そちらにシフトしていくようにも思う。  男子生徒の水野くんとの交流も初々しい。今現在の中学生にぜひ読んでほしい。

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おっとりしていて母親にも幼なじみにも、言いたいことが言えずに全て心の内に秘めてしまう主人公。大好きなピアノを辞めなければならず、自分の意見は否定されてしまい、何もかもうまくいかずに辛い気持ちになってしまう、そういう事って中学生の頃にはあったなぁと、ほろ苦い気持ちになりました。しかし、全て諦めてしまうのかと思いきや、ボランティアでピアノを弾ける場所を見つけたり、話をキチンと聞いてくれるボーイフレンドを見つけたり少しづつ前進していく様子に、応援する気持ちも込めてページを捲る手が止まらなくなりました。たまたま前進していくのではなく、おっとりゆっくりでも自分で考え、調べて行動している彼女だったから進めたのだろうと思いました。 デイサービスでのボランティアから、介護のことや老人達の事情を知り、エリーゼさんの気持ちにも寄り添っていくことが出来た彼女は、知らず知らずに自分の考えをキチンと持ち、苦手な母親にもハッキリと話せるようになったところは、本当に成長を感じて嬉しい場面でした。 中学生の成長譚ではありますが、地域格差や老人介護、親と子の意思疎通の問題など多くの見るべき側面があって、色々と考えさせられました。 将来の事や、今の過ごし方に悩む高学年~中学生におすすめしたいお話でした。

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この本にはとても大切なことがいくつも詰まっていた。中学生の亜美は、親や友達に言いたいことも言えず振り回されていたが、人の気持ちに寄り添おうとする優しさがあり、ピアノを弾くのも好きだ。そしてあるおばあさんとの出会いから、亜美はお年寄りが集う施設でピアノ伴奏のボランティアをすることに。お年寄りたちの様子や施設スタッフの話を聞いて、年を取ることについていろいろ考えた亜美は、自分の進みたい道をしっかりと親に伝える。自分の意思で行動し、経験し、感じたことは、自分を助け確かな自信となる。中学生に是非すすめたい良書。

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このお話の語り手は、本田亜美という中二の女の子です。ある日母親からピアノ教室を辞めるように言われます。彼女はピアノに才能がある訳ではありませんが、ピアノが大好きなのです。しかし、母親は同じマンションに住むピアノが上手な黒沢環奈と比べて、ピアノ教室に通う金を進学費用に回した方がいいというのです。  そんな亜美が、ふとしたことでやるようになったデイサービスでの伴奏のボランティア。彼女は思ったこともなかなか言えない内気な子でしたが、色々な人と関わりあうにつれ、だんだん変わっていきます。これは亜美の成長物語といってもいいでしょう。このお話を読んでいると、金子みすゞの次の言葉が頭に浮かびました。「みんなちがって みんないい」。人には様々な価値観があるのです。どれが一番とか決められるわけがありません。しかしそれを決めつけてしまう人も沢山います。このお話の中にも何人か出てきます。  なお、エリーゼさんとは亜美が知り合ったおばあさん。娘がピアノを習っていて、昔引いた「エリーゼのために」が好きなことから亜美がつけたニックネームです。ある時亜美は、エリーゼさんにボランティアをしているディサービスに遊びにくることを誘い、怒らせてしまいます。亜美には、この時のエリーゼさんの気持ちが分からなかったようですが、私には見当がつきます。プライドの高いお年寄りはデイサービスで子供扱いされたくないのです。亡き父が一度ディサービスに顔を出したが、二度と行こうとしなかったことを思い出します。最後には亜美とエリーゼさんは仲直りしたようで、ちょっと安心。

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ピアノが好きな主人公の亜美。母に本当の気持ちが伝えられず辞めることになったピアノ教室。 なんとなく続けていたクラブと友達関係。ボランティア先で出会うポーラさん。エリーゼさん。気になる水野君。 どの人間関係にも、微妙な気持ちのズレを感じながら少しずつ成長する多感な頃。 当時は必死にもがいていたなと、後になればどれも淡い想い出だけど…。

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最初の数ページを読んだ時、胸が苦しくなって、読むのをやめたくなった。まったく気持ちをわかってくれない母親に、言い返すことのできない中2の亜美を見ていられなかった。その後、亜美は大事に思っている幼なじみの環奈からも冷たい対応をされる。亜美の可哀そう度は高まっていく……。 けれども、なぜか読むのをやめられない。なぜだろう?  先へ先へと促され、気づいたら引き込まれて、最後のページだった。 大切なものを奪われた亜美。でも、本当に大切なものは簡単には手放せない。形は変わっても、別の形で続けることができることに気づく。 思い切って開いた扉の向こうには、今まで知らなかった世界があった。エリーゼさん、水野くん、ポーラCさんと出会い、亜美はさまざまなことに気づき、考え、思いを口に出せるようになっていく。 環奈との関係も、いいものになっていき、うれしかった。 できれば、その後の話も書いてほしいなぁ。 児童書と侮るなかれ。高齢者問題なども含み、考えさせられた。 中高生に、そして大人にも、ぜひ読んでみてほしい1冊。 梨屋さん、あまり読んでいなかったけれど、他の作品も読んでみたい。 #エリーゼさんをさがして #NetGalleyJP

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家族や友達との関係。世の中は理不尽なことばかり。 中学生の少女が、さまざまな出会いにより、自分の世界が広がり気持ちも変化し成長していく物語。 中学生2人の淡い恋心も微笑ましいです。 若者にとって、核家族化が進む現在、お年寄りとふれあう機会が減少し、年をとるとはどういうことなのか。お年寄りの気持ちも体の状態もわからないことばかり。 中学生のうちから、介護やお年寄りの気持ちを聞いたり、色々な体験することはとても大切だと思います。 実際に体験することはなかなか難しくても、この作品を読むことで知識を得ることもできます。 人は成長と共に変われる。新しい世界へと踏み出す勇気をもらえました。

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中学2年生の健気な感性と、それゆえに思春期の儚さがみずみずしく輝る青春小説の一作。  誰かに「辞めろ」と言われて辞めるぐらいなら大して愛情ないと思われるかもしれないけど、実は心の本音はいい大人でも正直になれないもので、ましてや中学2年の不安定な時期にハッキリと「イエス」「ノー」が言えるわけがない。稀にそういう言える子だって何十年先のビジョンを見越して答えているのか本当は分からない。  ひょんなことから図書館で知り合った毛糸の帽子をかぶったおばあちゃん。いつかは自分で弾けるようになりたいとピアノ頑張ってきた大好きなクラシック曲『エリーゼのために』にならって「エリーゼさん」と呼ぶことにした優しいおばあちゃん。そしてピアノが得意な幼馴染、クラスの気になる男の子、歌が上手な高校生のお姉さん、介護現場の色んな人たち。その全ての出会い・触れあいが主人公の気持ちをより強く育ててくれる。  誰かを大切にすることは、結果的に自分を大切にすること。あなたは誰を大切にしたいですか? 「わたしはきっと、優しい手を持っている。そう信じよう。」  橋のベンチで彼女が見つめる先の世界そして未来が明るいと教えてくれる、ラストを締めるこの一文もまた、きっと、優しい手を持っている。そう信じよう。

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「みずみずしくてキュンキュン」「社会派で啓蒙」そのどっちも満載。女子の心情の描き出し方にいつもうならされるこの作者。ちょうど『ツー・ステップス』と『クリスマスクッキング ふしぎなクッキーガール』も読んだのですっかり浸っていました。 「みずキュン」大賞は今作では圧倒的に副主人公の男子に贈呈。こんな子が最高です。 「社会派で啓蒙」については、この物語を描くにあたって編集者とどのようなやりとりがあったか興味深い。 子どもの気持ちより親自身のことが最優先な大人。子どもだったころのことをいつ、大人は忘れてしまうのだろうか。子どもを理不尽に圧倒する大人の描き方はひりひりする。大人の毒に漬けられてきた子どもが浸みきっておらず、成長とともに目覚め、自分の生き方(行き方)を見出すことに成功していく姿が小気味よい。主人公の両親の、特に母親の問題が主人公によって論破されていくのが、読んでいて苦しいれどもよい結末に至るであろう光が射してくる気持ちになれる。大人は反省しよう。母親は変わるだろうか。変わってほしい。先を歩く大人は、子どもに先を必要以上に見せてはいけないし押しつけてはいけない。 介護福祉行政が重要なサブテーマになっている点が新しい。「小説」なのに入門書のようだ。福祉に関わる者はもちろん、そうでないと思う人にも読んでもらいたい。学校図書館には是非配架されるべき。

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面白くて、一気に読みました。 タブレットで実際の本とほぼ同じページの大きさで読みましたが、文字の大きさも字体も読みやすく、日々の疲れが蓄積した脳でもするすると読めました。 前半では、子供の頃の大事な時にちゃんと主張できなかった自分を思い出しました。 近頃は子供もでき強くなろうとしてばかりいたので、思い出せてよかったです。このまま忘れてしまったら子供の気持ちを押し潰してしまうところでした。 心の中に、穏やかなエリーゼさんを住まわせていきたいです。 後半では、80代入ってすぐ心と体の折り合いが難しくなり体調を崩した祖母を思い浮かべながら読んでいました(今は花の世話に忙しく元気です)。 お年寄りの心情がとても丁寧に綴られていて、ティーンの方に限らず、様々な年代の方に触れていただきたいと感じました。 年齢を問わずみんなそれぞれ、複雑な気持ちを抱えながら生きているのだなとあらためて考えました。 そして、たくさん課題はあるけれどその中でも、より良く生きたいと頑張る人がいて、サポートしていきたいと思っている人がいて、環境を良くしようと動いている人がいる。 考えながらも、前向きな気持ちになれるお話でした。 ご近所が介護ラッシュなので、もっと声をかけてみようかと思いました。 ああ、水野くんが眩しい。

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冒頭から胸が痛くなる。中学2年生の亜美に対する母親の発言があまりに冷たいからだ。幼馴染みの環奈は自分に自身があり思った事をハッキリ言うタイプ。亜美はまるで反対だが何も思わない訳でも感じない訳でもない。人と衝突するのが嫌だという気持ちはものすごくよく分かり、その意味でも胸が痛む。デイケアセンターやエリーゼさん、同級生の水野君、ポーラCとの出会いで少しづつ成長してゆく亜美。自分だから出来る、自分にしか出来ない事を見つけて優しい手を持つ素敵な大人になるのだろう。

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自分の気持ちを話してもわかって貰えず、理解して貰うことを諦めてしまって耐えている亜美。エリーゼさんやポーラCさん、水野くんや環奈ちゃんとの関わりの中で、自分の世界が拡がっていくのがよかった。そして、あんなにメソメソしていた亜美が、お母さんに自分の思いを力強く話せたことがとても凄いことだと、頑張ったね!って偉いね!って思って涙が溢れた。 自分の知っている世界を基準に常識を考えがちだけど、それが世間の当たり前ではないってことを、案外みんな気付いていない。それぞれの家庭ではそれぞれ異なる価値観や常識が、構築されていることを忘れてはいけないなと思った。

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エリーゼさんをさがして 不本意ながらピアノ教室を辞める。そんな時に出会ったおばあさんがかけてくれた言葉が身にしみる。ピアノをひく手が優しい手になっていくのでした。誰のために、その優しい手を・・・。

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