高瀬庄左衛門御留書

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刊行日 2021/01/18 | 掲載終了日 2021/01/17

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内容紹介

神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。
50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。息子の嫁だった志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。
しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。

人生の輝きに満ちた傑作時代長編

神山藩で、郡方を務める高瀬庄左衛門。
50歳を前にして妻を亡くし、さらに息子をも事故で失い、ただ倹しく老いてゆく身。息子の嫁だった志穂とともに、手慰みに絵を描きながら、寂寥と悔恨の中に生きていた。
しかしゆっくりと確実に、藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。

人生の輝きに満ちた傑作時代長編


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

2016年のデビュー時、文芸評論家・縄田一男氏をして「新人にして一級品」と言わしめた著者の、人生の苦渋と生きることの輝きを丁寧に描く、武家もの時代小説の傑作。
藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大な先達に連なる新星、ここに誕生。 

この物語の前には、庄左衛門たちのたしかな人生があり、読み終えた先にもずっと続いているのを感じた。静かに、熱く、必死に生きろと背中を押された。砂原浩太朗は絶対的に信頼できる作家だ。俺たち時代小説好きのために、書き続けてもらわなければならない作家だ。
――「小説現代」編集長 

閑かなのに烈しく、柔和なのに鋭い、そんな庄左衛門をはじめ、登場人物たちが織り成す重厚な感情の余韻に、いつまでも浸っていたかった。読み終えてしまうのがこんなにももったいないと思う作品に出会えて、幸せです。
――担当編集


2016年のデビュー時、文芸評論家・縄田一男氏をして「新人にして一級品」と言わしめた著者の、人生の苦渋と生きることの輝きを丁寧に描く、武家もの時代小説の傑作。
藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大な先達に連なる新星、ここに誕生。 

この物語の前には、庄左衛門たちのたしかな人生があり、読み終えた先にもずっと続いているのを感じた。静かに、熱く、必死に生きろと背中を押された。砂原浩太朗は絶対的に信頼で...


販促プラン

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は   
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。     

★★

★★

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恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。     

★★


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065192733
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

病で妻を喪くし老境に差し掛かりつつある下役の武士が、不慮の事故で息子まで喪い過ごす2年間。
息子の嫁や、見廻る村衆、息子と因縁のあるエリート武士と誼を通じ描かれる光景は、さまざまな感情が混ざり乍らも静謐に溢れています。事件に巻き込まれ、しがらみや体面に囚われつつも過ごし姿は、諦めとも違う受け入れる諦観がしみわたり、まさに水墨画のよう。
名も無き一下役の武士の最後に出てくる藍色はくすんでいたのか、澄み切っていたのか、静かな朝を迎えたような気持になる時代小説。

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妻と息子を亡くし、若いころの友人にも殺されそうになりながら、武士として正しく生きることを追求する姿に感動です。
老成という言葉がピッタリのこれぞ時代小説。
丁寧な文章は、読んでいても気持ちが良い。
読後もさわやかで、今後の作品にも期待します。

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