八月の銀の雪

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刊行日 2020/10/15 | 掲載終了日 2021/05/06

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内容紹介

《第164回 直木賞候補作》 《2021年本屋大賞ノミネート!》

 耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に――。

静かな感動を呼んで3刷!こんなときだからこそ、あなたに読んでほしい一冊です。


不愛想で手際が悪い――。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。

《第164回 直木賞候補作》 《2021年本屋大賞ノミネート!》

 耳を澄ませていよう。地球の奥底で、大切な何かが静かに降り積もる音に――。

静かな感動を呼んで3刷!こんなときだからこそ、あなたに読んでほしい一冊です。


不愛想で手際が悪い――。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会...


出版社からの備考・コメント

装画は『月まで三キロ』と同じく、物語性ゆたかなイラストで知られる草野碧さんにお願いしました。 画像だとわからないと思いますが、雪の結晶は銀の箔を押しています!ぜひ、実物をお手に取ってご覧になっていただければと思います!

装画は『月まで三キロ』と同じく、物語性ゆたかなイラストで知られる草野碧さんにお願いしました。 画像だとわからないと思いますが、雪の結晶は銀の箔を押しています!ぜひ、実物をお手に取ってご覧になっていただければと思います!


おすすめコメント

《第164回 直木賞候補作》《2021年本屋大賞ノミネート!》

3刷出来!!

 

あなたの心に、静かな希望が降りつもる。 

科学のきらめきと人の出会いを描く全5篇。


『月まで三キロ』で第8回静岡書店大賞(小説部門)・第3回未来屋小説大賞・第38回新田次郎文学賞を受賞。深く静かな感動を呼んだ伊与原新さんの、最新短篇集です。

内定ゼロの就活生。気がつけばシングルマザーだった女性……。ちょっとマイナス、人生停滞中。そんな彼らがめぐりあう、胸ふるわせる、かけがえのない風景。

ままならない人生だけど、少しだけ前を向いてみようと思える、あしたがちょっとたのしみになる、そんな本です。大切な人へのプレゼントにもおすすめです。

いまこそ読んでほしい、とっておきの一冊です!

《第164回 直木賞候補作》《2021年本屋大賞ノミネート!》

3刷出来!!

 

あなたの心に、静かな希望が降りつもる。 

科学のきらめきと人の出会いを描く全5篇。


『月まで三キロ』で第8回静岡書店大賞(小説部門)・第3回未来屋小説大賞・第38回新田次郎文学賞を受賞。深く静かな感動を呼んだ伊与原新さんの、最新短篇集です。

内定ゼロの就活生。気がつけばシングルマザーだった女性……。ちょっとマイナス、人生停滞中。...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784103362135
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

生きていくことに対して、少し息苦しいと感じてしまう人たちが、科学に触れることで救われて、少しだけでも前に進められる話の数々に、私の心も洗われるようでした。特に「玻璃を拾う」が好きです。小さな世界に広がるアートの無限が、想像をかき立てられます。

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本当に美しい小説に出会った。 5篇からなる短編は、どれも自然と科学が要素として入っている。それでも、描いてあるのはあくまで人だ、そして自然と科学と言う相反すると思われる事がゆるゆると当たり前のように混ざりあって一緒に存在している。その事に大抵の人は気づく事なく過ごしている、でもふと立ち止まって、いや、立ち止まらざるを得なかった時に、その事にに気づいたらきっと見る世界は変わっているはずだと思う。悩みや、迷いを、抱えた登場人物達が、導かれるように出会う世界、私も一篇づつその世界に出会ってしまった、新しい事を知るのはもしかした、大人になってからの方が楽しいのかもしれない。

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短編だが、どの話も壮大でじっくりかみしめるように読んだ。自然の前では人間は何と無力でちっぽけな存在なんだろう。それが分かっていても人は知りたい気持ちを抑えられない。好奇心の赴くままに研究し続ける。それもまた、気の遠くなるような作業だ。それでもやり続け、考え続ける…。使用済み核燃料の放射能レベルが使用前のものと同程度に下がるまで10万年かかるという。10万年後人類はどうなっているのだろう。そんなことは関係なく、地球は営みを続けるのだろう…。限られたほんの少しの時間しかない私たち。ただ、今を生きていくしかない。時々空を見上げて自分が生きている世界の小ささを確認しながら生きていこうと思う。

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本屋大賞2021ノミネート作品。 どうして今まで手を伸ばさずにいたんだろう。 一つ一つのお話、どれも静かに進んでいくのに胸の中にじわじわと熱い気持ちが湧いてくる。 これを傑作と言わずなんと呼ぶ? ものすごく心に響きました。 大切に売っていきたい一冊です。

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生きづらさを抱える主人公達が自然というか地球規模での研究者と出会い心が動く様子がとても好き。それぞれどの話の研究者も興味深く、こんなふうに書けるということは著者さんはきっとしっかり勉強されたんだなぁと思う。地球の内核も鯨も珪藻も鳩も風もどれもとても素晴らしいなものですね。自然も自然の中で生きるものも、生まれるものも。

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ものすごくざわざわする描写の後にすっと救われる。でも、全て解決するわけではない。 科学的な題材が私には新鮮だった。特に「十万年の西風」が良かった。大切な世界を戦争に差し出す世界にならない様に。多くの人に読んでもらいたいと思った。科学は人を救うものであって欲しい。

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表題の「八月の銀の雪」の主人公の静かな変化に心温まりました。5篇の主人公全員が真面目でとっても不器用。でも読後はしんみりと心が温かくなれます。確かに理系小説だけれど難しさはなく、むしろ今まで興味なかった分野がとても興味深いものに思えました。

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直面する絶望的な状況に直面する余裕がない主人公たちが、出会った人たちの意外な一面を知り、見失いかけていた大切なものを思い出してゆく、そんなエピソードが綴られていくこの連作短編集はとても優しくて、心に染み渡るものがありました。

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2021年本屋大賞ノミネート。第164回直木賞候補。息苦しく感じる生活の中で触れた自然の摂理に癒され、少しだけ射した光で視界がクリアになる全5篇の科学ヒューマンドラマ。全篇共通して表裏一体のものを覆す瞬間が静かにスカッとした。『十万年の西風』が一番考えさせられ、後々も印象に残り続けるだろうと感じた。

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八月の銀の雪 銀の雪とは 海へ還る日 還るとは アルノーと檸檬 アルノーとは 玻璃を拾う 玻璃とは 十万年の西風 西風とは どれも私の話しじゃないのに経験したこともないのに、 一つ一つの丁寧に紡がれた物語全てが、心の奥底に迫ってきて苦しかった。 世の中の仕組みや科学が生み出す力の影響、知らなかった世界の良い部分とそうではない部分に触れられた喜び。 物語の感動を書こうとするとこれからの人の妨げになってしまうので控えますが、一言付け加えるなら、最高でした。

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短編集です。出てくる人はみな何かしらの悩みや不満をかかえています。人との出会いのなか、少し前を向いていく物語が描かれます。 読後感がすごくいい、わけではありません。主人公たちは幸せになるわけでもありません。でも、なんとなく心暖まる小説です。 この物語のなかのひとつ、珪藻というものがどんなものか初めて知り、興味を持ちました。珪藻の図鑑も図書室に購入しなければ…!と思いました。 最後の、風船爆弾のお話しも、初めて知り得たことで、調べてみたくなりますした。

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耳を澄ませば、奥深いところに大切な何かが静かに降り積もる音が聞き取れる…… 今回の作品で好きな一節です。 前作の「月まで三キロ」のように自然科学に魅了されとてもうつくしく安らぎを感じられる作品。 癒しやさしさ安心感を求める昨今、ぜひ手に取ってほしい。

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いや文系なんだよな私…と思いながら読み出したのですが…良かった。じんわりじんわりと沁みました。何かしらがうまくいかないありふれたどこにでもいそうな人達が、ふとした出会い、ふとした科学や自然のお話が彼らの心をちょっぴり救ってくれるきっかけになる。いまコロナ禍で何かと息詰まりやすい時代、案外予想外の出会いが、知識が心を救ってくれるのかもしれない。そんな出会いを増やしたくて本を読む人が増えたらよいなと思います。

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当たり前にそこにある日常と、普段の生活からは遠くにある科学。それらが見事に融合していて、静かに染みた。 疲れた時に海が見たくなるように、高いところから景色を見渡したくなるように、広く私たちを受け止めて受け入れてくれるような物語。

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どの話も静かな印象なのに芯の太いお話でずんと心に残りました。生物画、珪藻、風船爆弾…知らないこともたくさん出てきましたが物語にマッチしていて突飛に感じることもなく自然と入ってきました。大切に大切にしたい一冊です。

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人生に少し疲れ気味な主人公たちが、ふとしたきっかけで科学の世界を垣間見ることによって、前に進む活力をもらえる5つの短編集。 どの短編も最後に希望の火が“ぽっ”と灯っていて、読み終わると、優しい人間になりたいなぁ…、と心から感じる作品でした。 装丁も素敵です。手に取る機会があれば、是非カバーを外して愛でて欲しいです。

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私達は帰路への迷子なのかも知れないと思うと、私の人生もそう悪いものでは無いんじゃないかと幾分気持ちが軽くなる。だって帰る場所があるって事だから。そして物や人の中に私達は己の記憶を挟み込みながら生きていると気付かせてくれる本書の一篇一篇は宝石の様に美しかった。

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化学=客観的な話をしているのに、詩的でとても熱いものを内に秘めた5編の物語。 想像もできないくらい長い年月も、広大な海や顕微鏡の世界も、「私とあなたの話」になることで自分の手元の中におちてくる。 想像もしなかった世界が目の前に広がることで、今まで見えなかったものが見えるようになる体験が、とても美しかった。

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自分の就活の頃を思い出しました。 周りが内定をもらう中、自分はいくつも落ちてすべてを投げ出したくなる主人公の気持ちが痛いほど分かります。 今でも、あの時に正社員として就職していればと思うことはあります。けど、正社員がすべてではないし、すぐに辞めてしまう人もいる。 きっと、本屋さんで働くことにならなければ、今この本に出会う事もなかったはずです。 就活生はもちろん、自分が嫌になっている人は1度読んでみると、少し前向きな気持ちになれる作品だと思います!

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科学と文学が織りなす美しい短編集。長らくこの星に住んでいるのに、知らないことは数多くあり、知らなくても生きていけてしまう。だけどその美しさに触れてしまったら、好奇心は抑えられない。海へ還る日の主人公同様、理科と数学が苦手だけど、妄想の止まらない子供だった。我々が生きている世界では地中に銀の雪が降り、広大な海ではクジラの歌が響きわたっている。目に見えないような小さな生き物にも、美しい幾何学の螺旋が刻まれている。弱いだけで何も儘ならない自分も、美しい生の連鎖にいることを思い出し、心に芯が通るような心地になる。

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本屋大賞ノミネート作品だったので読了。科学と聞くだけで身構えてしまう理系オンチですが物語として読むと素直に感動させられ驚いた。どの話も興味深く面白い。学生時代にこんなエピソードから入ってたらもっと科学に興味もてたのかも。科学が好きな方ももちろん苦手な方にも読んで頂きたい1冊です。

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あぁいいな、この本。と思う。 果てしなく広がる宇宙のことばかりで、自分の住む地球のその内側なんて、考えたことがなかった。 知らない知識に触れるたびに、感嘆する。 きっとまだまだ知らない世界が沢山あるのだと思う。 みんな同じくここに生きているけれど、持っている知識はそれぞれで、見えている世界は皆異なるのだろう。 科学の知識が人の人生と組み重なって、希望を生む。どんなことも、突き進めれば、景色が開けるその瞬間がある。 この地球で、耳を澄ませ、匂いを嗅いで、目を凝らし、風を感じて、希望を描いて生きていく。 この作品が与えてくれる光が、世界を優しい色に染めていく。祈りにも似た気持ちで、それを多くの人と分かち合いたいと願う。 あぁいいな、この本。

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・八月の銀の雪 ・海へ還る日 ・アルノーと檸檬 ・玻璃を拾う ・十万年の西風 収録されているのは五篇。『八月の銀の雪』という不思議なタイトルにまず惹かれた。その意味は後々分かるが、いずれの作品にも科学的な要素が織り交ぜられている。地球、動植物の生態、気象、兵器など、どれも興味深く読み進めた。 主人公たちは、年齢も立場もそれぞれ違うけれど、みな自分の居場所を見つけられずにいる。そんな人たちが、思いかけずに出会う科学的な世界に引き込まれていく。著者も研究者としての経験があり、真摯に研究に取組む人の魅力が伝わってくる。巻末にある参考文献の多さにも納得。 人生に迷い悩む人たちが、自分を見つめ一歩踏み出すきっかけとしての科学。新鮮な読後感だった。

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読み進めるにつれ、新たな発見と驚きに胸がいっぱいになった。本書で描かれる数々の科学の話は、壮大で浪漫がありながら、どれも身近に目にしているものばかり。何も見えてなかった事に気づかせてくれたような、瞼をこじ開けられたような、優しくて、衝撃的な読書体験だった。 どの科学の話にも、背景にはそれを解き明かした人間達がいた。そして今なお追求していく人間達も。人間が好きだと、科学のお話を読んでそう思えた。

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本屋大賞ノミネート作品なので読んでみた。 決して派手ではないが、心に染み入る小説の数々がそこにあった。 どの物語も、その先に光が見えてくる。 ああ、私はこういう本が好きなんだなあ、と再認識させてくれる1冊であった。

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タイトルから勝手に想像していたありがちな淡い物語とはまったく違い、科学的な事象や歴史、実在する人物や功績をモデルとしつつ、ほのかに心に温かみを残す素晴らしい作品集でした。繊細なのに力強い文章、丁寧な心理描写と現実味ある台詞。もっと知りたくなったり、実際に見てみたくなったり、そして何度も読み返したくなる、そんな一冊です。

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この著者ならではの科学のきらめきと柔らかな抒情が美しく結びついた短編集。 中でも「アルノーと檸檬」が切なく胸に迫る。 アルノーという名づけのもとになったシートン動物記に出てくる伝書鳩、その数奇で哀しい運命を思い出して泣けた。

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