再建の神様

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刊行日 2021/03/02 | 掲載終了日 2021/03/04

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内容紹介

どんなに辛くても、人には希望を見つける能力がある――

当時、史上最大の倒産と言われた興人の再建を行なうなど、「再建の神様」と言われた早川種三を尊敬し、世のため人のために働くことを志していた若手地方銀行員・春木種生。

しかし、投資物件をセールスした男性が自殺、銀行員として生きていくことに挫折してしまう。

逃げるように東北新幹線に乗り込んだ彼は、再建請負人・渋沢栄二と偶然出会い、共に会津へ向かうことに。

渋沢とともに、倒産しかけた温泉宿を再建することになったのだが……。

元銀行員で、企業経営にも携わったことのある著者が、企業再建をリアルに描く、感動の長編小説。

「河北新報」「新潟日報」「長野日報」各紙での連載を単行本化。

■目次

第一章 偶然/第二章 破綻/第三章 再出発/第四章 始動/第五章 苦闘/第六章 One Team/第七章 軋轢/第八章 排除/第九章 大地震/第十章 原発事故/第十一章 被災者とともに/第十二章 花は咲く/第十三章 絆


どんなに辛くても、人には希望を見つける能力がある――

当時、史上最大の倒産と言われた興人の再建を行なうなど、「再建の神様」と言われた早川種三を尊敬し、世のため人のために働くことを志していた若手地方銀行員・春木種生。

しかし、投資物件をセールスした男性が自殺、銀行員として生きていくことに挫折してしまう。

逃げるように東北新幹線に乗り込んだ彼は、再建請負人・渋沢栄二と偶然出会い、共に会津へ向かうことに。

渋沢...


おすすめコメント

■著者からのメッセージ

コロナ禍で地域経済が破壊に瀕している。特に観光業の人たちは、絶望の淵に沈んでいるのではないだろうか。

この小説の登場人物たちも同じだ。

しかし彼らは、「希望を見つけようとする能力」を発揮し、力を合わせてそこから這い上がろうとする。

昭和40年代の大不況から日本を救い「再建の神様」と尊称された早川種三の思想を支えに、不況や原発事故などの苦難と戦う彼らの姿が、コロナ禍で苦しむ人たちの未来を照らす光になればいい。


■著者からのメッセージ

コロナ禍で地域経済が破壊に瀕している。特に観光業の人たちは、絶望の淵に沈んでいるのではないだろうか。

この小説の登場人物たちも同じだ。

しかし彼らは、「希望を見つけようとする能力」を発揮し、力を合わせてそこから這い上がろうとする。

昭和40年代の大不況から日本を救い「再建の神様」と尊称された早川種三の思想を支えに、不況や原発事故などの苦難と戦う彼らの姿が、コロナ禍で苦しむ人たち...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784569849041
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

経済小説には苦手意識がありますが、この作品はとても読みやすかったです。
「再建の神様」と呼ばれた早川種三の生い立ちや人生と業績が、
この作品の主人公 春木種生が出会う人たちや周辺の出来事と重ねて展開してく構成もよかったです。
現在の何もかもが困難な時期に読むと励まされる話でした。
私たちは、幾度も困難に直面しながらも、それらを乗り越えてきたのだと。

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起業再生の物語だが、強いリーダー論を具体事例で示した物語でもある。実在の早川種三の話を随所に絡めながら進んでいくので、説得力のある展開になっている。倒産しかかった旅館の再生という話は、昔からよくある話ではあるが、東北大震災の経験が描かれており、よりリアリティが増している。さらに復興に対する強い気持ちが読者に元気を与えているように感じる。コロナ禍でストレスフルな毎日を送っているこの頃であるが、震災復興に力を注いだ方々の強い気持ちに思いをいたし、上を向いて歩いていきたい、そんな気持ちにさせてくれる作品であった。

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倒産しかけた温泉宿を再建する様をリアルに描いた経済長編小説。若手地銀行員が挫折を機にひょんな事から知り合った男と福島県に向かい、企業再建を担う中で人として成長し自らも建て直していく感動作。尊敬する「早川種三」の言葉を交えつつ、小難しい経済の話も分かりやすい譬喩を用い説明があるから理解しやすい所が一番のオススメ点。涎を誘う会津の名産紹介もとても光って良かった

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『再建の神様』といわれた早川種三の業績や手法、考え方やその軸となったであろう若い頃の出来事をおり混ぜながら、温泉旅館を立て直す物語。業績が上がるまでの経過が問題山積みで一つ一つ解決してゆく過程がとても興味深い。人には『希望を見つけようとする能力がある。』という言葉にはハッとさせられた。ついつい後ろ向きになってしまいがちだが、前を向いて一歩づつでも進むなら道は開ける。金銭を追い求めるのでは無く、人と人、街ぐるみで皆んなで再建したいという思いだからこそ伝わる。力がみなぎり、心が熱くなる物語だった。

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東日本大震災を題材にする作品を10年後に2冊連続して読むとは。
私自身は東京恵比寿で震災に見舞われた。阪神淡路大震災も大阪で経験していたからか、同じくマズい事になると感じた。
それを大きく上回る津波、原発事故と本当に想像もしなかった事態でしたが、なんとか翌日以降も出社することが出来た。

会津若松市もどんなとこかも存じ上げませんでしたが、先月たまたま仕事で訪れることがあり、このお話を読んで縁を感じた次第です。恐らくここに書かれている以上の人々の想いが錯綜した事でしょう。また心無い声にも辛く感じた事でしょう。
まだまだもとには戻れないと思いますが、そこにコロナという未知のウイルス。
どこまで苦しめればいいのだと思ってしまう事でしょう。ですがそんな時だからこそ、力を合わせこの難局を乗り切ろうという気持ちや行動に人々は心を動かされるはず。
前を向く気持ちを無くさないように、支え合うことの大切さ。
決して忘れてならない。

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