どの口が愛を語るんだ

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刊行日 2021/03/15 | 掲載終了日 2021/03/15

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内容紹介

『流』の直木賞作家・東山彰良が新たに挑む、自由でボーダレスな短編集から、
著者が「一番の自信作」と胸を張る「猿を焼く」を公開!

さえない九州の温泉街に引っ越してきた中三のぼく。破天荒な不良とよそ者の少年は、なぜ猿に火をつけたのか? 
既に世を悟ったかのような、けだるいムードの同級生・ユナへの恋心は募るものの、地元に溶け込むための哀しい努力が空回りする日々……。
残酷さと優しさが隣り合わせるパッとしない世界、それでも生きいてくむき出しの人間たちを描く、鮮烈な描写が光る!

著者が愛してやまない英米の小説を彷彿とさせ、国境もタブーも超えて紡ぎ出された、”ここにしかない”特別な4編の物語。
※※4編の収録作品中のひとつ「猿を焼く」のみの公開です。

『流』の直木賞作家・東山彰良が新たに挑む、自由でボーダレスな短編集から、
著者が「一番の自信作」と胸を張る「猿を焼く」を公開!

さえない九州の温泉街に引っ越してきた中三のぼく。破天荒な不良とよそ者の少年は、なぜ猿に火をつけたのか? 
既に世を悟ったかのような、けだるいムードの同級生・ユナへの恋心は募るものの、地元に溶け込むための哀しい努力が空回りする日々……。
残酷さと優しさが隣り合わせるパッとしない世界...


出版社からの備考・コメント

★発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください★
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

★発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください★
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

「物語を構築して、それで文学性をつくれないかという、この作品での東山さんの手つきは、すごく新鮮でした」(「群像」2020年2月号掲載・創作合評より)と芥川賞作家・上田岳弘氏も感嘆した、東山さんの新たなるチャレンジ。
2021年の今こそ読みたい、パンチの利いた傑作です!

「物語を構築して、それで文学性をつくれないかという、この作品での東山さんの手つきは、すごく新鮮でした」(「群像」2020年2月号掲載・創作合評より)と芥川賞作家・上田岳弘氏も感嘆した、東山さんの新たなるチャレンジ。
2021年の今こそ読みたい、パンチの利いた傑作です!


販促プラン

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065223871
本体価格 ¥1,550 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)

NetGalley会員レビュー

若い男の子の葛藤や地方の生活がリアルに描かれていて、スピード感を感じます。
最後のシーンは、読んだ人がそれぞれに色んな感想を持つでしょう…。消化不良ながら、なぜか印象に残ります。
ページ数も80ページないので、すぐ読めるし、中学生にもぜひ読んでもらいたい作品です。

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東京から九州の温泉街に一家で移った中三男子。上京に夢を描く者がいるようにその逆も然り。夢と現実の出し抜けのダメージ、地方特有の閉鎖感、小さな世界で存在を維持するために方向を見失う子どもたちの揺れる心情を描いた少しバイオレンスな作品

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どこに心を持っていけば良いのか…戸惑いに答えは出ず、動揺したまま催す吐き気は哀しみを通り越して怒りと化し、しかし抗うにも到底一筋縄ではいかない泥沼のように根深い闇を感じ、黙って受け入れるしかないような絶望的な無力感に苛まれる…。
 残酷な彼らの世界は大人の無責任が作り出したに他ならない。閉鎖的で保守的な鬱々とした田舎で、身勝手な大人たちが当たり前と思い込んでいることの中には、少年少女を育む環境とは対極の闇がある。調子に乗ってその不道徳な大人のコピーとなるのも、大人の犠牲となるのも、それはいつだって子どもたちなのだ。どうしようもないやり切れなさたるや、自分の読書体験史上最悪の読後感…。
 反面、思うことは、少年たちの感情の動きを含め非常にリアルだということ。作者は、子どもたちとて綺麗事では決して語れない理不尽な現実をまざまざと炙り出している。そういう意味では、自分の読後感はきっと想定内なのだろうし、寧ろ作者の試みや目論見に嵌ってしまっているのかもしれない。
 大人が読んで何を思うのか、ちゃんと考えてもらいたい、との意図があるようにも思えた。
 第1編の「猿を焼く」のみ読めたが、他の3編もぜひ読みたい。

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