ただいまつもとの事件簿

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刊行日 2021/04/13 | 掲載終了日 2021/04/13

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内容紹介

「みんなでつくる! NAGANOVEL(ナガノベル)」

投票から生まれた作品!


夫の転勤のため長野県松本市に転居した清水真紀は、仕事も決まらず友達もできず、宙ぶらりんな日々を過ごしていた。より松本を知るために参加した「移住希望者のための説明会」がきっかけで友人ができ、東京で行方不明になった飼い猫が松本で発見された「茶トラ失踪事件」など、いくつかの”日常の謎”に挑むことに。松本の魅力たっぷりのミステリー!

「みんなでつくる! NAGANOVEL(ナガノベル)」

投票から生まれた作品!


夫の転勤のため長野県松本市に転居した清水真紀は、仕事も決まらず友達もできず、宙ぶらりんな日々を過ごしていた。より松本を知るために参加した「移住希望者のための説明会」がきっかけで友人ができ、東京で行方不明になった飼い猫が松本で発見された「茶トラ失踪事件」など、いくつかの”日常の謎”に挑むことに。松本の魅力たっぷりのミステリー...


出版社からの備考・コメント

あとがき
 一九八八年のデビューから三十三年。九十四冊目の本書『ただいまつもとの事件簿』で、はじめて長野県松本市を舞台にした小説を書いてみました。
 わたしの出身地は、松本駅から大糸線に乗って一時間ほど北に行った信濃大町駅が玄関口の大町市で、信濃大町観光大使を十年近く務めています。
 小さいころ、大町から松本まで電車で行くのは、いま住んでいる埼玉県内の、大宮駅から東京駅へ行くくらいの感覚でした。心理的には遠い、あこがれの「都会」だったのです。
 松本の高校に通うようになって、「松本」はぐっと身近な存在になりました。学校帰りに寄った店は数知れず。寄り道せずに帰ったことのほうが少ないくらいでした。
 その当時といまでは、松本の街はさま変わりしました。通った映画館も本屋もなくなり、入り浸っていた喫茶店も姿を消しました。
 けれども、変わらないものもあります。街の大きさと、松本城の位置です。
 松本という街は、観光で歩くにはちょうどよい広さなのです。駅から歩いてほどよい距離に松本の顔である「お城」が位置しています。ちょっと歩き疲れたな、と思い始める地点に女鳥羽川が流れていて、千歳橋を渡って縄手通りでひと休みすると気分転換になります。
 本書に出てくる店名は、実在のものもあれば、架空のものも、実際の店をモデルにしたものもあります。どれがそうなのか、松本の街を歩いて確認してみるのも楽しいかもしれません。
松本にバーが多い、というのは事実です。
二〇二一年 三月      新津きよみ

あとがき
 一九八八年のデビューから三十三年。九十四冊目の本書『ただいまつもとの事件簿』で、はじめて長野県松本市を舞台にした小説を書いてみました。
 わたしの出身地は、松本駅から大糸線に乗って一時間ほど北に行った信濃大町駅が玄関口の大町市で、信濃大町観光大使を十年近く務めています。
 小さいころ、大町から松本まで電車で行くのは、いま住んでいる埼玉県内の、大宮駅から東京駅へ行くくらいの感覚でし...


おすすめコメント

2019年11月に実施した、新たな長野県ご当地小説の舞台を、公募で決定する企画「みんなでつくる! NAGANOVEL(ナガノベル)」。投票の結果1位に選ばれた「松本城」のある松本市を主な舞台に、松本の街に惹かれて移住した住民たちの周囲で起こる、ちょっとした事件を描く日常ミステリー。松本のいいところがたくさん詰まっています! 地元愛溢れる著者による、「 I ♡ 松本」感満載の作品をぜひお楽しみください。

2019年11月に実施した、新たな長野県ご当地小説の舞台を、公募で決定する企画「みんなでつくる! NAGANOVEL(ナガノベル)」。投票の結果1位に選ばれた「松本城」のある松本市を主な舞台に、松本の街に惹かれて移住した住民たちの周囲で起こる、ちょっとした事件を描く日常ミステリー。松本のいいところがたくさん詰まっています! 地元愛溢れる著者による、「 I ♡ 松本」感満載の作品をぜひお楽しみくださ...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784334791780
本体価格 ¥640 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

Iターンした人達の話の中に謎解きが盛り込まれている感じのストーリーでした。謎解きは事件だけでなく、人の心の中を知るという意味での謎も含まれていて、感情や人間関係を大切にしている話だと思います。また、高齢者とその息子との今後の人生にかかるやりとりなどがあり、非常に盛り沢山の内容ながら、うまくリンクされていて読みやすく、凄い作家さんだと思いました。

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読んでいて強く思ったのは『私も松本に住みたいっ!』という事。何て魅力的な所なんだろう。作者は信濃大町観光大使を10年近く務めているとの事。なるほど、魅力が十二分に伝わってくる。そんな素敵な場所を舞台に日常ミステリーが展開される。様々な理由で松本へ移住した様々な背景の女性達の感情が紙面から溢れてくる。今すぐの移住は無理だとしてもコロナが落ち着いたら是非とも訪れてみたい。

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