稲荷町グルメロード

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刊行日 2021/04/15 | 掲載終了日 2021/04/15

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内容紹介

『名も無き世界のエンドロール』で最注目の作家が描く、お腹が空いて心が満たされる、胸きゅん口福ドラマ、開幕! 

 

「報酬・年額二千五百万円」 

「求む! 若き感性!」 

十八歳以上なら大学生でも応募できるという市の「アドバイザー」契約。 

金に釣られ応募した大学生・御名掛幸菜が目にしたのは「ゾンビロード」とまで呼ばれる寂れた商店街だった!  

そのアドバイザーに選ばれた謎多きイケメン・瀧山クリスと共に、この街にグルメで元気を取り戻すべく、幸菜が奔走する! コーヒー、和菓子、寿司、中華――。美食礼賛の口福ドラマが開幕します! 


【著者略歴】

行成 薫(ゆきなり・かおる) 

1979年宮城県生まれ。2012年『名も無き世界のエンドロール』で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。本作は2021年映画化された。他著に『彩無き世界のノスタルジア』『KILLTASK』『スパイの妻』『本日のメニューは。』『僕らだって扉くらい開けられる』がある。 



『名も無き世界のエンドロール』で最注目の作家が描く、お腹が空いて心が満たされる、胸きゅん口福ドラマ、開幕! 

 

「報酬・年額二千五百万円」 

「求む! 若き感性!」 

十八歳以上なら大学生でも応募できるという市の「アドバイザー」契約。 

金に釣られ応募した大学生・御名掛幸菜が目にしたのは「ゾンビロード」とまで呼ばれる寂れた商店街だった!  

そのアドバイザーに選ばれた謎多きイケメン・瀧山クリスと共に、この街...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784758444033
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

何だか大学生がグルメで町おこしをすると言われても、夢物語では?という先入観を持って読み始めましたが、それぞれのお店が持つ課題、解決方法が人情味溢れ、かつなるほど、そういう解決法があるんだ!と妙に納得できる感じがして、日本中の同じような地域でも、人の繋がりを大事にしつつ、伝統と改革の狭間で頑張って欲しいと思いました。

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4月15日発売予定 角川春樹事務所
行成薫著『稲荷町グルメロード』読み終わりましたので感想をお伝えします。

突然ですが、商店街は好きですか?私は大好きです。少し離れた場所の商店街に行くのが私の楽しみなのですが、最近はシャッターが閉まっている所が多く寂しくなっていました。
今回の作品も寂れた商店街が舞台となっております。商店街の活性化の為、市のアドバイザー契約を結ぶと報酬はなんと2500万円。
アドバイザーと一緒に主人公は商店街の活性化に立ち上がります。

食べる事大好きな方、商店街大好きな方ぜひぜひ読んで見てください。感動する場面もあり、作品読了後には心がお腹いっぱいになること間違いないです。
本日の我が家の夕飯は麻婆豆腐に決まりました。文中に出てくる麻婆豆腐が食べたくなったからです(笑)

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食べ物やグルメを軸にした小説は多いですよね。
美味しいものに何を掛け合わせるか、作家さんの腕の見せどころ。
その点で、この作品は巧さが際立っていると思います。

商店街の活性化、都合の良い夢物語でなく、まず、商店街の人たちがシャッター街に住み続ける事情と新市長の公約と市の「まちづくり振興課」との関係など、
社会問題が浮き彫りにされてから始まるので、とても現実感があります。
表紙や帯からは軽い感じを受けますが、浮ついたところのない良作です。
老舗和菓子屋の若社長と亡き父の思い出、鮨屋の大将の拘りと娘との確執、中華料理「三幸菜館」とアドバイザーふたりの繋がり。
心が温かくなり、読後感のよい作品です。

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商店街再生アドバイザーとそのアシスタントとして雇われた女子大生。2人は閑散とした商店街ゾンビロードを復活させることができるのか!店の売上向上計画に次々と立ちはだかる困難。壁にぶつかるたびにアドバイザーたちの誠実さと熱意が人々の心を突き動かし、店の再生だけでなく、離れてしまった人と人との心の傷や繋がりもあたたかく再生していく。徐々に登場人物たちの思いもよらぬ縁や様々な事情も見えてきて、ときにはほろりとさせられる。人と店の再生の物語は花開くような未来と夢、贅沢なおいしさで心を包み込み、とても優しい気分にさせてくれます。

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ゾンビが出現しそうな程に寂れてしまった商店街。私の小さい頃は野菜は八百屋、魚は魚屋、肉は肉屋という感じで商店街で買い物をするのが常だった。天井から下がっている笊に入れられるお金、秤の上に載せらた紙に包まれる肉、一山で売られる野菜や果物。めちゃくちゃ懐かしい。お使いに行くとご褒美に貰ったコロッケや、取れてしまったバラバラの葡萄の味まで蘇る。気さくで元気の良いお店のおじさんやおばさん。スーパーは便利だけど、人の繋がりがあった頃を思い出し懐かしさが溢れてくる。そんな商店街を復活させる素敵な物語。

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大学生の幸菜が寂れた商店街を活性化しようプロジェクトのアドバイザー募集の報酬に釣られ応募し落選するも、アドバイザーに選ばれた謎多きイケメン・クリスに誘われ一緒に商店街の再生に取り組む物語。再生するお店として出てくる和菓子屋、寿司屋、中華屋、それぞれに出てくる家族絡みのエピソードがどれも良くて、新たな一歩を踏み出していく様に希望を感じ、クリスと幸菜を結んだ不思議な縁に驚きつつもグッと来た。もっともっとグルメロードに美味しいお店が増えていきますように。行成さん2冊しか読んだことなかったけれど、色々違った色の作品を書く人であることを知れた。

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