沈黙の終わり(上)(下)

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刊行日 2021/04/15 | 掲載終了日 2021/04/15

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内容紹介

堂場瞬一作家デビュー20周年を飾る記念碑的上下巻書き下ろし! 

30年間隠されてきた幼女誘拐連続殺人。 

県を跨ぎ、幼女ばかりを狙った卑劣な事件を、新たな犯行を切っ掛けに新鋭とベテラン、ふたりの記者が追う。 

しかし真実を明らかにしようとする記者たちの前に立ちはだかったのは、縄張りに拘る無駄な県警のプライド、そして利権を死守したい政権による圧力だった――。 

果たしてふたりは最悪の殺人事件の真相を暴けるか!? 


堂場瞬一作家デビュー20周年を飾る記念碑的上下巻書き下ろし! 

30年間隠されてきた幼女誘拐連続殺人。 

県を跨ぎ、幼女ばかりを狙った卑劣な事件を、新たな犯行を切っ掛けに新鋭とベテラン、ふたりの記者が追う。 

しかし真実を明らかにしようとする記者たちの前に立ちはだかったのは、縄張りに拘る無駄な県警のプライド、そして利権を死守したい政権による圧力だった――。 

果たしてふたりは最悪の殺人事件の真相を暴けるか...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784758413749
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

上下巻、ページ数に怯みましたが、展開が早くて、一気読みでした。
千葉、埼玉両県警は一体何を隠しているのか、圧力をかけているのは誰か、
とにかく先が気になります。
それにしても、幼い子どもの命を何だと思っているのか、
もみ消しを計った人物には怒りしか感じません。
「出た、大物政治家!」、やっぱり…など、起爆剤投入も期待通りです。
「何か情報が出てくるかもしれないから記事にしてほしい」被害者家族の胸の内を思うとやり切れません。
元キャリアの女性作家登場。堂場先生の作品では珍しいので、わくわくしながら読みました。
本郷響(小松優希)主役で一本、お願いします。

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20周年記念作品!ワクワクしながら読みました!警察の圧力にめげずに30年前から起きている女児行方不明事件を調べる二人の新聞記者さんたちの執念には敬服しました!元警察官の女性作家響さんの存在もすごくよかったです!先生の作品は大好きなので読みますが今回は警察官ではなく新聞記者というのもすごく新鮮で読み応えのある作品でした!

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4月15日発売予定 角川春樹事務所 
堂場瞬一著『沈黙の終わり』上、下巻読み終わりましたので感想をお伝えします。

上下巻の大ボリュームですが、作品に惹き付けられあっという間に読み終わります。

権力は良いことに使いましょう。ウソはいけません。被害者の子ども達が本当に可哀想。それを暴いてくれた記者の方々、、、全てが分かった時スカッとしました。犯人、犯人家族には腹が立っているのは変わりませんけど。
もう少しで発売です。お楽しみに。

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デビュー20周年を飾る、正義とプライドをかけた新聞記者と警察の攻防を描いた超大作。30年以上有耶無耶にされた幼女をターゲットにした断続的な事件の違和感に気付いた若手記者とベテラン記者、全く違うタイプの二人がタッグを組み警察がひた隠しにする真相にアプローチしていく場面に、各々のキャラの個性が強く出ていてとても魅力的だった。相手によって使い分ける喋らせるための空気感にリアリティがあり、真相に迫るたび息を飲んだ。子供を失った家族の三者三様の対応も興味深く、共感出来る部分が多かった。一緒になって悪を追い詰めていってる感覚がわくハラハラの展開。

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長い作品だったが、ひきこまれる読ませ方、なので、細切れにしてもよみつづけられる。作家生活20周年記念作品と銘打たれている。じつは過去作を読んだことがないのだけど、ミステリー、謎解きを楽しむ類の作品では無い、ファンが多いのは、つまり作者の作風はいつもこんなかんじなのかな?と想像するのみだが。
正直謎解きを楽しむ本ではぜんぜんなく、何人かの関係者、ここでは新聞記者を軸として、報道する側の、ここでは社会部の記者の、社内での駆け引き、同じ車内でも部署の違いでこうも動き方が違うのか、と驚かされるものがある。視点が刻々と変わる面白さ。ネタ元とのかかわり、かけひき。
面白かったです。読ませてくださってありがとうございました。

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単なる推理小説ではなく、警察とマスコミ、さらには政治との関係も描かれて、ミステリー要素よりそちらの方が強く感じられる話でした。特にマスコミの置かれている現状、世代交代、定年間近の年齢ならではの苦悩も丁寧に書かれていて、とても面白かったです。

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東日新聞記者たちの巨悪を追い詰める奮闘の物語。
千葉県野田市で起こった幼女の失踪殺人事件と4年前に埼玉県で起こった幼女の失踪事件に記者が引っ掛りを持ったことをきっかけに千葉県と埼玉県で同様の事件が後5件、計7件起こっていることが明らかになる。
警察からも取材に圧力がかかり、想像を絶するような大きな闇が潜んでいる予感。
元キャリア警察官僚の女性作家がネタ元として登場した辺りから物語は、一気に動き出す。
警察の関係者は、皆忸怩たる思いを抱えて生きて来たのが想像できる。
点が線として繋がり出し、現総理秘書官、大物政治家へ辿り着く。
そして、連続女児行方不明、死体遺棄事件の真相が明らかになる。
記者たちは、本社、地方支局一丸となって裏付けに乗り出す。
記者の矜持を感じた。
事あるごとに内部、そして政治的圧力が掛かり、もうダメかの連続でハラハラドキドキ。
政権交代という神の手に乗じ、記事は無事掲載される。
正義は勝つと信じたい。

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30年前から数年おきに起こる幼女不明、殺人事件の真相を暴くため、定年間近の新聞記者・松島と、若い記者・古山は動き出す。だんだんと明らかになる警察の闇。
いくつもの挫折を繰り返し、犯人にたどり着いた二人だが・・・。
「政治家はいなくなるが、記者はいなくなることはない。」ベテランの記者魂は若い記者に受け継がれる。警察と政治家はこうやって繋がっているのか、と少し不安になった。

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『沈黙の終わり』

江戸川近くで起きた少女殺人事件…
新聞の若手記者とベテラン記者が調べると、約30年の間に千葉埼玉で少女の殺人・行方不明事件が多発していたことが分かる。
これは隠蔽されていたのか…
真相に近付くに連れてとんでもないところに行き着く。

事件に迫って解決に向かわせるドキドキ感…そして、人の深いところの描写が凄まじかった。
人は何年もすれば変わる。
それは、組織に取り込まれてというのもあるかもしれないが、病気や内面からということもある。
変わったことに自分は気付けるか…周りが気付くことが多い気がする。
もちろん変わらないところもあるのだけど…

人を動かし組織を動かす。
時の流れを読んで決定打を打つ。
見事な結末だった。

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物語は女児の遺体発見から始まる。過去にもとてもよく似た事件が…。一番古いものは33年前まで遡る。同一犯による連続殺人事件なのか。警察の権力に記者達は立ち向かえるのか。そして犯人は誰?何故、警察は犯人を隠すのか?気になる事だらけ。下巻に入って物語はグングン進んでいく。政治家、警察と本来ならば正義でなければならないはずの人達のあまりの堕落した状態に怒りすら覚える。正義を貫くという使命感を持つ新聞記者達はその正義を貫く事が出来るのか。権力を持つ者がその権力を間違って使う…何も知らされないまま泣き寝入りをするのは国民。こんな腐敗した権力者達は小説の中だけであって欲しい。

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とても面白かったです。少女の失踪殺害事件をきっかけに、未解決の少女の行方不明事件が多発している事に気づいた新聞記者が、調べを進めていくうちに警察の隠された闇の部分に迫っていく。上からの命令が絶対という警察の仕組みが犯人を野放しにし、その結果多くの少女が犠牲になっていく。圧力に負けずに巨悪と戦う記者たち。かなりのページ数でしたが、読み始めたらあっという間でした。

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メディアの力を感じさせるようなすごく読み応えのある作品でした。
上下巻で長いものの、下巻からはあっという間に読んでしまいました。
私自身も十二指腸潰瘍で、登場人物と同じように胃の痛みを感じながら読みました(笑)
最後の最後までやきもきさせられましたが、とても面白い作品でした。
願わくばこのようなことが現実には起こらないでほしいですね。

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作家デビュー20周年記念碑的書下ろし。7歳の女の子が遺体で発見されたという痛ましい事件から、30年前の別の殺人事件を思い出した定年間近の記者が、同じく他の事件との繋がりを感じた若い記者と県境を越え情報を提供しあいながら取材を進めると、30年間隠蔽されていた連続殺人の疑惑が浮かび上がる。元新聞記者だけあってこのリーダビリティはたまらない。
新聞は斜陽産業と呼ばれているが、web、週刊誌、それぞれ違うということを思い出させられながら、記者たちの闘いを追った。これだけの隠蔽がどうして可能だったのか、黒幕は、そして全てを知っていたのは誰なのか。ベテランならではの人脈、若手ならではの行動力、チームとしての信頼関係…さらに元キャリア官僚の女性作家の出現など読み手を摑まえて離さない。沈黙を終わらせる賽をふったのは神か時か…。記者の生き様をたっぷり読ませてもらった。現実にこんなことが起こるとは考えたくない。こんな権力はまっぴらだ。

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堂場先生、作家デビュー20周年記念作品。主人公で定年間際の新聞記者、松島の心情がとてもリアルに描かれています。
 狭い地域で30年間起こり続けた幼女誘拐、失踪殺人事件。それなのになぜ記者も警察も動いてこなかったのか⁉︎正直イライラしながら読みすすめました。そして気になりすぎて読むのが止まらない!
 コロナ禍でも問題視されている縦割り行政。この本でもそこを突いて事件が起こり続けます。こんな感じなんだ、と小説ということを忘れてうなずいてしまいました。そして男たちの熱い心情の吐露。長いこと警察小説を書いてきて、これが言いたかったのかな、とも思ってしまいました。

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