お話のたきぎをあつめる人

魔法の図書館の物語

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刊行日 2021/04/17 | 掲載終了日 2021/06/30

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内容紹介

オランダ王室妃殿下と人気作家が紡ぎだした、ふしぎなおとぎ話が日本初刊行!

おじいちゃんと二人きりでくらしている女の子ステレは、本やお話が大好き。ある日おじいちゃんから、お城に「お話の図書館」がある、と聞いて、出かけていきますが、だれもいないお城で、図書館を見つけるのはたいへんでした。そして、図書館やお話を楽しめるようになったのもつかのま、魔女がステレにのろいをかけ…? 

子どもの本に造詣が深いオランダの妃殿下が、物語や本の楽しさを子どもたちに伝えようと、人気作家と共に書いた本。

西村由美訳 佐竹美保絵

オランダ王室妃殿下と人気作家が紡ぎだした、ふしぎなおとぎ話が日本初刊行!

おじいちゃんと二人きりでくらしている女の子ステレは、本やお話が大好き。ある日おじいちゃんから、お城に「お話の図書館」がある、と聞いて、出かけていきますが、だれもいないお城で、図書館を見つけるのはたいへんでした。そして、図書館やお話を楽しめるようになったのもつかのま、魔女がステレにのろいをかけ…? 

子どもの本に造詣が深いオランダ...


出版社からの備考・コメント

A5判、128P、小学校中学年から

A5判、128P、小学校中学年から


おすすめコメント

●「識字教育財団」を立ち上げるなど、子どもの本の振興に力をそそぐ、オランダのローレンティン妃が、子どもたちに大人気の作家パウル・ヴァン・ローンとともに作った素敵な物語が届きました。お話を楽しむこと、本を読むことがいかに人々の心に活力と希望をもたらすかが伝わる1冊です。たっぷり入った日本語版オリジナルの挿絵は、『アーヤと魔女』の佐竹美保!

●著者のローレンティン妃は3人の子の母であり、ユネスコの識字推進親善大使としてもご活躍されています。高校時代に東京で暮らした経験があり、日本の皇室との交流も活発。

●佐竹美保による書き下ろし挿絵は67点! スタジオジブリ作品『ハウルの動く城』原作者のダイアナ・W・ジョーンズに「世界中で一番好きな挿絵画家」と評された、ファンタジーの挿絵の第一人者。映画『アーヤと魔女』原作の挿絵と、映画の舞台・キャラクター設定も担当。

●「識字教育財団」を立ち上げるなど、子どもの本の振興に力をそそぐ、オランダのローレンティン妃が、子どもたちに大人気の作家パウル・ヴァン・ローンとともに作った素敵な物語が届きました。お話を楽しむこと、本を読むことがいかに人々の心に活力と希望をもたらすかが伝わる1冊です。たっぷり入った日本語版オリジナルの挿絵は、『アーヤと魔女』の佐竹美保!

●著者のローレンティン妃は3人の子の母であり、ユネスコの識字推...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198652845
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

まず、絵の可愛さに惹かれました。
本に関する仕事をしているものとして、読書や物語の魅力を伝える読み物には心惹かれるものがあるのですが、この本はそれが存分に表されていて、とても心地よかったです。
物語を“読む”だけでなく“語る”楽しさ、物語を“友達”と言う主人公の気持ち、物語で繋がっていく人間関係がとても素敵で、優しい物語だなと思いました。
ちょいちょい挟まれた挿絵がかわいいのも魅力のひとつです。

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少女が、打ち捨てられたお城で正しい図書館の扉を探します。おじいちゃんからは、正しい扉は自分にしか見つけられない、と言われています。様々な絵が描かれた扉は本の表紙を表していて、自分の本は自分で見つけることが大事だと言われているのかなと思いました。作者がオランダ王室の方、というのも素敵です。

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本と本に対する愛情がひしひしと感じられる物語でした。
佐竹美保さんの挿絵もふんだんで、そちらも十分楽しむに値するものでした。
ステレがおじいちゃんに勧められて、自分だけの「お話の図書館」を探す件は、どきどき。
おじいちゃんが場所を教えてあげられないと言ったのは、本との出会いは自分自身の発見や感動としか響き合わないからでしょうか。
他人にいくらいい本だと言われても、自分がそう感じられなければ意味のないことですからね。
お話を待つ人々に、語り聞かせることの喜びを知ったステレと、それを聞くことの楽しみを知った町の人々。
そしてまた、邪心に凝り固まった魔女の心をほどいていったのも物語の魅力だったことが胸を打ちます。
物語を人はこんなにも求めているのだと知って、言いようのない感覚を覚えました。
誰でも、お話のたきぎを持っているのかもしれません。

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ステレが見つけたお話の図書館って夢のようですね。いろんな本があって、その本が話しかけてくるっていうイメージがとってもステキです。こんな図書館があったら、毎日時間を忘れて本を読んじゃうでしょうね。

 そして、読んで覚えたお話をすると、それを聞きたくて大勢の子どもたちが集まってくるというのもステキ。こうやって物語を愛する人が増えていくっていいですね。

 挿絵も可愛くてお話にピッタリ!

 お話を読んだり聞いたりする幸せな時間を増やしたいなって、この本は語りかけてくれるようです。

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出版社&イラスト&題名を見て、是非読みたい!と思いました。
期待通り、本や物語への愛情がたっぷり込められている素敵な本。
佐竹さんのイラストが物語に彩りを添えています。

読書感想画の本の候補としても図工科に紹介できそうです。
図書館からは、読書週間のときに、中学年に向けて紹介したいです。
(ただ、刊行日から計算すると、いろんな準備を考えると春の読書週間には微妙に間に合わないところが残念です)

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オランダ王子妃と人気作家の異色のリレー児童書。教育(識字)に力を入れている事が良くわかる負担にならない文字数と挿絵のタイミング。子供たちに学ぶ事(インプット)と伝える事(アウトプット)、そして共有し支え合う事の大切さを伝えた、物語への愛が詰められた素敵な作品

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佐竹さんの挿絵が本当に素敵です!おはなしにピッタリで、読み手の理解を助けるだけでなく、物語の世界に連れて行ってくれます。
カワッテールおじいちゃんや、肩に乗っているリス、たきぎの枝ひとつひとつが物語になっているところなど、日本の物語とは違う不思議さがあって、とても面白かったです。
本を読み、それを他の人語り、一緒に楽しむ。この本を読んだ子ども達にも、その楽しさが伝わるといいなと思いました。

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色々な世界へ行けて、色々な生き物に出会えて、本を読むって楽しいじゃん!
そのわくわくが、ステレから村の人々へ伝染していく。
ひとりぼっちの代名詞みたいな扱いが多い読書を、人と心をつなげる目に見えない力の根源として描いているのが、本好きにはちょっと嬉しい。

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なぜかオランダには少し縁があって、幼馴染が暮らしている。彼女の娘が、王様の誕生日に書いた手紙に返事がきた!て驚いていたことを思い出す。(印刷されたものであろうとも)人々と王室との距離が近い国なのだろうと思う。ちなみに首相も自転車で通勤し道ゆく人とセルフィーをとってくれるそうだ。

王室の一員(王室に嫁した方とのこと)で識字活動に尽力しているのだそう。ライデンに生まれ、ハーグの高校に通い、東京にも住んだことがあるとか。日本オランダの親善の書でもあるのかもしれない。いちばんはじめに日本語に訳されたようなので。

Musical をみつけました。1時間以上、オランダ語。

https://youtu.be/NEZG4Qy8TOA


そして、日本語版がでた、という記事が!

https://www.efteling.com/nl/blog/nieuws/20210415-japanse-versie-boek-sprookjessprokkelaar

Japanse versie van het boek De Sprookjessprokkelaar
オランダ語。

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物語を愛する気持ちがこれでもかと溢れるストーリーは読んでいてホッコリしてくる。おじいちゃんと2人暮らし。友達は森の動物たちとたった1冊の本。そんな少女が出会う沢山の本と物語。沢山の物語を知った少女は街の人達に語りだす。こうやって物語は受け継がれていくんだなぁ。可愛らしく素敵な挿絵も沢山あって暖かくウキウキ、キラキラする物語。

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本を読むすばらしさとまた聞かせることへの喜び・達成感を感じることができるんだなと思いました。
「本の図書館」に行くまでの厳しさ、魔女のいじわるもありドキドキもハラハラも!

オランダ大室の方が作者っていうのがまた素晴らしいですよね!
子供たちにもぜひ読んでほしいと思います。

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巷ではメーガン・マークルさんが絵本を出したことで話題になっていますが、この本はオランダのローレンティン妃が出した本。調べてみたらとてもきれいな方!王室の人が書いたおとぎ話なんて素敵すぎる!
識字教育を推進している方らしく、そこもいいなと思いました。

おはなし図書館にまつわるお話でしたが、とても素敵でわくわくしました。
魔女なんかも出てくるんですが、その魔女は実は・・・というところもとてもよかったです。

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『お話のたきぎをあつめる人』というタイトルが不思議。ただの”お話”じゃなくて”お話のたきぎ”って?
本の半ばにさしかかると、ページをめくるのが何かもったいないような、いっぱいにふくらんだ期待感をもう少し楽しみたいような、そんな気持ちになります。カワッテールおじいちゃんは、リスさんは、もしかして・・・
そんな想像力を、思いっきり後押ししてくれるのが、佐竹美保さんの挿絵。どの挿絵をとっても、もうそれ自身が一つのお話です。時を忘れてその世界にとっぷりとつかりました。
印象的だったのは、ステレがお話の図書館へ行けなくなってしまった時のこと。
「以前より、さらにひとりぼっちになった気がしました」というステレ。
きっとこのさびしさこそがステインのお母さんを変えてしまった原因ですものね。
体は食べないと生きていけない。だから、お腹がすくように、お話を読んだり人に話したりすることなしには、心は生きていけない。干からびてしまう。だからこそ”さびしさ”はとても大切なこころの叫び声。
でも、こんなにも寂しくなるのなら、お話の図書館を、街のみんなのことをなかったことにすればよいのでしょうか?そうではないですよね、カワッテールおじいちゃん。それでは心が魔女になってしまうものね。
物語は期待を裏切ることなく、余韻と秘密の中に終わります。
素敵なお話をありがとうございました。出来ることなら、お話の続きが読みたいです!

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