怪談えほん いるの いないの

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2012/02/10 | 掲載終了日 2021/05/05

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#怪談えほんいるのいないの #NetGalleyJP


内容紹介

おばあさんの住む、とても古い家で、ぼくはしばらく暮らすことになった。

その家の上の方はとても暗い。
暗がりに、誰かが「いる」ような気がしてならない。
気になって気になって仕方ない――。

京極夏彦と町田尚子が、腹の底から「こわい」を引摺り出す。

おばあさんの住む、とても古い家で、ぼくはしばらく暮らすことになった。

その家の上の方はとても暗い。
暗がりに、誰かが「いる」ような気がしてならない。
気になって気になって仕方ない――。

京極夏彦と町田尚子が、腹の底から「こわい」を引摺り出す。


おすすめコメント

「怖い絵本」の火付け役となった〈怪談えほん〉シリーズ。

怪談や幻想文学の第一線で活躍する作家たちと、ベテランから新進まで異彩を放つ作風で実績ある画家たちとが相携えて、子供たちの柔らかな魂を揺さぶり、視えない世界への畏敬の念や未知なるものへの憧れを育むような、かつてないコンセプトの絵本を生み出したい!
──監修者と編集者たちの熱き思いに始まった企画でした。

それは同時に「恐怖や怪異を主眼とする絵本」に対する根強いタブー意識への挑戦でもありました。
おりしも当時の日本は震災後の混沌とした状況下(怪談えほんシリーズ 第1期の刊行開始は2011年10月)にあり、こうした野心的試みがすんなり受け入れられるのか、不安を抱えた出立となったのです。

けれども幸いなことに〈怪談えほん〉は、発売直後から大きな反響を呼び、全国各地でトークイベントや朗読会、原画展が開催され、子供から大人まで幅広い層に愛される、息の長いシリーズに成長していきました。
(「〈怪談えほん〉第3期スタートにあたって」東 雅夫(シリーズ監修者・文芸評論家)より一部抜粋)

今回、シリーズの中でも特に「怖い」と言われる、京極夏彦氏の『いるの いないの』を公開いたします。

暗がりには、何かが「いる」のでしょうか。
なにも「いない」のでしょうか。
もしも、「いる」と思うなら―――

京極夏彦と町田尚子が描く、空間の「こわさ」。

「怖い絵本」の火付け役となった〈怪談えほん〉シリーズ。

怪談や幻想文学の第一線で活躍する作家たちと、ベテランから新進まで異彩を放つ作風で実績ある画家たちとが相携えて、子供たちの柔らかな魂を揺さぶり、視えない世界への畏敬の念や未知なるものへの憧れを育むような、かつてないコンセプトの絵本を生み出したい!
──監修者と編集者たちの熱き思いに始まった企画でした。

それは同時に「恐怖や怪異を主眼とする絵本」に対す...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265079537
本体価格 ¥1,500 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)

NetGalley会員レビュー

京極夏彦さんのシンプルな言葉と町田尚子さんの無駄のなく淡々とした画風が相まって、最後のページで恐怖が倍増する。シンプルこそ怖い!!
職場の図書室にてにて夏のヒンヤリ・コワイ本展示の絵本にしたいと思います。

このレビューは参考になりましたか?

作者・京極夏彦さん。すごく豪華!
この絵本は実は前に本屋で絵本いいのないかなと立ち読みしたもので、
その時は「怖すぎる!これは子供にトラウマを与えるかもしれない!」と思ったほどで買うのはやめました。
そして今回また読んでみてやはり最後の1ページの絵が本当に怖い!!!
怖すぎてトラウマになります。

このレビューは参考になりましたか?

「怪談えほん」シリーズでも特に怖い!ホントに!
大人でも十分楽しめる怖さです。
この絵本を読んで、子どもは夜寝られるのか?
おばあちゃんちに行くの怖くなるんじゃ?

京極さんの多くを語りすぎない文章、
町田さんの陰の具合、猫の表情
この二人最強です。

このレビューは参考になりましたか?

「ひさしぶりだね! おかあさんは怖いというけど、こわくないの、せつないの。そういうもんでしょ?」(16歳男子、幼い頃読んだ記憶がはっきりとある、くうきにんげん が怖かったという) 「こわくねーよ」(13歳男子朗読担当) 情報が与えられないことで想像力をくすぐる。勝手に怖がっている。

このレビューは参考になりましたか?

ほんとうに怖いのは、こういうのだと思います。旧家の屋敷のはりに奥にこちらを睨みつけている男性。たぶん、霊だと思うのですが、それがいるのは知っているが、それでいて無視して生きている。幽霊との共存なのか妥協なのか。とにかく怖い、ゾッとする。

このレビューは参考になりましたか?

おばあさんのいえは木造です。柱は太くて、天井がとても高くて、はりの辺りは暗くてよく見えません。

 猫はいっぱいいるけど、人間はおばあさんとぼくしかいなくて、ちょっと怖いんです。

 気になって上の方を見ていたら、誰かがいるみたいなんです。

 おばあさんは「うえを みなければ こわくないよ」っていうけど

 
 おばあさんの いえには

 なにかが いるからね。

 心臓が弱い人は 読まないでね。

このレビューは参考になりましたか?