死にたがりの君に贈る物語

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刊行日 2021/05/13 | 掲載終了日 2022/01/23

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内容紹介

続々重版 大ヒット御礼! 

Tiktokや各SNSで話題沸騰中の、今年一番の感動作。

――あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。


全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた17歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。

やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。いずれもミマサカのファンで小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった作品の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで事件が起きて――。著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ!

イラスト:orie


続々重版 大ヒット御礼! 

Tiktokや各SNSで話題沸騰中の、今年一番の感動作。

――あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。


全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が告げられた。奇しくもミマサカの作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた17歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、...


おすすめコメント

「盤上に君はもういない」でさらに話題となった綾崎隼さんの書き下ろし小説! 一見、青春ミステリですが、読み進めるうちにあることが浮かびあがります。この世界には、物語を必要としている人間がいる。ラストは目頭が熱くなります!!

「盤上に君はもういない」でさらに話題となった綾崎隼さんの書き下ろし小説! 一見、青春ミステリですが、読み進めるうちにあることが浮かびあがります。この世界には、物語を必要としている人間がいる。ラストは目頭が熱くなります!!


出版情報

ISBN 9784591170083
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

伝説の作品に心酔し、その作者の死によって
続きを読めなくなってしまったファン達。
彼らが集まり、作品を模した共同生活することで
幻の結末を再現できるか、という物語。

サバイバル、それぞれ秘密を持っている仲間たち、
徐々に明るみになる作品の概要、と
たくさんの要素と飽きさせない展開で
とても楽しく読めました。

他者や社会との関わり方、読者と作者との関わり方。
登場人物を通して考えさせられる点もたくさん。

登場人物たちの年齢が20代前半から中盤で、少し距離を置いて読むことができました。
それと同時に、今、生きている私を含めた多くの大人は
こういう社会や他者と生きる苦しみを、
乗り越えて今、生きてるんだなと思えました。

こうした苦しみを抱えてる多くの読者へ
救いを求めてる人々へ届いてほしいと思えた作品です。

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絶望の絡み合いから、希望に変わるお話で
不幸な作家さんと少女の心が絶妙に描かれていて、良かったです。死にたくなる気持ち、今の時代sns炎上とかで色々あるとは思うけど、しっかり自分が目を開いて向き合えば救いはあるのかもしれないと、気付かないけど、周りに支えられている事もきっとある、そう思わせてくれる作品でした。
最後廃校に女の子2人だけになってしまう所でハラハラしました、少し離れた所で塚田さんか広瀬が見守っていた、とかだと良かったかな。

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最終巻を前に急逝した人気作家。様々な思惑を胸に集まったファンたちの想いはとても複雑で、それでも一人、また一人と離脱してゆく中でも感じられる希望、そしてこの企画の構図とともに明かされてゆく最後の真摯な思いには心揺さぶられるものがありました。

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物語を愛する人ならきっとわかる想いがあります。命を秤にかけては絶対にいけない。けれど命をつなぐ物語は確実にこの世に存在している。一方通行ではない読書の世界をこれからも信じていきたいと強く思う物語でした。その一方で青春ミステリに100%共感できる年齢はすぎたのかもしれないと感じる瞬間もあり…。読書は生涯できますが、作品との適齢期的な相性があるのだとしたら、悔しいなと思いました。もしくは、わたしは今、全く死にたくないからなのかもしれません。それはそれで幸せなことなのでしょう。

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若者に人気の小説家ミマサカリオリが死んだー。その衝撃は少女の自殺未遂さえも引き起こすほど。「あなたの小説が読めなくなるぐらいなら死んだ方がまし」と。そしてある事をきっかけに「あなたの小説を最後まで読んでから死なせてよ」と、少女の気持ちは変わった。ミマサカリオリと少女、お互いを救えるのは彼女同士しかいない。リオリが最後に少女に残したものは…‼️途中からハラハラ、ドキドキ。そして青春ミステリーで泣きそうになったの初めてかも。これはもしかしたら現実にある話しかもしれない。

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続きが読めないなら、生きていたってしょうがない、と言わせるほどの作品とはどういうものなんでしょうか。なぜ小説を読むのか、なぜ小説を書くのか、読者が読み終わったときに出てくる答えとは?小説を愛する人全てに読んで欲しい作品です。

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シリーズ最終巻発売前、作者の訃報がSNSで流れた。もう結末を知ることは出来ないのか。そんなとき、作品のファンの一人だった広瀬に、とある提案が綴られたメールが届いた。
『試し行動』に似たものを感じました。きっと、多かれ少なかれ作品を生み出す人たちは、リオリのような苦悩や感情、不安を持ち合わせているのでしょう。その負の感情が、生み出す側ではなくても、とても理解できました。
この作品の登場人物たちのような、愛を注げる作品を自分もいつか見つけられるのだろうか、と思いました。
ミステリ面に関しても、楽しく読ませていただきました。

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さわりだけ読んでおこうかなと思っていたのに、気づけば読了。(家事は全部放棄で)
もうあっという間に物語に囚われてしまっていた。後半からの熱量たるや、手に汗握りすぎてスマホを何度も落とす。それぐらいに小説家、読者、編集者のぶつかり合いをリアルに感じた。小説家の苦悩に、読者の盲信的な愛情に、編集者の魂に。涙が込み上げて仕方がない。
上手い言葉が出てこないけど、これだけは言わせて欲しい。
もし死んで生まれ変わったとしても、私はこの物語を絶対好きになる。何度だって読みたいと思うのだ。

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あちこちに散らばった伏線を回収して、ラストにたどり着いたら本当に驚きました。ちょいちょい物語のヒントに出会いますが、絶妙にわからないまま進んでいくですね。
それでもラストは泣けてきます。人を前に進ませることができるのは、誰かの熱い思いなのかなって。
とにかく、読んでほしい。こんなに熱く作品にのめり込めるのって、とても幸せなことなんじゃないかと思います。
そして、「Swallowtail waltz」の書籍化を切に願います。私も読んでみたい!

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