白医

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刊行日 2021/05/24 | 掲載終了日 2021/05/23

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内容紹介

「先生の手で、終わらせてくれないか」

ホスピスで起きた3件の不審死。沈黙を貫く医師が抱える真相とは?
救うべきは、患者か、命か――。
『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、“命の尊厳”に切り込む傑作医療ミステリー!

「先生は、患者を救ったんです――」
末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。患者思いで評判だった医師がなぜ――?

悲鳴をあげる“命”を前に、懊悩する医師がたどり着いた「答え」とは? “安楽死”をテーマに描く、乱歩賞作家渾身の医療ミステリー!

「先生の手で、終わらせてくれないか」

ホスピスで起きた3件の不審死。沈黙を貫く医師が抱える真相とは?
救うべきは、患者か、命か――。
『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、“命の尊厳”に切り込む傑作医療ミステリー!

「先生は、患者を救ったんです――」
末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆...


出版社からの備考・コメント

★発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください★
※校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。


おすすめコメント

常に読者の期待を超えようと脳をフル回転させる下村さんが、満を持して医療のタブーに切り込み生まれた覚悟の傑作。ぜひご一読ください!
――担当編集より


常に読者の期待を超えようと脳をフル回転させる下村さんが、満を持して医療のタブーに切り込み生まれた覚悟の傑作。ぜひご一読ください!
――担当編集より



販促プラン

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065231036
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)

NetGalley会員レビュー

ホスピスを舞台に、登場する人たち、医師や看護師、患者、その家族、それぞれが置かれている状況や立場から、あらゆる角度で命や死について語られ、様々な思いを感じられました。また、続きが気になり一気に読み進めたものの、何度も「そうか、だからあの時…」と気付くといった、謎が解ける瞬間があり、度々読み返し、噛み締めながら読みました。読み終えた後、すぐに再度読み返したくなりました。これまで知らなかった終末期医療の姿を知ることもでき、面白い、という言葉だけでは足りない読後感を与えてくれ、この本を読めてよかった、と思わせてくれる本でした。

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安楽死の問題は難しい。
特に日本は宗教観が薄く、死生観も独特だ。だから臓器提供も進まない。
以前NHKで安楽死を選んで海外に渡った患者のドキュメンタリーを見た。その死の瞬間までを寄り添って記録していたが、どう考えていいのか、面前に死の瞬間を見せられると自分の価値感覚は揺らいでしまう。
コロナの時代に死生観はずいぶん変わった。
コロナが落ち着いた頃、もう一度読んで見たい作品だ。

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三者三葉の答えは揃わないのか?
三件の安楽死事件に関わったとされ起訴されている終末期医療医師・神崎秀輝。遺族の厳しい目に晒されながらも隠し続ける「事実」とは・・。
医療従事者(医者)、患者本人、家族の三様のとらえる「死」が綴られる様子は、それぞれ切実でどれもが答えのように感じられる。年代、時代、性別、地域、国によって、さらには個々によっても異なるであろう「死生観」に向き合わざるを得ない医療従事者の苦悩が慮られる。また神崎が最後に導きだした答えは彼の答えであって、同僚はまた別の答えが・・というのもまぎれもない事実であろう。
コロナ禍でさらに向き合う要素が増え、さまざまに波及しそうな答えでない答え。

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日本では違法となる「安楽死」を施したホスピス医師の裁判を通し、緩和ケアの何たるかを問いかけた命の記録。患者、家族、医師、それぞれの立場と責任の違い、思わぬ角度から降りかかる刃に苦悶しながら、最期の最期まで患者に寄り添う大切さと恐ろしさを知れた気がした。今後は日本でももっと近くなるであろう「尊厳死」のあり方を深く考えさせられた記憶に残る作品

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安定の、下村敦史先生。
面白くないはずがありません。。。!
それにしても、下村先生はお医者様ではないはずなのに、
このリアリティはなんでしょうか。
天才です。
とても深く、重いテーマで。。。考えさせられました。
エンディングがずっと頭から離れません。

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自分や家族が末期がんで残りの命が少ない時、そして病気でとても苦しくて辛い時、早く楽に逝かせてほしいという気持ちはすごく理解できる。視線で意思を伝えることしかできないALS患者とか、私には生きるという選択ができるだろうかと考えた。「安楽死」と「ターミナルセデーション(鎮静死)」の違いは何だろう。死生観は人それぞれでとても難しい問題を取り扱った小説でした。

死は誰にでも来るもので、ある意味平等ですが、若いうちに病気になってしまったり事故であっけなく亡くなってしまったりとか、不平等なものでもある。

鎮静死のための注射を打つ看護師さんとか、死刑のボタンを押す刑務官側の話もあり、とても深く考えさせられる、じっくり読む必要がある物語でした。

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