やさしくて あたたかい

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刊行日 2021/06/15 | 掲載終了日 2021/07/06

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内容紹介

みんなといっしょではない、すべての人たちへ

この子みんなといっしょではない、すべての人たちへこの子も生まれたときは、小さな小さな子どもでした。それからどんどん育ちつづけ、雲よりも高く、巨大になりました。大きなこの子は山ほど食べます。 なんでもふんづけてぺしゃんこにします。「大きすぎる!」 「大問題だ!」 みんなは大さわぎ。ついに、大きなこの子は生まれ育ったまちにいられなくなり、たった一人で遠いまちへ向かうことに・・・。

みんなといっしょではない、すべての人たちへ

この子みんなといっしょではない、すべての人たちへこの子も生まれたときは、小さな小さな子どもでした。それからどんどん育ちつづけ、雲よりも高く、巨大になりました。大きなこの子は山ほど食べます。 なんでもふんづけてぺしゃんこにします。「大きすぎる!」 「大問題だ!」 みんなは大さわぎ。ついに、大きなこの子は生まれ育ったまちにいられなくなり、たった一人で遠...


出版社からの備考・コメント

リッカルド・フランカヴィーリャ 作
やまさき みづは 訳
2021/06/15
A4変・26ページ
1,500円+税

リッカルド・フランカヴィーリャ 作
やまさき みづは 訳
2021/06/15
A4変・26ページ
1,500円+税


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759822274
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

colossus, giantというような原題。その名のとおり絵もおおらかで、のびゆく自由な線に満ちている。みんなといっしょではないすべてのひとへ、これは何を象徴しているのだろう。ふつう、てなんだろう。みんなと同じことがおなじようにできなきゃだめ、なんて誰が決めたの。
集団が苦手で、得意なこともよくわからず、悩んでいるのかと思えば飄々としている子供を思う、親はいつでもあなたが心配。あなたらしさがいかせる場がみつかりますように。おかあさんはどこへ行ってもあなたを見つける。

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生まれたときは小さなちいさな子だったけど
どんどん、ぐんぐん大きくなって
大きすぎるから困ったこともでてきて
とうとう、たった1人で遠い場所へ旅立たなければいけなくなります。
さみしくて、わが子を追いかけて海へでたお母さんが目にしたものはとてもとても大きな“まち”でした。
違う存在といかに共存するか。相手に理解を示し、どう尊重するか。現実では簡単なことじゃないかもしれないけど、この絵本は受け入れる優しさに溢れていました。

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やさしい絵本ですね。
色使いもとても素敵です。
母親の愛情がよくわかります。
小舟に乗って追いかけるシーンでは、
今ではすっかり大人になった我が子のことを思って、泣いてしまいました。
出産祝いにもいいかも。

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ママはこの子が空に届くほど大きくなっちゃても、他の、母親と同じだ。わが子をこころから愛している。
成長し図らずも周りに迷惑をかけてしまうこの子。このままここにいたのでは迷惑になるからと、この子は独り遠い町へと旅立つことになる。ママは悲しくてさみしくて,、やがて、この子を追って小さな船で旅に出る。
ママとの再会。この子はママに、たどり着いたこの町は「やさしくて あたたかい」という・・・
油断してるとあっという間に最後のページ。
もう一度はじめに戻る。作者からのメッセージ。
「みんなと いっしょではない すべての人たちへ」
そうか、これは他ならぬ私自身のための本だ。
この子は、たまたま「やさしくてあたたかい町」にたどり着いたんじゃない!
遠いまちでも、人とは違うことを隠さず生きるだけでは、この子に町はやさしくてあたたかくはなかったはずだ。
きっと、大きなこの子は、みんなと一緒でないことで、他のみんなの役に立てる場所と仲間を自ら見つけたのだ。
そして、はじめて、たどり着いたこの町のことを「やさしくてあたたかい」と感じたのではないだろうか。
自身が大人になった今でも、ふわっと思い出す時がある。「そういえば、人との違いに悩んでた・・・」
そんな「小さくて、大きな自分」がいるすべての人へ、やさしくてあたたかで、とても大切なメッセージが込められた絵本。

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化学同人さんの本らしく絵がすばらしいです。
中扉(?)にある「みんなといっしょではない すべての人たちへ」ということばが胸に刺さります。
自分らしさってなんなのでしょう。他人に認めてもらうことでしか自分は自分でいられないのでしょうか。
あるがままの自分でいられる場所は誰にもきっとあるという発信が嬉しい。
生きにくさを抱える人にやさしい灯を投げかけるようなお話です。

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一度目に読んだときは、
「おおきな人」だけがいるわかではない共生の街であることにホッとして、
二度目に読んだときは、
「せっせとはたらいて…なんでもたすけてくれる」という存在の仕方に、
彼らに助けはあるのだろうかと心配になりました。

誰かの役に立つことが生きがいになったり支えになることはもちろんあるけれど、
共生の場ではそれが双方向のものでありたいものだなぁと考えさせられました。
おおきなまちにも、おおきなひとがゆったり過ごせそうな家の姿が見つけられず、
二度読んだことでずいぶんと読後感が変わってしまいました。

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「心や体に悩んでる人、だいじょぶ、あなたを必要としている人、場所がかならずあるよ」と
励ましと勇気を感じる絵本です。それでもお母さんは心配なのですね!
シンプルですが、心をゆったりとした気分にさせる絵です。
化学同人社の発売ですが、専門書だけの出版と認識していたのですが、このような絵本も提供してくれるんですね
驚きです。

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タイトルの意味は、絵にもよく表れている。生まれるとは、生きるとは、予想もしない困難に遭うこともあるが、それ自体既に素晴らしいことで、誰もが自分自身として生を謳歌して良いし、居場所は必ずあるということを、この絵本は伝え、子どもたちに寄り添い応援しつづけてくれる。そして身近に受け入れてくれる人がいることが、何より力になることも…。
やさしくてあたたかい絵とストーリー。是非たくさんの子どもたちとその身近な大人たちに広めたい1冊。

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