ミシシッピ冒険記〈ぼくらが3ドルで大金持ちになったわけ〉

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刊行日 2021/07/19 | 掲載終了日 2021/07/08

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内容紹介

舞台は、20世紀の幕が開いたばかりのアメリカ。

4人の子供たちは、溜まり場の沼地で3ドルという大金が入った空き缶を拾った。彼らは親に内緒で、当時アメリカで流行していたカタログ通販で憧れの銃を買うことに。しかし届いたのは銃ではなく、壊れた懐中時計だった。

だが、一見壊れて役に立たない懐中時計は、どうやらものすごい価値があるらしい。

大金を手にすべく、カタログ会社の本社がある大都会シカゴまで旅することにした4人だったが、道中にはさまざまな困難と事件、そして大きな謎が待ち受けていた!

読みだしたら止まらない、ピカレスク児童文学!

舞台は、20世紀の幕が開いたばかりのアメリカ。

4人の子供たちは、溜まり場の沼地で3ドルという大金が入った空き缶を拾った。彼らは親に内緒で、当時アメリカで流行していたカタログ通販で憧れの銃を買うことに。しかし届いたのは銃ではなく、壊れた懐中時計だった。

だが、一見壊れて役に立たない懐中時計は、どうやらものすごい価値があるらしい。

大金を手にすべく、カタログ会社の本社がある大都会シカゴまで旅することにした...


おすすめコメント

ドイツ児童文学賞ノミネート、イタリアアンデルセン賞など数々の賞を受賞し、13の国と地域で翻訳出版されている本書。

長編ですが、前半はマーク・トウェインへのオマージュが込められた壮大な冒険譚、後半は大手カタログ会社と古い懐中時計にまつわる謎解きと、読み出したら「この先はどうなるんだ!?」と止まらない面白さ!

物語の舞台である1900年ごろの新聞やカタログ誌面、地図などを模した凝ったアートワークが挿絵としてページ各所に盛り込まれており、本の細部まで制作者のこだわりが感じられます。

時代背景の調査も含め、翻訳作業が1年以上に及んだ力作です!

ドイツ児童文学賞ノミネート、イタリアアンデルセン賞など数々の賞を受賞し、13の国と地域で翻訳出版されている本書。

長編ですが、前半はマーク・トウェインへのオマージュが込められた壮大な冒険譚、後半は大手カタログ会社と古い懐中時計にまつわる謎解きと、読み出したら「この先はどうなるんだ!?」と止まらない面白さ!

物語の舞台である1900年ごろの新聞やカタログ誌面、地図などを模した凝ったアートワークが挿絵とし...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265860500
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

これは日本で言うところの『わらしべ長者』と言うべきか!
小さく貧しい村の子供たちは家族から働き手として大人のような働きを期待され、同じように貧しいまま余生を過ごすことになるはずの子供たちがラッキーに恵まれ……というお話ですが、そもそも文字が読め、計算が出来るということ、そして良い仲間がいた事、が彼らの最初のワラとなったのだと思います。
間に挟まれた古いアメリカのカタログや地図、新聞は見ているだけでワクワクしました。
(日本語に訳さないと読めないとはいえ)なるべくそのまま掲載されていて、当時の雰囲気がよく伝わりとても好ましいと思いました。

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児童書としては、かなり長編。中学生向けかな?と思います。バイユーと呼ばれる沼地を遊び場にしていた貧しい少年少女たちが、3ドルが入った空き缶を釣り上げた所から始まる冒険小説。貴重な3ドルでピストルを注文したものの、間違って壊れた懐中時計が届き、それを取り戻しに来た男の死体から、時計の価値を知った子どもたちは、カタログの本社までアメリカ縦断の旅に出ます。旅先で良い人にも悪い人にも会い、アメリカの、あの広い大地の南から北まで人が住んでいるんだなあと、少年たちと一緒にドキドキしながら読みました。結局、目的地に着いた所で話が終わってしまい、残念です。あの時計の価値が何だったのか、知りたかった。

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いやいやいや、こんなにおもしろい物語、第4部なしですませられません。
これは一刻も早く紙の本を手に入れて、この先を読まねば!!
すわ、一巻の終わりか!?という場面で、切れており、もう一日中もやもやもやもや。
まだ大金持ちになってない!どうやって逆転劇が展開されるのか。
そして、壊れた時計はいったい何だったのか!?
あぁ、知りたい知りたい知りたい!!

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原書は2016年発表でイタリア産だけど、「トム・ソーヤー」っぽい雰囲気の今時珍しいほどクラシカルな児童書冒険小説。カバーや中身の図版(当時の古地図や通販カタログのページを模してある)もクラシカルに作ってあって良い感じ。
犯罪絡みの謎の時計を受け取ってしまった4人の少年少女が親に黙って大冒険の旅へ。道中登場するアウトローな大人たち(良い人も悪い人もいる)がいい味を出してる。

4人の主人公は、昭和の頃ならヤンチャで恐れ知らずなテ・トワが人気になりそうだけど、今の日本だと少々変わり者でコンプレックスを抱えたエディのほうに共感する子が多いかな。
家庭の事情がまだはっきり書かれていない魅力的なジェジュと弟のティトが気になってたけど、ジェジュのパートに入ってすぐ試し読み部分が終わってしまったので、本編を待ちたいと思います。
この流れだと最後の語り手は超無口なティトになるのかな?それも楽しみ。

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物語を、締めの部分であるエピローグを読まずに全体の評価は難しいのですが…。

冒険ものはヒーローがいそうなものだけれど、
この話の中では語り手が移り変わるにつれて見え方も変わり、
誰がヒーローということもなく進んでいく。
そのあたりが21世紀に描かれる20世紀の冒険小説なのかもしれない。

折々に挟まれるカタログの断片が興味を引く。
確かにこれを眺めていたら長い冬でも退屈せずに過ごせそうです。

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