ボギー  ──怪異考察士の憶測

二見ホラー×ミステリ文庫

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刊行日 2021/07/20 | 掲載終了日 2021/07/30

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内容紹介

ホラー作家である私は、頭の中に爆弾を抱えていた。幼き日に頭の中にこびりついたこの爆弾は活動を停止して

いたが、ついに活動を再開してしまった。「祟り」というべきこれのことを著名な怪異サイト『ボギールーム』

に投稿したところ、管理者から連絡があり、謎の解明を約束される。やがてサイトの怪異考察士として、活動す

るようになった私は、自身に起こったことを究明していくことになる――その先にあるものは果たして……

【著者紹介】

黒史郎(くろ・しろう)

1998年頃からオカルト系ウェブサイト「幻想住人666」で小説作品などを公開。2006年に「夜は一緒に散歩しよ」で第1回『幽』怪談文学賞長編部門大賞を受賞。07年、「ラゴゼ・ヒイヨ」で史上最小のクトゥルー神話賞最優秀賞を受賞。著書に『幽霊詐欺師ミチヲ』『未完少女ラヴクラフト』『童提灯』『乱歩城』『獣王』『貞子VS伽椰子』ほか。おもに妖怪、怪談、クトゥルー神話を題材にした作品を書く。


ホラー作家である私は、頭の中に爆弾を抱えていた。幼き日に頭の中にこびりついたこの爆弾は活動を停止して

いたが、ついに活動を再開してしまった。「祟り」というべきこれのことを著名な怪異サイト『ボギールーム』

に投稿したところ、管理者から連絡があり、謎の解明を約束される。やがてサイトの怪異考察士として、活動す

るようになった私は、自身に起こったことを究明していくことになる――その先にあるものは果た...


出版情報

ISBN 9784576211091
本体価格 ¥780 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

著者紹介の欄にクトゥルー神話を題材にした作品を書くとあったので、読ませていただきました。
語り手自身に起こるわけのわからない現象、恐ろしくて不気味な人間の狂気、徐々に明らかになっていく真実、それに比例するかのようにじわじわ襲い来る恐怖、そして視界が逆転するような真実……ドキドキしながらページをめくりました。
真実はみえた、でも全てが明らかになったわけでもない……その理解しがたい不純物の交じる不透明の不気味さが素晴らしい作品です。
クトゥルー好きにはおすすめしたい作品です。

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夏に読むにはピッタリ。怪異現象が沢山あって面白かった。主人公の幼い頃に自分の身に起こった不思議な出来事から恐ろしい状態になってしまった現在。悲惨な結末を回避したく調査に乗り出すが、判明する内容には驚きながら読んだ。気づいてないだけで、もしかして私も…なんてちょっとでも考えてしまうて何とも言えない恐怖を感じる。

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面白い設定だな,程度で楽しく読みましたが、時間が経つにつれ、深すぎる物語、重い小説だと実感してきています。時々思いまして、あれはどういう意味か、あのとき、どうしたらよかったか,実際、どんなことが行われていたのか……と想像や空想や思考が入り乱れています。

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新たな情報が得られるたびに、謎はさらに深まってゆく…日本の片田舎の小さな怪異から始まり、海外やUFOのようなものなど奥が深すぎて抜け出せなくなっていく感覚が読んでいて怖かった。また、ミステリ要素もあり、最後にまさかの展開で読み応えがあった。

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作者の脳に巣食う病巣の解明から、妖怪学、ひとだま、火車、UF0、ドッペンゲルガー。謎の展開。そして、ラストに待ち受ける驚愕の真実。恐怖話しサイトの手伝いをしている作家という立場で、民間伝承やら、実体験やらの不思議な話しをボディブローのように連打してくる展開は、かなり斬新。これが、まさか病気の真実を解き明かす、彼の過去と関係するとは思ってもいず、いや、すごい構想力。よくできているホラー作品。ミステリーとホラーの融合と言うべきなのか。面白かったです。

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なんと言ったら良いのか?私は何を読んでいたのか?ホラー×ミステリー×オカルトの3コンボがきれいに決まりました。最初は主人公が自身の過去と出来事によって負った傷をどうにかしようと、あちこちの怪奇や異界の話を集めていく。後半に入ってからの不気味さ気味の悪さが表に出て来て何とも言えない。

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