神様たち

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刊行日 2021/10/20 | 掲載終了日 2021/10/20

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内容紹介

駆け出しのエッセイスト・來女木誠は、編集者との打ち合わせの前に「縁切榎」に立ち寄る。そこには、入院中の父・ひろみの書いた絵馬が掛かっていた。誰もが息をのむような美貌を誇る父の、晩年の願いとはいったい・・・・・・(「チャーミング・マン」)
 神社巡り、御朱印集めが趣味の高校生カップル、律と祈里。律には長らく思いを寄せられている香楓という幼馴染がいた。香楓は、ある日、二人のデート現場に先回りして現れるが・・・・・・(「デイドリーム・デイ」) 

 パワースポットを舞台に、一筋縄ではいかない男女や家族の関係を鮮烈に描く。
 生きづらさを抱える女性の「あるがまま」を肯定する全5話の短編集。

駆け出しのエッセイスト・來女木誠は、編集者との打ち合わせの前に「縁切榎」に立ち寄る。そこには、入院中の父・ひろみの書いた絵馬が掛かっていた。誰もが息をのむような美貌を誇る父の、晩年の願いとはいったい・・・・・・(「チャーミング・マン」)
 神社巡り、御朱印集めが趣味の高校生カップル、律と祈里。律には長らく思いを寄せられている香楓という幼馴染がいた。香楓は、ある日、二人のデート現場に先回りして現れるが...


おすすめコメント

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出版情報

ISBN 9784334914332
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

切なくて苦しくて、でも救いがあって爽やかな読後感でした。
物語にちょっと仕掛けがあったりして「そういうことだったんだ!」と驚きもあったり短編集ということと相まってとても読みやすかったです。
それぞれが長編でも良かったのでは?とか映像化向きだとか続編も読んでみたかったりひとつひとつの物語の完成度も高かったです。

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文章の流れ、個性的な登場人物、それぞれの物語の背景、全体に感じる洗練さ、どのお話もするすると読めて、面白くは感じたのに、けれど、つまるところわたしには作者の意図することは読み取れなかった哀しさ。「欲」について考えればよかったのかな…。

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淡々とした文体で人の心の奥底を的確に捉えて話が進んでいくという感じがしました。表面的には激しい行動はしていないのに、突き動かす根底がドロドロとしていたり、よくわからない何かを感じさせる気がしました。底知れない人間の怖さが伝わってくる、でも共感もできるし、なぜか惹きつけられる感じの本でした。

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男と女の一筋縄ではいかないあれやこれやが盛り込まれた短篇集。
「ストップ!これ以上もう悪いこと起きないで!」とハラハラする気持ちと、「まだ何か起こるの?」とワクワクする気持ちのせめぎ合いを感じながら読めて面白かった。
日常に刺激が足りなくなった方におすすめの、目がぱっちり覚める心躍る一冊。

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神社や神様が関わってくる5編の短編集。
出てくる女性たちは、何かを抱えた訳アリで、一癖も二癖もある。
情念や人間の業の深さを感じる人たちばかり。
対する男たちは、みんなそんな女に翻弄されるような人たちばかり。
“なんだかなぁ。”と思いつつも、どのお話にも伏線が張られており、“あーっ、そうだったのか。” という驚きが隠されている。
女たち、男たちが抱えた秘密・・・・人間らしさが滲み出ている。
悪くない読後感だった。

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「拠り所」としての在り方。
無意識に何かに寄り添うような生きてしまっている私たちの短篇集。
「絶対的」「神聖さ」がどうしてもつきまとう西洋的な「神」のとらえた方に対し、より身近な我々のとらえ方は生々しい。より性愛的で欲望的で即物的なのを少し笑えてしまった。ただその裏側にどうしてもぬぐい切れない生き辛さを感じてしまうのは現代だからか、むなしさもつきまとう。
自分はそうではない」と思い込んでいても、いつの間にかはまっているかもしれない」と思わせるような短篇集。

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飲み込みきれない肉みたいな物語だなーというのが感想。
独立した5編の短編から成っているが、その5編を読み終えた時に浮かび上がってくる世界を楽しんで欲しい。
いずれも男女の関係を描いているのだが、女という性の業というか綺麗事では終わらない心情を滑らかな文体で表現し、最後まで読ませてしまう。
生命を育むという役割を持った性は生命の神秘に関わる性だけに神聖で図太く醜い。
生きるということはそういうことなのかもしれないなどと読み終わった後も思い出しては考えている。
男性の感想が気になる一冊だ。

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私自身、幼い頃から神社仏閣が好きで御朱印も集めている。読んでいて『あそこの神社かな』と思ったり、『行ってみたいな』と思える場所があったりで本筋とは関係ない所でも楽しめた。清く聖なる場所である神社仏閣をからめた様々な愛の形は読んでいて何となく落ち着かない気分になる。愛の形は人それぞれだと思うが、悲しい形のものや、歪な形のものもあって、そんな愛でも必死になる人の姿はやはり尊く、どんな形でも愛は愛なんだなと本を閉じた。

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神様と人にまつわる、不思議な雰囲気の短編集。私の好みとは違いましたが、人の嫌なところ、良いところ、魅力、欠点などが細かく描写されていたのが印象的でした。
イヤミスってほどでもないですが、あまりはっきりしない終わり方をする話が多かったイメージです。

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タイトルから宗教色が強い?背筋を伸ばして読まないといけないような厳かな感じ?と恐る恐る読み始めたのですが…そんな心配は一切不用でした。

荒唐無稽のようで、筋がある。不思議なようで腑に落ちる。
神様と隣り合わせだけど、選ぶのも進むのも結局は人なんだなぁと思いました。

久々にちゃんとした小説を読んだような、読後感と幸福感をありがとうございます。

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「神様たち」というタイトルで神聖なものをイメージしていたけれど、人間の欲や業が満載でした。特に女性たちの性に奔放で欲が深いことに圧倒されました。短編集ですが、特に「チャーミング.マン」の來女木ひろみさんが気の毒でなりませんでした。女って怖いなと女性ながら思ってしまいましたが、人間の汚い部分に何故か惹かれるような不思議な魅力のある本でした。

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5編からなる短編集。
男女の苦しいほどのせつなさと醜さを持ち合わせた、愛についてのお話でした。
初めて読む作家さんで、少し言い回しが難しく感じましたが、どのお話も独特な雰囲気があり妖艶な感じでした。
性に奔放で積極的な女性たちに捕らわれ、振り回され、流される男性たち。
愛と欲にまみれた醜さを「神様」という神聖なものにより、中和された感じでした。

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短編集。ワクチンの副反応に臥せってるとき、一話ずつ休みながら読んだ(笑)
それぞれの話の登場人物同士に関連はなく、唯一、「神様」というモチーフが各短編に共通している。
とにかく文中の描写が洗練されていて美しい。読んでいると作中の登場人物の動きひとつひとつが映像になって、克明に頭の中に浮かんだ。
一癖ある人間関係が織り成す、人生の中のひとコマ。どの話も心揺さぶられ、面白かった。

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『生きづらさを抱える女性の「あるがまま」を肯定する』というよりむしろ、様々な女性から見る脆い男性性を強調した部分が、なまなましい女性からの欲望と偶像的崇拝を際立たせていたように感じる。個人的にはフィクション性が強すぎてうーんな部分もあったものの、ちょっとした意表を突く展開は結構好き。

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デイドリーム・デイ、一番好き。予期してない結末が居心地悪くない着地なのが素晴らしかった。パワースポットはあくまでおまけで、人々のざわめきがガラスのカケラのように、読んでいく内に溢れてくるような、そんな小さな物語集だった。

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神様や神社に関する短編集。男女のこう何ともいえないもどかしさをひしひしと感じながらも、訳ありな登場人物の心理描写に、どうなるんだろうという、その後の展開が気になる読書でした。私自身、何かに縋るようなタイプでないので、それぞれのキャラに共感は出来なかったが・・。

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神様(神社や仏閣)と人とをテーマにした短編集。不穏な感じが後からじわじわと癖になります。
神聖な信仰の象徴と泥臭い人間臭さとの対比。綺麗事では片付けられない人間のあれこれはページを捲るたびに止まらなくなる。
森美樹さんは初読み作家さんでしたが、追いかけたくなってしまいました。

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5編からなる短編集。
神様や神社が物語の材料の一部なのに、中心は人間の“欲”や“業”ばかりで、その落差に読んでいる最中ずっとざわざわさせられっぱなしでした。

作者の作品は初めて読ませていただきましたが、純粋な好き嫌いの好みは別れるだろうな…、とは感じました。

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一番好きなお話は「チャーミング・マン」
縁切り祠で見つけたのは、自分の父親の絵馬。「女と縁が切れますように」
美貌に恵まれてしまったばかりに死ぬ直前まで女に悩まされてしまう男。奇妙で、怖くて、面白かった。
すべてのお話がなかなか凝っていてとても楽しめました。

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初めての作家さんで、独特の雰囲気に引き込まれました。まるでふわふわゆらゆら揺れる夢の中にいるみたい。生々しく美しい文章がより一層不思議な世界を醸し出していると思います。個人的にはデイドリームデイの3人が好きでした。

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