目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

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刊行日 2021/09/03 | 掲載終了日 2021/09/30

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内容紹介

見えない人と見るからこそ、見えてくる!
全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力――。


「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るというユニークな旅が始まった。
白鳥さんや友人たちと絵画や仏像、現代美術を前に会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったことが見えてきた。
視覚や記憶の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと、一緒にいること。
そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれ、壮大で温かい人間の物語が紡がれていく。
見えない人とアートを見る旅は私たちをどこに連れていってくれるのか。

軽やかで明るい筆致の文章で、美術館めぐりの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクション!
開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!

本書に掲載された作品:
ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコの木版画、大竹伸朗の絵画、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥのビデオ作品など。

・カラー作品画像多数掲載! 
・会話から作品を想像していただくために、本文ページでは見せていない大型作品をカバー裏面に掲載!

見えない人と見るからこそ、見えてくる!
全盲の白鳥建二さんとアート作品を鑑賞することにより、浮かびあがってくる社会や人間の真実、アートの力――。


「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」
という友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るというユニークな旅が始まった。
白鳥さんや友人たちと絵画や仏像、現代美術を前に会話をしていると、新しい世界の扉がどんどん開き、それまで見えていなかったこと...


出版情報

ISBN 9784797673999
本体価格 ¥2,100 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

タイトル通り、「目の見えない人とアート展を見に行った経験」をまとめただけの本なのかと思っていたら、話がどんどん深くなっていって、思わぬところに連れていかれた気持ちになりました。 とは言っても、本書のメインは「目の見えない白鳥さんとの美術鑑賞」体験。 最近たまに見かける「触る美術」を体験しに行くのかなと思ったら、絵画、現代アート、仏像と様々な美術を著者と白鳥さんと楽しんでいきます。他人と鑑賞することによって、美術が自分と異なる知識や感じ方、見方で咀嚼されていくのがすごく面白い!対話型鑑賞にますます興味がわきました。

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わたし、基本的には美術館には一人でいく。 マイペースで気の向くままに気になる絵の前に立ち説明書きや音声ガイダンスに頼らずに想像を膨らませる。 絵や画家に纏わる詳細が知りたかったら 図録を買って家で後からじっくり読む。 でも、この本を読んで目から鱗!! 彼らの会話を読んでいると、私の未知なる世界が開いてくーー! なるほど、確かに。 仏像を鑑賞するくだりなんて、休憩室で笑いを堪えるのに必死(笑) 私たちが見ているもの、感覚や記憶の不確かなこと。 障害のあること、そして知らず知らずのうちに心に根差した優生思想について問いが投げ掛けられた。 無性にまた美術館へ行きたくなった。 そして、その時には誰かと一緒に作品を眺めて気づいたこと、思い付いたことを語り合いたい

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新しい作品が出るごとに手を伸ばしている作家さんなので、 あまり内容を気にせずに読んでみたけれど、 美術鑑賞ワークショップ、行こうか迷ったものであったことに気付き、 この方が始めたんだ!と読んでいてびっくり。 そういう出合いがあるのも本のいいところだなぁと思いました。 これまでになかった美術館・アートの楽しみ方としても参考になりましたが、 自分の中の無自覚の優生思想を見つめ直すきっかけにもなる本だと思います。

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全盲の白鳥さんの美術鑑賞は独特で興味深かった。 同行者の説明の印象を、五感で感じ取るように、心の眼で観ている様子だった。 一般の素人は、印章や見たいところだけしか見ず、好き嫌いを決めてしまい、それ以上見ないことを、改めて知ることができ、芸術の感性を人に伝えることの難しさについて感慨深いものがあった。

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おもしろかった。ルポものはどこかで読み飽きるところがあるが、全編を通して興味深く読めた。 自分が白鳥さんと美術館に行ったとして、たぶん白鳥さんに嫌な思いをさせてしまうに違いない。一度や二度ではムリなのだ。何度もお互い嫌な思いをして、そこで終わらせずに、振り返り、いろんな人に話を聞いて、他者をフラットに見て付き合えることに慣れて行くのだろう。 障がい者でなくても,人はそれぞれに気にしていることがあり、ある程度気を使って付き合わねばならないが、気を使いすぎるとまたギクシャクする。そういう付き合いも苦手なのだが、たぶん、それと同じなんだろうな。そう思った。

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類書の少ないチャレンジングな本だと思います。 「目の見えない」人と一緒にアートを「見にいく」というのがどういうことか最初はさっぱり想像できないのだけれど、読み進めるうちにだんだん薄っすらと想像できるようになっていく、そのことが楽しい。的外れな勝手な想像かもしれないと思いつつ、手探りで読み進んでいく、そういう読書体験はなかなか出来ないので、なかなか貴重です。 最終的なレイアウト、版面がどうなるのかによって結構印象が変わりそうですが、地の分と会話、作品の写真のバランスをうまい具合に仕上げていただけると、とても魅力的な本になるだろうと思います。タイトルはバッチリなので、物理的な形についても期待しています。 (カラー写真の枚数と、部数があまり出ない予想のためか?、価格がやや高め設定なのが気になり、☆1つ減らしています)

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