燃える息

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刊行日 2021/09/27 | 掲載終了日 2021/09/26

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内容紹介

彼は私を、彼女は僕を、止められないーー


現代人の約七割が、依存症!?

盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。

人間の衝動を描いた新感覚の六篇。
小説現代長編新人賞受賞後第一作!

彼は私を、彼女は僕を、止められないーー


現代人の約七割が、依存症!?

盗り続けてしまう人、刺激臭が癖になる人、運動せずにはいられない人、鏡をよく見る人、緊張すると掻いてしまう人、スマホを手放せない人ーー抜けられない、やめられない。

人間の衝動を描いた新感覚の六篇。
小説現代長編新人賞受賞後第一作!


出版社からの備考・コメント

◆弊社では、一緒に作品と著者を応援していただける方からのリクエストを求めております。
リクエストいただきましたみなさまのプロフィールや、過去にご投稿いただきましたレビュー、フィードバック率を参考に承認しております。

そのため、下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。


○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方

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○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺...


おすすめコメント

傾き続ける世界で、必死に立っている。
なにかに依存するのは、生きている証だ。
――中江有里(女優・作家)

依存しているのか、依存させられているのか。
彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。
――三宅香帆(書評家)


傾き続ける世界で、必死に立っている。
なにかに依存するのは、生きている証だ。
――中江有里(女優・作家)

依存しているのか、依存させられているのか。
彼、彼女らは、明日の私たちかもしれない。
――三宅香帆(書評家)



販促プラン

読み終わりましたら、適したメディアやお持ちのSNSに
ハッシュタグ:#燃える息 をつけてレビューを投稿いただき、
ぜひ多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく存じます!

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

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★★★★

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出版情報

ISBN 9784065245408
本体価格 ¥1,550 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

置き引き依存やガソリン依存はあまりピンとこなかったのですが、スマホ依存は「これはわかる」とそのとき依存についてやっとピンときました。
距離をおいて付き合えたらいいのに、口でいうほど優しくない。依存を自覚していない人ほど依存症に陥っていることもままある気がします。
依存はある種精神安定剤にもなるのですが、周りや自分に迷惑をかけたらそれはもうダメ。この本を読んで、自分の依存度合いに気がつけたらいいなぁと思いました。

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タイトルだけでは単なる「恋愛小説」のような気さえしてしまうのだが、6つの短編には人生の「トリガー」をどのように主人公が活用するのか?!そんな話。
どれも一定のリアリティが強くてフィクションじゃないみたいだ。結末がわかるようでわからなくて、固唾をのんでページをめくるしかない!

・呼ぶ骨
大学生の真白には、「物品に呼ばれる」特殊な能力がある。いけないこととわかっているが、やめられない。ある日、電車の忘れ物に呼ばれ持ち帰るとそこには「骨」があり。
自分と向き合う。向き合った結果真白は捕まるのか?

・燃える息
ほのかを救った灯馬。彼女の郁実とは結婚が待ち構えているほどの仲だが、ふと出会ったほのかの「ガソリン」の香りが忘れられず。
人によってトリガーになるものが違うけど、びっくり。そして意外と胸アツな。

・ジューンブライド・バナナパフェ
結婚間近の芙美香は、ウェディングショップで恭平に言われたことをきっかけにダイエットを始めるが、だんだんとエスカレートしていき。
いやぁ、絶対ありそうでないと思うけど、でもありそうなリアリティが絶妙な作品。三十代で結婚したい僕だから?

・鈴木さんのこだわり
十数年前に実家を飛び出した善太は、姉・優子にそそのかされて父親を亡くしてひとりぐらしをしている母親のところに向かう。しかし母親はボケはじめていて。
微笑ましい善太の行動に思わず感嘆。

・二十一週六日
満員電車に揺られて学校に通う江麻は痴漢にあってトラウマを抱えていたが、ふと同じ駅で同じ学年の千晴と出会い、同じトラウマを抱えていると思いきや。
守りたくなるものが現れると自分がブレイクスルーできる瞬間がやってくる、そう信じていいと思った。勇気づけられる。

・ファントム・バイブレーション
スマホ依存している僕は、彼女に注意されるも止められずに彼女と別れることになってしまった。するとスマホを落として車に粉々にひかれてしまう。あれ、僕のやりたいことは何だったのか?
我に返る瞬間、自分を見つめる瞬間、後悔もあるけど前に進む。

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全くお初の作家だが、非常に共感しながら読んだ。
テーマは「依存」だ。そして「衝動」でもある。
放置されている荷物を見ると、つい盗まずにはいられない。これも一種の依存であり衝動。
「ダイエット」を始めるとやめられなくなってしまう。「ダイエット・ハイ」だ。これもまた依存。「ガソリン」の独特な匂いから離れられなくなったり、買い物依存だったり、スマホ依存だったり。
独特な斜めからのイジワル目線がいい。人は依存や衝動なくして生きられない生き物だから、どこか心当たりがあったり、わかるわかると納得できるのがいい。
前に海外のセスナで空撮をしていたとき、撮影用のセスナではないので特にハーネスなどの設備がなく、紐で機内に繋いだディレクターの私がカメラマンを後ろから押さえて撮影することがあった。
ドアを開放して撮影しているとき、もし私が手を離したら、このままカメラマンは落ちちゃうよなと思ったことがある。
峡谷の崖の上で撮影しながら、もしここでカメラマンを後ろから押したら大変なことになるような感じたこともある。
もちろんそこは理性があるから、絶対にしないけど。
しかし実際に生放送中に、このボタンを押したらVTR再生が止まっちゃうから絶対押しちゃダメだよなと思ったらつい指がボタンを押していたという経験を持つADもいた。当然、放送事故だ。
依存と衝動は紙一重だ。
なんかそんな感じがする。

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「依存」をテーマにした短編集。途中たまに繋がりがあったりして、依存ワールドに引き込まれそうになる。。何事もやりすぎは良くないと知りつつ、気がついたら沼にハマってしまう愚かな人間…程度の差はあれこそ、誰でも思うたる節があるから余計に他人事は思わずに沼ワールドを堪能!

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なるほど、一歩間違えれば嗜好が依存になるのかと驚かされた。そのなかでも、刺激臭が癖になるという登場人物が、私には未知の領域でぞくぞくしながら読み進めた。どうなると依存症と呼ばれるのか?周りに迷惑を掛けたら。それなしでは生活できなくなったら。体に支障が出たら。そう考えると、依存症というのは奥が深い心の病気であり、現代人の約7割が依存症というのも頷ける。

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『燃える息』

何か依存している人の物語、短編集。

辛いこと嫌なことがあった時、過去の自分に決別したい時、何かに依存してしまう。
自分でもやってはダメだと分かっている、でも、やめられない…生きていくために。
ファントム・バイブレーションは、思い当たる人は多いのではと思う。

人は優しい、人の寄り添いは依存から救う。新たな依存でもあるかもしれないが、それでも悪くない。
依存から希望へ…と思わせてくれる物語だった。

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危うい人達の、危うい『依存』と向き合う話。主人公達の不安定さに、ぞわぞわしながらもつい引き込まれてしまう。皆何かに依存して生きていて、でもそれを上手いこと隠しているのだろう。
最後にその事が暗に示されているような、第三者(といってもケータイ依存症だが)からの今までの登場人物への視点が面白かった。

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初読み作家さん。
すごく読み応えがあった。
ギャンブル、酒、タバコ、薬と一番に依存症をイメージするとそれが浮かぶが、作品を読み人の数だけ無数にあることに愕然とする。
いま、ここを覗いてる地点で私もこれを読んでいる人も軽くスマホ依存症なのかもしれない。
わかっているけども、やめられない。
読んでいくうちにその極端さに勿論怖さもあるが、依存にヨスガも感じられた。

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依存症に理解がないと、当人の意志が弱いせいだと他人を責めたり、依存から脱却できない自分を責めたりしてしまいがちです。
 本作では、6つの短編で様々な依存症が描かれています。どの主人公にも深刻な事情があり、そうせずにはいられない心理に追い込まれ、依存症になっています。そのため、本作を読むと、依存が責めたり責められたりするものではないことがよくわかります。
 表題作の「燃える息」は、ガソリンの匂いに執着して離れられない男女が、恐ろしくも、うっとりするような美しさで描かれています。
 依存症という意識がなくても、だれもが多かれ少なかれ何かに依存して生きており、誰かと一緒に生きるということは、実は依存とは切り離せないことなのだと考えさせてくれる、素敵な小説でした。

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6編から成る『依存』をテーマにした短編集。一言に『依存』と言っても色々。物や人に依存する場合もあれば、行動として現れるものもある。自分自身は気付かないうちに『依存症』になっていて気付いた時にはかなりの末期状態で抜け出すのにはかなりの努力がいるようだ。6つのどの物語も抱える依存を克服出来たのだろうかと思う終わり方だが、最後の章できちんと答えをくれている。読んでいて怖く感じるものもある。陥るのは簡単でなかなか抜け出せない『依存』に改めて恐怖を感じた。

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依存をテーマとした6つの短編では、依存とはどういったものか、一歩間違えばハマりかねない依存の危うさが描かれていて、けれど一方でそれが新たな希望に繋がりうる可能性もきちんと描かれているあたりなかなか奥深さを感じました。垣間見える物語間の繋がりも良かったですね。

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様々な「依存症」をテーマに書かれた作品。
衝動的に物を盗んでしまったり、はたまた匂いにはまり込んでしまったり、ダイエットにのめりこんでしまってげっそりしても気づかなかったりスマホだったり・・・。
特に表題作の「燃える息」というのは、とても衝撃的な作品でした。
ガソリンの匂いが好き、というところまでは理解できるのですが、行き過ぎてショッキングな展開に。
ダイエット、スマホ依存に関しては多くの人が共感できるのではないでしょうか。

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