希望のステージ

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刊行日 2021/09/15 | 掲載終了日 2021/09/14

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内容紹介

舞台に立たせてあげることが、寄り添うこと──市民会館で出演者の医療サポートをする女医の姿を、現役の医師が描く感動の医療小説!

患者の自殺に責任を感じて都心の大病院を飛び出した女性医師・菜々子は、兄が経営する東京郊外の個人病院で働き始める。それから間もなく、中学時代の同級生に誘われ地元の市民会館で、ステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことになる。
──命を削ってでも市民会館の舞台に立とうとする患者たちは、末期癌であったり、白血病であったり、歩行困難者であったりとさまざま。そんな出演者たちを支える菜々子の熱い姿が心に沁みる。
──現役の医師がつづるライブ感!
単行本『ステージ・ドクター菜々子が熱くなる瞬間』を改題、感動の医療小説編集。

舞台に立たせてあげることが、寄り添うこと──市民会館で出演者の医療サポートをする女医の姿を、現役の医師が描く感動の医療小説!

患者の自殺に責任を感じて都心の大病院を飛び出した女性医師・菜々子は、兄が経営する東京郊外の個人病院で働き始める。それから間もなく、中学時代の同級生に誘われ地元の市民会館で、ステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことになる。
──命を削ってでも市民会館の舞台に立とうとす...


出版社からの備考・コメント

◆弊社では、一緒に作品と著者を応援していただける方からのリクエストを求めております。
リクエストいただきましたみなさまのプロフィールや、過去にご投稿いただきましたレビュー、フィードバック率を参考に承認しております。

そのため、下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。


○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方

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○フィードバック率の低い状態が長く続く方

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○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺...


おすすめコメント

6つの感動ポイント──
「赤黒あげて、白とらない」末期癌の芸人が最後まで命を輝かせる姿が涙を誘う。
「屋根まで飛んで」白血病の少年が音楽発表会の出演にこだわった理由が胸を打つ。
「転ばぬ先の、その先に」子供を喜ばせるための玩具愛。そして親子の絆が感動を呼ぶ。
「春歌う」主人公・菜々子の地道なサポートが実を結び、コンサートで心温まるエピソードが!
「届けたい音がある」チームで困難を乗り越えていく過程で、大切なものが浮かび上がる。
「風呂出で 詩へ寝る」アルコール依存症患者に寄り添う菜々子の姿が涙ぐましい。

6つの感動ポイント──
「赤黒あげて、白とらない」末期癌の芸人が最後まで命を輝かせる姿が涙を誘う。
「屋根まで飛んで」白血病の少年が音楽発表会の出演にこだわった理由が胸を打つ。
「転ばぬ先の、その先に」子供を喜ばせるための玩具愛。そして親子の絆が感動を呼ぶ。
「春歌う」主人公・菜々子の地道なサポートが実を結び、コンサートで心温まるエピソードが!
「届けたい音がある」チームで困難を乗り越えていく過程...


販促プラン

読み終わりましたら、適したメディアやお持ちのSNSに
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ぜひ多くの方に本を拡げていただけますと嬉しく存じます!

※発売前作品のため、ネタバレになるレビューはお控えくださいませ※

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

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★★★★

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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784065249390
本体価格 ¥860 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

現役のお医者様だから、テクニカルな部分がとても丁寧に描かれていて、知っておいたらのちのち役に立ちそうな、医療の知識が身に付きます。
主人公の葉村菜々子は外来を受け持ちつつ、健康に不安を抱えながらも、市民会館の舞台に立つ人々のサポートをするステージ・ドクターをすることになります。
はじめは、病気なのに無理して舞台に立つのは本人も大変だし、何かあれば周りに迷惑をかけるし、菜々子も患者のわがままに付き合って大変だなぁと思いながら読んでいましたが、読了後はすっかり考え方が変わりました。
生きるという事は、ただ生かされていれば良いんじゃなくて、やはり、能動的に何かをなしていく中で実感するものだと教わりました。
サポートする側は心配が尽きないけれども、本人の意思を出来るだけ尊重しようとする姿勢は、本人の充実感だけでなく、周りにも希望を与えていく。
病気に負けない生き方。
それをサポートするお仕事。
とてもリアルに書かれていて、両者とも簡単にはいかないけれども、だからこそ現実味を帯びていて、サポートがあれば、病気でも出来るんだ、という可能性を教わりました。
お医者さんの負担は大きいと思いますが、超高齢化社会に突入した日本の医療が、対処療法から、この作品のように、希望を持って生きる、ためのサポートという分野まで発展したら、素敵だなぁと思いました。

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命を削ってでも舞台に立とうとする患者たちとそれを支える菜々子先生。
「何かあってからでは遅い」と止めようとする周りの気持ちもよくわかるけれど、自分の母が末期の癌で亡くなった後、「母の望みを叶えてあげたかった」という後悔がいくつもあったから、手に汗握りながらも患者さんたちを応援しながら読みました。

南さんの小説は、決して死は悲しむだけの、悪ではないと思わせてくれる。
最期までの時間をいかに生きるか。そこに寄り添ってくださっていると感じます。

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初めて南杏子先生の本を読みました。
医師であることをテレビ番組で知り、どんな本を書かれるのかと思いながら読了しました。

私自身、医療従事者だったので、医療小説という言葉に惹かれました。
現役で働いていた頃は医療小説というジャンルには興味がありませんでした。医療現場で心身共にすり減らすような日々で、小説の中では現実逃避をしたかったからです。 それに加え、医療を扱う小説のありえない設定に突っ込みをいれてしまい楽しめなかったのもあります。

「赤黒あげて、白とらない」を読み始め、終末期医療そして、ペインコントロールの場面など、とても分かりやすく描かれていて、すぐに引き込まれ、無意味な突っ込みも不要でした。
患者とまっすぐ対峙し、一手先まで読みステージに立てるために奔走する菜々子先生。
その菜々子先生が抱える「絶対」
という言葉のトラウマ。
その「絶対」という言葉の重みを追いながら、話は進んでいきます。
じんわり優しい気持ちで読み進められ、とても読みやすい一冊です。

菜々子先生に診てほしい、そのくらい魅力的な先生でした。
南先生が菜々子先生のように患者さんと向き合っているんだろうなとイメージ出来て、こんな素敵な先生と働きたかったなと思いました。

こんな素敵な先生と出会えるなら、医療小説また読みたいと思います。

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実家の病院を手伝いながら町の市民会館のステージドクターを引き受けた菜々子。
ステージに立つ人をプロもアマチュアも関係なく支える。
人の数だけ病名があって症状があって、取り巻く事情もそれぞれそれを支えるのは大変そうだった。
けれども、ステージ立ちたいという思いも立ちたいと思う人の数だけあるんだなと感じた。
立つ人ばかりでなくステージを見に行く方も命がけ。
市民会館にとって菜々子の存在はとても心強いものだ。読みやすい文章でした。他作品を読むのも楽しみです。
#希望のステージ #NetGalleyJP

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南さんは現役の内科医師であり、馴染みのない方に対しても医学用語や疾患にも丁寧に説明がしてあって読みやすいと思う。
普段私は理学療法士をしております。
学生時代に覚えた脳神経の語呂合わせも出てきたりしてとても懐かしかったです。
あと若かりし熱血だった頃を思い出しました。
QOLを巡って治療方針の話し合いをしたり、看護師や病棟スタッフと一緒に主治医の方針に疑問を投げかけたり。ディベートしたり。
リスクを最小限にしてゴールを目指すスタッフもいれば多少のリスクはあっても患者の願いを叶えようとするスタッフもいた。
どちらも患者さんのことを思ってのこと。

医療従事者として「絶対」を口にしてはいけないのは周知のルール。
避けるが為に、言葉を濁してしまうのも事実。ただ口には出さなくても、ほぼ全てのスタッフが(絶対に)良くなってもらいたいし、良くしたい。患者さんの願いが(絶対に)叶うこと、安楽に過ごせることを、祈りながら業務にあたっている。
あわよくば、そんなことを少しでも知ってもらいたいなと思いました。

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初めましての作家さん。噂には聞いていたが、読んで納得の面白さ、構成のうまさ、読みやすい文体、人気なのも頷ける万人に受ける才能をお持ちだと確信。読む前まで「ステージ」の意味合いを勘違いしていたが、なるほどこう言う医師の関わり方もあるのかと入り込みやすく、一話完結なのも大変読みやすかった。

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最終話の第九の話、第九に参加して歌ったことがあるので興味深く読みました。
テンションが上がるので、血圧の高い人は気をつけて方が・・なんて。
合唱団の高齢化問題、すごくよく分かります。年を重ねても歌い続けたい。
そのためには、日頃の鍛錬(!)が必要ですね。
命とか死とかがテーマだと思って読み始めましたが、好きなことに打ち込む前向きな人たちに勇気をもらいました。

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ある事件が原因で勤めていた病院を辞めた菜々子は、兄が経営する実家の病院を手伝う。そんなとき、市の教育委員会に勤める幼なじみのクマやんから、舞台に立ちたい他人をサポートするステージドクターの依頼を受ける。この仕事を通じて、病気と闘う人たちの人生の晴れ舞台に立ちたい思いに気づいていく菜々子。医師の著者が書く文章だけに、臨場感溢れる展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。

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初めて読んだ作家さんです。現役のお医者様が書かれた医療小説という事で難しいのかなと思ったけれど、予想に反してとても読みやすかったです。市民会館のステージの出演者や観客を、医療の面で支えるステージドクターを始めた菜々子。ステージ上での力いっぱいのパフォーマンスやお年寄りが暗い観客席で移動する時に思いがけない危険があるという事を今まで考えた事もありませんでした。医師として誠実に患者と向き合う菜々子はタブーである「絶対」という言葉で失敗を経験しているけれど、それでも「絶対」と言ってしまう。「絶対治る」ではなくて「絶対助けたい」という気持ちからくるのだろうなと思った。「希望のステージ」とても良いタイトルだと思います。

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ある医療事故がきっかけに大病院を飛び出して兄の病院に勤める菜々子。同級生に誘われて市民会館でステージに立つ出演者たちの医療サポートを請け負うことに。
様々な病気の人たちのサポートをする中で家族や周囲の人も含めて病気と向き合い、その人たちの気持ちに寄り添う菜々子。
やがてきっかけとなった医療事故にも向き合うことに。
いろいろなことに遭遇する中でテーマになっているのは「医療に絶対はない」ということ。
終盤に隠された真実が明らかになる中で、なおも真摯に向き合う。
終末医療と向き合うドクターの矜持を見た気がした。

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