リズム・マム・キル

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刊行日 2021/11/25 | 掲載終了日 2021/11/25

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内容紹介

 木村るか、小学六年生。傍若無人な母親に振り回される母一人子一人の日常は〈殺し屋・ヤタ〉の登場でぶち壊された。
 るか12歳の誕生日の翌日、リビングに現れたヤタは、母が隠すスマホを求め、躊躇いもせずに母親をナイフで刺し連れ去る。るかは一時近所に住むDQNの充希(みつき)の許に身を寄せるが、舞い戻ったヤタに、彼女共々誘拐されてしまうのだった。ヤタの背後で糸を引くのは、弁護士の晴斗(はると)と半グレのジン。るかが生き延びる道は皆無と思われた矢先、るかとの交流でヤタの心に変化が生まれ、物語の歯車は徐々に逆回転を始めるーー。
 クレイジーな殺し屋と少女の純真なふれ合い、贖罪に挑む人間の底力を描ききった著者渾身のノンストップアクション。

 木村るか、小学六年生。傍若無人な母親に振り回される母一人子一人の日常は〈殺し屋・ヤタ〉の登場でぶち壊された。
 るか12歳の誕生日の翌日、リビングに現れたヤタは、母が隠すスマホを求め、躊躇いもせずに母親をナイフで刺し連れ去る。るかは一時近所に住むDQNの充希(みつき)の許に身を寄せるが、舞い戻ったヤタに、彼女共々誘拐されてしまうのだった。ヤタの背後で糸を引くのは、弁護士の晴斗(はると)と半グレのジ...


出版社からの備考・コメント

北原真理:神奈川県生まれ。2018年『沸点桜 ボイルドフラワー』にて第21回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。

北原真理:神奈川県生まれ。2018年『沸点桜 ボイルドフラワー』にて第21回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、デビュー。


おすすめコメント

★著者・北原真理さんより、

ゲラをお読みいただける皆様への手紙をいただきました


リズム・マム・キルについて

 いつも御世話になり、ありがとうございます。
 痛めつけられた子供が、どう立ち直り、自分の人生を取り戻すか。
 それを探りながら、この小説を書いていたように思えます。
 平穏な子供時代を送れるということは、幸運と奇跡の賜物ではないのか。アフガニスタンから送られてくるニュースを見て、今日、感じずにはいられません。
「リズム・マム・キル」の子供達も、虐げられ、母という名の十字架を背負わされてきた子供達です。主人公のるかは、それでも運命に抗い、立ち向かおうとします。私も、るかのように真っ直ぐであったなら、もっと悔いのない人生が送れたのではないかと、暗かった十代に思いを馳せましたが、本当はるかのような子供はいないほうがよいのかもしれません。
 拙い小説ですが、目を通していただけたら幸せです。
 御感想をいただけたら嬉しい限りです。
 コロナ禍で、御苦労も多いと存じますが、どうぞ、御体大切に御過ごし下さい。

               

北原真理



★著者・北原真理さんより、

ゲラをお読みいただける皆様への手紙をいただきました


リズム・マム・キルについて

 いつも御世話になり、ありがとうございます。
 痛めつけられた子供が、どう立ち直り、自分の人生を取り戻すか。
 それを探りながら、この小説を書いていたように思えます。
 平穏な子供時代を送れるということは、幸運と奇跡の賜物ではないのか。アフガニスタンから送られてくるニュースを見て、今日、感じずにはいられ...


販促プラン

書店の皆様へ

★10月29日まで★

初回指定承ります。

光文社書籍販売部 近藤、川原田までご連絡ください!(☎03-5395-8112)

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784334914318
本体価格 ¥0 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

似ているけど似ていない傷の絆。
母親を疎ましく思っていた小学六年生のるかに突然の不幸が襲う。母親が襲われ自分も殺し屋に攫われてしまったのだ・・・
暴力にまみれた復讐劇の中に、歪な関係が多数ちりばめられていて、胸が痛くなる。痛みに悶えながらも折々に顕される普通ともいえるような感情が浮き彫りになり、何が「普通」なのかを考えてしまう。「環境が全てではない」と断言したい言葉が薄れてしまう惨さがそこにあり、ふと最近流行り出した「上級市民」との言葉が浮かんだ。
「ストックホルム症候群の典型」という簡単な言葉ではすまされない迫力を伴った作品。

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ジェットコースターのような目まぐるしい展開のお話だった。
いくら金と権力があれど、こんな様々な重大犯罪をもみ消すことが出来るか?と思いつつ、近頃のニュースを見ていれば、いや出来るかもしれない…と思ってしまう。
「~」が多用されるなど、シリアスなはずの場面でも妙なおかしみを感じさせる会話文や地の文が、独特な雰囲気を持つ。
るかとヤタが心を通わせていく過程は一見、荒唐無稽な展開だが、るかの葛藤が丁寧に書かれていたので、説得力があった。

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最後まで予測のつかない展開で、目を離すことができなかった。12歳の女の子が誘拐され一体どうなってしまうのだろうとハラハラしながらページを捲った。マンガやドラマのようなテンポの良さとアクション、意外な展開、最近の世の中も反映されていて「今」読むのが面白い作品でした。

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親子といえども、理解し合えないことがあると思うがお互いを大切に思うのとは裏腹に、拗れてしまうこともある。
生まれついた環境で屈折し、人生を狂わす人々。
あまりにもあり得ないと物語の展開を思うのは、ただ、運がよかっただけのことかもしれない。
ストックホルム症候群なのか、似た辛さや心許なさが絆を生んだのか。
怒濤の展開はノンストップで駆け抜けるように読み込んでしまった。
すごい。なんという作品だろう。

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クレイジーな殺し屋と少女の純真なふれ合い、贖罪に挑む人間の底力を描ききった著者渾身のノンストップアクション。たしかに、ノンストップ、走り出したらとまらない系の話しだった。ジェットコースター系とでも言うのかもしれない。

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『リズム・マム・キル』

12歳の少女の家に殺人鬼が乗り込んできて母が襲われ連れ去られた…そして、少女も連れ去られ…から始まり、少女と半グレ集団の仲間の一人の視点から物語が進む。

こうなるのでは?という予想をことごとく覆された。
根底には、母との関係という大きいテーマがある。
離れたい、離れなれたくない、どんな母でも母を求めてしまう…子供だから…

殺人鬼×少女vs半グレ集団vs支配者…そして、母への愛と母への憎悪…が混ざり合った突き抜けた作品だった。

成長して大人になった主人公と因縁の相手との物語をぜひ読みたい!

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クレージーな殺し屋ヤタが突然やって来て、母親を刺し、娘の小学6年生のるかが連れ去られる。
まさかの展開が続き、殺し屋とるかの会話に心動かされて泣いた。
母親という子供にとったら大きすぎる存在。愛されたいけれど、反抗してしまったりする、るかと母親との関係も、不器用だけど愛に溢れていた。
すごい疾走感と勢いのある作品でとても面白かったです。

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様々な形で歪んだ親子関係
母のせいで居場所をなくした少女
どんな悪行ももみ消してもらう男
母から疎まれ一人で暮らす男

いびつな親子関係が絡み合っている
一体誰に感情移入すればいいのか?誰の方を持てばいいのか?自分だったらどうするのか?
アクションあり、タイムリミットあり、社会の闇ありで
スピード感があり混乱しながら一気に読みました。

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先が全く読めなくて、登場人物たちの性格もいい意味で読めなくて、、、
クスリと笑えるところが緊迫したど真ん中にあったり、一見あらすじだけ読むとどこかで読んだことあるような内容なのに、ストーリーを追っていくと今まで読んだことのない展開に。ハートフルなのか。なんなのか。がちっと当てはまる言葉は見つからないけど魅力的な小説でした。
面白かったです。

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強い母親の影響からか学校でイジメにあっている小学生が主人公、母親から直ぐにでも逃れたいと日々思っていた所に強盗が押し入り母親を傷つけ連れ去ってしまった。ここまでは求めていなかった…という出だしがいいです。
その後も勢いがあり疾走感のあるお話でした。

出会いの時最悪の印象である大人が唐突に主人公との仲を軟化する所に少々戸惑いましたが、勢いで読み切った印象です。
表紙がカッコいいです。

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ものすごく面白くて一気読みした。
異常者・ヤタが物語の後半からイメージが変わり、イケメン+医者という意外性が加わり私の頭の中でヤタが佐藤健くんになった。ヤタ=佐藤健になったらもう私は完全にヤタ派。絶対に死なないで!ヤタ!カッコイイ!ヤタ!頭の中でヤタへのエールが止まらない。最後の最後まですごく楽しんで読むことができた。映像化するならぜひヤタ派佐藤健くんでおねがいします。

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語り手が変わりつつも、怒涛の展開でページをめくる手が止まりませんでした。読みはじめの登場人物の印象と読み終わりの登場人物印象が全くがらりと変わって、ついつい悪?を応援したくなる展開に…。これが吊り橋効果やストックホルム症候群というものかと後半読みながら号泣し、自身で体感したような気持ちになりました。

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