オンボロやしきの人形たち

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刊行日 2021/10/14 | 掲載終了日 2021/10/29

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内容紹介

ぼろぼろの人形の家で陽気にくらしていた

人形たち。ところが…? 

『秘密の花園』のバーネットの知られざる名作、

初の翻訳!

明るく、楽しくくらしていれば、いつでも

しあわせになれるんだ……

人生のさまざまな困難をのりこえた作者が、

小さな子どもたちのために残した

心あたたまるおとぎ話。

先が見えない今の時代にこそ、

子どもたちに読んでほしい、

また、大人もはげまされる物語。


ある女の子の子どもべやに、

「オンボロやしき」とよばれる、

古い人形の家がありました。

家も、中に住む六人の人形も、みんなぼろぼろ。

でも人形たちは、いつも陽気に、

楽しくくらしていました。

ある日、子どもべやに、

ぴかぴかの新しい人形の家と、

りっぱで華やかな、貴族の人形たちがやってきて、

オンボロやしきは、へやのすみっこにおしやられ、

わすれられてしまいます。

それでも、気だてのいい人形たちは、

新しい人形たちのようすに感心し、

こまっているときには、助けてあげました。

ところが、女の子の乳母が、

オンボロやしきをもやしてしまおう、と

思いついて……?

人形たちを見守る「妖精の女王」が語る、

という形式の、心あたたまる物語。

『秘密の花園』『小公女』の作者が、

小さな子どもたちのために、

心をこめて書いた

知られざる名作。

日本で翻訳されるのは、これが初めて!

人気挿絵画家、平澤朋子の挿絵がたっぷり入った、

贈り物にもぴったりの、かわいい1冊です。

ぼろぼろの人形の家で陽気にくらしていた

人形たち。ところが…? 

『秘密の花園』のバーネットの知られざる名作、

初の翻訳!

明るく、楽しくくらしていれば、いつでも

しあわせになれるんだ……

人生のさまざまな困難をのりこえた作者が、

小さな子どもたちのために残した

心あたたまるおとぎ話。

先が見えない今の時代にこそ、

子どもたちに読んでほしい、

また、大人もはげまされる物語。


ある女の子の子...


おすすめコメント

『秘密の花園』のバーネットの知られざる名作、初の翻訳!

『秘密の花園』のバーネットの知られざる名作、初の翻訳!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198653750
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

面白がったり、楽しんだり、物事を楽観的に捉えていると妖精まで味方に出来るだなんて、まさにファンタジーの素敵な部分をぎゅぎゅっとつめこんだ作品でした。
シンシアに対するキマグレ女王の毒舌をずっと読んでいると、“まぁ、そういう人もいるよね…”と、なんとなく憎めなくなっていくから不思議です。
良い人(というか人形)がちゃんと報われるし、素敵な恋もうまれるし、大事にしてくれる新しい持ち主にも出会えてハッピーエンドで、読んでいてなんの心配もなく楽しかったです。

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気持ちよくなるくらい、さっぱりとした作品です。それでいて、味わいのある作品です。
何より、物語を語り聞かせてくれる妖精のキマグレ女王は日本人好みの感性。
「妖精はね、すききらいがとてもはっきりしているんです。だから、もしあなたが、うぬぼれやとか、かんしゃくもちだったら、たぶん、一生、妖精とは知りあいになれませんよ。」こんな、ことを言う女王が、大好きなオンボロやしきの人形たちの物語。
もともと、オンボロなわけじゃない人形たち。本当は立派な生い立ちであっても、今では、時の流れの中、なんともボロボロの姿になってしまって、その上名前さえ適当に変えられちゃって、さぞ、悲嘆にくれるかと思いきや・・・自らのボロボロを全く気にしないどころか、逆にそれもありだよねと楽しみ倒して、笑いが止まらない!いつも終いはみんなで重なり合って笑い転げる。結局、人の判断を迷わし、不幸に導くのは、「こだわりすぎる心」かもしれませんね。変わることを悲しめば、時間が流れる限り不幸は増していくだけ。変わることをたのしめば、日々、あたらしい喜びにであうことになる。何か、カチッとした自分にこだわりすぎると、それとは違う他人を認められないだけじゃなく、やがて、自分さえ嫌いになる時が来る。それは、やっぱり不幸じゃないかしら。逆に、ハチャメチャ・ピーターのようであれば明るく景色が変わるかも?
さっぱりとした、気立ての良いヘンテコちゃんのファンになりました!ありがとうございました。

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オンボロやしきとなってしまった屋敷で楽しく愉快にすごす人形たちのおはなし。
見ているだけでこちらも楽しくなりそうな人形たちのおはなしなので、面白く愉快に読ませていただきました。
脳天気なのは考えものですが、この一家のように色んなことに対して前向きに考えるのは本当に大切。どれだけ貧しくても心まで貧しくならず、元気に生きていきたいものです。

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バーネットが『小公女』を書いた後に出版したのが、この物語だそうです。『小公女』にもセーラが話しかけるお人形が出てきますが、こちらは、なんとも愉快な人形たち。ボロは着てても、心は天使。住んでるお家もぼろ家ですが、退屈なんて、する暇ないほど歌ったり踊ったり、楽しい人形生(そんな言葉は無いけれど)。でも古くなったおもちゃの運命は悲しいもの。そこで活躍するのがすてきな妖精たち。運命にも負けずに最後はめでたしめでたし。チャーミングで陽気なイラストにも、うふふの気持ちになります。

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