赤い糸でむすばれた姉妹

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刊行日 2021/10/22 | 掲載終了日 2021/10/22

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内容紹介

主人公は11歳の中国人の少女、ウェン。幼少期に親に捨てられた彼女は、養護施設で育つ。寂しい生活の中での唯一の支えは親友のシューリンだった。ウェンがアメリカ人夫婦の養子になることが決まったとき、ウェンは喜ぶが、同時にシューリンのことを心配する。シューリンはウェンよりひとつ年上で、片足が不自由な為か、養子縁組の話がないのだった。「わたしがシューリンの家族をアメリカで見つけるからね!」とシューリンに言って別れ、アメリカに渡ったウェン。新しい服、十分な食べ物、学校へ通うこと、誰かの娘になること。すべてが待ち望んでいたことのはずなのに、ウェンはなかなか新しい環境に慣れることができず、新しい母の愛を素直に受け入れることもできない。頭の中は、中国に残してきたシューリンのことでいっぱいだった。シューリンの新家庭探しに奮闘するウェンだが、国際養子縁組は14歳未満とする、という中国の法律の壁が立ちはだかる。シューリンの14歳の誕生日のカウントダウンが始まるなか、中国の伝説、赤い糸でむすばれた「姉妹」は、伝説の通りに再び会うことができるのか? 

ウェンが新たな地で愛情を実感できるまでをいきいきと描き、後半は親友の国際養子縁組の成否をスリリングにつづる、読み応えある作品。



主人公は11歳の中国人の少女、ウェン。幼少期に親に捨てられた彼女は、養護施設で育つ。寂しい生活の中での唯一の支えは親友のシューリンだった。ウェンがアメリカ人夫婦の養子になることが決まったとき、ウェンは喜ぶが、同時にシューリンのことを心配する。シューリンはウェンよりひとつ年上で、片足が不自由な為か、養子縁組の話がないのだった。「わたしがシューリンの家族をアメリカで見つけるからね!」とシューリンに言っ...


おすすめコメント

・自分の思いを伝えること、行動することの大切さが沁みる、愛と家族と「姉」の幸せを求める孤児の物語

・多様性を認め合う社会をめざす意識が高まっている中、その意識醸成に最適な内容。改定指導要領の根底にある、生きる力も育める

・養子縁組成立期限までのカウントダウンにはらはらしながら読み進められ、豊かな読書体験を得ながら、さまざまなテーマが無理なく感じ取れる

・自分の思いを伝えること、行動することの大切さが沁みる、愛と家族と「姉」の幸せを求める孤児の物語

・多様性を認め合う社会をめざす意識が高まっている中、その意識醸成に最適な内容。改定指導要領の根底にある、生きる力も育める

・養子縁組成立期限までのカウントダウンにはらはらしながら読み進められ、豊かな読書体験を得ながら、さまざまなテーマが無理なく感じ取れる


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577049440
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

これを読んで、アメリカは国債養子縁組がとても簡単なんだなあと思いました。
私の住んでいるヨーロッパの国では、そういったコミュニティに入らなければいけなかったり、寄付をしたり、精神科医との面接をしたり、社会福祉士と面談をしたり、そしてやっと、許可がもらえても、養子縁組をあっせんする団体に手紙を送り、そこで許可を待たなければならず、許可は5年で切れてしまうのに何回やっても養子をもらえないこともたくさん。そして、養子として来ることができる9割はなんらかの障害を抱える子どもという風に釘も刺されます。街を歩けばたくさん養子を迎えた家族を見かけるけれど、昔はわりと簡単だったみたいですが、今はコロナもあり、とても難しい現状です。

それでもたくさんの国で家族を待っている子供たちがいる。もっともっとたくさんの子供たちに素敵な家族ができればいい。笑顔になったらいいなと思いました。

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国際養子縁組がテーマで養子を希望する人がホームページに登録されている写真と紹介文を見るだけで家族にするか決めたり、良い子にしなかったら児童養護施設へ帰されたりするとか読んでてドナドナの曲が聞こえてきました。
最後の訳者あとがきに書いてあった養子を迎えるためのたくさんのルールと諸手続きや親側の視点も物語に組み込んであるとより養子縁組についての実態がわかると思いました。

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日本ではあまり接する機会のない海外養子縁組。
それ以前に日本人の養子縁組自体も例外的に扱う「家制度」が強い日本では、現実味を覚えにくい内容ではありそうですが、アンジェリーナ・ジョリーなどの例を出せば今の中高生でも少しはイメージしやすいかもしれない。
「捨てられてしまうかもしれない」恐怖は、一度経験すると抜け出しにくいものだと思うけれど、その中でも信頼関係を気付いていく姿も、何かあって怖がりがちになっている子にとっては救いになるのではないかと思う。
赤い糸というと日本では恋人を連想しがちだけれど、恋人以外と繋がっているのもステキだなと思わせてくれる。

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国際養子縁組がテーマ。中国の少女がアメリカの家族に迎え入れられる。施設での親友との約束・先に家族を持った方がもう1人の家族を見つける・の為に奮闘する。人種も言葉も文化も全く違う家族。良い子にしていないと施設に返されてしまう恐怖。本当の母親や置いてきた親友への罪悪感。様々な心の葛藤が描かれている。赤い糸は誰かに繋がっていて切れてる事はない。やっと出会えた赤い糸で結ばれている新しい家族の深い愛情を信じても良いんだよと心の中で叫びながら読んだ。

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赤い糸の伝説って中国起源だったのですね。
皆なんらかの理由で施設で暮らす子供たち。
親を知らない子供たち。親にもさまざまな事情があるだろう。
一概に子供を捨てたと断罪もできぬだろう。
新しい家族ができる日を待ち侘びる子供たち。
ともに生きる子供たちの絆は深い。
選んで、私を選んで、私に家族をちょうだい。というこどもたちの叫び。
これだけで私たちの胸を切なく痛ませるに十分ではないだろうか。
屋根の下で眠れ、3食食べられる、そして健康であるということ。
こんな小さな子供たちが、自分をもらってくれる親を探す。
昨今はインターネットで探す、まさに、売り込む、そんなシーンが
たくさん出てくる。子供たちも、その子たちの丸ごとひき受ける覚悟のある家族にも、それぞれに心からの敬意を。

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中国からアメリカに養子にいった少女が施設で本当の妹のように過ごしていた少女の
養子縁組先が見つかるように奮闘する物語。

国際養子縁組についての現状を全く知りませんでした。
養子となった子どもの視点で書かれており、あらゆる世代にすんなりと受け止めるのでないでしょうか。
養子縁組について考えるきかっけとなりましまた。

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