あかいてぶくろ

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刊行日 2021/10/23 | 掲載終了日 2021/11/30

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内容紹介

いつもいっしょにちびちゃんの手を温めていた一組の赤い手袋。ある日、ちびちゃんは森で右手袋を落としてしまいます。通りかかったキツネが手袋を見つけて枝にかけておきますが、風で飛ばされてしまって…。

いつもいっしょにちびちゃんの手を温めていた一組の赤い手袋。ある日、ちびちゃんは森で右手袋を落としてしまいます。通りかかったキツネが手袋を見つけて枝にかけておきますが、風で飛ばされてしまって…。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784338261401
本体価格 ¥1,600 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

やわらかで あかくて とっても かわいい、みぎと ひだりの てぶくろさん。
ちびちゃんのてをあたたかにつつんでくらしていました。ずっと、こうしてふたりで一生がんばっていく、そんな、未来しか想像していなかったのに、はなればなれで くらすことになってしまいます。
ちびちゃんのもとに残ったひだりのてぶくろさんは、あたらしく編まれた みぎてぶくろさんと、いなくなったみぎのてぶくろさんを心配しながらも、毎日、ちびちゃんをつつみつづけます。
一方の、はぐれてしまった みぎのてぶくろさんは、おやゆび姫のように転々とします。ただ、おやゆび姫と違うのは、みぎのてぶくろさんは、どこへいっても、泣いたりせずに、ただただ、一緒にいるふたごのうさぎや、のねずみや、りすをあたためます。
ものをいわない、みずからうごかない、そんなあかいてぶくろ。その中には、いさぎよい、うつくしいたましいがやどっています。
あかいてぶくろのふたりを、恋人のようにも、仕事の相棒のようにも読めます。
どちらにせよ、せつなくて、うつくしくて、あったかい・・・こころが ふっくり、ふわんとつつまれる絵本です。胸が今も、少しほてって感じます。ありがとうございました。

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まさかてぶくろの話で独立や自立の切なさを感じることになるとは……!?絵もあたたかくキレイです。
手袋を片方だけなくすとか落とすとかはよくあると思います。落としたあとは後悔と切なさが襲ってくるんですが、この絵本読んでると「こうであってほしいな」と希望が持てました。

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見るからに暖かそうな表紙!赤い毛糸のミトンの手袋。それだけでもう柔らかな心持ちになるが、遠目では赤いハートにも見えて更にほっこり。森で片方はぐれた右の手袋は、いろんな動物たちに拾われ気に入られ重宝される。一方、持ち主のちびちゃんの元にいる左の手袋は…。岡田千晶さんのふんわり優しいタッチの絵が愛らしく微笑ましい。ちょっと切なくて意外な結末も、その先に希望が感じられ、清々しい気持ちになる。寒さ増すこれからの季節に、ぜひ親子で読みたい1冊だ。

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身の回りのわたしたちの生活を支えてくれるものに、あなたはどのくらい思い入れを持って接していますか?
それらにこころがあるなんて、考えてみたことがありますか?
寒い中離れ離れになってしまったあかいてぶくろにとても悲しい共感をしましたが、それぞれが誰かを喜ばせる方法を見つけることができるしあんせになれました。最後のページで2つのあかいてぶくろはどんな前向きな想いを交わしていたのか想像してしまいます。

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