からっぽになったキャンディのはこのおはなし

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刊行日 2021/10/23 | 掲載終了日 2021/11/30

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内容紹介

男の子の家にやってきたキャンディの箱。毎日楽しくしていましたが、キャンディたちが半分くらい、いなくなったころ、あれ?と、思ったのです。「キャンディがいなくなったら、ひとりぼっちの箱になるのかな?」

男の子の家にやってきたキャンディの箱。毎日楽しくしていましたが、キャンディたちが半分くらい、いなくなったころ、あれ?と、思ったのです。「キャンディがいなくなったら、ひとりぼっちの箱になるのかな?」


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784338192422
本体価格 ¥1,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

大久保雨咲さんには、聞こえるんですね。
箱や、キャンディや、本の声・・・誰かが思いをこめて作ったものの声が。
知っているんですね。「思いのこもったもの」は、ただの「もの」じゃなくなること。
こころがやどるということ。
そして、よ~く耳を澄ますと、この世界はこの絵本のような「静かなおしゃべり」でみちみちていること・・・
キャンディたちが選ばれた時、はこさんと わかれの言葉をかわしたり、本が自分の中身に書かれていることを自慢話したり・・・聞こえれば、ちょっとだけ面倒くさいかもしれません。でも、それは、きっと、豊かさです。
むかし、子どもたちは、おじいちゃん、おばあちゃん、近所のおっちゃんやおばちゃんから、 このことを、そっと学んでいました。もったいない、ばちがあたる、ものが泣く・・・
小さい頃にこの「もの」の声を聞く耳を育てられた子供は、一生その豊かなおしゃべりの中で暮らします。
家にお年寄りがいなくても、大丈夫ですね、この絵本が教えてくれそうです。
こどもたちの心に届け!大久保雨咲さんのメッセージ!出口かずみさんの絵がやさしくサポートしてくれます。
あと、ものづくりをしている、わたし的には、「心のやどるもの」、「おしゃべりができるもの」そんなものたちを生み出せるよう、こころします。ありがとうございました。

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飴の入れられていた箱は飴とともにそらくんのおうちへ。飴がどんどん食べられ、箱の中は空っぽに。空になった箱はそらくんの部屋に。箱は自分がからっぽになったことに不安を感じます。
この箱は私達なのかもしれない、と思いました。いいところや自分は一体何なのかがまったくわからなくて、自分自身を語れない……これからの経験や体験、考えや思いを自分という箱にたくさん詰め込んでほしいです。

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