霊獣紀　上・下【特別試し読み版】

篠原先生の中華ものもの。面白いだろうなと撫でまわしていました。
霊獣　麒麟が主人公。ついにファンタジーなのねとは思っていましたが、
王を見つけというくだりは聞いたことがあるような。
試し読みでいい所を読めてないので早速購入して読むつもり。
一角麒がかわいい。玄月を超えるキャラクターを期待してます。

金椛国春秋シリーズが好きで、今作のことも気になっていたのですが、あらすじを読んだ時に自分にはちょっと内容が難しそうだなと思い、手を出せずにいました。
でも読んでみたらスケールの大きなこの物語の世界に一気に引き込まれました。
彼らがどんな冒険をし、どう成長していくのかとても気になります！
下巻の試し読みはとっておいて、まず上巻を全部読みたいと思います。

心優しい霊獣の幼体一角麒と、少数部族長の息子さんベイラ。二人が出会い冒険が始まるまでを読みましたが、さらに、特別収録のSSコミックがとても可愛かったので、この姿を思い浮かべながら、もう一度読んでみました。これからどんな冒険をしていくのだろうととても楽しみです。

類い希なる傑作❗️
日本人には馴染みのない五胡十六国時代をこれだけ分かりやすく、小説にされた作品を拝読出来て、この上ない幸せです。ファンタジー要素を入れつつも、史実との兼ね合いが絶妙で作者の筆力には脱帽である。読書を天衣無縫に作品の世界に引き込む正に名作である。

『霊獣紀』

戰が絶えない世で、人の姿になった幼獣の一角がベイラと出会う、ベイラは世龍となり戦乱の中を駆け抜ける、一角は世龍を導くことが出来るのか。

特別試し読み版でしたが、霊獣と人とのあたたかい関係が見れて、舞台となっている戦乱の厳しいと世の中でも、どこかほっこりしました。

期待しかない、歴史ファンタジー。
ほんとに霊獣がいれば良いなと…人の運命は、生まれ持ったものだけでは導かれないのか？すべて読みます。