六人の嘘つきな大学生

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刊行日 2021/03/02 | 掲載終了日 2022/02/28

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内容紹介

\\ブランチBOOK大賞2021受賞 & 2022年本屋大賞ノミネート‼//

「犯人」が死んだ時、すべての動機が明かされる――新世代の青春ミステリ!

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。

『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。

\\ブランチBOOK大賞2021受賞 & 2022年本屋大賞ノミネート‼//

「犯人」が死んだ時、すべての動機が明かされる――新世代の青春ミステリ!

成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に...


おすすめコメント

2022年版の各種ミステリランキングすべてでランクインを果たしました。

山田風太郎賞の候補になるなど、2021年に最も話題を集めた著者の一人だと思います。

“伏線の狙撃手”の異名通り、とにかく緻密にめぐらされた伏線が魅力の著者です。

この機会に是非お読みいただけたら嬉しいです。


===

『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位

「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇 8位

週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号) 6位

『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 4位

2022年版の各種ミステリランキングすべてでランクインを果たしました。

山田風太郎賞の候補になるなど、2021年に最も話題を集めた著者の一人だと思います。

“伏線の狙撃手”の異名通り、とにかく緻密にめぐらされた伏線が魅力の著者です。

この機会に是非お読みいただけたら嬉しいです。


===

『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 8位

「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784041098790
本体価格 ¥1,600 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

タイトルから不穏な空気が漂っているなと思っていましたが、内容は想像以上にギスギス!ドロドロ!
呆気なく結末を迎えたかと思ったら、どんでん返しからのどんでん返しからのどんでん返しの連続!!
こんなのめちゃくちゃ面白いじゃないですか!!!
人は誰しも善人な面、悪人な面をもっているけど、片面だけを見るのではなく……と、なんだ良い話じゃないかと思ったら、、、えー!?!?ですよ!私の感情はめちゃくちゃです!感想もめちゃくちゃになってしまいました。
この作品を読んだ後は人を見る目がかわってしまいそうです。何を信じたらいいのか、疑心暗鬼モードです。
現実にも影響が出そうな程面白かったです!ありがとうございました!

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物語は二転三転しますが、登場人物たちの印象も二転三転します。就職活動中の顔なんて画面あり演技ありのものだから、当然といえば当然。でも一面だけで全て決めつけてしまうのは違う…意外にも読後感は良い小説でした。

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謎解きミステリーの要素を含みながらも犯人探しで終わること無くその後の考察まで描かれていて最初から最後まで飽きること無く一気読みさせる筆力は流石です。分かりやすくエンタメとしての面白さはピカイチと思います。

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就活……ずい分前に自分も経験したのだが、不安だけが積み重なりどんどん自分に自信が無くなっていく…面接で落ちる度に『自分はどこからも必要とされていないのか…』と落ち込んでいた日々。そんな時期に出会いたかった物語。もちろんフィクションではあるのだけれど、登場人物たちの心理状況はとてもリアル。人事側のセリフも実際にはそうなのだろうと思う。物語としても最後にとても爽やかで気持ち良く読み終えることができました。これから就活する人たちにはぜひ読んで欲しい一冊。
読ませていただき、ありがとうございました。

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本屋大賞ノミネートで読みましたが、話題になり売れるのも納得の面白さでした。
後半にかけてのどんでん返しの畳み掛けもすごかったです。
就活って大変だよね、と思うのと、就活程度でその人の本当の人間性なんて分かるわけないよね、という両面性が浮き彫りになってます。
読んでよかった作品でした。

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ちょうど同時期に就活をしていたこともあり、
いわゆる「意識高い」子たちは、確かにこんな会話を
繰り広げていたな、と読んでいて懐かしい部分もありました。

「最終面接」が始まると、だれが犯人なのか?
この6人と同じ部屋にいるかのような臨場感で
一緒に悩み、戸惑い、手に汗を握りました。

そして終盤からはタイトルの通り「嘘」が次々と
暴かれ、読者は6人に失望するかと思いきや…。

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就活中はどうしても精神的にやられてしまう。そこをついたとても面白い作品でした。本当にあっという間に読み終えてしまいました。大学生というまだ社会人ではない、でも子どもではないという間にある年代だからこそ、このミステリがとても面白いのだろうと思いました。

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口にしている言葉全てが本当じゃない、でも暴かれた悪事がその人の全てじゃない。六人の嘘と、本当を知って、改めて、人はなんて愚かで醜くてそれでいて最後まで信じたくなる生き物なんだろう、と思いました。感情の起伏が激しくて忙しかったです。伏線回収もあっぱれとしか言えません。伝えたいことが真っ直ぐに書かれていて読みやすかったです。疑う事に慣れてしまった私たちが今読むべき本だと思います。

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キツネとタヌキの騙し合いみたいに皆が嘘をついていき話の展開が読めない所が面白かったです。

月の裏側の例えがとても印象的で、誰しもが他人には見せない裏の顔を持っていて、でもそれは当たり前なことだよなって妙に納得してしまいました。

不完全な人間が不完全な人間を運だけで選ぶ人事。これは就職活動前の学生さんの息抜きにお勧めしたいですね。

最後には希望が持てる展開で終わったのもよかったです。
もっと早く読んで発売当初から仕掛ければよかったと悔やまれます。

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就活。なんであんなものに振り回されなくちゃならないんだろう。当時の想いが甦りました。嘘つきなのは学生も会社も同じ。でも、その中でも真実はちゃんとあるのだ。最終選考での事件を覆っていた上っ面が、ひとつひとつ剥がれ落ちていくのを見て、根っこがしっかりしていれば、どこの会社であろうと生きていける力があるんだと思わせてくれた。これから就活する人も終わった人も選ぶ側の大人も読んで欲しい。

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就職活動ってなんなんだろう、なんのためにするんだろうという無気力に襲われました。しかしそれ以上に、人には誰もが月の裏側を持っていて、それがあってこその人間なんだというメッセージを強く受け取りました。見えている部分と見えない部分。見えない場所に興味を持つのも自分だし、見えている部分だけで判断するのも自分自身。そして見える部分を見ようとしないのも自分であって、その勝手さや好奇心、そういうの全部ひっくるめて人間なんです。

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発売されて少し経つが、評判が良くて気になっていた作品。初めはミスリーディングがあるのではと注意深く読み進めていたが、正攻法のしっかりとしたミステリだった。人の側面だけで決断するのは就活、たしかにその通り。その欺瞞を上手く活用した本当に面白くよくできた本だった。

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最終選考、物語のハイライトとなる2時間半のディスカッションに入る頃には読むことをやめられない自分がいた。まさにジェットコースター。ゴロゴロと緩い傾斜を低速で昇っていたかと思ったら突然の急降下、物語は何度も何度も回転し、裏返り上下し、読み終わる頃には脱力感で脳がフワフワした感覚。新進気鋭の一流企業が5000人の中から選び抜いた就活生の6人。非の打ち所がないであろう彼らに、最終選考のその時「犯人」の手により一人一人の別の顔が晒され、読む側も翻弄される。タイトルに込められた意味、就活というシステムのいびつさ、働くとは、生きるとは、考えているうちにあっという間に読み終わってしまった。
散りばめられた「?」を回収していったり、たった一行で印象がぐるぐる変わったりミステリを読む爽快感を存分に味わえる作品。

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ホントこの六人嘘ばっかり!!1人採用の枠を巡って就活生六人の腹の探り合いが緊迫感ありました。途中「アレ?犯人分かったかも」と図に乗りかけましたが、見事にはずれました。そう思わされた段階で先入観を植え付けられてたんですね。 作中すっかり作者の術中に嵌り、最後まで振り回されました。
そして読後「まさかあんな気分になるなんてなぁー」と思ったのも印象的でした。

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日本でもトップレベルの企業の最終選考のリアルな感じにドキドキしながら読み進めていきました。
最初から最後まで止まる事ないハラハラと読んでいくといろんなところに置かれていた伏線の回収に最後はスッキリしました。
就活を控えた人には是非読んでもらいたい本だと思います。

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タイトルの通り6人は嘘をついていました。
それをめぐり、ドロドロの人間関係のシーンなど描写され、告発者=犯人は判明して終わりかと思えば、続きがあり数年後に真犯人が判明する。
所々に、数年後の彼らの近況の話が挿入されてますが、最低な人間だと思わせながら、ラストで全てをひっくり返す、展開には驚きました。1人については、そんな描写がなく、だから他の人達はこんな行動をとったのかと納得が行きました。
イヤミスに近い話ですが、読み終わってみると人は一方から見た姿がすべてではないと考えさせられる作品でした。就活生にぜひ読んでほしいです。

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20年以上前の就職活動の空気感を思いだします。お互い内定を目指すライバルでありながら、たくさんの会社があるなかで、同じ場所を目指した仲間。その絶妙な関係性をミステリーに生かし、何度騙されたことか…!ほぼ一気読みでした。懐かしさ、新しさ、ずっと変わらないもの。昔と今、そしてこれからの就活生、皆さんにおすすめできます。タイトルからは想像できない爽やかな読後感が好きです。

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本屋大賞ノミネート作品。
登場人物やもろもろの舞台装置自体が、
どんでん返しのために用意されすぎている感は否めませんが、
それを気にさせないほど圧倒的なリーダビリティで、一気に読んでしまいました。

誰にでも「月の裏側」がある。
読む前と読んだあとでは、タイトルから受け取る印象が変わってきます。

長すぎず、一気に読んで「面白かった!」と思える作品って貴重です。
あまり本を読まない大学生や新社会人の皆さんにとっても、
読書の入り口・きっかけとなりうる作品だと思います。

なお、すべての証拠がフェアに示されているミステリー、
というわけでは必ずしもないので、
謎を自力で解きたいタイプの方はご注意を。
どんどんページをめくって、流れに身をまかせるのが吉かと。

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犯人が気になって、久しぶりに寝る時間を削ってまで読書しました。
一度や二度の面接や試験で一生が決まってしまうなんて、、そんなものだけでその人の何がわかるというのか、、と常々思っていました。私の中にあった、就活やリクルートスーツに対する少しの嫌悪感のようなものが少しだけ払拭された気がします。
何度も何度も騙されたけど、伏線回収も心地よく、読み終わったあとはとても清々しい気持ちになりました。

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人の本質を見抜く心理戦ミステリーでした。

めちゃくちゃ面白く読みやすかった。
就活が題材というのは知ってましたが
なんでミステリーに結びつくのか分からなかったんです。まさかこんな心理戦になるとは。
ひとつ忠告するならば、
これは就活中、就活直前の方は
絶対 読んだらあかんやつ!
人間不信、会社不審に陥るから。
まじで人の本質!表面だけ見てたら騙されるからね。

しかし、イヤミスで終わるのかと思いきや、
二転三転、
全ての伏線を見事にどんどん回収していき
なんとまぁ清々しい結末。
しかもなんて読みやすいミステリーなんだ。
リズム良く 夢中になって、真相を漁るべく
一気読みだった。

ミステリー知能指数の低いわたしは前半過ぎた辺りで
「犯人わかった!」って思ったけども
自分の読みの浅さに凹んだわ 笑笑
自分まだまだやなと思った。

いろんなトリックを見抜くミステリも好きやけど、
心理戦だけで解いていくミステリて こんなにドキドキワクワクするんやねって再認識。
めちゃくちゃ読みやすいから
ミステリというエンタメを
読書ハード層も ライト層も
(就活中以外の)全ての世代が楽しむには ピッタリの作品やね。って思った。

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とても面白かった!ミステリ作品としての伏線と回収が見事で、何度もひっくり返される快感と、キャラクター一人一人きちんと向き合って描かれたストーリーが本当によく出来てる。悪意を描いたものと思いきや……?という奥の深さが読み心地がよくとても良かった。誰にでも心からオススメ出来るミステリ作品です。そして就活はクソ。

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就活を通して絆を深めたかのようだった六人につきつけられた企業側のあり得ないグループディスカッション。
騙し騙され、嘘を吐き合い、自分の信じてきたものが崩れていくような失望感。本質というのは、自ら“見よう”としないと見えてこないのか…、と見る目のなさを悔やむ気持ちと、全てを受け止める勇気というか器を図るかのようなどんでん返し。まるでジェットコースターに乗っているかのようでした。
そして、騙されるとわかっていたのに騙されました!
本当にすっかり、まるっと清々しい程に騙されてました!
今まで見えていた景色がぶわぁーっとクリアになっていく後半部分に興奮、目から鱗が落ちる面白さでした。

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タイトルからして楽しい話ではないだろうと…読んでみると、登場人物の印象はコロコロ変わるし、ストーリーもどんでん返し続きだし、忙しいけど面白かったです。これは、こんな面接はいやだ、という大喜利の答えでしょうか。読んだ人が充実した時間を過ごせるよう、お祈りしております。

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とても面白かったです!続きが読みたいから定時でそそくさと退勤したくらい面白かったです。就活、あんなに面白くなく面倒で退屈で利益に見合わず、学生としても「給料と条件がよさそうだから受けるんだよ」以外言いようがないことにどれだけ嘘と建前を積み上げられるかでしたね。私は第一希望の会社には入れたのですが、それは果たして誠心誠意、本気の就活のおかげだったのか。20年近くたってもう忘れてしまいましたが。

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子どものころ、物事には全て答えがあると思っていた。分からないことは父や母が教えてくれると思っていた。若くて希望に満ちた就活生たちの物語に、大人にも分からないことがあるなんて気付いていなかった頃の自分が重なった。ミステリータッチで進んでいき、過去と現在が行き来する。優秀で完璧な六人の大学生の表と裏が暴かれる様は、正直読んでいてあまり気持ちの良いものではないが、「就活期は最上の混乱期」だと思う。何せ、企業が優秀な学生を選んでいると信じられるのだから。当たり前だが、就活に正解はない。自分をより良く見せるために努力し時には嘘もついたり、自分と人を比べて自信をなくしたりする。晴れて希望の会社に入れたとしても、やっとスタート位置に着けたにすぎない。こんなはずではなかった!という事は山ほどあるだろう。就活は馬鹿馬鹿しくて周りの人も会社も嘘つきだらけ。まぁ、人生こんなもの。だから、必要以上に怖がったり、虚勢を張らなくていいのだ。就活に限らず、人と人との関わりすべてに当てはまる事だ。「相手の本質を見抜くことができるなんて、できると思うことそれ自体が倣慢。」自分も人も、完全にいい人じゃなくても、完全に悪い人じゃなければいいんじゃない?くらいが楽に生きられるんじゃないだろうか。

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最後の最後まで、良い意味で裏切られ続けました。
物語を通してスピード感の良さに最初から乗せられて次々とページをめくらせられていました。こう言う時間を忘れる読書は純粋に一番楽しい。
就活という、人生の中では短い期間だけれど、非常に特殊な状況下に於いてだからこそ、この設定が可能だった。
あの室内での心理戦においてアラームの音まで見事に効果的で、心理的にこちらも時間がどんどんと減っていく感覚に陥り、もうミステリーとしては美味しい所が山ほどなのに、それだけではなく、そこかしこに仕掛けられた伏線と回収は言わばラストのご褒美です、なんて贅沢な。
切なさは残りましたが、まさかこんなにも清々しい思いで読み終われるとは最初は思ってもいなかったです。この着地点に一人でも多く立って欲しいと願う読後です。

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勝手にちょっと苦手かもしれないと思っていたけれど、結論から言うとすこぶる面白かった!
展開が読めなくて、予想とは違う着地点に到達したときには本当に驚いた。そして嬉しくなった。
嬉しい裏切りとはことことだ!
視点、ものの捉え方というものは、角度によってずいぶん異なって厄介だ。誤ると取り返しがつかないこともある。
「就活」という生々しいテーマとショッキングな内容で色々考えさせられるいい意味で刺激的な作品。

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信じていたものが信じられなくなる感覚。
事実や出来事は同じなのに、見る方向と立場で景色が全く変わって見える手法にまんまとやられてしまいました。
不思議と「騙された!」という感じではなく、いかに自分というものが不確かで、他人に対してあれこれ言える立場にないのか自重し再認識することで、清々しい読後感すら抱くことができました。
結局無垢に人を信じられる人、騙されていたとしても人を信じることを貫く人が1番強い。
それは自分を信じていることにも等しいから、そんな風にも思えてきました。
就活生に薦めて良いものなのかどうか、悩ましい一冊です。

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人間観察眼の鋭さが抜群に光る作品だと感じました。
スピード感のある展開にページを捲る手が止まりません。
その個人をどの角度から自分が見るかによって、人ってのはわからない、だからこそ人間って面白いし、その人間の可笑しさが巧みに描かれていて犯人探しをより一層楽しめました。
ありがとうございます。

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