みずをくむプリンセス

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刊行日 2020/06/05 | 掲載終了日 2023/03/31

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内容紹介

【本文一部抜粋版】

「ねえ、どうしてうちにはみずがないの?」

あさはやくおきて、ぼんやりしたまま、したくして、つぼをあたまにのせる。ずっとずっととおくまで、きょうもわたしは、みずをくみにいく。

――水がないくらしを、おもいうかべてください。すいどうはありません。じゆうに水をのむことも、からだをあらうこともできません。せかいでは、およそ10おくもの人たちが、ちかくに水がないくらしをしています。そして、まいにち、とおくまであるいて、くらしでつかう水をくみにいく人たちもいます。

これは、アフリカの水くみをする少女の1日をえがいた絵本です。少女のねがい――それは、だれもが、いつでも、きれいであんぜんな水をつかえるようになること。


【本文一部抜粋版】

「ねえ、どうしてうちにはみずがないの?」

あさはやくおきて、ぼんやりしたまま、したくして、つぼをあたまにのせる。ずっとずっととおくまで、きょうもわたしは、みずをくみにいく。

――水がないくらしを、おもいうかべてください。すいどうはありません。じゆうに水をのむことも、からだをあらうこともできません。せかいでは、およそ10おくもの人たちが、ちかくに水がないくらしをしています。そして、...


出版社からの備考・コメント

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 6 安全な水とトイレを世界中に】

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 6 安全な水とトイレを世界中に】


販促プラン

【本キャンペーンは終了いたしました】
・12月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ4~7」(NetGalley Japan主催)


【本キャンペーンは終了いたしました】
・12月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ4~7」(NetGalley Japan主催)



出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784378041483
本体価格 ¥1,500 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

日本人にとって水は水道栓をひねると出るもの、ふんだんに使う、それに罪悪感もない。飲み水は水道水じゃ身体に悪いとミネラルウォーターを飲む。アフリカの少女のこの絵本の世界。汚い水を得るのに長く歩いてやっと手にする。たぶん、その時に感じる幸せはどんなものだかと思います。

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ジージーはプリンセス、アフリカの大空が彼女の王国。まだ朝の暗いうちからお母さんに起こされて一日の始まりとともに大切な仕事をする。水を汲みにゆく。大きな壺を頭に乗せてお母さんと二人で遠くまで歩く。真ん中あたりで休むのはカリテの木の下、シアバターの木だろう(私の手元にあるハンドクリームにKariteと書いてある)。彼女は両親に愛され、大自然の中で生き生きと跳ね回って踊る、幸せそうな絵が最初の方のページにある。本当にそうなんだろうか?水は自由にならない。まだ日も出ていない寝床の中から、水よこっちにきて、と何度ねだっても祈っても水はない。お母さんと汲んだ水は、その日の終わりまでに全部なくなってしまう。次の日もまた。
なんで水は遠いの?なぜ濁っているの?なぜうちには水がないの?

水は命の源。水のない暮らしが想像できない私たち。

#GeorgieBadiel さん、ブルキナファソ(Burkina Faso)出身のスーパーモデル、が語ったお話を、美しい絵本にしたもの。そして、カナダの「ライアンの井戸」という組織といっしょに、ブルキナファソやその周辺に井戸をつくるプロジェクトをはじめました。



サイトがありました。

Georgie Badiel Foundation この絵本も出ています。
https://www.georgiebadielfoundation.org

Ryan’s well
https://www.ryanswell.ca


THE WATER PRINCESS
Text copyright © 2016 by Susan Verde Illustrations copyright 2016 by Peter H. Reynolds

Georgie Badiel

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ジージーの王国はアフリカの空・・・少女の夢は広大です。
だけど、ジージーがどんなに想像の翼を羽ばたかせても、魔法の呪文を唱えても、遠くに流れる川の水をよびよせることはできないのです。お母さんと早起きして、一緒に遠い道を水くみに出る。途中で休憩して、また歩く。
やっとついた泥の河の水辺で順番待ちです。ほかにも遠くから水くみに集まったてきた子どもたちとの会話がはずみ、ジージーには楽しい時間です。
「どうしてうちにはみずがないの?」ジージーは時々疑問に思うのです。
でも、そのことで、いじけたり、なげやりになるのは、ほかにほのかにでも選択肢がある裏返し。何キロも水場から離れた場所に住むことを受け入れて過ごしてきた、お母さんやお父さんの村に生まれたジージーには、現実、現在、ほかに選択肢がないのです。
日本でこのプリンセルス・ジージーのおはなしを読むみなさん。
「なぜ、水のそばですまないの?」「水道はないの?」って思いませんか?そこには、どんな理由があるのでしょう・・・どうか、考えることをはじめてください。想像の翼をジージーのために広げてみてください。
想像はきっと素敵なアイデアを生み、ジージーの現実をより良いものに変えられるはずです。
絵本の中のアフリカ。威厳のある風景が、気高いです。ありがとうございました。

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SDGsに関心が集まるいまこそ、多くの人たちに読んでほしいと思いました。
水を得るという、この国にとっては当たり前のことが、別の地域にとってはとても困難で厳しいということを丁寧に描いており、深く考えることができました。
絵柄や文章、展開も品があって美しくて、こういった形で子どもたちに知識を届けようという意図は、とてもいいと思います。安心して子どもたちに手渡せるのではないでしょうか。
本の最後にできあがった井戸の写真があって、ほっと安心できるのもいいです。
問題意識だけでなく、確かな希望がそこにありました。
いい本ですね。

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