てんじつきさわるえほん 音にさわる

はるなつあきふゆをたのしむ「手」

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刊行日 2021/09/30 | 掲載終了日 2023/03/31

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内容紹介

【本文一部抜粋版】

【NetGalley×Luppy「SDGs」企画】

「触る」ことは誰にとっても生きていく上で必要なこと。春夏秋冬の音を感じ触って想像を膨らませよう。絵は隆起印刷。見える子も、見えない子も一緒に楽しめる点字つき絵本。


著者、広瀬浩二郎さんは、大阪の国立民族学博物館に勤務。全盲。視覚以外の感覚を総動員して、自分を鍛える修行に励み、琵琶で人の心をうつ「音」を創造した琵琶法師「耳なし芳一」の話からインスピレーションを得た、オリジナルの点字つきさわる絵本。春夏秋冬を視覚以外の感覚で感じてみよう、そしてそれを表現してみよう、ということをテーマにした、著者初めての、子どもを対象にした作品です。

新型コロナウイルス感染症の拡大とともに、そもそもさわるとはどんな意味をもっているのかという、基本的な問いに立ち返ることになったという広瀬さんは、「非接触社会から触発は生まれない」と発信を続けています。コロナ禍においては「さわる」ことがタブーのようなイメージとなってしまったが、目が見えない人だけでなく、誰にとっても本来生きていく上では必要なこと、意味のあること。そんな思いも込めて、いろいろな感触の隆起印刷を用いて、子どもたちがさわることから想像を膨らませることを忘れないように、ということを望んで作られた絵本です。イラストも明るくかわいく、とても明解です。



【本文一部抜粋版】

【NetGalley×Luppy「SDGs」企画】

「触る」ことは誰にとっても生きていく上で必要なこと。春夏秋冬の音を感じ触って想像を膨らませよう。絵は隆起印刷。見える子も、見えない子も一緒に楽しめる点字つき絵本。


著者、広瀬浩二郎さんは、大阪の国立民族学博物館に勤務。全盲。視覚以外の感覚を総動員して、自分を鍛える修行に励み、琵琶で人の心をうつ「音」を創造した琵琶法師「耳なし芳一」の...


出版社からの備考・コメント

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 3 すべての人に健康と福祉を】


裏表紙のQRコードから、本の裏側に印刷されている、著者の「あとがき」を聴くことができます。

①「さわるくん」はだれなのか
②なぜ「さわるくん」は杖をもっているのか
③なぜ「さわるくん」の杖の手触りが変わっていくのか
④なぜ表紙に琵琶があるのか(前半)
⑤なぜ表紙に琵琶があるのか(後半)+耳なし芳一がやってくる!

児童図書選書のための総合ブックカタログ Luppy(るっぴぃ)
特集 SDGsに取り組もう 選定作品
【テーマ 3 すべての人に健康と福祉を】


裏表紙のQRコードから、本の裏側に印刷されている、著者の「あとがき」を聴くことができます。

①「さわるくん」はだれなのか
②なぜ「さわるくん」は杖をもっているのか
③なぜ「さわるくん」の杖の手触りが変わっていくのか
④なぜ表紙に琵...


おすすめコメント

【出版社からこの作品をご覧くださる会員の皆様へ】

この作品は目の見えない人も楽しめるよう、隆起印刷という技法を用いています。その特徴をご覧いただくため、絵本の現物に角度をつけて撮影したものを掲載しています。ページによって一部絵が切れてしまっている部分がありますことを予めご承知おきください。

ぜひ実際の本をお手にとって、「読んで」「触って」お楽しみいただければと思います。



【出版社からこの作品をご覧くださる会員の皆様へ】

この作品は目の見えない人も楽しめるよう、隆起印刷という技法を用いています。その特徴をご覧いただくため、絵本の現物に角度をつけて撮影したものを掲載しています。ページによって一部絵が切れてしまっている部分がありますことを予めご承知おきください。

ぜひ実際の本をお手にとって、「読んで」「触って」お楽しみいただければと思います。




販促プラン

【本キャンペーンは終了いたしました】
・11月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ0~3」(NetGalley Japan主催)



【著者紹介】

作 広瀬浩二郎(ひろせ こうじろう)

1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。2001年より大阪にある国立民族学博物館に勤務。現在は学術資源研究開発センター准教授。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、「触」をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。著書は『目に見えない世界を歩く』(平凡社新書)、『触常者として生きる』(伏流社)、『それでも僕たちは「濃厚接触」を続ける!』(小さ子社)など多数。


絵 日比野尚子(ひびのなおこ)

山口県の湯田温泉生まれ。広告制作会社で、グラフィックデザイナーとして勤務したのち、大阪市設置のクリエイティブ産業支援施設にて、アートディレクター兼コミュニティづくりを務める。退職後、イラストレーターとして独立。装丁画・挿絵・企業や地方自治体、商品のキャラクターを手がける。主な仕事に味の素AGFブレンディのキャラクター、国立民族学博物館のポスター、国立国際美術館の子どもガイドなどがある。

【本キャンペーンは終了いたしました】
・11月レビューキャンペーン「SDGsを広げよう!テーマ0~3」(NetGalley Japan主催)



【著者紹介】

作 広瀬浩二郎(ひろせ こうじろう)

1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。2001年より大阪にある国立民族学博物館に勤務。現在は学術資...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784032261608
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)
ダウンロード (PDF)

NetGalley会員レビュー

「てんじつきさわるえほん」シリーズ、新刊が出るたびに手にしています。読む+触ることで楽しみながら自分へのチャレンジ。
実はこの本も読んでいます。 NetGalleyにて、デジタルであの隆起印刷をどのように見せるのか興味が湧きました。
テキストには点字をかぶせ、イラストには縁取りや形を隆起させた工夫を、目で見るだけのデジタルでちゃんと感じ取れるように質感のある写真でトライ。
紙の本は、変わった造りになっていて、ボードブックが一枚の大きな紙になって広げられるようになっていました。そして裏側に作者の広瀬浩二郎さんの「あとがき」が載せられていました。さすがにそれは再現できませんが、その代わりに巻末のQRコードから、その「あとがき」を「聴く」ことができるという案内がありました。
聴いてみてびっくり!自分で読んだ時より鮮明にことばが流れ込んでくるのです。主人公のさわるくんの手がセンサーのようになって外界の事物を感じ取ることの意味。見える部分だけをみて理解した気になってはいませんか?という提言。ラフカディオ・ハーンの『耳なし芳一』の話を引きながら「ない」感覚から触覚ともセンサーとも言えるものを引き出すことの意味。見えない者も見える者もそれは同様にみんな体のうちに潜ませているのだということがよく理解できました。未だ続くコロナ禍の世界で、非接触を強要されるかのようなあり方への疑問の提示は小気味よかった。触る、触れることで開かれるものもあるのです。自分の中の可能性を感じさせてくれる「あとがき」でした。ありがとうございました。

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さくらは、かたくて、やわらかい 
意味が反対の形容詞が常に対になってあらわれる。
不思議な、さわる絵本。
QRコードで作者のお話を聞きました。
さわるくんのモデルの一人はぼく(広瀬さん)。。
体の中に眠っている杖。誰の中にも眠っている杖。視覚に頼らずに生きる試み。
白い杖は目の見えない人のためのもの、という固定概念をかえたい。杖で地面を叩いてみよう、地球は楽器だ。
モデルのもう一人は芳一。琵琶にあわせて多種多様な物語を語り伝える。平家物語もそうして語り継がれた。可視化=進歩という考え方を、100年以上前にラフカディオハーンは、疑義を呈していたのかもしれない。触覚の復権。
コロナ禍のピンチをどうやってチャンスに変えるかのヒントに。

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点字や絵を隆起した凸凹であらわすことで見えない人も楽しめる絵本。
見える人もかわいいキャラクターで楽しめる絵本。
「音」を言葉で表すこと、見える人では感じられない深さを感じます。
最近、ニュースなどで手話通訳の人を見る機会も増え、興味が出ている子供もいるとか。
このような絵本で点字や見えない人がいるということに気付けるきっかけにもなったらいいですね。

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子どたちに馴染みの深い四季を題材に可愛いイラストなので、小学校の点字の授業のサポート教材としても使えそうです。点字の絵本でいつも思うのですが、目の見えない人の読書を体感してもらうためにこのような絵本を使うのですが、教材にするなら実際の点字絵本を知ってもらうためにも絵と点字が同じページにあるのではなく、どこか1ページだけでいいので真っ白なページに点字だけのページがあればいいかなと思います。

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あぁ、ホントのバリアフリーだ!
見えても見えなくても聞こえても聞こえなくても肌感覚があったもなくても、この本は、楽しい。
こんな着想の本がもっとほしい。
春夏秋冬だけでなく、海山川とかも。
そして、乳幼児対象からもっと、ひろがっていくといいな…

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「音がとび出す」という言葉がぴったりの本!
セミの鳴き声がページいっぱいに広がってセミが一生懸命鳴いていることがわかります。
冬のページには、降り始めの雪と積もった雪の絵で見比べる”ちょっとした工夫”が心をくすぐります。

こどもたちは触ることによって感覚を身につけていきますので、点字に加えて音や形を感じられる本はとても貴重だと感じました。

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点字付き絵本という物を初めて見ました。目が見える人にとって点字だけの本は読むことができないけれど、この本は点字と文字だけでなく絵もあるうえに、その絵を触る事でも楽しむことができるように作られています。見える人も見えない人も一緒に楽しめる、バリアフリーの絵本です。現物を触って楽しんでみたいと思いました。

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目の見えない子供にもわかる、点字絵本。
目が見える子でも、触りながら、こういうふうなぶつぶつを触って、目の見えない人は本を読んだり、エレベーターに乗ったり、道をまっすぐ進んだりできるということを学ぶことができます。
子供に点字や、目の不自由な人について興味を持たせるのにいい本だと思います。
目が見えないと何が難しいと思う?とか親子で話し合いながら学べるいい絵本です。

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点字に興味があったので読んでみました。タイトルの「音にさわる」という言葉の意味が絵本を読み進めることで分かってきます。春夏秋冬の音や感じを点字と凸凹で表現しているのが面白いです。裏表紙に、もう一度中を見返したくなるような仕掛けがしてあるのもいいなと思いました。見える人も見えない人も楽しめる一冊ですね。

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この世界は音で溢れています。といっても騒音ばかりという訳ではありません。春夏秋冬、季節を感じる音があります。音を聞いて、ああ春がきたんだなとか、夏になったんだなといったようなことを感じることができるでしょう。音を聞くのはなにも耳ばかりではありません。目で見たり、この本のように手で感じてみるのもいいでしょう。さあ皆さん、季節ごとにそれを感じさせてくれる音を探しに行きましょう。

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この本は絵本でありながら、視覚だけではなく、触覚からもアプローチされています。

普段目が見えるものとして生活していると、なかなか手先の触覚についてしっかりと意識するこがなかったなぁと思わされました。また同様に、点字についても「知ってはいるけれども、知っているだけ」ということを再認識させられました。

幼少期からこういった本に、当たり前に親しむことで、目が見えない方の世界を想像したり、寄り添おうとする心が自然と育つのではないかなぁと感じます。

本書は、絵と言葉と、凸凹と点字で、色んな人が一緒に楽しめる本だと思いました。いろんな方が1冊の本を囲み、色んなことをしゃべりながら読む、そんな読み方ができれば素敵だなぁと思いました。

言葉の表現は、やや文学的なものが多いです。子ども達にはその不思議な味わいを感じてほしいですし、また時には大人がアシストするのもよいでしょう。多くの人が関わり合いながら読んでほしい本ですね。

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