おとうさんのぼり
作・くすのきしげのり 絵・北村裕花
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刊行日 2022/04/14 | 掲載終了日 2022/03/08
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内容紹介
ぼくは、おとうさんにのぼるのがだいすきだ。手をしっかりにぎって、しがみついて…。おとうさんにのぼっていく。そして最後はいっしょにポーズを決めるんだ!今しかできない、楽しくて愛おしい親子のふれ合いあそび。幸せを体感させてくれる父と子の物語。
ぼくは、おとうさんにのぼるのがだいすきだ。手をしっかりにぎって、しがみついて…。おとうさんにのぼっていく。そして最後はいっしょにポーズを決めるんだ!今しかできない、楽しくて愛おしい親子のふれ合いあそび。幸せを体感させてくれる父と子の物語。
出版社からの備考・コメント
この「おとうさんのぼり」は、子どもの成長が大きく変わらないうちに、また、のぼられるお父さん・お母さん側の体力があるうちにしかできない限定あそびです。そして、お父さんの腕にぶら下がったり、思いっきりしがみついたり、肩にのぼったり…。お父さんをひとり占めして、お父さんを何かの乗り物や生き物などに見立ててあそべる、とっても特別なあそびです。
子どもはこのあそびを通して、「よし!のぼるぞ!」「やってみる」というやる気がぐんぐんあふれ、「できた!」という喜びや自信を味わうことができるでしょう。
ぜひ、親子のかけがえのないあそびを絵本の世界で、または現実の世界で味わってみませんか?
おすすめコメント
「おとうさんのぼり」、やってみませんか?
お話の中に出てくる以外の「おとうさんのぼり」を、前後の見返しでいくつか紹介しています。簡単なものから少し難しいものまであります。始める前には必ず注意事項を確認の上、行ってください。
親子で力を合わせて、子どもにエールを送りながら、体を思いっきりくっつけて、空想の世界であそぶ幸せを、思う存分体験してみてください。
◆ 作者・くすのきしげのりさんより◆
「おとうさんのぼり」バンザイ!
娘が小さかった頃、共働きであった我が家では、夜一緒にする遊びの一つに「おとうさんのぼり」がありました。
「おとうさんのぼり」。それは、なんの道具も、もちろん電源も必要ありません。お父さんやお母さんがとるいろいろなポーズを、いろいろなものに見立てて、子どもが登っていくのです。
今思えば、「おとうさんのぼりやろう!」といっては夢中で登ってきた娘との時間、楽しげな様子や笑い声は、かけがえのない思い出です。
仕事をがんばって家に帰ってきたお父さんやお母さんにとって、その時には、「子どものために……」と思うかもしれませんが、振り返ってみると、それは自分の人生にとってもキラキラとした愛おしい時間であったと思えるにちがいありません。
新型コロナ禍の今、家庭で子どもと一緒にできる遊びとして、「おとうさんのぼり」はいかがでしょうか。
もちろん服装も場所も安全第一で、無理をせずに行ってくださいね。
【くすのきしげのり】
1961年生まれ。徳島県鳴門市在住。元小学校教諭。主な絵本作品に『おこだでませんように』(小学館)『ともだちやもんな、ぼくら』(えほんの杜)『ええところ』(学研)ほか。
◆ 画家・北村裕花さんより◆
「おとうさんのぼり」は、楽しい遊びのシーンと家族それぞれの気持ちの動きが細やかなシーンと、どちらも味わえるお話だと思います。私も小さい頃に、父の足の甲に足を乗せて一緒に歩く遊びをしたことを思い出しました。
おとうさんのぼりにも挑戦しながら楽しんで読んでもらえると嬉しいです。
【北村裕花】
1983年生まれ。栃木県出身。多摩美術大学卒業。2011年、『おにぎりにんじゃ』(講談社)で第33回講談社絵本新人賞佳作。絵本に『ゴリラさんは』(講談社)、『フートンのおふとん』(BL出版)、など。そのほかの本に、NHK Eテレの番組を書籍化した『ヨーコさんの”言葉”』がある。
販促プラン
本作品にレビューをご投稿いただいたかたの中から、抽選で3名様に本書をプレゼントいたします。著者のくすのきしげのりさんと北村裕花さんのサイン入りです!
★レビュー投稿締切:2022年3月1日まで
★応募期間終了後、当選されたかたのNetGalley登録メールアドレスへ、送付先等の確認メールをお送りいたします(メールアドレスの開示設定を行っているかたが対象となります)
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出版情報
発行形態 | ハードカバー |
ISBN | 9784052053603 |
本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
私もしたし、私の子供もしたあの遊びに名前がついた。「おとうさんのぼり」。この言葉を見れば、大体どんな遊びかみんながわかる、いい名前ですね。そう、お父さんに登るあれです。道具も場所もいらない、超手軽な遊びながら、フィジカル的にもメンタル的にも最高の遊びですよ。こんな時代だからこそ、みんなに楽しんでもらいたいですね。この本は素敵な親子の時間をもつきっかけになってくれるのではないかと思います。ちなみに我が家では、おかあさんのぼりも結構人気でしたよ。小さくて細っこいから掴まりにくくて難しいんですって!
くすのきしげのりさんらしい3世代の心模様を温かく描いたお話。
どうやら認知症らしいおじいちゃんですが、子どもの頃の思い出を語るときはいきいき。
こうたろうの語りかけに応じるおじいちゃんは嬉しそう。昔の思い出をだいじにしているのがよくわかる。
今自分がしているお父さん登りが親子3代に共通すると知ったみんなの心遣い、おじいちゃんへの励まし。そして、約束。
こういうことを家族が共有して、絆はますます強くなっていくのだろうなぁ。
お父さんへの絶対の信頼、それがあるからぐいぐい登れる。お題と見立てでこんなにバリエーション豊かな遊びになるのですね。
親子のふれあいは心も体も覚えているもの、「約束」はきっと大切な思い出のひとつとして胸に刻まれるのでしょう。
父に持ち上げてもらったり
足を持ってもらいメリーゴーランド
してもらった幼少期の思い出から
一歩も二歩も進んで
子供も登ると言う主体になれる遊び:
おとうさんのぼり
子供の頃はとても大きかった
祖父の背中を小さく感じてしまった
あの日を想起した場面には涙しました。
絵も好みで読んで良かったと思えた
一冊となりました。
そうかこれ、おとうさん(またはおかあさん)のぼり、っていうんだ。この名前そのものは知らなかった気がするけど、もしかしたら違う名前で呼んでいたかもしれないし、こんなふうに遊んんだことはあるかもしれない。意識していなかっただけで。おじいちゃんと、おとうさんと、そしてぼく。何にもなくても遊べる、体だけで遊べる。小さいころ、おとうさんは、おかあさんはとっても大きく見えた。その体にのぼるのは大変。でも楽しい。じいちゃんを背負うお父さんは、その軽さにしみじみと驚く。育てた子供にいつか背負われる日がくるかもしれない。それはとても恵まれたことだ。
子供の頃にした遊び。親と子で一緒にできる遊び。どんなふうに子供と遊ぶか、見直してみるきっかけになる。あったかい本でした。
お父さんとの楽しい遊びはやはりちょっとアクロバティックですねー!子どもはちょっと怖いけどカッコいいとこも見せたいし張り切ってしまいます。ゆったりと見守るお父さんと何とか上まで達したい子どものちょっと緊張感があるお話でした。
老いていく親を想うお父さんの気持ちがちょっぴり切なくて胸にジーンときました。
『おとうさんのぼり』は元気いっぱいのお子さんとのふれあい遊びにピッタリです。裏表紙の遊びのヒントで更に楽しく遊べます。
お父さんお母さんも楽しみながら、お子さんの成長を感じ、たくさんの愛を伝える幸せな時間になるといいなと思います。
おじいちゃんがいて、お父さんがいる。おかあさんもいて、ぼくがいる。
いまの「こうちゃん」には、あたりまえすぎることかもしれません。
でも、こうちゃんが、やがて、おとうさんになる日が来る。こうちゃんが、おじいちゃんになる日が来る。こうちゃんは、「おとうさん」とよばれ、そして、「おじいちゃん」とよばれる時が来る・・・そんな当たり前に過去現在未来を流れてゆく船旅のような時間。実はそれは、幸運なのだと実感しない、そんなしあわせ・・・
でも、くすのきしげのりさんの作品には、その時の不思議さを実感できる素敵な「しかけ」がありますね。
肌のふれあい、小さい自分と、大きく強いおとうさん。今だけの愛おしい関係。やがては、変わっていくもの。それを、ぬくもりとたのしさのつまった「おとうさんのぼり」で刻むように覚えておいてほしい・・・そんな願いも込められた絵本。あったかいです。三世代にそれぞれに、それぞれちがうぬくもりをくれます。北村結花さんの絵はそれを弾けるような色でえがいてくれました。役割を変えて生きられる、喜び、幸せをしみじみ感じます。忘れたりしないようにしたいです。わたしは、おじいちゃん、おばあちゃんの間で手をつないで、吊り輪をするのが大好きだったのを、思い出しましました。
ありがとうございました。
くすのきさんの、あったかい世界がひろがっていました。
おじいちゃんの間違いを、みんながあたたかくフォローしている様子がとても良かったです。
そして、おとうさんのぼり!これは是非、今の子育て世代にもやってほしいですね!流行りますように!
お母さんの立場からすると、題名が「おとうさん」のぼりなのが残念ですが、見返しにはちゃんと「おかあさん」のぼりという言葉もあり、ほっとしました。題名に入れちゃうと、文字数が多すぎてダメなんでしょうね・・・
お父さんに登る、楽しそうな話だと思ったら、冒頭のエピソードが切ない。
おじいちゃんもお父さんも辛そうで、内容が重い。この主題(お父さん登り)で、認知症まで盛り込んだ現実の厳しさを描く必要があったのだろうか。
前半の重さを引きずって、肝心なお父さん登りの様子を楽しみきれなかった。
個人的なことだが、晩年の祖父母のことなどを思い出して、切なくて、お父さん登りどころではなくなった。他の人はそうはならないのだろうか?
これを読み終えて、「じゃあお父さん登りやってみようか!」という気分には、私はなれない。
老いは誰にも訪れる。そしていろいろ忘れてしまうことも…
でも昔経験した楽しい思い出は意外と覚えているものだ。
親から子へ、そして孫へとつながった「おとうさんのぼり」。
大きな背中に何度も登っていった記憶と親とふれあうことで得た安心感は大人になっても鮮やかによみがえる。
そういえば子どもが小さいとき両手をつなぎ、逆上がりさせたりメリーゴーランド、ジェットコースターと親子遊びを楽しんだものだ。空想力でどこへでもいける、なんにでもなれる、そんな絵本の力を感じた話だった。
表紙や裏表紙の裏にかかれている「おとうさんのぼり」の別バージョンの遊びは読み聞かせしたあと、ぜひとも親子で楽しみたいものだ。
悲しい話しにならなきゃいいなと願いながら読みおわりました。とにかく、元気にあふれる絵がいい! 絵が飛び出してきそうです。見ているだけで、元気になりそう!
この時期だからこそ、親子で体を使って触れ合う機会が必要だと思います。是非、親子でよんでほしい。
くすのきしげのりさんの作品が大好きなのですぐにダウンロードしました。毎回違う画家さんの絵なのも楽しいところ。
「おとうさんのぼり」なんて名前があったんですね。かつてわが子と遊んだのを思い出しましたが、こんなに色々なものに変身したことはなかったです。読んだら「よし!本になかったあれにのぼる!」と想像力フル回転でしょうか。小学校で習う昔遊びともつながってるのもよかったです。
泣きました。表紙や題名からは泣けるお話だと想像できませんでしたが、楠木さんの新作ぜひ読みたいと思い、すぐ読みしました。家族の心の優しさが身にしみるお話でした。我が子は今6才と1才。上の双子が上ってくるのを支えられるのは、今が限界かもしれませんが子どもたちと東京タワーにチャレンジしてみようと思います。
「おとうさんのぼり」って、鯉のぼりの真似をするのだろうかと思って読み始めたのだが、文字通り「お父さんに登る」ことだった。そうそう、今は成人した息子も幼い時、お父さんによじ登るのが大好きだった。お父さん(つまり私の夫)も、はしゃいで相手になっていた。振り返ってみれば、長い人生のなかのほんの短い子育て期のなかの、さらに短かな至福のときだったと思う。
この絵本では、少し認知症のある祖父、働き盛りの父、そして今まさに「おとうさんのぼり」が旬のぼく、3世代が重ねてきた年月を感じさせながら、「おとうさんのぼり」を紹介する。子どもが大人になって親となり、やがて老いていく。その移り変わりは、長く生きれば誰もが当たり前に経験する。老いてしぼんでいく祖父の姿は、とても切なく感じられる。でも、お父さん登りをさらに上達しよう、上達した姿を祖父に見せようと頑張る、ぼくの成長欲求とぼくから発散する活力が、元気をこの家族に、そして読者の私にも与えてくれる。
でも、きっと子どもたちは、そんな風に読まない。「おとうさんのぼり」、面白そうだな(もうやっている子は、そうそう、おもしろいよな)。こんなやり方もできるか、やってみたいと思うだろう。
子どもの成長に合わせて、いろいろな「おとうさんのぼり」ができる。けれどその期間は案外短い。ぜひ、今その期間である、家族で読んでほしい。
#おとうさんのぼり
#くすのきしげのり
お父さんのお父さんに、出会い昔ばなしが始まります。
お父さんとおじいさんは昔、身体にのぼりながら
色んな建物を想像してのぼっていました。
イメージした建物の画像が出てくるので、面白いです。
大人は泣けます。
こどもは喜びます。
楽しくてワクワクする優しいお話。
こどもにとって“おとうさんのぼり”はただ高いところにのぼるだけじゃない、特別なものなんだなぁ。
おとうさんのぼり、できるうちにやっとこ!やらなきゃ後悔する!動画見るより楽しいよ!何かプレゼントするより喜ぶよ!
こどもの心には“おとうさんのぼり”の様な親子のコミュニケーションが一生の思い出になるのだと気付かせてくれます。
こどもが小さい今こそ親子の関わりをもっと大切にしていきたいと思いました。
子どもが小さかった頃の風景が蘇り温かい気持ちになりました。
鉄棒のように手を繋いで回っていた頃、
絵本の親子に重なります。
あっという間に大きくなってしまった子ども達。
子ども達と戯れる時間は親子にとってなんで幸せな時間なんでしょう!!
そんな時間の大切さが伝わる絵本です。
くすのきしげのりさん、北村裕花さん、大好きな作家さんのコンビ作品、うれしい!
表紙の、明るく、元気いっぱいなイメージが、扉で一転。おじいちゃんが、骨折して入院。どうも認知症の気配もある。でも、主人公こうたろうが、わざと元気な声で、明るい話題を出すことで、雰囲気は変わっていく。途中も、切ない場面があったが、最後は笑顔あふれて、ホッ。ただ楽しいだけでなく、考えるきっかけを与えてくれる作品になっていたと思う。
”おとうさんのぼり”は覚えていないけれど、仰向けに寝ころんだ父や母の足の上にお腹を乗せた”ひこうき”とか、足の上に足を乗せて歩くとかの遊びを思い出した。
コロナ禍で、家にいる時間が多い今、親子がふれあえる遊びの提案は、とてもいい。遊び方を紹介する見返しも、いいな~。
#おとうさんのぼり #NetGalleyJP
「おとうさん のぼり」と聞いて、まず、こいのぼりのようなものを想像しました。
『おとうさん のぼり』を実際に読んでみて、まったく違っていてびっくりしました。
そして、「おとうさん のぼり」、私も知っている! と思いました。
そういえば、昔、妹がいとこのお兄ちゃんのことを見て、
「このお兄ちゃんにはのぼってもいいの?」と
お母さんに聞いていたのを見たことがあります。
これは、「おにいちゃん のぼり」ですね。
『おとうさん のぼり』では、おとうさんがマウンテンゴリラになったり、モンスターになったりして
とても楽しいです。
『おとうさん のぼり』を読んだら、やってみたいと思う子たちがたくさんいると思います。
おうち時間にぴったりですね!