荒野にヒバリをさがして

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刊行日 2022/02/28 | 掲載終了日 2022/03/29

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内容紹介

2020年カーネギー賞受賞作!

復活祭の休みで退屈していた

ニッキーと兄のケニーは、

気晴らしのつもりで、犬のティナを連れて、

田舎へハイキングに出かけた。

春先に鳴くヒバリを見るため――。

ところが、季節外れの雪のせいで、

荒野で道を見失ってしまう。

必死で帰り道をさがしながら、

ニッキーは、家族やこの数年間のできごとに

思いをめぐらす。

幼いころ出て行った母さんや、

特別支援学校に通うケニー、

アル中を克服した父さんのこと……。

雪の荒野をさまようふたりの運命は?

ヒースの生えるヨークシャーの荒野を舞台に、

兄弟、家族の絆をドラマティックに描いた、

心ふるえる感動作。


2020年カーネギー賞受賞作!

復活祭の休みで退屈していた

ニッキーと兄のケニーは、

気晴らしのつもりで、犬のティナを連れて、

田舎へハイキングに出かけた。

春先に鳴くヒバリを見るため――。

ところが、季節外れの雪のせいで、

荒野で道を見失ってしまう。

必死で帰り道をさがしながら、

ニッキーは、家族やこの数年間のできごとに

思いをめぐらす。

幼いころ出て行った母さんや、

特...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784198654306
本体価格 ¥1,400 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)

NetGalley会員レビュー

ニッキーと兄のケニーと犬のティナ、ヒバリを探す楽しいピクニックになるはずが、季節外れの雪のせいで思ってもいないピンチに見舞われます。危険な目にあう場面はとても緊張感があり、兄弟二人はどうなってしまうのか先が気になって一気読みでした。その危機の中、ニッキーが思い出す辛い日々と、ケニーに物語を話して聞かせる様子に、二人は支えあい大切にして生きてきたのだと思いました。
ニッキーとケニーの物語はシリーズで出版されているとのことなので、ぜひ他の物語も読みたいと思いました。

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イースターを間近に迎えた早春のイングランド。ヒバリを探しにムーアに日帰りで出かけたニッキーとケニーの兄弟は、降り出した雪の中で遭難してしまう…。語り手のニッキーは弟だけど、お兄さんのケニーの面倒を見る係。お父さんはアルコールの問題を抱え(克服しつつある)、お母さんは長い間音信不通。複雑だけど支え合って生きてる家族の様子と、現在進行形の遭難が、たくみに語られていきます。家族の(犬も含めた)間にあるのはつながりだけじゃなくて、距離、思いやり、やりきれなさ…いろんな感情がないまぜになっています。綺麗なだけじゃないけど、それが家族!と、肯定してもらえた気がします。遭難シーンは本当に辛そう、かつ、寒そうでしたが、読めて良かった。小学校の高学年から中学生くらいの男の子たちに読んでもらいたい本でした。ありがとうございました。

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ニッキーと兄のケニーそして愛犬のティナ。
思いつきのヒバリを見つけに行くハイキングが思わぬ雪のせいで荒野で道に迷ってしまう展開には思わず挫けないで!と声援を送ってしまいました。
苦難に陥っても、ケニーの気持ちを解すようなニッキーの語る物語の力、そして兄弟思いの優しさに心洗われるよう。
思うにならぬことがあろうとも、いつも心に寄り添ってきた家族の愛の物語でした。

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ニッキーとケニーの兄弟の絆に胸うたれます。障害のあるケニー(兄)を、ニッキー(弟)が気遣い、普段から世話をしている様子が随所に見られますが、二人のやり取りを見ていると、弟も兄の存在に支えられてきた事が伝わってきます。
回想シーンで、少しずつ二人が置かれている現在の状況とこれまでの経験が分かってきます。二人の日常がかなり辛い物であった事も分かりますが、ただの可哀想な兄弟として描かれていない事が、この作品の魅力になっています。自分達の置かれた状況を、可哀想がっていない様子。淡々と目の前の現実を生き抜いてきた様子に胸をうたれます。

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