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競争の番人
新川帆立
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刊行日 2022/05/09 | 掲載終了日 2022/05/08
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内容紹介
弱くても戦え!
警察でも検察でも税務署でもない―独り占めを取り締まる正義の「公取委」ここに参上。
ウェディング業界を巣食う談合、下請けいじめ、立入検査拒否。
体育会系直情女子と毒舌系天才キャリアの凸凹バディが、はびこる悪を成敗する!
学生時代は空手部所属、弱くないのに万年2位。曲がったことは嫌いだけどいまいち壁を破れない残念女子・白熊楓は、地味な官庁・公正取引委員会の審査官。東大主席、ハーバード大留学帰りのエリート公取委審査官・小勝負勉が、白熊と同じチーム第六審査に配属になる。考えるより先に動いてしまう白熊と嫌みだけと言うことは絶対正しい小勝負が、第六審査の個性的な面々といっしょに、公正な競争をさまたげ巨利をむさぼる悪者相手に繰り広げる、ノンストップ・エンターテインメント・ミステリー!
出版社からの備考・コメント
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○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
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おすすめコメント
デビュー2年目の勝負作です。わくわくドキドキ、ちょっぴり身につまされ、不思 議と力が湧いてくる。理屈抜きで面白い王道エンターテイメントを目指して書き ました。エンタメの幕の内弁当、どうぞ召し上がれ!
――新川帆立
ページを開いたら一気読みしてしまう面白さです。読みながら思わず、身の危険にさらされながら奮闘する主人公に大エールを送ってしまいます!
――担当編集
デビュー2年目の勝負作です。わくわくドキドキ、ちょっぴり身につまされ、不思 議と力が湧いてくる。理屈抜きで面白い王道エンターテイメントを目指して書き ました。エンタメの幕の内弁当、どうぞ召し上がれ!
――新川帆立
ページを開いたら一気読みしてしまう面白さです。読みながら思わず、身の危険にさらされながら奮闘する主人公に大エールを送ってしまいます!
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出版情報
ISBN | 9784065268148 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
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一気読みしました!ページをめくる手が止まらず。とても面白かったし、主人公にも共感しながら読みました!これは、たくさんの人におすすめしたい。この職業、知らなかったけど、そのあたりも知れてよかった。この作家さんのデビュー作もよかったですが、こちらもとてもよかったです。
仕事、働くこと自分なりにあらためて考えたりもしました。
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この人の本はどれも図書館でも長蛇の列ができていてなかなか借りることができない。五月に出る新作。「わくわくドキドキ、ちょっぴり身につまされ、不思議と力が湧いてくる。理屈抜きで面白い王道エンターテイメントを目指して書きました」(著者コメント)主人公二人の強烈な個性、周辺のみんなも人物像が明確。目の前で映像が思い浮かぶようなスリリングな展開、伏線がうまく張られていてミステリとしても一気読みを誘う。降りかかるピンチ。これは(これも?)映像化したくなる話だ。不器用だけど一途な主人公楓の恋や正義感に共感できる人も多いはず。
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とても面白かったです!そしてラストに…キュンです!!
主人公の運の無さや危なっかしいところに、ハラハラドキドキしながら読み進めるのが楽しかったです。
途中、なかなか上手くいかなくてムキー!となったりしましたが、正義は勝つ!スカッとしました。
そしてとにかく主人公の人間性が好きです。優しいところお人好しなところ、他人に寄り添うところ。すごく応援したくなりました。やっぱり戦う女性はかっこいい!
あと毒舌系天才キャリアくんも、最初はアレ?ってなりましたが、憎めないしなんだか可愛くみえてきました。こっちも応援したいです。
素敵な作品をありがとうございました!
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著者デビュー2年目の勝負作品とのことで、ワクワクしながら読みました。
4月期ドラマ化された作品より、個人的にはこちらの方が面白かったです。
主人公は公正取引委員会の審査官6年目の体育会系女子。その主人公が、アメリカ帰りのエリート同期とバディを組んで、一筋縄ではいかない相手と戦います。
いろんな意味でツイテない主人公ですが、それでも最後には一皮剥けたというか、これから少しずつ成長していく姿が見えて、続きを読みたいという気持ちと共に、ラストまで読むことが出来ました。
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新川さんが書くものはいつも読後に爽快感を貰える。今回も同性として、憧れたり、共感できる部分が多く楽しく拝読しました。
ものすごいどんでん返しがある訳ではないけれど、着実に事件を解決していく、その積み重ねが、最初から最後まで一気に惹き込まれる魅力だと思います。
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単純な善と悪のやり取りじゃない。主人公白熊と対立する人たちも、何かしらのポリシーを持って戦っているので、読み応えが凄かった。そして、仲間がクセ強めだけど魅力的な人ばかり。小勝負君は、絶対実写映えしそう。(元カレの遺言状1話も楽しく視聴しました)トントン拍子にぶった斬る話じゃないのに、文面から感じる疾走感に ついついイッキ読みしてしまいました。
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公正取引委員会は、警察のように強制捜査ができるわけではない。そんな強い権力を持たない組織で、正当な手順を踏んで悪事を暴かなければならないもどかしさが、この話の面白さでもある。
体力自慢で悪運の強い白熊さんと、頭が良くて冷静な小勝負くんのコンビが、ギクシャクしながらもだんだんチームワークを発揮してくるところ、胸が熱くなる。
勧善懲悪、正義と悪の闘いでスッキリしたい人にオススメです。
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続きが気になってするすると読んでしまいました。とても面白かった!
中だるみすることなく読めるのってすごい。
小勝負くんのキャラがすごくイイです!
できれば彼氏を主人公にぎゃふんと言わせて(今だとザマアかな)欲しかったな。
シリーズ化、お待ちしています。
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最初は自分と似てるから、楓にイラッときたり。似てないところは素直なところかな〜。登場人物のキャラがみんな楽しい。
ドラマ化すると、誰だろうと楽しめて読めました。ブーケドゥッフェの店長さんももっと出てきてほしかった。
続編期待!!まずは、九州で活躍して!
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デビュー作の話題性もあり、二作目はどんなものになるのかなととても楽しみに読ませて頂きました。
主人公の仕事柄、むづかしい内容になるのかなとの懸念は読み進めるうちになくなり、するすると最後まで読み切れました。
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もって生まれたものなのか。曲がったことはほっておけない白熊ちゃんと、エリート小勝負くん。
公正取引委員会の審査官という悪者に対する正義感溢れる世直し的なお仕事小説の抜群の面白さに夢中になっちゃう!
なんなのーこのラスト。
これ続編もきっとありますよね?このままってことはないですよね?と読者の心をくすぐる巧さ。
シリーズ化希望です!!
余談ですが、あの白熊ちゃんの元カレ許せません(笑)
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「元彼の遺言状」の剣持麗子は、自分に向かってくるあらゆる不運や不幸を絶大なパワーで吹き飛ばす人物ですが、「競争の番人」の主人公・白熊楓は不運や不幸に好かれてしまうタイプ。たとえば職場の飲み会では、天文学的な確率で毎回幹事を引き当てています。
そんな白熊が新たにバディを組むことになったのは超エリートの小勝負。小勝負はあまりに優秀で、周りも「なぜあいつは公取委審査官になったのか?」と首をかしげる始末。今回二人が手掛けることになったのはある談合で・・・。
ニュースなどで名前を耳にすることはあっても、どんな仕事をしているのかはよく知らなかった「公正取引委員会」について、本作を通じて知ることができました。「競争の番人」というタイトルが、まさにピッタリ!
そして、「なんで今までミステリの舞台に選ばれることが少なかったんだろう?」と思ってしまうぐらいに、めっちゃミステリ向きのお仕事(業界)だなと思いました。
弁護士を主人公にした「元彼の遺言状」とはまた違った魅力があって、とても面白かったです。
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弱小官庁と呼ばれる、公正取引委員会が舞台。そこに勤める白熊楓が東大主席の小勝負勉と第六審査、通称ダイロクでチームを組み、捜査を進めて行く。
反発し合いながらもお互い助け・助けられを通して物語は進んでいき、悪に公正な裁きを与えられるのか?公取委が掲げる公正さとはなんなのか?を描いた作品。最後まで一気読み間違いなし!
(個人としては栃木県を舞台にして頂いのが嬉しかった!です、新川先生ありがとうございました)
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公正取引委員会の仕事を知るきっかけになる作品でした。タイトルもいいですね。
たとえ、相手にどんな事情があったとしても。物事においてフェアでいる事の大切さを改めて感じました。同時にその難しさも。
物語の展開は王道なのでハラハラする場面でもストレスフリーで楽しめました。
ただ主人公の婚約者は多分そうなるだろうなとは思ってましたが、もう少し胸のすく因果応報を見たかったかも…。でも!見せなかったお陰で私が勝手に想像してます(笑)
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公正取引委員会を舞台とした小説。
実際のところ、私たちのような一般庶民から見ると何の仕事をしている?必要?と思うっている自分がいる。
なんとなくは判る様な気もするが、排除命令を出しても会社を潰して新しく名称を変えて復活しているし・・・
内容については、皆さんが判断してくださいね。(私は楽しく読ませて頂きました)
最後に閉め?はあれでいいのか。
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「公正取引委員会」のお仕事小説としてわかりやすかったです。
聞いたことはあっても、実際どういった内容の職種なのか知らなかったので、勉強になりました。
「独占禁止法」私たちの生活にも深く関わってくるので知れてよかったです。
本作主人公である白熊楓の過度の運のなさとお人好しさにイラっとするところもありましたが、正義感の強さとこれからの伸びしろに期待。
バディである小勝負のキャラも憎めなくて、二人のやり取りも面白かったです。
これはシリーズ化になるのかな?
母親とのその後も気になるし、楓の成長過程を見守りたいなぁ。
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新川帆立さん、元彼の遺言状しか読んだ事なくこれが2作目。
今回は公正取引委員会なんて中々取り上げられる事のなかった職業で新鮮でした。
公正取引委員会の仕事の一端が垣間見れてこれは中々大変そうだなぁ…と(まっ、大変じゃない職業なんてないんだろうけど人が隠そうとしている事を暴くって相手の抵抗も大きいしストレス溜まりそう)
作中の支配する者による富の分配の関する台詞はそーだよなーと改めて感じ入り、冒頭に記載されてる小勝負と白熊の略歴が事件解決にこんな活かさ方するなんて!!と。
面白かったです。
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お仕事小説多々あれど、公正取引委員会の職員を描いた物語は初めて読んだ。談合などで公正な競争を阻むものを摘発する彼らの仕事。調査の過程で強制力を持たないが故の苦労、役所としての知名度の低さから弱小省庁と自虐しながら、それでもやりがいを持って仕事に取り組む主人公たちの姿は清々しい。
適正な競争とは?という視点でも考えさせられるところもあり、お仕事小説として面白く読めた。
天才的頭脳を持つ変人・小勝負君がなかなか魅力的。
楓とのロマンスの行く末が気になる終わり方で続編に期待です。
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競争がない世界は平和なように見える。だけど本当は強い者が弱い者を押さえつけ、全てを思い通りにしているだけなのかもしれない。
正しいことを貫き続けるのは難しい。人を相手にしているのだから、感情に流されてしまうこともある。それでも正義を見失ってはならない。
考えるより先に体が動いてしまう白熊と恐ろしく頭が切れる小勝負はいいコンビだなと思った。今後も活躍しそう。
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舞台は公正取引委員会。名前を聞いたことがある人は多いはずなのに、中身を詳しく知っている人は意外と少ないかもしれません。私もその1人です。思っていたよりハードなのに、ちょっぴりもどかしい。そんな仕事なのだと、少し驚きながらも色々と勉強にもなり興味が湧きました。調査に挑む生粋のエリートと力強く体力勝負の2人!何度もひやひやさせられるのに、でも面白い!ありえないほどの運の悪さもなんのその!最強のバディの2人の活躍をもっと読みたく、2人の今度が気になります。
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文句なしにめちゃめちゃ面白かったです!
まだ興奮が冷めやらぬ気分です。
新川帆立さんは3冊目ですが、
私はこの作品が一番良かったです。
新川帆立さんと言えば、そのテーマの着眼点の独創性とキャラがとても立っていること、複雑に絡み合った事件…などが印象的で、そこが好きなのですが、複雑ゆえになかなか背景を理解するのに時間がかかっていました。でも、この作品はその特徴が最大限に発揮されているのに、とても分かりやすかったです。
めちゃめちゃ複雑に絡み合った糸が完全に解けた時の爽快感!
公正取引委員会が舞台。
「国民経済の民主的で健全な発達を促進する」ため、カルテル、談合、下請けいじめなど、「独占禁止法」を、取り締まるのが公取委の仕事。
公正取引委員会の仕事内容を、この作品でとてもよく理解出来ました。そして、何たること!世の悪を正すのが仕事なのに、権限がないとは。弱小部署が社会の巨大悪にどうやって立ち向かうのか。
ところで、ではそもそも、民主的で健全な発達とは、どういう状態なのか。
立場が変われば主張も変わる。
正義はどこにあるのか。
登場人物達のそれぞれの主張に、共感したり、疑問を持ったり、忙しい、忙しい。
こんな難題にも、スパッと斬り込んでいて、思い当たる節がある自分もドキリとしました。こういう潔さも新川先生は、本当に見事です!
考えるより先に行動してしまう白熊楓と、
天才すぎるがゆえに毒舌になってしまう小勝負勉。
この2人のコンビがまた、たまらなく良いです!
普段は内面を見せない天才・小勝負。それが、時々チラリと覗けた時、読者がそこから推測する高揚感。
新川先生、キャラ作りが本当に上手い!
読了した時、えー!ここで終わり?と、この物語から離れるのが残念でたまりませんでした。
2人の活躍をもっと見たかったです。
是非ぜひシリーズ化して欲しいです!
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一気に読みました。今回も期待を裏切らない面白さ。新川帆立さんの勢いがある作風が大好きです。
今回の舞台は公正取引委員会。「公正取引委員会」って、名前の響きが素敵ですよね。
正しい事をやるというのは、わかっていながら実際にはとても難しい事だと改めて思いました。
でも主人公は色んな問題から逃げずに正しいと思う道を突き進もうとした。その信念に心揺さぶられました。
少しでも公明正大な人に近づく生き方をしたいと、思える作品でした。
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公取委にスポットを当て、ホテルのウェディング費用のカルテル疑惑を追うという、一般人にはあまり馴染みのない話。公取委の存在はわかる。が、審査官の存在も、具体的な職務内容も考えてみた事もなかった。証拠を掴むためには警察のような捜査もする。国税庁のように立ち入り検査もする。が、公正を期するためどこにも所属しない組織であるが故、何の権限も拘束力もないという、その弱小ぶりには同情さえしてしまう。登場人物のネーミングも天沢雲海だとか、今野守里だとか、ちょっと捻って面白く、メインは東大卒エリートキャリアの小勝負と警察学校から転身、現場叩き上げの白熊のコンビ。知性と論理で白黒つける小勝負に対し、すべからく人を信じ騙され続ける白熊との突拍子もない凸凹っぷりがいい味を出す。
相変わらず心理描写は薄く、事件だけが坦々進む。そして、白熊の最後はきっとこうなるんだろうなぁ~と、思う所へ着地する、その坦々としたところこそ『元彼の遺言』と同じく帆立さんらしくさで面白く読ませてくれる。麗子さんのキャラで押し切った前作より、大きな権力を相手に正義を貫くことの難しさ、そしてそれは法でこそ裁かれるという痛快さが伝わってくる本作の方が、個人的には好きだ。できれば、白熊の成長記録をシリーズ化して欲しい。
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「元彼…」の剣持麗子もそうだが新川さんのキャラクターづくりの巧さには舌を巻く。本作の主人公•白熊楓も実に愛すべきキャラクターだ。壁にぶちあたっては又立ち上げる。剣持麗子よりも高殿円さんの『トッカン』を思い浮かべてしまう。この作品も映像化は間違いなしだと思う。ぜひ続編を読んでみたい。
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とっても面白かったです!公正取引委員会の若手の白熊楓が、不器用ながらも一生懸命に頑張るお仕事小説。公正取引委員会という仕事を今までよく知らなかったこともあって興味深く、キャラクターも魅力的であっという間に読んでしまいました。是非続編を読んでみたいです。ドラマ化も期待します!
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とても面白かったです。
財務省に虐められ、経産省に馬鹿にされ、検察からは疎まれている。
公正取引委員会、設定が最高。乗りに乗っている新川さんらしい新作。
談合カルテル独禁法、優越的地位の乱用ほか、聞いたことも目にしたこともあるけど知らない世界。
地道(で地味)な仕事、ときには恨まれ、割に合わないなあ。
白熊楓が、これは仕事と割り切って働くようになるまでの道のりは長い。
続編出るかもと期待大です。
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公正取引委員会って懸賞に応募する時に注意事項の欄でよく見かけますがたしかにそれ以外であまり耳にする機会もないし何をしているところなのかも正直知りませんでした。
新川帆立さん面白いところに目をつけた!と思いました。
公正取引委員会がどんなことをするかだけでまず興味が沸いてその後色々な謎の多い展開にハラハラしながらあっという間にラストへ!
ラストがここで終わってしまうのか!
と正直思いましたがこれはもしや続編があるのかしら?
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公正取引委員会。名前はよく耳にするけど、どんな役割を果たしているのか、一般人にはよくわからないそんな組織の裏側を、ここまで面白く描けるとは!主要登場人物のキャラ設定もおもしろいし、ビジネス小説としてとてもよく出来た作品でした。これも人気シリーズになりそうな予感
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過去2作を読んで、新川帆立さんのスピード感のある展開、人間味のある人物、痛快な面白さに引き込まれ、今回も期待大で読み始めたら、これがまた予想以上に面白かった!もうページをめくる手が止められず一気読み!
公正取引委員会の組織や仕事、そこで働く人たちの様々な思いを描く。その"公取委''に配属となった白熊楓の体育会系の奮闘ぶりと、同チームで楓と共に仕事をする東大卒のエリート小勝負の、冴えた頭脳・冷静な行動が好対照。調査の過程で次々起こるハプニングをその都度乗り超えていく2人の関係性の、内に芽生える感情の機微もまた良くて、最後までとても楽しんで読めた!今回も新川帆立さん、超おすすめです!
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元彼の遺言状の新川帆立さんの新作。公正取引委員会。つまり、色んなことが適正に公正に動いているのかを監視し是正する仕事です。白熊という空手の有段者で優柔不断だが正義感の強い優しい女性と、小勝負という頭脳明晰、記憶力が異常にすごい男性がコンビで、ブライダル業界の不正を探る。巨悪と戦う物語、構成の素晴らしさ、話しの展開。主な登場人物のキャラの面白さ。エンタメ小説として、かなり出来が良いと思います。
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「元カレの遺言状」にはまりシリーズを楽しみにしているので、公正取引委員会を描いたこの作品もとても楽しく読ませていただきました。
主人公 白熊楓はどこか目が離せず放っておけないようなキャラクターで、仕事はどうなるのか、恋の行方はと、最後までとても面白かったです。
正義とはなにか、その問いかけも心に残るものでした。
この作品もきっと映像化されるのでしょうね。
それも楽しみですが、ぜひ続編を読んでみたいです。
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「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)を司る役所「公正取引委員会」(公取委)
主人公は公正取引委員会の審査官。
検察、警察、麻取、海保と、正義に関わる職種は様々あるが、公取委を題材にしたのは新鮮。
下請けいじめの調査、殺人未遂、関係者の自殺等様々な事項を一つにまとめ上げるて解決させる作者の力量はすごい。
こちらも映像化してほしい。
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巻き込まれやすい体質ながら、正義のために奮闘する白熊ちゃんはみているこちらからも、頑張れと応援したくなる主人公でした
憎たらしい小勝負君とのペアはどっちもどっちで面白く、まるで水戸黄門を見ているような楽しさがありました
公正取引委員会というものの存在は本文でも触れている通り、名前は聞いたことはあるけど、何をしているところか分からず、どういう権限があるかも分からないものでしたが、本文を読んで少し理解できたように思います
カルテルとか談合とか昔習ったよな〜みたいな言葉が実際に頻繁に行われていることで、きたない大人はまだまだいっぱいいる。
弱いものも強いものに従うだけではいけない
日々奮闘しなければいけませんね
楽しく読ませていただきました
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なかなか一般になじみのない、公正取引委員会。そこで働く白熊楓。
空手一筋体育会系真っ直ぐ女子。でも、真っ直ぐだからこそつまづくことがたくさんある。仕事でのつまづき、彼とのつまづき、そして、母親とのつまづき。
弱っているところに、新しく組むバディは、東大、ハーバード卒のエリート小勝負!もう、トラブルの予感しかないです。
被疑者にもお人好し扱いされてしまう白熊ですが、相手の思いがわかってしまうからこその、優しさ。そこは、無くしてほしくない強みです。
小勝負とのぎこちないやりとりも読んでいて心地よく、この2人に幸あれと思いたい!
個人的には、徹也には、落とし穴に落ちてほしいところでした!
続編、読みたいです。
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タイトルだけでは何の仕事かわからない。
公正取引委員会、なんか聞いたことあるけどよくわからないそんな印象。
ほうほう、そんな仕事をしているのか~と読み進める。
談合って警察の仕事じゃないの?そもそも間違っていたのかぁ…。
公正取引委員会って立場弱いんだな。
いっそのこと警察の中に公正取引委員会の部署をつくっちゃえばいいのに。なんて思っている自分がいる。
「正しいことを貫くって、すごく難しい」本当にそうだなぁって感じる。
チームのみんなが一丸となっていく姿がいい。
映像が浮かんでくる。
私のお仕事小説データに、新しい職業が加わりました。
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久々に一気読みしてしまった一冊。設定が物珍しい「公正取引委員会」だったのも警察物より新鮮だった。筆者の言うとおり、エンターテインメントの王道は外さず、キャラ立ちも良く、ピンチにはまりスリリングなシーンも見応えがすごい。間違いなく筆者の代表作になるシリーズの幕開け。映像化が待ち遠しい。
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とにかくキャラクターがいきいきしていて魅力的です。
いいところばかりの完璧な人物ではなく
はじめは残念さが目につくような感じだったのに
いつのまにか入れ込んで応援していました。
主人公白熊楓の、不器用だけど真っ直ぐで
失敗や損失もまあいいかと受け止め成長する懐の深さ。
エリートで完璧に思える小勝負勉の隠れた葛藤や悩み。
さらに同僚や恋人、家族も加わって
頭の中でドラマのように思い描きながら一気読み。
どちらかと言えばお仕事小説的なところに
ミステリーがうまく絡み合っていて飽きさせません。
また、はじめから終わりまで無駄なエピソードがなく
最後に全てが回収され、パズルを作り終えたような
満足感と爽快感があります。
『わくわくドキドキ、ちょっぴり身につまされ
理屈抜きで面白いエンターテイメント』
まさにその通りの作品でした。
![](https://netgalley-assets.s3.amazonaws.com/791b7bfd67/images/profile-placeholder-micro.png)
新川さんと言えば最近ドラマ化もされた売れっ子作家さんのイメージ。
すみません、そちらのシリーズは読んでいないのです。
初めまして、で先入観持たずに読みました。
はぁーーー。
面白かった。
しっかり読んだって感じがする。
事件解決をするスッキリさや家族のモヤモヤ。
恋愛のキュンも味わえる。
ページを捲る度にわくわくする。
公正取引委員会、良く耳にするけれど何をしているかは庶民には分からない。公務員かな?くらい。
証拠集めや立ち入り調査の難しさ、やっぱりかーと思わされる横の繋がりの希薄さ。
作品を読むだけで楽しめるのに職務に対しての知識も得られたりして、何粒も美味しい作品でした。
主人公の気持ちが手に取るように分かる線密な描写だったりバディのキャラ立ちも良かった。
この方の他の作品も読んでみたくなりました。
読書のきっかけをありがとうございます。
![](https://netgalley-assets.s3.amazonaws.com/791b7bfd67/images/profile-placeholder-micro.png)
最近ドラマ化された『元彼の遺言状』の作者の新作。弁護士経験と専門知識を活かし、日本の行政機関、公正取引委員会のノンキャリア、白熊楓29歳の仕事を描く。空手家で情に厚いがちょっとドジな彼女と秀才キャリアイケメン小勝負勉がブライダル業界の闇に切り込む。
![](https://netgalley-assets.s3.amazonaws.com/791b7bfd67/images/profile-placeholder-micro.png)
安定の読みやすさと納得のクオリティは本当にさすがです。
間違いなく面白かったですが、個人的に期待が大きかっただけに気になる点もありました。
地味な主人公が公正取引委員会という地味な仕事をするという書き方は地に足のついた面白さがある反面、地味さがややくどいとは感じました。
確かに警察のような派手な捜査権はないし、業務そのものも確かに派手さはないのは確かです。
その意味で本作は地味であることが自然です。派手な弁護士の傑作小説の後ですから別方向の話を目指したのも理解できます。
私としては主人公が地味で良さがわかりにくく、感情移入できないまま読み終えてしまったことが残念でした。
空手が得意で締め技までできるのでその辺りの人物像を詳しく知りたかったですし、その割にどんくさい動きをするというのが人物像のイメージを難しくさせてます。
しかし全体的には非常に満足できる内容ですし、魅力的な世界観なので次回作があれば必ず読みたいと思います。
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白熊ちゃんにイライラしながら、でも気になって気になって最後まで読みました。最後まで読むと「白熊ちゃん〜変な男に引っかからないでねー」とすっかりファンになりました。
主人公はヒーローではありません。弱いものが煮湯を飲まされる世知辛い世の中を辛いと思って、弱者に寄り添おうと頑張ってます。自分の未熟さからなかなか上手く行かないけど、その正直さに憧れつつもイライラしてしまいます。
様々な辛い経験を通して自分を見つめ直し、成長する主人公。いつのまにか応援してました。踏んだり蹴ったりな彼女を応援しながら読んでほしい。
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作者は弁護士にして元プロ雀士と、なんだかすごい、経歴が渋滞している感じ。その経歴を活かして前作までは弁護士が主人公だったが、今作の主人公は公正取引委員会の審査官という非常にユニークなもの。お仕事小説的にも面白い。企業の法務部での勤務体験が活きているということなのでしょう。
ドロップアウト系の女性とエリート男性のバディものは定番ながら、人物設定や描写はユニークで楽しい。そのままテレビドラマになる作品。
最近はすぐにテレビドラマ化できる映像的な小説が増えているが、その中でも読み応えがきちんとあるのはさすがです。
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自分に恥じない正義
体育会系気質ながらも自身の主張が得意ではない白熊は公正取引委員会で働いている。ホテル業界の談合を調べる中、新たな仲間に小勝負は加わるのだが・・。
警察・検察に比べて地味な印象を持たれてしまう公正取引委員会の仕事に光が当たるが、市民の公平な生活を維持するための奮闘は頭の下がる思いだ。そんな中自身を見つめ省み、少しずつでも成長しようとする主人公・白熊の思いは微笑ましくすら感じる。様々な業界の真っ黒ではないにしても違和感のある闇を暴きつつも、日々の安寧を維持するために奮闘する人々に安堵する快作。
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曲がったことは嫌いだけど、いまいち壁を破れない公正取引委員会職員・白熊楓が、留学帰りの超エリート・小勝負勉と出会うリーガルミステリは、状況が変わるたびに二転三転する関係者の印象、優しさゆえに裏切られてしまう白熊にもどかしさも感じましたが、そんな彼女を認めてゆく小勝負のサポートも得て、向き合ってそれを見事乗り越えてみせた彼女の強さがとても印象に残る物語になっていました。
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公正取引委員会を舞台に、たたき上げ女子職員・白熊楓とエリート&イケメン職員・小勝負勉がタッグを組んで、悪質な独り占めを成敗する社会派ミステリ。王道エンタメ小説を目指していると公言するだけあって、馴染みのない「公取委」審査官たちの仕事ぶりがわかりやすく、奮闘ぶりがスリリングに描かれていてとても面白かった。こうやって体張ってる仕事している国家公務員の人もいるんだな。読了後に杏×坂口健太郎ダブル主演ですでに月9ドラマ決定してるとの噂を目にした。凄い勢いだな、新川さん。
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公正取引委員会が舞台になったお仕事小説。
警察や検察と比較して、なかなかスポットが当たりにくい公正取引委員会の仕事について学ぶことが出来て面白かったです。
新川さんの説明が丁寧なので、法律の知識がなくても楽しめます。
続編もありそうなラストだったので、次回作も楽しみにしています。
白熊さんと小勝負くんの成長をこれからも見届けたい!
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凄い。無駄のないスッキリとした文体、精密なストーリー展開、文句なしにうまい。そして面白い。キャラクターが徐々に生き生きと動き出し、夢中になりました。公正取引委員会の仕事を、このチームを大好きになりました。ラストの着地も完璧。心の中で拍手しました。新川帆立さん、凄い作家さんですね。他の作品も読んでみます。
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帆立さん待望の新シリーズの舞台は公正取引委員会。ノンキャリの審査官・白熊楓がバディを組むことになったのは、超ハイスペのキャリア組で楓と同期の小勝負勉。情に脆い楓とドライな小勝負の凸凹コンビ。公正取引委員会は名前だけは知っていても、その業務内容は殆ど知らなかった。そんな私でも問題なく楽しめるエンタメ小説で、一気読み必至の一冊。ラストもスカッとするやらニンマリするやら。さすが人物造形の上手い帆立さん。あのクソ彼以外はみんな魅力的だわ。これはぜひ続編出してほしい!
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公正取引委員会、また新たな職業ドラマが生まれる予感…と思いながら読んでいたら、既に坂口健太郎さん、杏さんのW主演でドラマ化が決定していました。
「正義」とは何か、「競争」とは何か、問いかけられることの多い内容は、どちらかといえばお人好しな白熊に共感してしまいます。そして、彼女が裏切られたり騙されたり、先輩や相棒となる小勝負と対話しながら成長しつつも性根のお人好しのまま前に進んでいく姿がとても好感が持てて眩しく感じられました。
「自分の足で立って戦うのは辛い」
日々、家庭や社会や学校などの枠組みの中で、どこか勝ち負けや上下関係など楽な方に流されて(流して)いるのではないかと衝撃を受けました。「競争」とは「一人ひとりの挑戦と試行錯誤が積み重なっ」た「プロセス」なのだという事を一つ武器にして、自分を立てる芯にしたいと思いました。
そして、二人のもどかしいきゅんのその後が気になって仕方ありません。続編を期待します!
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公正取引委員会が舞台の物語。名称は耳にするも仕事内容を初めて知った。弱小で地味だが、私達庶民のためのヒーローが今回の主役。体育会系女子と頭脳明晰男子が難航する事件を追う。読み始めは『元彼の遺言状』の剣持同様好きになれないヒロインだと感じたが、最後にはかなりの高感度。個人的には『元彼の遺言状』よりも面白かった。弱くても戦い続ける…めちゃくちゃ響く言葉だった。小勝負君にとても興味が湧き続編を期待したい。
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空手が強く、警察官になりたかったが、公正取引委員会に勤める白熊。公取委の仕事は「弱小官庁」らしく、大変そう。今作は、どう見ても絶対悪がいて、それに必死で食らいつきながら頑張り、最後はスカッとして大変面白かった。
白熊の性格に中盤イラついたりもしたけれど(笑)、ちょっと抜けている性格も、愛らしかった。
これも、剣持さんのように続いてほしい。また読みたくなる1冊でした。
読ませていただき、ありがとうございました。
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競争の番人 新川帆立 著
コマ切れで読んでもいちいちおもしろいです。確かに公取委の人が日々どう動いているかなんて、気にしたことなかった。でも「一人ひとりの挑戦と試行錯誤が積み重なって、経済が回り、社会がつくられている」中で「正義は勝つ」という信念で働けるなんて潔い。恋愛や結婚は今はちょっと面倒と思ってる人にもおすすめ。よし、仕事がんばろう、と思える。さて月9ドラマはどうなるか
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弁護士の剣持麗子シリーズも面白かったが、公正取引委員会を舞台にしたこちらの作品も面白かった。
キャラが立った登場人物たちに引き込まれ、「正義が勝つ」ラストに気分爽快。
仕事を頑張る女性が主人公というのも新川帆立作品の特徴かな。
正義のために公取委の仕事を頑張る二人の活躍をまだまだ見たいので、続編を希望。
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公正取引委員会って聞いたことはあるけど、具体的にどんな仕事してるの??
っていう人のほうが多いんじゃないかな?
もちろん私もそうでした。
これはその公正取引委員会が大活躍するミステリー。
はじめは難しいと思っていた単語や法律も、新川帆立さんの手にかかれば私でもわかるお仕事小説の一部に。特に後半のテンポの良さは小気味よくて入り込んでしまい、自分もダイロクの一員になった気分でした(笑)
実際に古い体制の業界などにはありがちかな?と思うような公正ではない取引も、こんなふうに成敗されたらいいのにな、などと思いながら楽しく読めました!
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公正取引委員会がどんなことをしているか考えたことなかったです。独占といえばモノポリーか桃鉄の方が先に出てきてますし、公正取引委員会が法律案とか規則を作って談合も贈収賄と同じ様に警察と検察が捜査していると思っていました。
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一気に読みだった。
電子書籍は目が疲れるのであまり集中し過ぎないように気をつけているのだが、目がしょぼしょぼしてもやめられなかった。
ドラマ化した著書をはじめ気になるタイトルが並ぶ新川帆立さんの本だが、職業柄というのか、敢えてそこには手を出せずにいた。
今回netgalleyで読む機会を得られ、読者を引き込むストーリー展開にドラマ化されるのも納得した。
二重三重の利権を握るホテル経営者の独裁ぶり、またそこを舞台にしたカルテルの実体に迫る公正取引委員会の身を呈した仕事振りに魅せられた。
一般市民にはあまり馴染みのない公正取引委員会。しかし、本書を通して市場の公平な競争を補償する正しい民主主義のため、地道な努力をしている組織だということがよく分かる。
お仕事小説としてもよく内情が分かり、中高生にも読んでもらいたい。
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企業の不正にイエローカードを出す公正取引委員会。白熊と仲間たちが繰り広げるウエディング業界の不正捜査。時には体を張り、バカにされ、警察ではないので順調にいかないこともある中で、あの手この手と、小勝負はいい仕事をするし、面白かった!公正取引委員会を知るきっかけになりますね。『元彼〜』に続いて大物キャスティングで「月9ドラマ」とは!帆立さんは女性版池井戸潤でいいと思う。白熊と小勝負のその後があるのではないか?!という終わり方だった。
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面白かった!
公正取引委員会が活躍するお仕事小説。
言葉としては知っていても、具体的なお仕事の様子を知らず興味深く読みました。
刑事小説のような推理や捜査はワクワクする展開で、登場人物とのやりとりも軽妙でグイグイ読ませてくれました。
そしてキャラクターがいいですね。
主人公の2人が反目し合いながらもお互いを認めていく過程。ラストが恋愛絡みで終わらないのもいい。ぜひ続編読んでみたいなぁ。
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全うにやっても人からは理不尽な評価を受ける職業。嫌われ役というか、損な役回りというか。でも、こういう人が踏みとどまらせてくれるから保たれる秩序があり、成り立つものがある。無法地帯にならずになんとか平和を保って暮らせるのはこうして支えてくれる人がいるから。
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『競争の番人』
公正取引委員会…なんとなく聞いたことあるけど、どんな仕事をしているかあまり知られていないお役所での物語。
主人公は、真面目で一本気なぜか付いてない空手が得意な白熊さんとエリートで頭が良くて皮肉っぽいところがある小勝負くん、そして、同じチームで働くメンバーたち。
警察でも検察でもない弱小官庁の公正取引委員会が、弱い立場の人たちの味方になって巨悪に立ち向かっていく。
相手が卑怯な手でくるなら、調査を重ねて正しい方法で対峙していくところが痛快だった。
弱いものイジメは許さない、正しい方が勝つ。
主人公チームのメンバーたちがカッコ良かった。
ドラマ化も決まっているようでどのように描かれるのかも楽しみ。
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カルテル、トラスト、コンツェルン・・・この三つ、社会で習いました。
この中の「カルテル」が出くるお話です。
あまり公正取引委員会のお話って聞かないのですごく新鮮でした。
閉じ込められた時の白熊さんがめちゃくちゃかっこよかったです。
小勝負さんの人間コピー機もすばらしい!そんな能力私も欲しい。
徹也、警察官なのにまじ最悪。
キャラがよくてドラマ向きなお話だと思いました。
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タイトルになるほどです。とても目の前の人の心理状態を分析するのが上手な主人公は、本人が思っているより公正取引委員会の素質があると感じました。読者としてとても応援したかったです。
2章の初め、とてもやさしいかれの姿に思わずキュンとしたものですが人生って悲しいなと思いました。
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公正取引委員会。名前は知っているけれど、その仕事内容や実際の仕事ぶりは全然知らなかった。
主人公である若手の職員の失敗や忘れられないトラウマの事件、私生活の不安を通し、そこで働く人々の葛藤、悲哀、奮闘、そして気概がとても伝わって、これから公取委のニュースを見るとちょっと注目して見るかもしれないなと思った。
主人公と母親との執着のような支配のような関係と、強い権力を持つ企業とその周辺で従わざるを得ない弱者側の構図をリンクさせていく描き方はうまいなと思いました。
これからどうなる?と続きが気になり、一気に読んでしまう。面白かったです。
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今作の舞台は公正取引委員会。審査官・白熊楓が同期で東大首席・ハーバード大留学帰りのエリート審査官・小勝負勉とバディを組みウエディング業界の暗部に切り込む。彼らのチームは悪を打ち負かすことができるのか…?あまり知らない公取の仕事もわかりやすく、凄く読みやすかった。楓が審査官に収まるまでのことや親や恋人との関係などちょっと読んでいてざらつく部分もあったが、それもいいアクセントになっている。小勝負との距離感が変わっていったり彼自身が見えてくるころには夢中でページをめくっていた。もちろん人により好みはあるだろうが、私は前シリーズより断然好き。こちらもシリーズになりそうなので楽しみだ。
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公務員なので公務員ネタの本には興味があってつい読んでしまいますが、今回はかなり異色の公正取引委員会がテーマ。確かに地味でイマイチ何をしているのか、同じ霞が関にいても接点もほぼなく、わからない役所ですが、本書を読んでかなり興味が湧きました。そういえば、入国管理局の人も張り込みしたりしていると言っていましたが、警察以外でも似たようなことしている役所って実はあるんですよね。理想と現実の葛藤なども描かれていて、ノンストップで読んでしまいました。続編期待したいです。
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公正取引委員会。
ビジネスにおいてリーディングカンパニーであれば嫌な印象が強いのかも。見せしめ的に吊るし上げられるような。
弱者を守るという点では正しいことなのだと思うが、たゆまぬ努力の結果築き上げた優位性というものもあるのかも。
なんて先入観を持って読み進めると、彼らも省庁の力関係に悩みながら取り組んでいるのかということも理解。
シリーズ化して様々な事件に取り組む事が期待される作品。
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公正取引委員会で働く主人公のお仕事小説。恥ずかしながら公正取引委員会という存在は知っていたものの、どんなことをしている組織なのかは知りませんでした。主人公は直線に突っ走るタイプ。正直もうちょっと考えてから動きなさいよ…と最初の方は思っていましたがだんだん可愛く見えてくる。相棒は頭が良くてイケメンで無愛想。今後の展開が気になるふたりで、ドラマも楽しみです。
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公正取引委員会の人たちの物語でした。正直どんな仕事なのかふわっとしか知らなかったのでお仕事内容に結構びっくりしました。張り込みしたり、尾行したり、突入したりw。 こんなハード系なのねと。
主人公の白熊楓さん。気は優しくて力持ちって感じの空手有段者で、情に厚い。とてもいい子なんだけど、時には非情にならなければいけない場面でも相手に寄り添ってしまう。それで馬鹿を見るんだけどね。読んでいると、甘い!甘いな~白熊ちゃん。仕事なんだからそこは割り切っていかなきゃと思ってしまって、イライラすることも。でも、自分の信じた道を進んでいこうとする姿に段々と がんばれ!って気持ちがむくむく~。報われないことがいっぱいだけれども それでも 掛けた情けは自分に戻ってきてる。彼女しかできない仕事ぶりに今後も期待でした。
相棒の小勝負さん。頭脳明晰で容姿端麗。なんでここに?って鳴り物入りで入局。すっごく割り切ってて、すっごく冷たい。情緒的にどうかとは思っていたんですが、これまた 白熊さんと一緒にいるうちに、人生イージーモードかと思いきやいろいろ思うところもあるみたいで ここら辺も もっと知りたいと思わせてくれましたね。
カルテルやら談合やらニュースで見聞きした事の裏側にはこんなに頑張っている人たちがいるんだと改めて知ることになりました。
競争って大事なんだなと。なんでも公平にみんな一緒にとかじゃなくて 等しく競争できる環境にしなくちゃってことなんだろうね。そこに勝ち負けはあるんだろうけど ずるしたりする人を排除して 純粋に勝負できるってことが一番だね。
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公正取引委員会が舞台のお仕事ミステリー。
ストーリーが進むに連れて、主人公たちはそれぞれ自分を見つめ、成長していきます。特に「白熊楓」の、毒親からの自立は注目です。
読み易い文章で、楽しみながらぐいぐい読み進めることができます。
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実のところ業務内容がよくわからない公正取引委員会が舞台のお仕事小説。頭より先に身体が動く白熊、いつも冷静な小勝負のやり取りがおもしろい。読んでいる途中にドラマ化の話を聞いたので、その後は役者さんの姿が脳内を動き回ってました。続編構想もあるそうだし、ドラマも楽しみ!
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舞台は公正取引委員会、名前は知っているもののイメージが湧かない組織。
相手の気持ちを慮って、なかなか非情になれず、失敗を繰り返す白熊楓。
超エリートの小勝負勉がやってきてコンビを組む。
冷静な判断をする小勝負だが、素っ気ない態度とは裏腹に意外に優しい一面を持つ。
小勝負に助けられながら、楓なりのスタンスで成長していく。
小勝負の「僕は強くありませんよ。弱くても戦っているだけです。戦わないと不戦敗になってしまう。勝てる見込みは薄くても、戦うしか道はない。」この言葉に共感。
楓と小勝負のこの後が気になる😊
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舞台は公正取引委員会。主人公の白熊楓は、聴取の難しさを痛感しながらも審査官として日々の仕事に邁進している。
今回ウエディング業界の談合や下請けいじめの調査を担当。検察でも警察でもない弱い立場の中、チームを組んで数々の妨害を跳ね除けつつ裏事情を暴いていく。
バディとなる小勝負勉は、留学帰りのキャリア組。息の合わないドタバタコンビが次第に理解し合う過程が面白い。楓自身の成長物語でもあり、仕事、母親、恋人との関わりから人となりが見えてくる。公正で自由な市場競争を守る「競争の番人」として奔走する楓たちを応援したくなった。
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公正取引委員会、名前は知っているけれどその仕事内容ってまったく分かってなかったんだなととても興味深く読みました。え、この後どうなっていくんだろう?先が気になり一気読みの作品でした。ドラマ化もされると言うことで、すごく楽しみです。
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今回の主人公は、公正取引委員会の審査官白熊楓。事情聴取をしていた人物が自殺。その責任を取らされ異動となり、そこでチームを組んだ東大卒のエリート審査官の小勝負と共に、ウエディング業界にはびこる価格カルテルの内部調査に乗り出す。真面目で正義感は人一倍強いのに、根はお人よしで相手から手荒く裏切られても、怒りの感情を表に出せない白熊。そういうところにややイラつくこともあったが、トータルで白熊は強くて、なおかついい人だった。小勝負との絶妙な絡みと、新天地での活躍を是非読んでみたい。続編希望です。
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スイスイ読めるのに、最後の最後までハラハラさせられる。さすが新川さん。
主人公の白熊さんのキャラが良くて、自然に応援したくなった。公取委って何をしているところなのか全く知らなかったので勉強になった。小説とか物語に対して有益かどうかを考えるすぎるのはどうかとも思うけど、おもしろくてためになるならそれは悪いことじゃない、はず。
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正取引委員会の審査官、白熊楓と公安の第六審査チームのお話。
検察でも警察でも税務署でもない公安とは?
留学帰りのエリート公取委審査官・小勝負勉が同じチーム配属。
白熊と小勝負との凸凹だけど絶妙のコンビ。
ガサ入れも警察捜査とかちあったりとなかなか思うようにならず‥
白熊自身の母の影響や確執などを経て、色んなことがなんとなく丸く収まる心温まるお話しに仕上がっている。
期待を裏切らない、清々しい笑いありで、一気読み必至の一冊!今
回もタメになる真剣な白熊とチーム仲間との抱腹絶倒ありの新川ワールド全開のおススメの作品!!
職場の図書室でも即買いしました。剣持麗子シリーズ同様、予約ひっきりなしの作品。映像化され益々絶好調!!
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地味で権力もなく、弱い立場の公正取引委員会。実は、ルールを守らない企業から私たち消費者を守ってくれるヒーローのような存在。名前を聞いたことはあっても、よく知らないという方におすすめのお仕事小説。この作品のおかげで、楽しく読みながら、公正取引委員会がどんな組織でどんな仕事をしているのかを理解することができた。お人好しで情に厚い楓と頭脳明晰で冷静な小勝負。正反対の2人が、絶体絶命のピンチを乗り越え、次第にお互いを信頼し、バディとしての絆を深めながら、気になる存在になっていく様子にもドキドキ。続編も楽しみ!