カレーの時間
寺地はるな
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刊行日 2022/06/08 | 掲載終了日 2023/03/31
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内容紹介
★書店員さん限定募集です!
「王様のブランチ」ほかメディアで紹介、大反響!
終戦後と現在、ふたつの時代を「カレー」がつなぐ、著者の飛躍作。
ゴミ屋敷のような家で祖父・義景と暮らすことになった孫息子・桐矢。
カレーを囲む時間だけは打ち解ける祖父が、半世紀の間、抱えてきた秘密とは――。
ラスト、心の底から感動が広がる傑作です。
〈担当編集者より〉
寺地さんが「これまでで一番大切な作品になりました」とおっしゃる作品です。
作中に出てくる「橋」という言葉が深く心に残ります。昭和の時代に、レトルトカレーをお客さんに届けた祖父の「橋」としての仕事は、書店員さんや司書さんのお仕事とも共通するものがあるかもしれません。
〈書店員さんからの感想(一部抜粋)〉
・「とても良かった!!わたしも書店員としてこの本を届ける『橋』になりたいです! 頑固者の身内がいる人は読んでほしい。きっと泣いてしまうはず」――未来屋書店碑文谷店 福原夏菜美さん
・「現代の価値観を反映させたホームドラマとしても傑作!」――HMV&BOOKS OKINAWA 中目太郎さん
・「ラストに向かって、静かな涙が止まらない」――TSUTAYA サンリブ宗像店 渡部知華さん
・「いい人だけど悪い人。好きだけど嫌い。そんな微妙な心の変化をすくい取るのが、寺地さんは抜群にうまい」――丸善ヒルズウォーク徳重店 熊谷由佳さん
・「何かあったときほど食べなあかん!」という祖父の言葉を忘れず覚えていようと思いました」――三洋堂書店新開橋店 山口智子さん
・「はちゃめちゃなおじいちゃんに泣かされた。辛みのなかに甘さを感じさせる、美味しいカレーのような物語」――今井書店 浜崎広江さん
・「100%正しい選択なんてない。ならば今このときを、あなたを大切にしようと思った」――未来屋書店高の原店 元尾和世さん
〈著者インタビュー〉
小説でこんなに悩んだことはなかった。でも「これだ」という言葉を見つけられたから、私としては100点満点
【インタビューの続きは関連リンクから読めます!】
◎著者紹介
1977年佐賀県生まれ。大阪府在住。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2021年『水を縫う』で第9回河合隼雄物語賞を受賞。他の著書に『今日のハチミツ、あしたの私』『大人は泣かないと思っていた』『夜が暗いとはかぎらない』『ガラスの海を渡る舟』『タイムマシンに乗れないぼくたち』などがある。
出版情報
発行形態 | ソフトカバー |
ISBN | 9784408538068 |
本体価格 | ¥1,600 (JPY) |