先祖探偵

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刊行日 2022/07/15 | 掲載終了日 2022/07/15

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内容紹介

「あなたのご先祖様を調査いたします」

大人気の新鋭作家による、令和の新たな「探偵小説」の傑作が、ここに誕生!

<内容紹介>

「私はどこから来たのだろうか」――風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所をひらいている。

「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりかもしれないので、調べて」など様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。宮崎、岩手、沖縄……。調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をしている風子。

いつか、自らの母を探したいと思いながら――

「私は、ひとりで生きている気がしていた」

新川帆立(しんかわほたて)

1991年、アメリカ合衆国テキサス州ダラス生まれ。宮崎育ち、東京大学法学部卒業後、

弁護士として勤務。2020年、第19回『このミステリーがすごい!』大賞を

選考委員満場一致で受賞。2021年、『元彼の遺言状』でデビュー。


「あなたのご先祖様を調査いたします」

大人気の新鋭作家による、令和の新たな「探偵小説」の傑作が、ここに誕生!

<内容紹介>

「私はどこから来たのだろうか」――風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所をひらいている。

「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりかもしれないので、調べて」など様々な、先祖の調査依頼が舞い込む。宮崎、...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784758400000
本体価格 ¥0 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

私もご先祖様を辿ってみたいと思いました。
お墓に刻まれている名前しか知らない人たちですが、各々の人生がちゃんとあったんだな〜と当たり前のことに気がつきました。
自分のルーツがどこにあるのか、今まではそんなに気にしてなかったけど、ご先祖様を辿ったら思いもよらぬ意外なことが分かったりするんですね。

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全五話。軽快なテンポで読むことができました。野良猫のように生きてきた風子。自分は、誰なのかを知るために選んだのが探偵になることだった。最終話に近づくにつれて、ハードボイルドになってきたのが良かったです。この続きも、ありそうなので楽しみです。

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とても面白かったです。読み進めるにつれて面白さが加速する作品として理想的な作りだと思いました。
連作短篇としての構成が非常に見事で感嘆させられました。本作の著者のことを作家推しして間違いない方だなと感じました。

本作は、先祖探偵の主人公が依頼で戸籍という個人のルーツを辿ることで、依頼人をはじめとした今生きている人間の関係性や人生が動き出す話です。読んでいて非常にポジティブで力が貰えます。子供から大人まで多くの方が読んで楽しめると思います。非常におすすめです。

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先日友達から熱烈におすすめされて「元彼の遺言状」を読み、何で今まで読んでなかったんだ!と慌ててワンナイト推理まで一気読みしたところでした。
捉えどころの掴みづらい風子というキャラクターが、章を追い、依頼人が満足すると同時に少しずつ自分のルーツと感情を理解していくような構成に、今作もノンストップで読みすすめました。
無味乾燥な存在である戸籍から匂い立つ、先祖の軌跡や繋がる感情…「戸籍」を題材にこんな物語を生み出す新川先生に感服です。読ませていただき、ありがとうございました!

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探偵の基本、戸籍調査。この戸籍をベースに過去と現在を繋ぐファミリーヒストリー。
地縁、血縁が暴きだす意外な真実。主人公自身の生い立ちのまつわるインパクトたるや。しかも終章が単行本化のための書き下ろしというのも驚きだ。目の付け所もよかった

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先祖探偵というタイトルにめちゃくちゃ惹かれて、読ませていただきました。
探偵物の作品が好きなのと、変かもしれませんがご先祖様が好きというかいつも身近に感じる生活をしているので、これは私にぴったりの作品だ!と(勝手に)思いました。
読んでみるとやっぱり面白い!
自分のルーツというかご先祖様がどんな方達だったのか、もしかしてすごい歴史上の人物だったりとか気になるものです。
そしてそれだけでなく様々な理由や悩みを抱えてやってくる依頼人。
現地調査で明らかになっていく事実が思いもよらないものだったり、予想のはるか斜め上をいくものだったりで、読んでいてワクワクが止まりませんでした!
全国各地のお料理も美味しそうで美味しそうで…もっともっと読みたいです!
そして、戸籍のこと。知らないことばかりでとても勉強になりました。当たり前だと思っていたことは当たり前ではないのかもしれませんね。
きちんと戸籍があって、曾祖父母のこともよく知っている私はとても幸せ者だと思いました!
ワクワクできてあたたかい、素敵な作品でした。ありがとうございました!

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読後感良く本を閉じる人が
多いと思いますが同時に
本を閉じてからも色々
思考を巡らす事になる作品。
ある事が当たり前になっている
人には真に分からない
戸籍制度というもの。
二重に阻害されて初めて
貴方と同じ出発点に立つ資格を得る
人の事を想像できますか⁉️

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1作めからすごかったけど、どんどん磨きがかかっている。法律の知識もいきているし、社会問題も提起している。人には皆先祖がいて、顔形などの遺伝情報から、いろんなやり方、食生活まで、記憶になくても受け継がれているものなのだなぁ。辿れば変な先祖がいたり、本家や分家、妾の子など、犬神家ぐらいのドロドロもあったかも。どんなご先祖さまでもきっと見守ってくれている。そんな気持ちにさせてくれる良い小説でした。それにしても著者の引き出し、広い。それぞれ卓越したキャラと全然違う環境下での活躍。アガサクリスティ並みに、いろんな探偵、シリーズ化しそう。

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タイトル通り、「先祖を探すこと」を専門とする探偵小説。
人、もの、ペットなどこれまで古今東西の探偵は色々なものを探してきましたが、”先祖”というのは新機軸で面白い題材だなと思いました。主人公がなぜそれを専門としたのか、そのバックグラウンドの作り方も上手いです。

本書に収められているのは5つの短編。
なぜ先祖を探すのか、それぞれの動機も工夫されていて、飽きずに読めました。
あと本筋とは関係ないですが、「自分の先祖は絶対に武士なんだ!」と頑なに信じて調査を依頼する馬場さんのめんどくさい感じが妙にリアリティがあって印象に残りました。
絶対こういう人、現実にもいそう笑

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面白くてイッキに読み終えました。
風子ちゃんの「先祖探偵」の仕事にも、生い立ちにも、心がジーンとしている自分がいます。幸せのかたちに決まりはないですね!離れることを選択した母と孤独に生きてきた娘。自分そっくりな母を見て風子ちゃんは孤独から解放され、先祖からのつながりを感じたのでは。

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先祖を辿る探偵というニッチな職業のお話、面白かった!戸籍があることが当たり前だと思っていたけど、それは幸せなことなんだと感じた。無戸籍の人たちに対する厳しい現実を初めて知った。
本題のテーマとは逸れるが、風子が調査に赴く各地で食べるごはんがとても美味しそう。しっかり食べて、しっかり働く。基本的なことだけど、風子の強さが垣間見れる。

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“前に進む手がかりは先祖にある!”

これは私が考えたキャッチフレーズですが、先祖(ルーツ)を明らかにしていく全5話のミステリー小説を十分堪能しました。

先祖調査を生業としながら誰よりも自分の過去を知りたいと願っている風子。
書類上の戸籍のみならず現地に出向き、地元の人から丹念に土地の歴史とともに聞き出す姿にこんなこともあるのかと驚くばかり。

顕著に表れるのが第3話で「先祖の声が聞こえる?!」。地元に語り継がれるリアルな体験に思わず心が震えてその後の展開も目が離せなくなりました。

一皮むけた風子は今後どのような探偵を見せるでしょうか。
明るく突き進む昌子さんの影響で風子はより成長すると思うので、昌子さんの登場とともに続編を楽しみにしています!

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今をときめく著者はてっきりミステリー専門と思っていたのですが、本作は社会派の香りのする作品に仕上がっているのでまず驚かされる。内容はネタバレになるので記すことはかなわないが「キミンは戸籍がとれないが、キジなら戸籍をとれるから」という悲しい定めがひとりの娘の運命を狂わせた世の不条理をリズムよく描かれている。本作の主人公も『元彼の遺言状』の剣持麗子のようになることを楽しみにしています。

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新川作品は何故面白いのか、のひとつに、常に読んでいる現時点が明解で、情景描写などはイメージが溢れ出て、まるで映像を見ているかのように奥行きを感じて読めること、があると思う。難解に置き去りにされず、楽しみながらサクサク読んでいける快感は、読後の満足感となる。また主人公がブロ、エキスパートとして多くを語らずとも着々と仕事をやり遂げるところも痛快。今作は、人のルーツを調査する先祖探偵の仕事を冷静にこなす主人公が、時に危険な目に遭いながらも、調査が難しい自身のルーツの解明に辿り着く話。今生きていることに感謝したくなるおすすめの1冊!

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面白い着眼点だな
先祖を辿る探偵
需要がありそうでなさそうなところはなぜ思いついたんだろうか?
人はどうしても孤独ではいられず、どこなりか繋がりを持っている
それを嫌がる人、心の支えにする人、確認して前に進む人色々な人がいるかも思うが、繋がりはどうしても着いてくる
なら味方にできるものは味方にした方がいい
先祖がくれるものは、先見の明なのか、過去の遺物なのか
難しいところだ

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タイトルを見て「霊的な」何かで探るのかと勝手に思っていましたが...全然違っていました(笑)。戸籍を手始めに先祖を辿って行く探偵、需要もその理由も結末もさまざまにちゃんとある。今まで当たり前過ぎて特段気にした事すら無かった『戸籍』について改めて考えさせられました。フィクションなのに、この探偵実際にどこかで暗躍しているのでは?

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「先祖探偵」という聞いたことがない職業に興味を抱いた。依頼人の先祖、ルーツを調べる仕事で、素人には中々難しいと思うけど確かに需要はありそうな気がする。それぞれの依頼人の依頼理由も面白かったし、主人公の風子自身のルーツや生い立ちにも戸籍という物の重さを感じた。自分のルーツを辿ってみたいような気持ちにもなった。知らないことでなおさらロマンを感じるのかもしれない。読みやすくてとても面白かったです。

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単純な好奇心から汚い野望まで、自分のルーツを知りたいと願う人たちに特化した「ご先祖調査専門探偵」の連作短篇。
調査先でのんびりいただくご当地グルメや持参する菓子折りがなんとも美味しそうで、存命の人をこっそり調査する探偵モノとの違いも出ていて斬新。孤児である主人公の繋がりを大切にする切実な想いが、不器用ながらも丁寧に依頼人に寄り添うミステリー。続篇にも期待。

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面白かった! 一気読みは久しぶり。
テンポもよくて、新たな領域だけに、興味をかきたてる、かきたてる!
おしむらくは、縦軸の謎がラストには解けてしまったこと。
これはもっともっとひっぱって、続編、続々編につなげてほしかったなあ。
それと、心霊系はまだいれるのは尚早というか、展開がぶれるというか。
とはいえ、すぐにでも連ドラにしてほしい小説でした。
ありがとうございました。

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「先祖探偵」というタイトルで初めに想像してしまった霊的・神秘的な内容ではなく、実直に一歩一歩家系図を遡っていく探偵の手法に新しい驚きがありました。(私の知見が浅いだけで、実際にはそういった調査をされている会社のサイトは以前からあるようでしたが)
作品が変わるたびに、新しい世界(職業)を見せて下さる新川先生の多才に脱帽するとともに、今回はハードボイルド要素も垣間見えて今までになくドキドキしました。
美味しそうにご飯を食べるシーンが印象的です。今回は、先祖を辿って地方を飛び回るので、ご当地の食事も楽しめました。
自分が何者であるのかということに悩まず(それに苦しめられず)に生きてゆければ、幸せかもしれませんが、「人の縁」というものを意識していきたいと思える一冊でした。

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近年、とくにコロナ禍で時間ができたことで、自分のルーツを知りたいと考えられる方が、増えているという話を思い出しました。先祖のことに特化した探偵をしている風子。物語に出てくる、先祖のことを探す登場人物たちの思いや意外な行動に驚きつつ、風子自身のルーツが段々判明し、その先の想いに触れたときに、やりきれないような思いが少しと、温かさを感じる一冊でした。

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立て続けにヒットを飛ばしていて映像化もされているらしい。現役弁護士が描くお仕事小説、だったり、公正取引委員会という現実的に何をしているのかよくわからない職員が巻き込まれるサスペンスだったり。
新作は、先祖について調べてほしい、という依頼を受けることを生業とする先祖探偵の女性。連載者で五話からなる短編集だが、それぞれ趣もトーンも違うのが面白かった。話はどんどん転がって、こういうことを書きたかったのか、と最後に輪が閉じるようにまとまる。。。構成なのだが、厳密には輪はちゃんと閉じられてはいない。
自分探しの旅。それが、大きな社会問題ともからめられている。
この人の話は読みやすいので誰でもスッと物語に入れるだろう。

第一話 幽霊戸籍と町おこし
第二話 棄児戸籍と夏休みの宿題
第三話 焼失戸籍とご先祖様の霊
第四話 無戸籍と厄介な依頼者
第五話 棄民戸籍とバナナの揚げ物

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自分のルーツを調べてくれる探偵に出会ったら、自分も頼んでしまうかも。「先祖が偉い人だったら」と想像すると、どんな人だったのか知りたいって思う人は多そう。そんな気軽な内容かと読み始めたら、実際にはいろんな理由で先祖を調べたい人が出てきて驚きました。探偵本人も自分のルーツを探していて、結末に至る理由も考えさせられるものでした。

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人付き合いの嫌いな風子が人のためになる先祖探偵の仕事をする。それが結局風子を過去から救う。謎また謎の連続で、ついつい一気読み。登場する土地の名物料理がまた美味しそうで…。風子と旅をして、ルーツを探る興奮が味わえました。

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当たり前のように感じていた両親、曾祖父母と繋がる自分のルーツ。
でももし、それがわからなかったら・・・。
私も知りたいと思う気がします。
たくさんの人に読んで欲しい。
考えて欲しい。自分の先祖を辿ること、辿れない人たちのことを。

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先祖探偵の邑楽風子(おうらふうこ)。自分の出自を知るために始めた仕事。幼いあの日、母から「名前も住んでいる場所も全て忘れなさい。何を聞かれても「分からない」と答えなさい。」と言われ捨てられ、施設で過ごした。私はいらない子供として捨てられたのか?母を探すべきなのか?風子と同じ立場なら、自分はどうするだろう。「幽霊戸籍」「棄児戸籍」「焼失戸籍」「無戸籍」「棄民戸籍」と戸籍を持たない人がいるのに驚くも、無知って事か…💧これも映像化できそう😊中島京子さんの『やさしい猫』を思い出す。

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どこからきたのか、どんな生き方をしてきたのか。自分ではない自分の話。その生き方があったから今の自分がいる。そういう繋がり。繋がりがあって生きているということ、それをもっと興味を持って、自分にも興味を持って生きるべきなのかもしれない。辿ること、知ること、そして生きること、その大切さをもっと感じた方がいい。

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こういう、地道に足で稼いで
調査をしていくミステリーが大好きです。
それぞれ独立した話でありながら
きちんと繋がって謎が解けていく感じも
とても良かった。
非科学的と言われるような要素の絡んだ
謎解きもあったけど
そもそも先祖をたどっていけば最終的には
創世の神様にまで行き着くわけだから
矛盾や興醒めは感じませんでした。
逆にエンタメ要素として面白かったと思います。

『戸籍』とは、普段考えないけれど
無いと当たり前に生きることさえ
困難になるような重要なものなのだなあと
考えさせられる、社会派的な要素もあり。
風子や登場人物との
救われるようなやり取りもあり。
メリハリの効いた面白い作品でした。

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生きている人間を探すのではなく、先祖を探す専門の探偵が主人公。
私たちにとって身近な【戸籍】について学ぶことが出来る作品です。
元彼の遺言状とも競争の番人とも雰囲気がガラッと変わりますが、エンタメ要素もたっぷりで面白いので頁を捲る手が止まりません。
ただ依頼人のルーツを辿るだけでなく、日本各地の美味しい食べ物の描写も楽しむことが出来るので、旅行気分も味わえます。
今まで新川さんの作品を読んだことがないという方にもおすすめです。

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『元彼の遺言状』『競争の番人』の2作読んだが、今作は全く違う感じのする作品だった。主人公は先祖を探す『先祖探偵』。探偵自身もワケありな感じだ。先祖を探す時にはまず戸籍を辿っていくらしい。普通に暮らしていると戸籍があるのを意識する事も無い程に当たり前になっているが、本作を読んで様々な戸籍の状態を知る事が出来た。コメディ色が無く、何となく哀愁漂う感じがして今までに読んだ3作品の中では1番好き。所々で出てくる食事のシーンではあまり美味しさが伝わって来なかったのが少し残念。

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探偵さんって思っていたより足で稼ぐんですね。先祖とつけばなおさら、超能力のようなことをしているかと思っていたので、彼女の努力が先入観のためとても伝わりました。
新川帆立さんのキャラクターには新しく、仕事はする、でものんびり旅気分、美味しいものには目がないチャーミングな女性像。グルメ要素だけでも充分に成り立つほどです。

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新川さんにハズレなし!と、未読の方に伝えたい!

今回は、「先祖探偵」という不思議なタイトル。その名の通り、先祖、ルーツを探るという仕事をする風子が主人公。実は、風子こそが、母と生き別れて以来、施設で育った、先祖を知らない人なのだった。
ミステリー要素(特に後半はそれが強まる)は勿論、調査依頼を受け、全国各地に出向くので、旅小説の部分もあり、多くの人が楽しめる作品になっている。
ぜひシリーズ化をお願いしたい!

#先祖探偵 #NetGalleyJP

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今まで意識したことのない切り口ですよね。先祖。男性が好きそう、くらいなイメージで。
主人公の風子は、自分の母を探すために先祖探偵を名乗る。
個人の力でここまで先祖を辿れることも驚いたが、無国籍の生きづらさや、田舎の集落の恐ろしい閉鎖性、学校カーストに家庭不和も読んでいて、辛い。
先祖というか、自分のルーツって普段は意識しないけれど、その存在があって今の自分がいるっていう、当たり前の事実と、でも、今を生きているのは唯一自分なのだから、シャキッとしようよ、というこれまた当たり前のことを気づかせてくれる。
夏休み、子どもと一緒にルーツを辿ってみようと思いました。
風子のそれからも是非。

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一風変わった探偵、先祖をたどること専門の探偵業を営む邑楽風子。新川帆立さん、やっぱり目が離せない。確実に深く広く、進化していると感じます。
依頼を受ければ、全国どこへでも調査に赴く。そうしながら本当は自分を捨てた母を探す目的もある。ご当地のうまいものをさらりと紹介し、自ら選ぶジーンズもこだわりのブランドだったりする。そんな細かなところも目端が利いている。
先祖をたどることは直ちに自分に結びつくことではないが、戸籍から窺える顔さえ知らない先祖の暮らしぶりや気性を、物珍しくも親近感を持って向き合う時、人は自分のルーツに一抹の安堵を感じるようだ。
各章リンクするところもあり、徐々に風子自身の過去に迫っていくあたりはじんとするやら、どきどきするやら。親の勝手、親の愛情、風子を思う心がそこにあったことに感動を覚えました。
なんだか生きていることの不思議さえ感じます。戸籍というものが実に多くの物語を孕んだものであると感じ入りました。

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社会の仕組みには穴がある。嵌まり込んだら、自ら抜け出すのは至難の穴だ。
手助けがあれば、出られる。でも泥濘に自分の膝をついてまで助ける人はいない。助けられる力のあるポジションの人は、その煩わしさから目をそらすために穴の中の人をワルモノだと断じる。

この小説はそこにスポットをあててくれた。しかもエンタメとして。すごい。

読み終えて思い出したのは、強制収容所に向かう走る列車の高い窓から、親の手で、外に投げ出されて助かった赤子の逸話だ。

そうか、小説には、こんなテーマを問いかける力があるんだな…

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自分のルーツを探してくれる、探偵事務所。
ルーツを知るだなんて、NHKの『ファミリーヒストリー』みたいで面白い!

探偵・風子が、先祖を探して日本中を飛び回り、その土地の美味しいグルメもさりげなく出てくるところもよかった。
あの卵焼きはいつか絶対に食べてみたい!

歴史を辿るような話だけではなくて、さまざまな理由で戸籍がないまま日本で暮らしている方の実情も描かれており、考えさせられた。天涯孤独の風子自身のルーツには泣けた。

連作短編で、それぞれミステリーになっており、面白くてイッキ読み。
ぜひ、シリーズ化もしてほしい作品でした。

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『元彼の遺言状』未読のまま。
メディア化間違いなしと思っていたが、
なんとなく手が伸びず、、
だかこちらは新しい切り口の探偵でそそられた。
だれもがさまざまなビハインドがある。
自分の感知しない部分にまで。
『だったら自分には関係ない』わけないんだよな。

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「先祖探偵」その名の通り、ルーツをたどりご先祖様を調査する。
新たな探偵物語始動!
全5話。テンポよく面白く読み進めました。
4話5話と無戸籍の人たちの話では、社会の仕組みや自分の存在がたった紙切れ一枚で左右されてしまう理不尽さに悲しみと戸惑いを覚えました。
今まで考えもしなかったですが、実際思っている以上に無戸籍の方たちは存在しているのでしょうね。

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タイトルだけでも心を惹かれるのに、食い入るように読んでしまいました。
先祖を調べて欲しいと依頼してくる人々の抱えるさまざまな事情、調査中に複雑に絡み合う人間関係に直面しても、鮮やかに推理し、淡々と仕事をこなす風子。そんな生き方の中に本当に求めているものを得られない満たされない気持ちを感じることも。
調査方法も興味深く、結果も驚くようなものばかり。でも、一番胸に迫るものがあったのはラストに辿り着いたひとつの真実。
自分のルーツを知りたい。先祖を調べてみたいなどと考えたことはあっても調べることなんてないだろうと思っていましたが、この作品を読んでかなり興味がわきました。
今回も好奇心が刺激される作品。続編があれば楽しみです。

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自分のルーツとは、なんて今まで考えもしませんでしたが祖先について知りたくなりました。と、言ってみましたが、いざとなると主人公のように怖気づいてしまうのかもしれませんね。先祖を調べるだけでなくしっかり探偵であること、古い書物や電話帳から導かれる謎解きは図書館員にはたまりませんでした。日本独自の戸籍にまつわる情報も勉強になりました。

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今をときめく人気作家の新作とくれば、読まぬ手はない、その期待を十二分に満足させてくれた1冊だった。公正取引委員会の次は、ご先祖様専門の探偵業者?!著者の引き出しの多さに、またしてもやられた。ある意味飄々としている風子に違和感があったが、終盤明かされた真相でなるほどの着地点。丁寧に土地の味覚、素材、舌触りについての描写も今回あらたな試みなのか、非常に印象的だった。

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先祖を調べる先祖探偵。
自分のルーツを探る理由はそれぞれ。
知らない方がよかったことも、
知ってよかったと思うことも、それぞれ。
必ず人は誰かから産まれている。
それがわからないと、自分の存在が揺らぐ気がする。
単なる先祖探しで終わらない物語。

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前回の公取の話といいニッチな職業シリーズにでもするのかな?
と思いきや気づけば風子自身のルーツを辿る話になっていくという。

戸籍がないと日本では職業に就く事すら困難な道となるがなかなか門戸は開かれておらず…それだけ悪事に使われてしまうリスクもあるのかな。なんて事を思いながら読んでたわけだけど、なのにまさかそんな道があるとは…目からウロコでした。

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依頼者の先祖を辿る”先祖探偵”なる仕事をしている主人公の1話完結もの。
自分の先祖を辿ってほしい理由は人それぞれだがそこにあるドラマがおもしろい。
生まれ育った土地柄もあるだろうがわたし自身、民族性が希薄なので自分の先祖がどうこうという興味はないのだかれど、作中に戸籍の話とか社会問題なども出てきて勉強になった。
とはいえ小難しいことはなく、非常におもしろいし読ませる文章なのでさくさく読めてしまった。
最終章、主人公の出自がわかるかもって場面で先が気になりすぎてうっかり地下鉄乗り過ごすところでした。

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ネットギャリーで、著者の公正取引委員会を舞台にした小説を先日読み終えたばかりなのだが、これから刊行する作品も読ませて頂けるとあり、早速リクエストした。

今回もその内容に引き込まれ、一気読みだった。

先祖を探す、という依頼を受ける一方で自分のルーツも探している風子。
風子が引き受ける案件を読んでいくと、先祖ってそんなところまで辿れるのか⁉︎と驚くとともに、賛否はあるが、日本の戸籍制度があればこそだということが分かる。
また地方郷土史に詳しい人物がいるというのも、すごいことだなあと思いつつ、こういった地味な活動はだんだんと途絶えていってしまうのではないかとも思う。

また、無戸籍というのも最近よく社会問題として取り上げられているが、作品を通して、多様化が進む中でこの戸籍制度がそのままの形で続けられることへの疑問も投げかけているように感じる。

読んでいて3ヶ所ほど誤字、誤植と思われるところがあった。刊行までには訂正されているとは思うが、念のためここに記しておく。

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探偵でも調べるのは先祖について。
事件ではないけれど、いろいろな依頼がある。
いやある意味事件なのかもしれない。
途中、家系図を載せてくれるのは分かりやすかった。
主人公の風子自身、親と生き別れている。
依頼をこなしながら、母を探す。
依頼ごとに地方へ行くことで、いろいろな料理が出てきて
これがまた、おいしそう。
この作品も映像化できそうですね。

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今回も本を読む手がやめられない止まらない。一気に読破してしまいました。
あなたの「先祖」を探す探偵・風子が主人公ですが、風子自身も自分の生い立ちや
「両親」「先祖」を探していくお話です。
自分のルーツをたどる事は、過去を学び未来に活かす事に繋がるなあと思いました。

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『先祖探偵』を読む前に、小説として無戸籍をテーマにしたものを最近続けて読みました。
物語は社会を映す鏡のようにも感じてきます。
戸籍があるのが当たり前過ぎて「私はどこから来たのだろうか。」と考えたこともなかったことに気付かされました。
先祖を探す探偵という特殊な仕事を請け負う風子。
様々な依頼人のルーツを探ることも面白いのですが、
彼女が孤独を当然として生きてきたこと、そしてルーツを知りたいと願う一方で、現実を知ることを恐れる複雑な気持ちが描かれていて
とてもよかった。

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「先祖探偵」ってなんぞや?なとても興味惹かれる題名ですよね。読んでみればなるほど。調査員みたいな探偵って感じでした。実際ありそうなんだけど職業としてあるのかな??あったらおもしろそうだよね。でも正直自分の先祖の事ってそんなに知りたいものなのかな?
 って感じに読み始めましたけれども おもしろかったです。五編からなる物語で、探偵の風子さんが自分の母親を探しながらの探偵業。それぞれの依頼者の依頼内容が興味深かく考えさせられました。
 戸籍って住民票とかとるときくらいしか関わりなかったと思うのですが こんなに多種多様な戸籍があって、知らない事だらけで 勉強にもなりました。
 ある依頼での戸籍がないってのが辛かったです。戸籍ないとなんにもできないんだなと。そりゃそうなんだろうけど 出生届ってのがどうしても出せなかった事情と配慮してもらえたらいいのにね。
 そのやり取りがあってからの風子さんがどうしてお母さんから捨てられたかがわかる。そうゆうことだったのか。どちらも辛いんだけど その中でもせめていい選択をしようとしてくれたんだなと。

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依頼人の先祖を辿る探偵・先祖探偵。

今までの新川さんの、小気味の良くサクサクと事件を解決していく作品とはちょっと違う感じで、新たな作風というか、こういう感じもとっても良かったです!

自分のルーツを知ること…
会ったこともないご先祖様だけど、
確かに存在していて、
色んな思いを抱いて、
その時代を一生懸命に生きていた…
そして、そうやってご先祖様が必死に生き抜いたからこそ、今の自分がいる…

心に染みる話が、
こういう切り口から読めるとは。

そして、ここは流石、新川さん。
先祖を辿りながら、
戸籍にはらんでいる問題を提起してくれています。戸籍にはらむ問題を提起するために、こういう作品を書かれたのかも?
知らなかった!
そして、そこには理不尽もありました。

さらに、先祖を辿るため、宮崎県日南市、愛知県設楽町、岩手県遠野市…などなど、日本全国を訪れ、その地の郷土料理や、持参した東京土産が描かれていて、それがまた美味しそうだったり、知らない手土産だったりして、ガッツリメモさせてもらいました。

ラストで明かされた真実に、ホロリとしてしまいました。新川さん作品は全て読んでいますが、泣いたのは初かもしれません。

とても素敵な作品でした。

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作品名に惹かれて読ませていただきました。非常に面白い作品でした。
もともと、ご先祖様や仏様については興味があったので尚更こちらの作品に出会えて良かったです。
『ご先祖様』と聞くとやはり『幽霊』や『怖い』というワードが頭をよぎる方がいらっしゃるかもしれませんが、こちらの作品は、ご先祖様への感謝の気持ちや戸籍謄本などについても学べるお話でした。
自分のご先祖様についてももっと知りたいと思いました。

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文字通り依頼者の先祖を調査する探偵のお話。
自身も親の顔を知らず出生に謎を持つ遺児戸籍である。
様々な理由があって出生届を出せなかったために起こる無戸籍。最近になってようやく耳にすることが多くなった気がする。初めて聞いた時は衝撃的だった。
安全平和とされている日本にこんなことが起きているとは。
日本人と証明できないと戸籍が作れなかったり手続きはこんなにも大変なんだと思い知らされる。
出張先の各地で食べるご飯も美味しそう。
新川さんのどの作品も面白いけれど、他の作品との違いはお腹が空くこと。食べ物の描写がたまりません。
自分のルーツも調べてみたくなるそんな作品でした。

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先祖探偵 新川帆立 著
ファミリーヒストリーなるテレビ番組を観て、好奇心から先祖をたどってみたいと思っていた。「一人で生きているような気がしていた」先祖探偵の風子は事情を抱えた依頼人達に寄り添ううち「自分がどこから来た存在なのか」自身のルーツの謎にも迫っていく。一枚の紙切れの戸籍が人生を左右するさまや、無国籍の実情を深掘りしていて考えさせられる。やはり孤独であることは無理、なのかもしれない。

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面白かった!
戸籍や家系についての学びもあったし、先祖探偵に依頼せざるを得ない人たちの事情も物語を面白いものにしています。
とりあえず風子自身のルーツを探す旅は終了したけれど、先祖探偵を必要としている人はたくさんいるはず。シリーズ化希望。

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過去へ過去へと遡りながら、その道が現在、そして未来へとつながっていく不思議を感じた。誰もが、どこから来てどこへ行くのだろう。先祖について解き明かす探偵の物語であるのと同時に、社会派としての側面も持ち合わせた、実に読み応えのある傑作である。

映像が目の前に浮かび上がるようなリアルさ、巧みなストーリー展開に重厚な人物造形。著者のこれまでの作品と同様に、映像化を望んでしまうのは私だけではないだろう。

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