王さまのおうごんのひげ

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刊行日 2022/06/25 | 掲載終了日 2022/06/30

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内容紹介

昔むかし、まだ地球がホットケーキみたいにまったいらだと思われていたころ、おうごんいろにかがやくひげの王さまがいました。ごじまんのうつくしいひげのために、王さまはとんでもない法律をつくってしまいます。王さまのひげはどんどんのびつづけ、国のはしっこをこえ、海をわたり、世界をぐるりとまわっておしろにもどってくるのですが…。

【対象年齢:5歳~】


昔むかし、まだ地球がホットケーキみたいにまったいらだと思われていたころ、おうごんいろにかがやくひげの王さまがいました。ごじまんのうつくしいひげのために、王さまはとんでもない法律をつくってしまいます。王さまのひげはどんどんのびつづけ、国のはしっこをこえ、海をわたり、世界をぐるりとまわっておしろにもどってくるのですが…。

【対象年齢:5歳~】



出版社からの備考・コメント

クラース・フェルプランケ 作 岡野佳 訳 
305 × 253 ミリ ・36ページ

クラース・フェルプランケ 作 岡野佳 訳 
305 × 253 ミリ ・36ページ


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759822625
本体価格 ¥2,000 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

わがまま勝手な王様が最後は改心する話かと思いきや、衝撃的な終わり方をするお話でした。
ただ、こういうブラックな感じといいますか、不可思議な感じといいますか、そういったオチの話が私は好きなので、私と同じような人に勧めたい本です。
最後の、王様に対する周りの無関心さ(王様より地球について語っている様子)や、新しい王様の最後の言葉のあと、最後の最後に「わたしの金色の かわいい太陽へ」と一言添えているこの感じが、なかなか衝撃的で大好きです。

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地球がまったいらだと信じられていたころのお話。
長い長い、果てしなく長い黄金のひげの王さまのおさめる国のお話。
自分のことが大好きな王さまは、日がな一日鏡に自分をうつしてはご満悦だが。その国にはたくさんの人や動物も住んでいる。あまりに自分が好きすぎてみんなはとっても困った目にあう。

一度見たら忘れられなくなりそうなダイナミックな楽しい絵。
隅々まで眺めると、いろいろなものが見つかる。

まっ平らな地球。
王さまの長いひげ。王さま以外誰もひげをはやしちゃならない。
どんどんどんどん伸びるひげ。
果てしなくのびると最後はどうなる・・・?
地球は本当に真っ平?

(これだけ書いてもちんぷんかんぷん😁
これは絶対に読んで楽しんでみるべきです!)

この寓話は何を言わんとしているか・・・?

答えはいろいろ思いつく。いろんな答えがあっていい。

みんなで読んで、見つけたものを話し合うのが楽しそう。

裏表紙の小さな絵はどこかで見た、なんだこれは?と心に引っかかった。
この兵士の持っている変なものはなんだろう?
慌ててページを繰り直してわかった。なるほど。
壁に絵画が並べてあるページと繋がっている。
Who's to blame when a vain,
heedless king meets his comeuppance?
He is, of course!
表紙を裏返すとこう書いてあった(ゲラにはこの頁はありませんでした)。
王さまは最後大きなどんでんがえし?しっぺ返し?ブーメラン?をくらうのだが、そもそもこうなったのは誰のせいかな・・・・?と考えさせるエンド。

ちょっとでもひげを生やしたもの(男でも女でも動物でもなんでも!)は
ひげごとちょんぎられてしまう!
その頁はこうなっていた。しかもボールドになっていて、日本語にはハサミ云々の下りも、cut into piecesのくだりもはっきりとは書かれていない。
少し雰囲気がかわると感じるのは気のせいだろうか・・・
言葉の選び方にもいろんな工夫が凝らされているのを感じる
Whoever dared to break the law and grow one single little hair
on his or her face would be cut into a thousand pieces
with a pinchy pair of nail scissors!
Barbers and bladesmiths flourished.
Every chin and cheek
in the land was as smooth and soft as butter.

The King's Golden Beard
by Klaas Verplancke

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なんて皮肉なお話でしょう。自分が作った法律に自分が滅ぼされるとは!?自分が笑い者にした研究者の仕事を、自分で証明することになるなんて!
黄金のひげは、権力の象徴。この世で我ひとりに許されたステータス。
効きすぎたブラックなユーモアが、どこか寒々しく笑えないのは、世の中にこういうことが、まま蔓延っていることをわたしたちは知っているからでしょうか?

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表紙の兵士の絵と色合いに惹かれた。デフォルメされた絵が可愛くて、読んでいくと王さまはちょっとこわい。そこが魅力の一つだと思う。
大きな口が印象的な王さまが、どんな目をして自分を見て世界を見ているのか、想像が膨らんでいく。
王さまが作った法律と、それを忠実に守る兵士たちを通じて、法律ってなんだろうと考えるきっかけになる絵本だ。

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王様が制定した法律が
王様を守るどころか
王様の存在を消してしまう

法の支配は統治者の利益の為にあらず
為政者が行う不当な仕打ちからの
防御の役割を国民に与える

ラプンツェルの髪よりも伸びるひげ版の
くらやみきんしの国の様相を呈していた。

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